猿と混浴♪

長野から電車に乗って湯田中へ。
車窓からは雪に覆われた山々が見えて気持ちいい!

湯田中の駅前。
バスターミナル全体が凍ってる!
大丈夫かな。
雪道をドライブした経験があまりないので、ちょっと心配です。

タイ人カウチサーファーのムエイヤイ。
「見て見て。
この猫耳の帽子、かわいいでしょ。
おサルさんと遊ぶために、これ買ったの」
いや、ぜったいそれ逆効果だと思うぞ。

上林温泉の入り口でバスを降ります。
遠くには白い山なみが見えてきれい。
空気も澄んでるし。
長野っていいな。

あちこちでこの看板を見かけました。
冗談ではなく本当に滑ります。
私も何度コケたことか。

ゆるーい上り坂が延々と続きます。
道はつるつるに凍ってて歩きにくい。
こんなのが30分も続くのか。
南国タイからやってきたムエイヤイは3分でギブアップ。
「こんなのぜったい無理。タクシーを使おう」
と言ってますが、車なんて一台も走ってません。
「じゃあヒッチハイクよ!」
いや、だから車の姿がどこにも見えないんだってば。

ようやく野猿公苑の入り口に到着。
かなり歩いたと思ったのに、まだあと25分も歩くのか。

雪道にも慣れ、ゴキゲンなムエイヤイ。
実際、雪景色の中のハイキングはすがすがしくて、とても気持ちいいです。

時刻は正午前だというのに、あたりはうす暗い。
まわりを山に囲まれているため、太陽の光が届かないのです。


ものすごく長いつらら。
えらい方向にひん曲がってるし。
京都では見られない光景です。

最初のサルに遭遇!

見えましたっ!
おサルさんたちの温泉です!




とても寒そうに身を寄せ合う猿たち。
なんで彼らは温泉に入らないのだろう。
ムエイヤイはこのサルたちと一緒に写真を撮ろうとしたのですが、近づくと歯をむき出しにして威嚇されました。
おそらく、彼女のかぶっている猫耳の帽子のせいでしょう。
ちなみに野猿公園はペットの同伴が禁止されています。



湯上りの子ザル。
寒そ~う。


「極楽じゃあ~」
なんて気持ちよさそうな顔をしてるんだ。
もしかして、完全にのぼせてる?
こいつらなら、「風呂上がりのビールはまた格別じゃのう~」とか言いかねんな。



眼下に見えるのが地獄谷温泉の後楽館。
猿が温泉に入ってるのを見ているうちに、体が冷えてきました。
今度は我々があたたまる番です。

「天然記念物」って、なんかオオサンショウウオみたいな生き物を想像しちゃうじゃないかよ。

「地獄谷」の名前の由来となったこの噴泉。
まわりをテカテカの氷に囲まれ、簡単には近づけません。
たどりつくまでに5回くらい転びました。
近くで見る地獄谷噴泉は大迫力!
「地獄谷、すげぇーっ!」
5分で飽きましたけど。
※注意
ここから先の写真には、私のフル・ヌードが含まれます
残念ながら、ムエイヤイの写真はありません。あしからず。

温泉宿「後楽館」

宿に入るためにはこの橋を渡らなければならないのですが、
完全に凍っているため滑りまくりです。
苦労しました。
さすがは「秘湯」。

宿の敷地内にもたくさんの猿がいます。

ついに露天風呂とご対面。
他に客はいないようです。
やった、貸切だ!

絶景を一人占め!

最初は警戒して遠くから私のことを観察していた猿ですが、
だんだんと近づいてくるようになりました。
念願の、「猿との混浴」なるか?

温泉からは地獄谷噴泉も見えます。
ただし、この露天風呂は外から丸見え。
大勢の観光客に写真をバシャバシャ撮られてしまいました。
最初のうちはタオルで隠していたのですが、途中からめんどくさくなってきました。
見たけりゃ見ろ。

今回は残念ながら日帰りとなりましたが、
今度来る時は宿泊して、湯船でゆっくり猿と語り合いたいと思います。