関空~台湾(桃園空港)

関西空港までは割引き切符を利用しました。

関西空港にて。
2ヶ月後、私の外見はいったいどうなっているのでしょうか。

私の乗るEVAAIRの飛行機。

EVAAIRの運賃はとても安いのに、ちゃんと機内食がでます。

機内食と一緒に渡された広告。
なんか変な日本語。

この日本語もおかしいですよね。
ネイティブチェックが入ってないのかな。

やっぱり変な日本語。

EVAAIRのチケット。
窓際の席を選びました。

トランジットのために立ち寄った台湾・桃園空港。
夜遅くなると人気がなくガラガラです。
なんかさびしい。

桃園空港内には無料の給湯サービスがあります。なので、カップラーメンでも持ち込めば安上がりにトランジット待ちの時間を過ごすことができるんじゃないでしょうか。

台湾人の使う日本語は、ツッコミどころ満載です。
彼らはとても親日的なのに、どうしてこうなるのかな。
まあ、私の中国語はもっとひどいんだけど。

EVAAIRの機内食、第2弾。

バンコクで乗り換え。
ぐっすり寝ることもできない。
眠たいのに勘弁してくれよ。

機内食はまだまだ続きます。
ずっと座ったままなので、食欲なんてありません。
なんだか養鶏場のニワトリになったような気分。
私を太らせてどうするつもり?

飛行機は順調に進んでいるようです。
よかった。
ウクライナ上空は飛んでない。

窓の外には氷の結晶が。
外は相当寒いらしい。

最後の機内食。
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関空~台湾(桃園空港)
約一年ぶりの海外旅行。
何度か経験を重ね、旅慣れたつもりだったが、回数を重ねる度に荷物の量が増えていくのはなぜだろう。
普通は減っていくものじゃないだろうか。
前回は40リットルのリュックとサブザックで旅をしていたのだが、毎朝パッキングに苦しめられた。
私の旅はほとんど毎日が移動なので、荷造りにあまり時間をかけたくない。
そこで今回は新しく65リットル(+10リットル)のリュックを買い足した。それプラス40リットルのリュックをサブザックとして持っていくのだから、これでスペースが足りなくて困るということはないだろう。
だが問題は重さ。
20キロを超えたら飛行機会社に追加料金をとられるし、そもそもあまりに重いと移動そのものが苦痛になる。
そのためにジョギングや筋トレをして今回の旅に備えていたのだが、やはり荷物は軽いにこしたことはない。
カウチサーフィンのホスト探しに時間をとられ、前日になってもまだパッキングは終わっていなかった。
リュックの容量に余裕があるからと、なんでもかんでも詰め込んでしまうのを避けるため、できるだけ不要な物は排除するように努めた。
例えば、今回はレインコートは持っていかない。
半袖シャツ、半ズボンをメインにすえ、長袖シャツや長ズボンはそれぞれ一着ずつ。
テレビのニュースでは連日、猛暑日の記録を更新したとか、熱中症で何人が病院へ運ばれたという話題でもちきりだった。
だから東欧も同じように暑いのだろうと勝手に決めつけていた。
こんなに暑いのに長袖なんか持っていく奴はバカだと。
バカは私だった。
夏の軽装で臨んだことを、私は霧のスピシュ城で死ぬほど後悔するはめになるのだが、それは数日後の話。
ザックの容量は大幅に増えたのにもかかわらず、いざパッキングを終えてリュックを背負ってみると、かなり軽い。
おろかにも私は、
「おっ! 俺、パッキングうまくなってるじゃん。これで俺も旅の達人の仲間入りだな」
などと喜んでいた。
関空には2時間前に着いた。
以前なら3時間前でも不安だったのに、かなり余裕がでてきた。
ユーロへの両替を済ませ、出国手続きを終えたらあとはもうすることはない。
無料のwifiはサクサク動くし、LINEで通話をしたりして、貴重なバッテリーを無駄に浪費してしまった。
待合スペースに、あきらかに乗客とは異なる集団がいた。
エバー航空の制服ではないが、その身のこなしはスチュワーデスそのものだ。
研修生だろうか。
不意に「スチュワーデス物語」の堀ちえみを思い出したが、ドジでノロマな亀とは違い、目の前にいる彼女たちはとても優秀そうに見える。全身から自信のようなものがあふれだしている。
そうこうしているうちに、私の乗る予定の飛行機が到着した。
エバー航空の機体を背景に、スッチーの卵たちがキャーキャー言いながら写真を撮っている。
ああ、私も仲間に加わりたい。
関空から台湾まではあっという間なのだが、それでも機内食はでる。
ケチなLCCとは大違いだな。
飲み物を持ってきてくれたスチュワーデスには中国語で話しかけられたが、日本人のスチュワーデスも二人ほどいるらしい。
機内アナウンスも英語、中国語の他、日本語で流れる。
だからだろうか。すっかりのんびりモードで、まだ海外旅行が始まった気がしない。
3年ぶりに訪れた台湾は快晴だった。
過去にここに来た時は、二回とも雨だったのに。
どうやら今度の旅は天候に恵まれそうだ。
といっても、ここ台湾は乗り継ぎのためだけに立ち寄ったにすぎない。
今回は空港から一歩も外に出ないのだから、天気がどうなろうがまったく関係ない。
ウィーン行きの飛行機が出発するまで7時間ほど。ひたすら空港内で時間をつぶすしかない。
wifiが使えたのでなんとかしのげるかと思っていたのだが甘かった。
冷房が効きすぎて寒くて仕方がない。
コンセントを発見したのでiPhone やiPad を充電していたのだが、あいにくその場所はエアコンの吹き出し口のすぐ近く。寒すぎて近寄れない。なので充電中はネットも使えない。
だが電子機器のバッテリーは重要だ。これが俺の命綱となる。充電できる時にしておかないと、この次いつチャンスが巡ってくるかわからないのだから。
じっとしていると寒くて仕方がないので、あてもなく空港内をさまよった。これからの旅に備えて体力を温存しておかなければならないのに、なにをやっているんだ俺は。
歩き疲れたのでストレッチでもしようと肩を上げたとたん激痛が走った。
買ったばかりのリュックに腕を通すのは今日が始めて。
まだ体が馴染んでいない。
電車から降りる際、急いでリュックを担ごうとして肩をひねったらしい。
いててて。
肩が上がらない。まずいな。これから2ヶ月の長丁場だというのに、もう体を痛めてしまった。
やれやれ、先が思いやられる。
待合ロビーにアナウンスが流れる。
それによると、どうやら出発は遅れるらしい。
ウクライナ上空を迂回することになったため、ただでさえ余分に時間がかかるというのに、そのうえさらに遅延だと。
ブラチスラバで過ごす時間が減ってしまうじゃないかよ。
台湾からはいったんバンコクへ向かう。
真夜中にバンコクに到着した後、一度飛行機を降りなければならない。めんどくさいことこの上ない。
バンコクからはタイ人の乗務員が乗り込んで来た。
機内アナウンスも中国語、英語、タイ語だ。
もう日本人の乗務員はいないし、日本語のアナウンスもない。
ここから先は完全にアウェー。
なんだか気が引き締まる。
もう深夜だから期待していなかったが、なんと、まさかの機内食。
あまり食欲はなかったが、無理してでも食べねば。
食える時に食って、エネルギーを蓄え、これからの旅に備える。
あとはひたすら眠った。
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