チャイニーズ・ゴースト・ストーリー

本日もシンガポール人カウチサーファー、エイミーと京都の街をお出かけです。
まず向かった先は祇園。

風景の写真ばかり撮って、自分の写真は撮らないという人も多いのですが、このエイミーは違います。
風景はそっちのけで、自分の写真ばかりバシャバシャ撮ってます。
もちろん自分では撮れないので、カメラマン役はこの私です。
まあ、かわいい女の子の写真を撮るのは楽しいからいいんですけど。

安井金毘羅宮の縁切り縁結びの碑をやりたいというエイミー。
確か君は彼氏はいないって言ってなかったっけ?
誰との縁を切りたいんだ?




エイミーはスカートをはいていたので、ワクワク、いや、ハラハラしながら見ていたのですが、
何事もなく無事終了。

碑をくぐり抜けたあとは、お札を張り付けます。
そしていよいよ、本日のメインイベント、貸衣装屋さんに出かけます。
芸者にするか、侍にするかでずっと悩んでいたエイミーですが、ついに決断しました。

彼女が選んだのは、なんと、サムライ。
これがまたよく似合ってる。
こういう男、ふつうにいるよな。




自由撮影と称して、自分たちで好きなように写真を撮れる時間をもらえるのですが、外に出ることはできません。
適当にポーズを考えて撮るのですが、刀などの小道具は貸してもらえないので、ちょっとバリエーションに欠けます。

せっかくなので、一緒に写真を撮りました。
撮影が終わり、彼女が着替える間、私は待合室で待っていました。
衣装を脱ぐだけなので、すぐに終わるはずなのに、なかなか彼女は下りてきません。
おかしいな。どうしたんだろう。
そう思っていたら、お店の人が私を呼びに来ました。
「準備ができましたので、お連れの方も上がってきてください。」

なんと、サムライだけでは物足りなかったエイミーは、芸者(舞妓)のコスチュームもついでにやってしまったようです。


しかしこれは・・・
似合ってる、のかな?

背中がざっくりと開いていて、なかなか色っぽいですな。



かつらを取り、これから化粧を落とすエイミー。

衣装のレンタル料金の中には、カメラマンによるスタジオ撮影も含まれています。
ここから先の4枚の写真はプロのカメラマンによるもの。

なんだか外国のB級映画にでてくる、中国人スパイを彷彿とさせるエイミー。


もちろんエイミーはこれらの写真をフェイスブックにアップしていたのですが、友人たちから、
「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」
といって笑われてました。

たしかに、これは中国の幽霊だわ。
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化粧を落としている時、エイミーは貸衣装屋さんのスタッフにこうたずねられたそうです。
「一緒にいる男の人、日本人みたいだけど、彼氏なの? どうやって知り合ったの?」
「ボーイフレンド(彼氏)じゃないわ。ボーイ、フレンド(ただの男友達)よ」
たったコンマひとつ分の違い。
だがこの差はとてつもなく大きい。
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