妖艶!香港娘

今回のゲストはこの二人。
エミリー(左)とキャンディ(右)です。
それぞれタイプは異なりますが、二人とも美人であることには違いありません。
カウチサーファーってレベル高い子多いよなー。

写真を撮る時、さりげなく肩に手をまわしてくるエミリー。
香港の女の子って、こんなに気さくなんだ?!
まるで欧米人のようだな。

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日が暮れかけたころ、約束の時間に、待ち合わせ場所である嵐山駅に着いた。
大きなスーツケースを抱えた女の子が二人、所在無げにたたずんでいる。
いたいた。
あの子たちだな。
近づいていって声をかける。
第一印象が肝心だ。
ありったけの笑顔を浮かべながら、
「Hi Emily and Ho!」
と呼んでみる。
とてもフレンドリーに。
が、二人の反応は冷たい。
「は?」
彼女たちは日本人だった。
しまった。
まったく関係の無い人に声をかけてしまった。
しかも英語で。
痛すぎる・・・
きっと彼女たちは俺のことを、変質者か何かだと思ったにちがいない。
警察に通報されてなきゃいいが・・・
エミリーとキャンディーは次の電車でやって来た。
「はあーい、マサトー!
遅れてごめんねー。」
とっても魅力的な笑顔のエミリーに、私も笑顔で応えたかったのだが、
なんだか不自然な作り笑いになってしまった。
だって仕方がないじゃないか。
さっきの二人組のために、一日分の笑顔を使い果たしてしまったのだから。
不発に終わったけど。
エミリーはとても人懐っこい。
事前のメールのやり取りで、うすうす感じてはいたのだが、予想以上だ。
最初に聞いていた話では、エミリーと一緒に来るのはホーという女性だということだった。
が、彼女は急きょ香港に帰ってしまったらしい。
そして、たまたま京都に来ていたキャンディと合流したのだとか。
このキャンディー、エミリーとは対照的に、とても静かだ。
まるで値踏みするかのように、私のことをじっと見ている。
警戒しているのかもしれない。
無理もないか。
彼女がカウチサーフィンを利用するのは、これが初めてなのだから。
いや、それ以前に、キャンディはカウチサーファーですらないのだ。
たまたまエミリーに声をかけられて、ついてきただけのようだ。
そういうわけなので、私と話をするのはもっぱらエミリーの役目。
そしてこのエミリー、男の扱い方が実にうまい!
妖艶な笑顔を浮かべ、甘ったるい声で話しかけてくる。
時にはボディタッチを交えながら。
「マサトぉー、明日はヒマぁー?
私たちと一緒に遊ばなぁーい?」
でもね、わかっちゃうんですよ、悲しいくらいに。
私も長い間、男をやってますから。
「あ、この女、本心では俺にまったく興味がないんだな。」
っていうことが。
わかっちゃいるけど、エミリーの色香には抗えません。
どうあがいたって、男は女に勝てないようにできてるんですから。
彼女たちの滞在は、当初、3日間だけの予定だったのだが、予想外の延長戦にもつれこむことになる。
それも大幅に。
まだまだ暑い夏は終わらない。

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