カウチサーフィン(CouchSurfing)と愉快な仲間たち

ソポツァニ修道院の聖三位一体教会とスターリ・ラス(ノヴィ・パザル、セルビア)

ソポツァニ修道院の聖三位一体教会とスターリ・ラス(ノヴィ・パザル、セルビア)




ホテルでの朝食。
食堂の壁には赤い修道院の写真が飾られている。
たぶんジチャ修道院だろう。
本来ならここも訪れる予定だったのだが、どうも無理っぽい。


DSC06475.jpg

宿泊代に朝食が含まれていると聞いて期待していたのだが、なんだこれは・・・

いえ、ぜいたくは言いません。
どうせ私は貧乏パッカーですから。


DSC06476.jpg

クラリェヴォでの私の宿、「ドラガチェヴォ」
受付では英語が通じず、女主人の愛想も悪かったが、けっこう気に入った。
値段は安いし、WIFIも速い。居心地も悪くない。
またクラリェヴォを訪れるようなことがあれば、ここに泊まろうと思う。

でも、再びこの街に戻ってくることなんてありえるのだろうか?


DSC06477.jpg

クラリェヴォのバスターミナルは鉄道駅に隣接しています。
鉄道といっても、驚くほどボロいのだけど。


DSC06478.jpg

バスターミナルといっても、まるで空き地のよう。
なんにもありません。

それでもいっちょまえに、バスのチケットを持ってないと中には入れてもらえない仕組みになっています。
その入り口の係員のおっさんがまたなかなかいいキャラクターをしている。

私のことを
「おい、ブルース・リー!」と呼ぶ。

英語はあまり通じないのだが、こちらの質問にはきっちり答えてくれる。
しかも、どうやらすべてのバスの時刻と発着ナンバーを暗記しているようだ。

ただし、間違っていたが・・・・
ウソ教えんじゃねえよ!


DSC06480.jpg

2時間後、ノヴィ・パザルのバスターミナルに到着。
バスを降りる前から背筋がゾクゾクとした。
「この街、おもしろそう!」


DSC06481.jpg

変な形をした屋根。
この街はかなりイスラム色が強そうだ。
スカーフを被った女性も大勢歩いている。
これまで見てきたセルビアのどの都市ともまったく違う雰囲気を醸し出している。


DSC06607.jpg
(ノヴィ・パザルのバスターミナル)

観光に繰り出す前に、まずは帰りのバスの手配をしておくことにした。

が、受付の女性はまったく英語が通じない。
なんとかクラリェヴォ行きのチケットが欲しいということは理解してもらえたようだが、それ以外は全然意思の疎通ができない。

「3番乗り場よ!」
と教えてくれたのだが、私が聞きたいのは、帰りのバスの時間なのだ。
それがわからないと、安心して観光に専念できない。

「5時台か6時台にクラリェヴォ行きのバスはある?」
と何度も聞いたのだが、ついに理解してもらえなかった。

こんなところで時間を無駄にするわけにはいかない。
帰りの時刻を確認することは諦めて、バスターミナルを後にした。

もしも帰りのバスがなかったら、この街に泊まればいいや。


DSC06608.jpg

ノヴィ・パザルでは2つの世界遺産を訪れることにした。
だが公共交通機関はなく、タクシーを使うしかないようだ。

都合のいいことに、バスターミナルの隣にはタクシー会社がある。
たくさんのタクシーと、大勢のドライバーがたむろしている。

私がソポツァニ修道院に行きたがっていることを知ると、運転手たちは興奮して騒ぎ出した。
きっと、私が外国人旅行者だからたっぷりふんだくれると思ったのだろう。

そうはいくか。
頭のにぶそうな(人のよさそうな)ドライバーと交渉して、ガイドブックに載っている値段よりもかなり安い金額に決まりかけた、その時、英語のできる若い運転手が割り込んできた。
他のドライバーはみな英語ができないので、私のペースで交渉が運んでいたのだが、この男の登場によって一気にひっくり返されてしまった。

まわりを見渡しても、他のタクシー会社はなさそうだし、目的地に行くにはタクシーを利用するしかない。
どうやら私に勝ち目はなさそうだ。


DSC06482.jpg

タクシーは狭い路地を走り抜けていく。
抜け道なのだろうか?
それとも、ノヴィ・パザルの道路はみんなこんな感じなのかな。


DSC06483.jpg

何の変哲もない路地を走っているだけなのに、妙に楽しい。
ヨーロッパの街並みなんてどこも同じようなものだが、それでも確実に各街ごとに様相が異なる。
ごちゃごちゃした街中だと、その違いはいっそうはっきりと際立つ。
整備された高速道なんかより、こういう裏道を通る方がはるかにおもしろい。


DSC06484.jpg

市街地を抜け、幹線道路に入った。
大きなモスクも見える。
ほんとにイスラム色の強い街だな。
同じセルビアといっても、ここまで違うものなのか。


DSC06486.jpg

お目当てのソポツァニ修道院が見えてきた。


DSC06488.jpg

こ、これは・・・・

昨日見たストゥデニツァ修道院とほぼ同じじゃないか。
いや、きっと全然違う形の建物なんだろう。
でも、建築物にはあまり興味のない私にとって、この二つの修道院はまったく同じに見える。

しまった。
これならジチャ修道院に行っとくべきだった。


DSC06490.jpg

それでも来てしまったものは仕方がない。
貧乏性の私は、写真を撮りながらぐるりと修道院のまわりをまわることにした。


DSC06493.jpg

DSC06489.jpg

DSC06499.jpg

昨日のストゥデニツァ修道院と違い、このソポツァニ修道院はけっこう観光客が訪れていた。
おしゃれな売店もあり、絵葉書を買うこともできた。


DSC06504.jpg

それにしても、スラヴの女性のがたいはすごい。


DSC06508.jpg

大型の観光バスが乗り付け、大勢の観光客が降りてきた。
そしてなぜか、私を囲んで記念撮影。
はるばるセルビアまで来て、俺はいったいなにをやっているんだろう。

そしてこの観光客たちも、俺の写真を取るためにノヴィ・パザルを訪れたわけでもあるまい。
修道院と侍なんてなんの関係もないじゃないか。


DSC06512.jpg

スターリ・ラス。
ここも世界遺産に登録されているらしい。
が、なにもない。
ただのがれきの山だ。

きっと考古学的には貴重な遺跡なんだろうが、普通の観光客が訪れても楽しくもなんともない。
「世界遺産」といってもピンキリなのだな。

その昔、
「俺は世界遺産をすべて訪れる!」
と意気込んでいた時期が私にもあった。

でも、そんな必要はなさそうだ。



DSC06511.jpg

DSC06513.jpg

世界遺産を二つとも訪れて、一応今日のノルマはクリア。
さて、あとはなにをしよう。


DSC06514.jpg

またイスラムっぽい建物。
私は世界遺産なんかよりも、こっちの方がよっぽど好きだな。


DSC06516.jpg

ノヴィ・パザルの中心部に戻ってきた。
この近代的な建物もモスクの一種らしい。



DSC06517.jpg

案内してくれたタクシーの運転手さん。


DSC06518.jpg

ノヴィ・パザルの中心部、イサベグ・イサコヴィッチ広場に降り立つと、いきなり子供たちに取り囲まれました。
といっても、もちろん私が人気者だからではありません。
彼女たちはなんの遠慮もなくお金をせびってきます。


DSC06519.jpg

それにしても汚い服だなあ。
女の子がこんなドロドロの服を着てるの初めて見たぞ。


DSC06520.jpg

ここノヴィ・パザルでは親友もできました。
彼の名はアドミラル。
家は貧しく、学歴こそありませんが、彼はなかなか流ちょうな英語を話します。
性格もおっとりとしていて、日本のことにも興味津々。
さっそくフェイスブックのアドレスを交換しました。

が、彼の持っている携帯電話を見てびっくり。
ものすごい旧式なのです。
画面の解像度も粗く、私のフェイスブックに載っている写真もぼやけてなにがなんだかわからない状態。

そういうわけだったので、アドミラルは私のiPhoneをとてもうらやましそうに見ていました。


DSC06522.jpg

そしてここノヴィ・パザルでは、ガールフレンドもできました(うそ)。

それにしても、ムスリムの女の子ってどうしてこうも魅力的なんでしょうね。
澄んだ瞳がなんともいえずエキゾチック。
そう感じるのは私だけ?

そして自然な感じでそっと体を寄せてくる絶妙な間合いの取り方。
まだ子どもなのに、男心をくすぐるツボを心得ています。


DSC06528.jpg

ムスリムの女の子と一度付き合ってみたいなあ。
婚前交渉とかは難しそうだけど・・・


DSC06531.jpg

人種によって、顔の造りはこんなにも違うのか。


DSC06533.jpg

妖精?
耳の形おかしくない?
目の形もかっこよすぎない?


DSC06552.jpg

アドミラルとはすっかり意気投合して、彼の仕事が終わるのを待って、二人でノヴィ・パザルの街を歩き回りました。


DSC06536.jpg

アドミラルのいとこ


DSC06547.jpg

この娘、まだ子どもなのに妙に色っぽい。
スラヴの女は恐ろしい。


DSC06556.jpg

一人の美少女が私たちに近づいてきました。


DSC06557.jpg

この娘もアドミラルのいとこらしい。
セルビアにはいろんなタイプの美少女がいるんですね。


DSC06565.jpg

DSC06576.jpg

彼女たちと一緒に過ごすのは楽しかったのですが、まだ完全に心を許したわけではありません。
私の足の間に荷物を挟んでいるのがわかるでしょうか。
彼女たちに中身をすりとられるんじゃないかと気が気でなかったのです。


DSC06573.jpg

この女の子、なぜか妙に私になついていました。
スマートフォンがよほど欲しかったらしく、私に「貸せ、貸せ」とせがんできます。

その「お願い」をする仕草があまりにもかわいかったので、最後にはi Phone を彼女に貸してしまいました。
ちょっと軽率だったかな、とも思いましたが、彼女がうれしそうに i phone を何度もポケットに入れたり出したりして喜んでいるのを見てると、「まあいいか」という気になりました。


DSC06598.jpg

イサベグ・イサコヴィッチ広場にあるセビリ(水場)。
イスラムの街のシンボルともいえるこのセビリに、なぜか私は心惹かれます。


DSC06602.jpg

派手にクラクションを鳴らしながら、結婚式の車列が通り過ぎていきます。


DSC06606.jpg

街のいたるところにイスラムの面影が。
ほんとに私はこのノヴィ・パザルが気に入りました。


DSC06603.jpg

お菓子屋さんもなんともいえないエキゾチックな雰囲気を醸し出しています。

DSC06614.jpg

DSC06612.jpg

侍の衣装を着ていると、私のようなどうしようもない男でも、こんな美女に逆ナンされます(うそ)。
役得です。


DSC06615.jpg

歩き疲れたのでベンチに腰掛けていると、街の人たちに取り囲まれてしまいました。
みるみるうちに人数が増えて、最初のうちはちょっと怖かったです。

ほとんどの人は英語ができなかったのですが、アドミラルに通訳してもらいながら会話しているうちに、ものすごく盛り上がりました。
ノヴィ・パザルの人々は、好奇心旺盛な人が多かったです。
そういえば、この街では東洋人の姿を見かけなかったような気がする。
きっと日本人が珍しかったのでしょうね。


DSC06620.jpg

私はほんとにこのノヴィ・パザルが気に入りました。
セルビアにはあまりいい印象を持てないでいたのですが、最後の最後にこの場所を訪れることができて本当にラッキーでした。

いつかきっとまた、この街に戻ってきたい。


DSC06623.jpg

クラリェヴォに着いたのは20:00過ぎ。
それから昨日と同じレストラン「クラリュ」に直行しました。

昨日はラキヤを頼んだのですが、今日はセルビアのビールを注文しました。


DSC06624.jpg

今日の夕食は、ラジュニチとコバシッツァ。
どちらもセルビアを代表する料理です。

セルビアは今夜が最後。
明日はマケドニアです。



________________________________________




今日も朝から雨。
昨日のストゥデニッツァは期待はずれだったし、きっとスポツァニ修道院もどうせ大したことはないんだろう。
雨の中をわざわざバスに乗って行く価値はないにちがいない。
幸いここクラリェヴォではカウチサーフィンではなくホテルを利用している。
一日中部屋にこもっていても問題ない。
今日は休養日。
たまにはそういう日も必要だろう。

そう思っていた。

でも、できない。
せっかく外国にやってきているのに、一日中部屋に閉じこもっているなんて無理だ。


バスターミナルの受付は相変わらず不親切。
情報も不確実だ。
ある人は「9:25 に21番乗り場」だと言い、
ある人は「9:35 に25番乗り場」だと言う。


それでもノヴィ・パザルにやってきた。
片道2時間かけてでも来る価値はあった。
「この街はおもしろい!」
着いた瞬間にわかる。
相性というのは確実に存在する。
ノヴィ・パザルは私のツボにドンピシャ当てはまった。
バスを降りる前から身体中がゾクゾクする。
建物は他のセルビアの都市とは明らかに異なるし、スカーフを被ったイスラムの女性が普通に歩いている。
しまった。ここに泊まればよかった。
ノヴィ・パザルではなくクラリェヴォに宿をとったことを後悔した。


ソポツァニ修道院は予想通り大したことなかったが、たくさんの人と出会うことができた。
そのうちの一人が教えてくれた。
「サムライ」とはセルビア語で「唯一、神のもとに逝ける者」という意味だそうだ。

私はここノヴィ・パザルが大いに気に入った。
特に見所があるわけでもなくブラブラと歩いていると、小さな女の子が3人近づいてきた。
お金をくれ、と言う。
着ている服はみすぼらしい。
「ごめんよ、俺は人にあげるほどの余裕はないんだ」
そう言って断っても、なおもしつこく食い下がってくる。
無視して歩いても、どこまでもついてくる。
彼女たちは英語を話さないが、そのねだり方がまたかわいらしい。
両手をあわせて首をちょこんとかしげ、
「Please...」と哀願してくる。
もしも私に余分なお金があれば、いくらでもあげたくなるほどかわいい。

街の中心部にあるイサベグ・イサコヴィッチ広場に腰をおろすと、彼女たちも私の隣に座った。
彼女たちに奪われないように気をつけながら荷物を降ろす。
カメラに収めた写真を見ていると、彼女たちは「私たちの写真を撮れ」と言ってくる。
カメラを向けると大騒ぎしていた。
ポーズをとったり、逃げまわったり。
撮って欲しいのか嫌なのか、どっちなんだ?

そうこうしているうちに、彼女たちの知り合いがうじゃうじゃと集まってくる。
そのうちの一人の青年はかなり英語を話すので助かった。
彼はとても感じが良く、いろいろと話をし、みんなの写真を撮るのも手伝ってもらった。
名前はアドミラルというらしい。


そこへ別の男が近づいてきた。
場の空気が一瞬にして凍る。
「俺は警官だ。こいつらとはかかわらない方がいい。悪さをするからな。Be Careful 」
そう言い残して去っていった。

「警官だなんて大っ嫌い!」
男が去った後、一斉にみんながブーブーと文句を言い始める。
「俺たちは何も悪いことなんてしてないのに、なにかあるとすぐにあいつらは俺たちのせいにするんだ」
アドミラルはそう言って不満をあらわにする。

私の想像だが、どうやらこの子たちは貧民街(スラム)の住人のようだ。
みすぼらしい家に住み、人の嫌がる仕事にしかつけない。
子供達は日ごと観光客に金をせびりに広場にやってくる。
彼らと一緒に街を歩いていると、他の大人たちが彼らを追い払おうとする。
外国人観光客である私と一緒にいるところを目撃した警官は、
「コラッ、お前たち、その人に何をするつもりだ? さっさと失せろ」と怒鳴りつける。
明らかに彼らは差別されていた。

おそらく身を守るためには、この子たちのような人間とは関わらないのが賢明なのだろう。
ガイドブックにも「親しげに近づいてくる人間を信用してはならない」と書いてある。

でも、私はできるだけ地元の人たちに接してみたい。
ただ観光名所を巡るだけなんてつまらなさすぎる。
私だってそれなりに人生経験を積んできたから、人を見る目は持っているつもりだ。
私の見る限り、彼らはけっして悪い人間ではない。
もしも騙されたとしても、それは私に人を見る目がなかったというだけのこと。
その経験を次に活かせばいい。
私はこれからも人と触れ合う旅を続けていく。
多くの人々と触れ合って、人を見る目を養うことが私には必要なのだ。


女の子たちは私のカメラや携帯に興味を示した。
しきりに「使わせろ」と例の「プリーズ」ポーズをする。
アドミラルが「よさないか」と叱る。

「この子たちは俺のカメラを盗るつもりなのか?」とアドミラルに聞くと、
「いやいや、絶対そんなことはしないよ。ただ、あんたに迷惑かなと思っただけだ」と言う。

ならいい。
彼女たちに携帯やカメラを渡した。

ある女の子はカメラで写真を撮りまくっていた。
別の子は携帯をいじりまわし、ポケットに入れたり出したりしては、「へへへ」とうれしそうに笑っていた。

彼女たちはみょうに私になつき、体をすり寄せたり抱きついてきたりする。
10年後、いや5年後でもいい、彼女たちの胸が大きくなってからも同じことをしてくれたらうれしいんだけどな。

「もしや、俺の財布やパスポートを狙っているのか?」
と不安にもなったが、すでにカメラも携帯も彼女たちの手にある。
今さら疑っても仕方がないだろう。



ノヴィ・パザルの人たちは人懐っこい。
いろんな人が私に近づいてきた。
私の座っているベンチには、あっという間に人だかりができた。
どうやら「刀を抜いてなにかやって見せろ」と期待しているらしい。

悪いがそれは無理だ。
だってこれは本物の日本刀ではないのだから。

だが、そんなことを言ったら彼らを失望させてしまう。
私は神妙な顔をして、
「それはできない。刀は武士の魂だ。そんなに簡単に抜くものではない」と言うと、
みんな「おおっ」と感心していた。


また別の男が近づいてきた。
彼は片言の日本語を話す。
聞けば、合気道の初段を持っているらしい。
合気道の有段者は袴を履く。
だから彼は私も合気道の達人だと思ったらしい。

「ちょっと私の家で話をしないか?」と誘ってくる。
好意はありがたいが、もうすぐバスの時間だ。

彼は何人かの日本人の名前をあげて、彼らを知っているか?と聞いてくる。合気道連盟の重鎮らしい。
知っているはずがない。
私はこんな格好をしているが、合気道なんてやったことないのだから。

「セルビアには演武かなにかで来ているのか?」
彼は私を合気道の達人だと思い込んでいる。
申し訳ないが、この侍の格好は伊達なんだ。俺は本物の侍でもない。

コソボ国境に近いこんな辺鄙な街に合気道の有段者がいるとは・・・
冷や汗かいたぞ。


アドミラルはバスターミナルまでついてきてくれた。
道すがら、何人もの人に写真撮影を頼まれる。
「ごめんよ、本物の侍じゃなくて」
心の中で彼らに謝る。
日本に帰ったら、合気道や居合道の練習でもしようか。

ノヴィ・パザルにはまだまだ未練があったが、もう戻らなくてはならない。
クラリェヴォに帰り、昨日と同じレストランで食事をした。
ウェイターは「今夜も来てくれたんだ。ありがとう」と言って料金をまけてくれた。

セルビア。
けっこういい所だったな。
また来よう。





関連記事
スポンサーサイト



テーマ : バックパッカー
ジャンル : 旅行

コメントの投稿

非公開コメント

カウチサーフィン(CouchSurfing)とは?

CouchSurfingKyoto

Author:CouchSurfingKyoto
.カウチサーフィン(CouchSurfing)とは。

日本に観光に来た外国人の宿として無償で自宅を提供し、国際交流を深めるというカウチサーフィン。

また、自分が海外に旅行に行く時には、現地の一般家庭に泊めてもらい、その土地に住む人々の生の暮らしを体験することだってできてしまいます。

ここは、そんなカウチサーフィンの日常をありのままにつづったブログです。

「カウチサーフィンは危険じゃないの?」
そんな危惧も理解できます。
たしかに事件やトラブルも起こっています。

なにかと日本人にはなじみにくいカウチサーフィン。

・登録の仕方がわからない
・詳しい使い方を知りたい
・評判が気になる

そんな人は、ぜひこのブログをチェックしてみてください。
きっと役に立つと思います。

最後に。

「カウチサーフィンを利用すれば、ホテル代が浮く」

私はこの考え方を否定しているわけではありません。
私もそのつもりでカウチサーフィンを始めましたから。

しかし、カウチサーフィンは単なる無料のホテルではありません。
現在、約8割のメンバーはカウチの提供をしていません。サーフのみです。

だって、泊める側にはメリットなんてなさそうですものね。

「自分の部屋で他人と一緒に寝るなんて考えられない」
「お世話したりするのってめんどくさそう」

時々私はこんな質問を受けることがあります。

「なぜホストは見知らぬ人を家に招き入れるのか?」

それはね、もちろん楽しいからですよ。

自己紹介
プロフィール


こんにちは。
京都でカウチサーフィン(CouchSurfing)のホストをしている、マサトという者です。
ときどきふらりと旅にも出ます。
もちろん、カウチサーフィンで!


(海外)
2011年、ユーレイル・グローバルパスが利用可能なヨーロッパ22カ国を全て旅しました。
それに加えて、イギリスと台湾も訪問。
もちろん、これら24カ国全ての国でカウチサーフィン(CouchSurfing)を利用。

2012年、東南アジア8カ国とオーストラリアを周遊。
ミャンマーを除く、8カ国でカウチサーフィンを利用しました。

2013年、香港、中国、マカオをカウチサーフィンを利用して旅行。 風水や太極拳、カンフーを堪能してきました。

2014年、侍の衣装を着て東ヨーロッパ20か国を旅行してきました。


(日本国内)
これまでに京都で329人(53カ国)のカウチサーファーをホストしてきました(2013年6月25日現在)。

もちろん、これからもどんどんカウチサーフィンを通じていろいろな国の人と会うつもりです。



カウチサーファーとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、ルーマニア、スロヴェニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、台湾

シンガポール、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム

香港、中国、マカオ

スロヴァキア、ポーランド、リトアニア、ラトヴィア、エストニア、ベラルーシ、ウクライナ、モルドヴァ、沿ドニエストル共和国、ルーマニア、セルビア、マケドニア、アルバニア、コソヴォ、モンテネグロ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、リヒテンシュタイン


ホストとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


アイルランド、アメリカ、アルゼンチン、イギリス、イスラエル、イタリア、イラン、インド、インドネシア、ウクライナ、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、クロアチア、コロンビア、シンガポール、スイス、スウェーデン、スコットランド、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、チュニジア、チリ、デンマーク、ドイツ、トルコ、日本、ニューカレドニア、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、ブラジル、フランス、ベトナム、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マダガスカル、マレーシア、メキシコ、モルドバ、リトアニア、ルーマニア、ロシア



メールフォーム:個人的に相談などありましたら、こちらからどうぞ(非公開です)

名前:
メール:
件名:
本文:

カテゴリ
最新記事
連絡はこちら
質問などありましたら、どうぞご遠慮なく。 このブログにコメントを残してくれてもいいですし、 下記のアドレスにメールをくれても結構です。 masatomikikyoto@gmail.com
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カウチサーフィンのタグ

カウチサーフィン カウチサーファー 京都 CouchSurfing 日本 嵐山 英語 フランス スペイン アメリカ 中国 台湾 香港 イギリス シンガポール 清水寺 ベトナム 金閣寺 ドイツ オーストラリア 伏見稲荷 祇園 ルーマニア カナダ イタリア 韓国 ウクライナ ロシア チェコ インドネシア カンボジア 銀閣寺 ニュージーランド タイ 鞍馬 哲学の道 二条城 錦市場 知恩院 ポーランド 奈良 オランダ マレーシア 天龍寺 ヨーロッパ ブラジル 温泉 アルゼンチン インド 仁和寺 コロンビア モンキーパーク 大阪 スロバキア 東京 祇園祭 デンマーク 先斗町 フィンランド 高台寺 イスラエル 下賀茂神社 ロンドン 広島 貴船 フェイスブック FACEBOOK セルビア 鵜飼い キティ 法輪寺 ギリシャ 宇治 竜安寺 八坂神社 地主神社 ポルトガル 三十三間堂 ハンガリー 鞍馬温泉 東寺 ラテン メキシコ 南禅寺 スカイプ 御所 北野天満宮 ペギー 危険 舞妓 台北 ノルウェー モルドヴァ facebook 浴衣 居酒屋 ウーファー ベルギー 河原町 ヒッチハイク ネパール フィリピン スイス パリ 渡月橋 アイルランド アジア オーストリア クリスティアーノ マケドニア 野々宮神社 エストニア カウチリクエスト 神泉苑 まんがミュージアム 巽橋 二年坂 ウーフィン 東南アジア 貴船神社 円山公園 松尾大社 Surfing Couch スキューバダイビング 沖縄 バス ラーメン 桂川 上海 平安神宮 セバスティアン ミリアム エメリック アレクシィス ヴァージニィー 本願寺 スウェーデン リンガ ベオ テリヤ 芸者 メノルカ お好み焼き 五山の送り火 春日大社 川床 アフリカ 映画村 水占い マダガスカル 木屋町 ロンリープラネット ミャンマー 神戸 山鉾 上賀茂神社 大文字焼き 比叡山 流しそうめん 着物 マヨルカ スコットランド 二尊院 世界一周 紅葉 モロッコ 大覚寺 伏見 ベジタリアン 北海道 旅行 バックパッカー 鎌倉 叡山電車 チリ 桂離宮 安井金比羅宮 大徳寺 今宮神社 トトロ 太秦 興聖寺 プリクラ ベルファスト ブリュッセル ルクセンブルグ ダブリン クラリッサ セックス ロアルド アストリッド アーサー キャロライナ 沿ドニエストル共和国 マリア 高山 ラオス スロヴァキア ジェニー 安井金毘羅宮 事件 クセニア トルコ 東大寺 秋葉原 スロベニア セネガル リベリア ユーロスター ジブリ 錦天満宮 竹林 恋占いの石 エマ 地蔵院 レファレンス 西芳寺 厳島神社 鈴虫寺 グアテマラ エジプト 信楽 ホンジュラス 滋賀 葵祭 ビートルズ 三船祭 南座 ニューオリンズ 九州 大文字 四国 ユダヤ ボルネオ 長野 琵琶湖 タスマニア 壬生寺 法然院 綾部 常寂光寺 天神祭 航空券 音羽の滝 四条 モンサンミッシェル 落柿舎 白川 カタラン カウチサーフィング コロラド ビルマ 化野 パラグライダー ダイビング プラハ シングリッシュ 朝鮮 鴨川 伊勢 ガラパゴス 南米 予約 動物園 英会話 留学 吉田神社 節分 アルゼンチーナ サボテンブラザーズ 東映太秦映画村 新潟 福井 ジョギング ハッカー トラブル ハルヒ チェコ共和国 シアトル ビザ エッフェル塔 ボストン ラテンアメリカン 大河内山荘 よーじやカフェ 寂光院 音無の滝 三千院 パーティー 村上春樹 世界 修学院  大原 伏見稲荷大社 世界遺産 海外旅行 サイクリングロード 博多 平等院 愛宕念仏寺 北京 モンゴル モスクワ マジパン 四川 ダウンロード 映画 白蛇夫人の恋 麻婆豆腐 新世界 マル トゥルク スパワールド カラオケ ケイティ マーク エイ  サムライ ハローキティ ワーキングホリデー デイビッド イケメン 忍者 エレイン プエブラ イラン 興福寺 ねねの道 丸山公園 クロアチア チュニジア ベラルーシ バングラデシュ リトアニア 名古屋 CouchSurfing ガーゼゴーズ ヘイリー トリスタン ガーゼゴー ソフィー お土産 チョコレート モルドバ 犯罪 おもかる石 二月堂 大仏 ハイキング 建仁寺 ドンキホーテ パスポート 宮島 苔寺 コスタリカ 総統府 ペルー ゆかた 三年坂 八坂の塔 灯篭流し 金沢 YOUTUBE 台北101 白川郷 アテネ アンドレア アーロン 拉麺小路 通し矢 ジョン 瀬戸内寂聴 ビビ ツイン・タワー クアラルン・プール マット イスラム ヴァラン パンディオス プレストン 人形祓い ゲイ セヴェリナ アミィ 登録 使い方 ベネズエラ 

検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示