タリン(エストニア)でカウチサーフィン

バスはカウナスやリガを経由して、ひたすらエストニアのタリンを目指す。
夜の9時40分にワルシャワを出発し、タリンに到着するのは翌日の夕方16時半。
かなりの長丁場だ。
もちろん車内にトイレは付いているが、一つしかないため常に誰かが使っている。
なかなか空かない。
途中で立ち寄った都市でトイレに行こうにも、私はその国の通過を持ち合わせていないから利用できない。
外国ではトイレは有料なのだ。
幸いバスの車内は広く、となりの人もいないので、ゆったりと過ごすことができた。
それでも16時間以上も車内で座りっぱなしだと、さすがに体のあちこちが痛くなってくる。

ようやく目的地のタリンに到着。
あとはここでのホスト、キャロラインの家を探すだけだ。
だが、それがかなりの難関だった。
彼女は詳細な地図を送ってくれていたのだが、やはり初めての土地を歩くのは簡単ではない。
わずか2キロほどの道のりを、1時間くらいかけてやっと彼女の家を探し当てた。
だが、いったん自分の位置をつかんでしまえば、彼女の家は実に便利な場所にあることに気付いた。
バスターミナルと旧市街のちょうど中間に位置するため、なにをするにもとても都合がいい。

キャロラインの旦那、ウェイコムが帰宅したところで、一緒に食事にでかけることになった。
彼らの娘、ヨハンナも一緒だ。

彼らが連れていってくれたのは、伝統的なエストニア料理のお店、
ではなく、アイリッシュ・レストランだった。
なぜ?
もうちょっと気を効かせてくれてもよかったのに・・・


それでもなんとかエストニアのビールにはありつくことができました。

写真を撮るよ、というと恥ずかしがって隠れてしまったヨハンナ。
かわいい。

彼らはけっして冷たい人たちではないのですが、あまり笑いません。
あまり会話もはずまず、なんだかぎこちない時間が続きます。
相性というのもあるのかもしれません。
ウェイコムから聞いて初めて知ったのですが、大相撲の把瑠都ってここエストニアの出身だったんですね。
そのせいか、エストニアの人たちはけっこう日本の相撲のことを知っていたりします。
今日はもうすぐ日も暮れるので、観光は明日から。
私の居場所は応接間なのですが、実はこの家庭には厳しいルールがありました。
そのためちょっと居心地の悪さを感じる羽目になります。
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