カウチサーフィン(CouchSurfing)と愉快な仲間たち

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スコピエ~オフリド湖(マケドニア)

スコピエ~オフリド湖(マケドニア)


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カウチサーフィンのホスト、アナと。
スコピエには2泊したのですが、彼女の家には1泊しかできませんでした。

スコピエはあまりおもしろそうな街ではなかったので、2泊でじゅうぶんだろうと思っていたのですが、ちょっともったいないことをしたかな、と反省しております。

たしかにスコピエの街自体はそれほどたいしたことなかったのですが、ホストのアナはよかった。
カウチサーフィンを利用して旅をしていると、そこで出会った人の印象が、その街の印象にかなり大きな影響を与えるのです。

知的なのに情熱的。
繊細なのに豪胆。
いろんな面を併せ持つマケドニア人女性というのは、スラヴ民族の中でも、かなり強烈な特色があるように見受けられました。

その土地土地に住む人を観察しながら旅をするのって、ものすごくおもしろいです。
やっぱり私はカウチサーフィンじゃなきゃ旅行できないや。


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今日は平日なので、当然アナには仕事があるのですが、忙しい中、私に朝食を付き合ってくれました。

マケドニアの朝食といえば、やはり「ブレキ」だろう、ということで、彼女が連れてきてくれたのがここ。
ブレキというのは、ようするに「パイ」なのですが、朝からなかなか濃いーなー。
マケドニア人が彫りの深い顔立ちをしている理由がわかったような気がしました。



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今日は朝からすがすがしい快晴。
スコピエの街を見下ろす山の頂上にはミレニアム十字架がくっきりと見えます。
その十字架を眺めながら食べるバルカン名物のブレキの味はまた格別です。

スコピエを離れるのがもったいなくなってきました。
というより、アナと別れるのが名残惜しいというべきか。


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なんとなーく、「スコピエ~オフリド」って書いてあるような気がする。

このバスの運賃、ガイドブックに載っている値段よりかなり安かったです。
普通、ガイドブックの情報よりも価格が上がっていることの方が多いので、安かったりすると不安になります。
ほんとにこのバスであっているのだろうか。


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鉄道網があまり発達していない東欧では、ミニバスが市民の重要な足となっています。
なので、通常、車内はかなり生活臭がただよっているのですが、オフリド行きのバスは違います。

まず、乗客の年齢層が若い!
おまけに肌の露出度が高い!
日焼け止めや香水の匂いがプンプンする!

もうね、なんとも言えない解放感にあふれているんですよ。
オフリド湖といえば、東欧屈指のリゾート地(らしい)。
夏のバカンスに向かう人々の熱気で、ミニバスの中はムンムンとしています。

わけのわからない熱気にやられて、つられて私もなんだか興奮してきました。
もしかしたら、ひと夏のアヴァンチュールが待ってるかも?!


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スコピエ~オフリド間のドライブは快適そのもの。
カラッとした天気で、窓の外を眺めるのが気持ちいいです。

マケドニアにはなにもないけど、こののどかな風景が私は好きです。
山と山の間に小さな村落が点在しています。
家と家の間も広く離れていて、日本とは大違い。


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こんな小さな集落にもモスクが存在するんですね。
ここの人々はよほど信心深いようです。


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途中のバスターミナルで車が停まります。
外に出て体を伸ばすのが気持ちいい!

いかにも夏らしい空の下、山の稜線がくっきりとしてきれいでした。


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ここで別の車に乗り換えです。
オフリドから来た乗客と、スコピエから来た私たちとがそれぞれのバスを交換する形となりました。

なんだかよくわからないけど、めんどくさい。


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そうこうしているうちに、オフリドに着いたようです。

「オフリドだ。ここで降りるか? それともバスターミナルまで行くか?」

と聞かれたのですが、とっさには答えられませんでした。
私はあまり綿密な計画をたてるタイプではなく、いつも着いてからその場で考えるからです。

あわてて地図を見ると、どうやらオフリドのバスターミナルは街の中心部からはかなり離れた所にあるようです。
ここで降りることにしました。

しかし、その前にすることがあります。
現在地を確認せねば。

というのも、以前私はラオスで、変な所でバスを降ろされて、その後数時間、重いリュックを担いで歩くはめに陥ったことがあるからです。

運転手を捕まえて、「ここはどこだ?」と聞いたのですが、「オフリド」という答えしか返ってきません。
そんなことはわかってるんだよ。
ここはオフリドのどこなのかを聞きたいんだ!

地図を見せて現在地を示すように促したのですが、なかなか要領をえません。
地球の歩き方に載っている地図は、通り名が現地の言葉で表記されています。
それなのに、彼は地図上で現在地がどこかわからないようです。
地図の読めない運転手の車に乗っていたのか、俺は・・・

悪戦苦闘したあげく、運転手は地図を指さしながら答えました。
「ここだ(と思う)」

彼の口ぶりはいかにも適当で、まったく信用できません。
(そして実際、彼は間違ってました。後でわかったことですが・・・)

それでもまあ、ここで降りることにしました。
今夜の宿を予約してあるわけでもないし、まだ日没までには時間があります。
なんとかなるでしょう。



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バスを降りたとたん、一気にテンションが上がります。
いかにも南国!といった雰囲気がビンビンと伝わってくるんです。

たしかギリシャもこんな感じだったような気がする。
気候風土が似ているのだろうか。


タクシーの運転手が何人か寄ってきましたが、地図を見る限り、オフリドの街はそれほど大きくはありません。
タクシーを使う必要はないでしょう。

そして、怪しげなおじさんも近づいてきました。

「今夜の宿はもう決まってるのか? まだならうちに泊まればいい。湖からは近いし、値段も安いぞ」

どうやら彼は、プライベートルームの勧誘に来たようです。
プライベートルームとは、日本でいう民宿のようなもので、バルカン諸国では利用する機会が多いです。

ちなみに、地球の歩き方のマケドニアの項にはこんな記述があります。

「マケドニア人は気さくで旅行者に親切な人が多く、プライベートルームでの宿泊は、宿主の家族にお茶を誘われたり、ときには食事に誘われるようなことも起こりうるなど、一般のマケドニア人の生活に触れられるまたとない機会となりうる」


おおー。なかなかおもしろそうです。
だが、問題は値段。

ところが、このおじさん、なかなか値段を言わないんです。

「とにかくうちに来い。実際に部屋を見てから料金の話をしようじゃないか」

あ・や・し・い。
怪しすぎる。
こういう場合、値段は相場よりも高いにきまっている。

おじさんとの交渉を打ち切って、歩き出そうとしたのですが、このおじさん、なかなかしつこくて、私を離してくれないのです。
「だからいくらなんだよ!」
それがわからないかぎり、交渉のしようがありません。
何度もしつこく聞いて、やっと答えてくれました。

「7ユーロ」

7ユーロ?
安いじゃないか。
なんで最初からそれを言わないんだよ。

地球の歩き方には、プライベートルームの相場は1500円くらいからと書いてあります。
だとすると、7ユーロはかなりお得じゃないか。

はっ!
「もしかしてドミトリー?」

おじさんに問いただすと、やはりドミトリーでした。
しかもすでに3人ほど同宿の人間がいるというではないですか。

あぶないところだった。
ドミトリーなら安くて当たり前じゃないか。
やはりこのおじさん、かなりのくせものだな。

「ちょうど日本人も泊まってるぞ。うちに来いよ」

この一言で、私がドミトリーに泊まる可能性は消滅しました。
なんでマケドニアまで来て日本人とつるまなきゃならないんだよ。

「ドミトリーはいやだ。 個室ならいくら?」

と聞いたのですが、やはりおじさんは答えません。
「部屋を見てから話し合おう」、の一点張りです。

疲れた。
もういいよ、あんたのとこで。


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ここが、今夜私が泊まることになったプライベートルーム。

個室を見せてもらうと、なかなか豪華です。
値段もかなり安い!
なんで最初から言わないんだよ。
この値段なら即決したのに。
まったく時間の無駄だ。

私はこの個室に決めたのですが、おじさんはまだ不服そうです。
「なんでドミトリーにしないんだ?」

普通、バックパッカーは1円でも出費を切り詰めるために、ドミトリーに好んで泊まります。
私の身なりはみすぼらしいから、おじさんも親切でドミトリーを勧めているんだろうと思っていました。

でも、どうもその口ぶりから、彼は別のことを心配しているようです。
どうやら彼は、私が女を買ってこの部屋に連れ込むことを警戒しているようです。

そんなことするかよっ!
(そもそもそんな金は無い)

自分がそんな目で見られていたのかと思うとショックでした。
もちろん私はそんなことをするつもりは毛頭ありませんでした。
この時は。

しかし、このおじさんの心配は、単なる杞憂ではなかったのです。
(詳しくは別の記事で)


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時刻はすでに夕方でしたが、せっかくオフリドまで来ているのに部屋に閉じこもっているなんてもったいない。
ヨーロッパの夏は一日が長い。
軽く湖まで行ってみることにしました。

私の予算は限られているので、リゾート地はあまり好きではありません。
物価は高いし、おしゃれに着飾った人々を見ていると、なんだか自分には場違いな気がするからです。

でも、このオフリドは違います。
東欧屈指のリゾート地でありながら、それほどけばけばしくないんです。
それに、このカラッとした空気がなんとも言えない解放感を与えてくれます。
イスラム地区のしっとりした空気もいいですが、このオフリドもなかなか捨てたもんじゃありません。


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オフリド湖へと向かうメインストリート沿いには、たくさんの出店があります。
そのうちのひとつの店の人に呼び止められました。

「一緒に写真を撮ってくれ!」

侍の格好をしてヨーロッパを歩いていると、こういうことはよくあるのですが、それぞれの街ごとに反応は異なります。
スコピエではほとんど無視状態でした。

でも、ここオフリドは違います。
なんというか、人々のノリがいいんです。
南国のカラッとした風土が、人々の精神に影響を与えているのでしょうか。

お店の人は写真を撮った後、

「ありがとう。 お礼になにかやるよ。 欲しいものがあったらなんでも持っていきな!」

と言ってくれたので、お言葉に甘えて、絵葉書を一枚もらいました。
しかも大きいサイズのやつ。

役得、役得。


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宿からオフリド湖まではすぐのはずなのですが、たくさんの人からの写真攻勢を受け、なかなか前に進めません。
10メートルおきに声をかけられます。

マケドニア人はサムライが好きなのか?!


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ようやくオフリド湖に到着。


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湖なんて世界中どこも同じはずなのですが、やはり人気リゾートはなにかが違います。
心の底からウキウキ感が湧き上がってくるんです。
リゾート地なんて嫌いだったはずなのに、なんとも言えない解放感に包まれました。


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「おい!」

鼻歌混じりで湖畔を歩いていると、どこからか声をかけられました。
あたりを見回してみたのですが、誰もいません。

「おい! ここだ!」

声は下の方から聞こえます。
湖岸に近寄ってみると、ボートの中に男が二人、私を手招きしています。


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「こっちへ来て、まあ一杯やっていけよ」

男たちは私を船へと誘います。

どうやらこれは遊覧ボートのようです。
乗ったが最後、無理やり出港して、乗船料をとられるんじゃないだろうか。
知らない男たちの船に乗り込んだりしたら、拉致されて北朝鮮に連れていかれるんじゃないだろうか。

いろいろと不安が頭をよぎりますが、そんなことを気にしていたら旅なんてできません。
ここは素直に彼らの誘いに応じることにしましょう。


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「ウェルカム・ドリンクだ!」

船長らしき男は船倉の扉を開けて、一本の瓶を取り出しました。
バルカン諸国の国民酒、ラキヤです。
なんと、彼の自家製だというではありませんか。

瓶の中には、なにやら得体の知れない怪しい海藻が漬かっています。
まさか、俺にこれを飲めというのか。


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普段お酒を飲まない私には、ラキヤはきつすぎます。
こんな強い酒を船の上で飲んだりしたら、すぐに気分が悪くなってしまうことでしょう。

でも、飲まずにはいれらませんでした。
エメラルドグリーンというのでしょうか。
グラスに注がれたラキヤは、何とも言えないきれいな色をしています。

私はお酒のことはよくわかりませんが、このラキヤは普通のラキヤとは違います。
オフリド湖の上で飲むラキヤは、どんな高級バーで飲むものよりもぜいたくな味がしました。

「明日はオフリド湖で泳ごう」

なんの脈絡もなく、ふと、そんな考えが沸き起こってきます。



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左が船長のドラガン。
彼は私と話をしている最中でも、観光客が船のそばを通るたびに、

「サムライと一緒にオフリド湖クルーズはどう? サムライ・ツアーだ!」

と声をかけています。

この野郎!
俺を客寄せパンダに使いやがったな。


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船長の帽子を借りて記念撮影。


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「コンニチハ!」

日本語で声をかけられました。

というのも、この男性、日本に暮らしていたことがあるそうです。
神戸のラジオ局でDJをしていたのだとか。
なんと、日本でCDも出したといいます。

いやー、世界ってせまいなー。


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今度はひとりの美少女が私のことを見つめています。
最初は気のせいかと思っていましたが、なんだか私を見つめる彼女の目がハート型になっています。

それもそのはず、彼女は日本のことが好きで好きでたまらないのだとか。
日本語を毎日熱心に練習しているというではありませんか。

そうか。俺のことが好きなんじゃなくて、この侍の衣装を見つめていたんだな。
そんなこったろうと思ったよ。


彼女の名はマリア。

「オフリドでも日本人の姿はたまに見かけるけど、侍の衣装を着ている人を見るのはこれが初めてよ」

それはそうでしょう。
まともな日本人はこんな格好で旅行したりはしませんから。

だが、恥を忍んで着てきたかいがあった。
こんなかわいい女の子と知り合いになれたのだから。


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「あっ、もうこんな時間。 もう行かなきゃ。
 私、この近くのレストランでバイトしてるの。 あなたともっと話したいわ。 よかったら来てくれる?」


行く行く行くー。 
なにがあっても絶対に行きます!


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私がマリアとの蜜月を楽しんでいる間に、 二コラはいつの間にか家族を呼び寄せていました。
どんだけひまなんだよ、お前。

平日の昼間っからボートの上で酒を飲んでいる二コラ。
彼はいったい何者なんだろう。

夏のバカンスにでも来ているのだろうか。
いずれにせよ、ゆったりとした時間を楽しむ彼の姿勢は、日本人とはほど遠い物です。
彼らは人生の楽しみ方を知っている。
日本人にはない心の余裕を持っている。
私もそんな人生を送りたいものだ。


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船長のドラガンは

「今からクルーズに行こうぜ。 安くしとくからさ」

と言いますが、もうすぐ日が暮れます。
どうせならもっとゆっくりと楽しみたい。

なので、明日、ドラガンの船でオフリド湖巡りをする約束をして別れました。


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出窓が特徴的な建築スタイル。
これは後日、アルバニアでたくさん見ることになります。

あとでガイドブックを確認したら、どうもここは国立博物館っぽい。
しまった! 見過ごした。


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オフリド湖は真珠の産地としても有名なんだそうです。
まあ、興味ないけど。


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オフリドなんて小さな街なのに、教会の数はやたら多いです。
その独特の形を見ていると、「ああ、オフリドに来たんだなー」という実感がわいてきます。


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彼は日本の古い映画が好きだと言っていました。
ほとんどの日本人はオフリドのことなんて何も知らないのに、オフリドの人は日本のことをよく知っている。
やっぱり日本ってすごいんだな。


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結婚式の写真を撮っていたカップルに、「一緒に写ってくれ」と頼まれました。
光栄です。


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せまい階段でサッカーをする子供たち。
そういえばこの街では広い空き地を見かけなかったな。
こんな場所でサッカーをしてたら、さぞかしボールコントロールがうまくなることでしょう。


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オフリドの人たちはほんとに陽気。

「まあ一杯飲んでいけよ」

とカフェに誘われました。
オーナーのおごりです。
やっぱり侍の衣装はお得だなー。


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今度はレストランに連れ込まれました。
ウェイターやシェフに取り囲まれて記念撮影。
ここでもコーヒーをご馳走になりました。
うう。 げっぷが出そう。


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オフリドの街はほんとに風情があって飽きません。

石畳の路地。おしゃれなカフェ。
アップダウンの激しい地形のおかげで、特徴的な教会の建物をいろんな角度から眺めることができます。
そして時おり姿を見せるオフリド湖。

私のお気に入りの街の一つになりました。
死ぬまでに絶対にもう一度ここに来よう。
今度は誰かと一緒に来たいな。


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古代劇場跡。
いつ頃の時代のものだろう。
しまった。予習を怠ったから、この街の歴史的背景なんて全然知らないや。
きちんと勉強してから来れば、また一味違った見方もできたことだろうに。


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教会がたくさんありすぎて、地図を見ても自分が今どの教会を見ているのかわからなくなってきました。


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聖クリメント教会。
この建築様式がとても気に入ったので記念撮影。
でも、太陽が沈みかけているため、なんだか薄暗い。
明日もう一度来よう。


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もうすぐ日が暮れるのですが、岬の先端にある聖ヨハネ・カネオ教会まで行ってみることにしました。
ここがこのオフリドのメインのような気がしたからです。


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夕陽で真っ赤に染まる聖ヨハネ・カネオ教会は、筆舌に尽くしがたいほど美しい。
思わず記念撮影。


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ちょうど夕陽がオフリド湖に沈む瞬間だったので、大勢の人が教会に腰掛けて景色を楽しんでいます。
でも、私は夕陽なんかよりも、この聖ヨハネ・カネオ教会の方が断然いいと思う。


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聖ヨハネ・カネオ教会に見とれていると、大柄の男が近づいてきました。
気のせいか、彼が私を見つめる目はハート形をしています。
まさか侍の衣装は美少女だけでなく、こんな毛むくじゃらの大男までも虜にしてしまうのか。

身の危険を感じた私は思わず後ずさりしたのですが、にじり寄ってくる彼のために、ついに崖っぷちまで追い詰められてしまいました。


実はこの男性、合気道をたしなんでいるのだとか。
オフリド湖の近くに合気道の道場があるなんて意外でした。

そして彼は彫刻家でもあります。
彼のアトリエは聖ヨハネ・カネオ教会の中にあるといいます。

「ちょっと寄っていきませんか」

と誘われたので、もちろん、お言葉に甘えることにしました。
普通の観光客は中に入れてもらえませんからね。
これも侍の衣装のご利益です。


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彼は教会から依頼されて、装飾を修復したりしているそうです。
そのひげもじゃの顔つきからは想像できませんが、かなり手先が器用なんでしょうね。


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彼はお土産なんかも作っているというので、オフリド周辺の土産物屋で売っている民芸品は、彼の作品である可能性が高いです。


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ライトアップされる聖ヨハネ・カネオ教会。
夕陽に染まる姿も圧巻でしたが、夜は夜でまた美しい。
明日は太陽に照らされる姿をボートから眺めるとしよう。


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オフリドのメインストリート。
昼間よりも夜の方が人通りが多い。
きっと暑い日差しを避けて、みんな夜に活動するのだろう。

このオフリドは有名観光地なのだが、他のリゾートとは違って、それほどうるさくない。
ちょうどよい活気があって、人混みが嫌いな私でも楽しめました。


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オフリドパールの店もけっこうあります。


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湖岸のレストランを何軒かあたって、ガイドブックに載っている「ロベチュカ・シュニツラ」という料理を食べようとしたのですが、
どこも扱っていませんでした。

なので方針を転換して、今夜はスーパーで買い物をして部屋で食べることに。
東欧はどこも物価が安いのですが、ここオフリドはリゾート地なので高いだろうと思っていました。

が、安い!
スーパーではほとんどタダ同然でパンやジュースが買えます。

明日はマリアのレストランで奮発するかもしれないので、今夜は節約だ。
それでも、マケドニアのビールは忘れずに購入しました。
その土地のビールを飲む。
ささやかなぜいたくです。


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今夜のところは、ダブルベッドに独りさびしく横たわります。
でも明日は!
明日はきっとなにかが起こる(はず)。

オフリド湖の熱風は、人の心を狂おしくさせます。



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非公開コメント

サムライになることでいい経験をしてるんですね。羨ましいです。
次の記事も楽しみにしてます。

Re: タイトルなし

> サムライになることでいい経験をしてるんですね。羨ましいです。
> 次の記事も楽しみにしてます。

ありがとうございます。
東欧というのは、侍の衣装を着て歩くのに最適の場所でした。
カウチサーフィン(CouchSurfing)とは?

CouchSurfingKyoto

Author:CouchSurfingKyoto
.カウチサーフィン(CouchSurfing)とは。

日本に観光に来た外国人の宿として無償で自宅を提供し、国際交流を深めるというカウチサーフィン。

また、自分が海外に旅行に行く時には、現地の一般家庭に泊めてもらい、その土地に住む人々の生の暮らしを体験することだってできてしまいます。

ここは、そんなカウチサーフィンの日常をありのままにつづったブログです。

「カウチサーフィンは危険じゃないの?」
そんな危惧も理解できます。
たしかに事件やトラブルも起こっています。

なにかと日本人にはなじみにくいカウチサーフィン。

・登録の仕方がわからない
・詳しい使い方を知りたい
・評判が気になる

そんな人は、ぜひこのブログをチェックしてみてください。
きっと役に立つと思います。

最後に。

「カウチサーフィンを利用すれば、ホテル代が浮く」

私はこの考え方を否定しているわけではありません。
私もそのつもりでカウチサーフィンを始めましたから。

しかし、カウチサーフィンは単なる無料のホテルではありません。
現在、約8割のメンバーはカウチの提供をしていません。サーフのみです。

だって、泊める側にはメリットなんてなさそうですものね。

「自分の部屋で他人と一緒に寝るなんて考えられない」
「お世話したりするのってめんどくさそう」

時々私はこんな質問を受けることがあります。

「なぜホストは見知らぬ人を家に招き入れるのか?」

それはね、もちろん楽しいからですよ。

自己紹介
プロフィール


こんにちは。
京都でカウチサーフィン(CouchSurfing)のホストをしている、マサトという者です。
ときどきふらりと旅にも出ます。
もちろん、カウチサーフィンで!


(海外)
2011年、ユーレイル・グローバルパスが利用可能なヨーロッパ22カ国を全て旅しました。
それに加えて、イギリスと台湾も訪問。
もちろん、これら24カ国全ての国でカウチサーフィン(CouchSurfing)を利用。

2012年、東南アジア8カ国とオーストラリアを周遊。
ミャンマーを除く、8カ国でカウチサーフィンを利用しました。

2013年、香港、中国、マカオをカウチサーフィンを利用して旅行。 風水や太極拳、カンフーを堪能してきました。

2014年、侍の衣装を着て東ヨーロッパ20か国を旅行してきました。


(日本国内)
これまでに京都で329人(53カ国)のカウチサーファーをホストしてきました(2013年6月25日現在)。

もちろん、これからもどんどんカウチサーフィンを通じていろいろな国の人と会うつもりです。



カウチサーファーとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、ルーマニア、スロヴェニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、台湾

シンガポール、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム

香港、中国、マカオ

スロヴァキア、ポーランド、リトアニア、ラトヴィア、エストニア、ベラルーシ、ウクライナ、モルドヴァ、沿ドニエストル共和国、ルーマニア、セルビア、マケドニア、アルバニア、コソヴォ、モンテネグロ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、リヒテンシュタイン


ホストとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


アイルランド、アメリカ、アルゼンチン、イギリス、イスラエル、イタリア、イラン、インド、インドネシア、ウクライナ、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、クロアチア、コロンビア、シンガポール、スイス、スウェーデン、スコットランド、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、チュニジア、チリ、デンマーク、ドイツ、トルコ、日本、ニューカレドニア、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、ブラジル、フランス、ベトナム、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マダガスカル、マレーシア、メキシコ、モルドバ、リトアニア、ルーマニア、ロシア



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