最新ウクライナ情勢 2014年7月
しかし、やはり気になるのが現地の治安状況。
マレーシア機だけでなく、ウクライナの軍用機も相変わらず撃墜されています。
親ロ派の抵抗もまだまだ続きそう。
外務省のホームページによると、「渡航延期勧告」がでているのはウクライナ東部とクリミア半島のみ。
私が行く予定の地域は「十分注意」なので、なんとか旅行はできそうです。
でも、実際のところはどうなんでしょうね?
べつに外務省の情報を疑っているわけではありませんが、やはり気になります。
そこで、カウチサーフィンを通じて知り合った人たちに聞いてみることにしました。
まずはロシア人のマリア。
「今度ウクライナに行こうと思うんだけど、なにか耳寄りな情報ない?」
「あそこは私の管轄外なのよ。
それに、もしなにか知っていたとしても、あなたに教えるわけないでしょ」
さすがは元KGB. 口が堅い。
でもどうせなら、映画や小説のように、
「肯定も否定もしない」
とか、
「私にはそのことを口外する権限がない」
とか言ってほしかったな。
ああいうシチュエーションにあこがれてるんだよ。
次にウクライナ人のヴィーカに聞いてみました。
「今の時期にウクライナを旅行するのはあまりおすすめしないわ。
キエフやリヴィウはまだ大丈夫だと思う。
でも、オデッサはいろいろと不穏な話を聞くから、やめておいた方がいいんじゃないかしら」
えっ、そうなの?
オデッサもヤバいの?
外務省の情報とはちょっと違うな。
ヴィーカはウクライナ人なのですが、現在はギリシャに住んでいます。
なので彼女の持っている情報は間接的なもの。
ここはやはりオデッサに住んでいる人に直接聞いてみる方が確実かもしれません。
あいにくオデッサに住んでいる知り合いはいなかったので、カウチサーフィンのコミュニティを利用することにしました。
東欧の国というのは閉鎖的なイメージがあったので、反応は薄いかもなー、と思っていたのですが、
1通メッセージを送っただけですぐに5、6通の返事が返ってきました。
これは予想外です。
彼らの話を総合すると、5月や6月くらいまでは混乱を恐れて、オデッサを訪れる観光客はほとんどいなかったそうです。
ところが、7月に入ってからは状況が好転し、大勢の人がやってくるようになったとか。
だから安心してオデッサに来いよ、ということでした。
「でも、お前が来る8月の下旬は黒海の水は泳ぐにはちょっと冷たいけどなー」
そうなのか。 日本でもお盆を過ぎたら海水浴場はガラガラになるからなあ。
じゃあウクライナ美人の水着を拝むのは難しいのかな。
メッセージをくれた人の中には、
「オデッサに来るなら俺の家に泊まれよ」
と言ってくれる親切な人も数人いました。
ウクライナ人ってけっこうフレンドリーなんだな。
その中の一人の青年はかなり熱心に私にアプローチしてきました。
彼は大の日本ファンで、
「なんで俺は日本人に生まれなかったんだろう」
と本気で悔しがっています。
ウクライナといえば美女大国として有名ですが、男だってきれいなんです。

(右側がメッセージをくれた青年)
この彼、男の私でさえハッと息を飲むほどのイケメン。
でも、なんかむかつく。
彼はちかぢか日本にやってくるそうです。
日本の女性のみなさん、ぜひ彼をホストしてやってください。
オデッサといえば必ず引き合いに出されるのが「ポチョムキンの階段」
なので予習として「戦艦ポチョムキン」の映画もしっかりと見ておきました。
でも、個人的にはオデッサといえばガンダムを思い出すんですよね。
黒い三連星やマチルダさん、マ・クベなど。
出発前にもう一度見ておきたかったけど、そんな時間はなさそう。
まあいいか。
ウクライナ美人に会えるのだから。
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