浴衣でCouchSurfing(カウチサーフィン)

なにやら熱心にパソコンの画面をにらんでいるエミリー。
何をしているのかというと・・・

着物の帯を結んでいるのでした。
彼女が着物を着るのは、これが初めて。
当然、帯の結び方なんて知りません。
でも、今はYoutube で検索すれば、「帯の結び方」の動画なんていくらでもあるんですね。
しかも、中国語の解説付き!
世の中が便利になって、いろんな物事の敷居が低くなるのはいいことだけど、
なんだか、ありがたみがどんどんと薄れていくなあ。


彼女たちは、電車の中で飲み食いすることに、なんの抵抗もありません。

エミリーの着物、「左前」になってるのに気付いたでしょうか?
私はまったく気づきませんでした。

にしんそばを食べにお店に入ったところ、従業員の女性に「左前」を指摘されました。
エミリーは私に食ってかかります。
「ちょっと、マサト!
なんで教えてくれなかったのよっ。」
そんなこと言われても・・・
日本人だって、普段は着物なんてほとんど着ないんだよ。
それに、胸元をジロジロ見たら、君は怒るじゃないか Yo!

京都に住んで、20年以上にもなる私ですが、
本格的な「にしんそば」を食べるのは、これが初めて。
もしもカウチサーフィンをやっていなかったら、これからも食べる機会はなかったかもしれません。
だって、ここのそば、高いんだもん。

この時は暑かったので、冷やし「にしんそば」を注文しました。
お味の方は・・・
次に食べる時は、温かいのにします。

京都の隠れた名所、「石塀小路」。

ここでエミリーにハプニングが起こりました。
帯の結び目がほどけてしまったのです。
読者サービス?

こんな道の真ん中なので、当然、大きな鏡なんてありません。
キャンディーも私も、帯の結び方なんて知らないので、どうしようもありませんでした。


なんだか夫婦みたいだね。

真剣な表情で浴衣を選ぶキャンディー。
大丈夫。
君なら何を着ても似合うよ。

浴衣レンタルのお店には、台湾人のグループもいました。
すっかり意気投合する彼らたち。
中国語を理解できない私は、一人ぼっち。


エミリーのしている「かんざし」。
よく見ると、「箸」です。
いやはや、たくましいというか、なんというか・・・

最近の小学生、発育良すぎだろっ!


ようやく清水寺に到着。




地主神社で、またまた先ほどの台湾人グループと再会。



突然の夕立のため、雨宿り。
まだ昼間だというのに、あたりは真っ暗。
ものすごい豪雨です。
夏ももう終わりだな。



さすがの清水参道も、この時間には人っ子一人いません。
今日はまる一日かけて、清水寺一つしか回らなかったのか。
ぜいたくな観光の仕方だな。
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もともとエミリーとキャンディーは、それほど親しい間柄ではなかったようです。
年齢も離れていて、ただ、顔を知っているだけ、という程度。
この二人、どうも相性が悪いらしく、だんだんと不協和音が生じ始めました。
・・・・・・・・・・・・・・
エミリーとキャンディーは二人とも、写真を撮るのが大好き。
もちろん彼女たちは女の子ですから、できるだけ自分がきれいに写るように努力します。
キャンディーが表情をきめて、カメラに向かってほほ笑んでいると、
「なにすました顔してんのよ、キャンディー。
あんた、自分がどんだけかわいいと思ってるの?」
うわあ。
きっついなあ、エミリー。
・・・・・・・・・・・・・
祇園界隈には、ラブホテルが何軒かあります。
入り口に掲げられた料金表を見て、キャンディーが、
「へえー、日本のラブホの料金って、それほど高くはないのね。」
と言うと、
「へえー、キャンディー、あんた香港のラブホの料金なんて知ってるんだ。
かわいい顔してやることやってんのね。」
とエミリー。
なんだ、なんだ?
知らない間に、むっちゃ雰囲気悪くなってるやん!
二人の美人にはさまれて、天国気分を満喫してたはずなのに、
いつの間にか、かなり難しい立場に立たされてしまったぞ。
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