ワルシャワ条約機構(ポーランド)

ワルシャワでのカウチ

ドミニカのアパートのエレベーター。

かなり旧式で手動で開け閉めします。

ドミニカの住む団地

メトロのセントラル駅

ドミニカの手作りジューレック。
おいしい!



食事の後、ドミニカは近くの丘に連れていってくれました。
「サムライの衣装も持ってこい」
とのこと

彼女はなぜかチャイナドレス

ドミニカの子供たちと

ドミニカが「侍のコスチュームを貸せ」といいます

どうやら彼女はこの丘でサムライの衣装を着て写真を撮りたかったようですね。

母親の変な趣味に付き合わされて、子供達は明らかに不満そうです。

ワルシャワ郊外の団地群

教会

スーパーで買い物

アイスクリームのフタにスプーンが内蔵されてました。
なかなか合理的だな。


ドミニカの家でまたご馳走になりました。
これが彼女の家で食べる最後の食事となります。

ワルシャワの街ともこれでお別れか。

夜行バスを乗り継ぎ、一気にエストニアのタリンを目指します。

ディスプレイ付きのバス。
まるで飛行機みたい。

車内でドミニカにもらった差し入れを食べます。
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中学生の頃、パソコンのシュミレーションゲームにハマっていた。
実際に存在する兵器を使い、実在する都市を舞台に戦争をするというゲームだ。
当時の私のお気に入りのシナリオは、NATO軍を率いてワルシャワ条約機構軍と戦うというもの。
ワルシャワ条約機構軍の本部はワルシャワにあるので、私は何度もこの都市を攻撃した。
ステルス戦闘機で爆撃し、首都を包囲して迫撃砲を撃ち込む。
戦車部隊で都市を制圧してから歩兵部隊を送り込み、首都を占領する。
ゲームの中で私は何度も何度もワルシャワの街を灰にした。
だが、実際に訪れたワルシャワは仮想敵国などではなく、近代的できれいな街だった。
市内のいたるところにきらびやかな看板が掲げられ、街を歩く女性はとてもオシャレ。
ワルシャワに住む家族にお世話になり、ポーランド人の美少女にアイスクリームをおごってもらったりした。
ゲームの中とはいえ、私は何度もこの人たちに銃口を向けたことになる。
それなのにみんなとても私に親切にしてくれる。
なんだか不思議な気持ちだ。
20年前の私には、こんな状況はまるで想像もつかなかった。
あの頃は世界は二つに分かれて睨み合っていた。
いつ戦争が起こってもおかしくない状況。
ワルシャワの街が灰になる可能性だっておおいにあったのだ。
もし機会があれば、私も喜んでワルシャワ攻撃に参加したことだろう。
でも今は無理だ。
私はワルシャワに住む人たちを知ってしまった。
彼らはけっして「東側陣営に属する敵」などではない。
昔も今も。
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