野外博物館のフォークダンス(タリン、エストニア)

いつもならよほどの事がない限り、徒歩でどこまでも回る私ですが、今日はタリンの郊外へと出かけるので、1日乗車券を買いました。
これで値段を気にせずに公共交通機関を思う存分使う事ができます。

朝食はエストニアのチョコレート。

野外博物館に到着。
ここの敷地はかなり広く、その気になれば一日中過ごせます。

しかし、私の今日の目的は、エストニアの民族衣装を着た人たちのフォークダンス。

エストニアといえば、きれいな女性が多いというイメージがあったのですが、男性も負けずに男前です。
しかも性格もとても良さそう。
写真撮影を申し込んだら、白い歯を見せてにこっと笑ってくれました。

子供達もかわいいです。

ダンスが始まるのを待つ観光客たち

いよいよフォークダンスの始まりです。



ひとくちにフォークダンスといっても、さまざまなフォーメーションがあり、見ていてまったく飽きません。






「いやー、すごい、すごい」
なんて言ってる場合じゃありませんでした。
曲が途切れると、きれいな衣装を着た女性がにっこりと微笑みながら私を迎えにくるのです。
え? なになに?
もしかして俺に踊れっていうの?
なんの心の準備もできていなかったので、かなりうろたえました。
しまった。侍の衣装を着ておくべきだった。

恥ずかしながら、私もエストニアのフォークダンスに加わりましたよ。

もちろんダンスの経験なんて皆無の私にうまく踊れるはずなどなかったのですが、それでもものすごく楽しかったです。
自分のエスコートで、エストニアの民族衣装を着た女性がクルクルと回ってくれるんですよ。
こんな体験が、たったの数百円でできるなんて信じられません。

いやー、でもやっぱり恥ずかしい~


観光客の参加するコーナーが終わった後もダンスはまだまだ続きます。
ほんのオマケ程度にチョろっと踊るだけかと思っていたので、これは予想外でした。




この後、また視聴者が参加する機会があります。
私は幸運にも二回ともダンスに加わる事ができました。
しかし、2回目のダンスはかなり難度が高い!
うまく女性をリードできず、何度も足がもつれて立ち止まってしまいました。
エストニアの女性も苦笑いしています。
このブログを読んだあなたは、もうすでに心の準備ができているはずです。
タリンを訪れる前に、ぜひ簡単なダンスのステップを予習しておくことをお勧めします。
めんどくさいと思われるかもしれませんが、それだけの価値はあります。
せっかくエストニアの民族衣装を着た美男美女と一緒に踊るチャンスがあるというのに、見てるだけなんてもったいないです。

この野外博物館の中にはレストランもあります。
もちろん、伝統的なエストニアの料理を味わうことができます。

豆のスープ

穀物のヨーグルト

豚の煮凝りのゼリー

ちょっと生臭く、うぇっ!てなります。
けどおいしかった。

独り寂しく食べる私

広大な敷地の中に、エストニアの伝統的な家屋が点在しています。

じっくり見てると、ほんとに丸一日つぶれてしまうので、こういうのが好きな人以外はフォークダンスだけでじゅうぶんだと思います。

野外博物館、ちょっと遠いですが、ここのフォークダンスを見て、踊る価値はありますよー。
帰りのバスを待っていると、日本人の夫婦に話しかけられました。
私のサムライ姿を見られていたようです。
ああ、恥ずかしい。

タリンの駅の裏にマーケットがあったので、ぶらりと立ち寄ってしまいました。
こういうことばっかりやってるから、肝心の観光がおろそかになっちゃうんだよな。

- 関連記事