ムスリム女とカウチサーフィン

初めてのチュニジア人カウチサーファー、アミラ。
見た目どおり、タフな女です。


アラビア語のキーボードはこんなかんじ。
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カウチサーフィンをはじめてから、女性の下着を見てもなんにも感じなくなった。
というのはウソです。
めちゃめちゃ気になります。
私の家は、トイレの近くに物干し場があるのですが、現在、そこにはアミラの洗濯物が干してあります。
自分のパンツの横に女性物の下着が並んでいるのを見るのは、なんとも恥ずかしいものです。
トイレに行くたびにそわそわしたり、なんとなく彼女に朝食をごちそうしてしまったりと、
落ち着かない日々を過ごしました。
アミラはチュニジアの出身。
アルジェリアとリビアにはさまれたこの国からは、なんだか危険な匂いが漂ってきそうなイメージがあります。
でも、彼女に言わせると、のどかで、とても過ごしやすい国なのだとか。
一応イスラム教国なのですが、戒律はぜんぜん厳しくありません。
現にアミラはお祈りをしませんし、スカーフだって被りません。
パンツだって干しちゃうしね。
そんな彼女はついこの間までニューヨークで働いていました。
話をよく聞くと、彼女はアメリカの大学を出てるそうです。
MBAだって持ってます。
うわー、すごいなー。
「MBAっていったって大したことないのよ。
あんなの簡単よ。誰だってとれるわ。」
誰でも取得できるわけないだろ。嫌みか?
バリバリのキャリアウーマンだったアミラは、観光も精力的にこなします。
分刻みのスケジュール。
しかし、さすがに長旅のため、少々お疲れ気味。
今日はちょうど雨だったので、休息日にあてることになりました。
ところが、窓の下を托鉢の僧侶の列が通り過ぎるのを見て、どうにもがまんができなくなったようです。
雨の中、彼女は飛び出して行きました。
傘もささずに。
タフな女だぜ、まったく。
テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行