7月2日 ホーチミンナイト(ホーチミン、ベトナム)

ヴァンナックの弟。
日本人の私から見ても、彼はとてもおとなしい性格をしています。
猛者ぞろいのカンボジアで、果たして彼は、この先生き延びていくことができるのでしょうか。

カンボジアでは至る所でこのナーガ(蛇神)を目にします。
しかしそれも今日まで。
カンボジアとも今日でお別れです。

カンボジア、特にプノンペンでは、中国系の商店がやたらと目につきます

ここにも

バスターミナル周辺は暑いっ!
いや、バスターミナルに限らず、カンボジアはどこも暑いんだけど・・・
これからベトナムに向かう私には、もうカンボジアのお金は必要ありません。
使いきれずに残ったお金は、売店の女の子に全部あげちゃいました。
(でもパンはサービスしてくれなかったけど・・・)
しかし、すぐにこのことを後悔する羽目に。
日本とは違い、東南アジアではトイレが有料だということを忘れてました。
しまった。
小銭は最後の最後まで残しておくべきだった。

セントラル・マーケットもこれで見おさめか。
結局、何も買わなかったけど・・・

カンボジア美女ともこれでお別れ。
まあいいさ。
ベトナムにもかわい子ちゃんはたくさんいるはず。

バスはフェリーに乗って川を渡ります。
バスの中では強制的にカンボジア映画のDVDを見せられました。
もちろん何を言ってるのかはわかりませんが、とても単純なストーリーだったので、容易に内容は理解できます。
とてつもなくブリっ子(死語?)な少女が、2人の男性のはざまで揺れ動くというラブコメディです。
こんな能天気な女の子、カンボジアでは一人も見なかったぞ。

カンボジアーベトナム間の国境ゲートビル。
入国審査を済ませて、いよいよベトナムです。
係官が親指を立てて何か言ったので、私は勝手に
「Good Job!」
の意味だと解釈して、その場を通り過ぎようとしました。
すると、その係官は大声で私を呼びとめます。
そしてさらに親指を立てて何か怒鳴ってます。
中指を立てそうな勢いです。
どうやら、
「親指の指紋を採取するから指を機械に乗せろ」
と言いたかったらしい。
なんたる勘違い。
ハズカシイ。

ホーチミンでのホスト、ランが連れてきてくれたのは、シーフードレストラン。
なかなか人気のあるお店らしく、他の客でいっぱいです



私が想像していた「シーフード」とは少し違いましたが、期待以上の絶品です。
少し辛いので、ビールにちょうどいいなあ

ベトナムで飲む最初のビール!
せっかくホーチミンにやって来たのだから、ここはやはり「サイゴンビアー」!!
ビールは旨いし料理もサイコー!
それに、

ホストのランはめちゃめちゃ美人で色っぽい。
ベトナムでの最初のカウチサーフィンがこんな美女と一緒なんて、なかなか幸先のいいスタートです。
なんだかハイテンションになってきたのは、あながち、ビールのせいだけじゃないかも

前を歩くランに、つい、見とれてしまいます。
東南アジアの女の子って、どうしてこうもショートパンツが似合うんでしょうねえ。
いけねえ。
よだれが出てきた。

さとうきびジュースは、ここでも健在です。

ランは彼女のバイクで夜のホーチミンを案内してくれました。
この教会は彼女のお気に入りの場所だそうです。

なんだかずっと頬が緩みっぱなしの私

何度見てもいい女だな~
___________________________________________________
ベトナムはカウチサーフィンをやりやすい。
ホストを探していると、たくさんのInvitationをもらった。
なんと、むこうから「うちに泊まりにきなよ。」と誘ってくれるのだ。
ベトナム人というのはなんてフレンドリーな人種なんだろう。
ランもその一人だ。
彼女のほうからメッセージを送ってきてくれた。
彼女はまだカウチサーフィンの経験がなく、
私が第一号の客。
なんという光栄!
ランはアメリカで数年暮らしていたことがある。
大学と大学院を卒業するためだ。
しかも、フルブライトの奨学生!
頭のいい女性なんですね。
もちろん彼女の英語はネイティブレベル。
知的な女性は大好きです。
一緒にいると、何かしら得るものがある。
このように、ランはとてもスマートな女性なのだが、
同時にとても色っぽかったりする。
常に微笑をたたえているのだが、
それが何とも言えない妖しい魅力を醸し出している。
ランの部屋はとてもきれい。
カンボジアではずっと男のホストだったので、
余計に女性の部屋は清潔に感じる。
しかもシャワーからは熱いお湯が出る。
日本では当たり前のことだが、カンボジアではずっと水のシャワーだった。
お湯のシャワーを浴びるのなんて、何週間ぶりのことだろう。
ランの連れて行ってくれた食堂もまた、ナイスチョイス。
食堂といっても屋外にあるのだが、これがまたいかにもベトナムらしくていい。
料理は少し辛めだが、そのことによってますますビールが旨く感じられる。
もちろん、こんな美女と一緒の食事なら、何を食べても美味しいのだが。
カンボジアからホーチミンにやってくると、その豊かさに圧倒される。
町全体の雰囲気が全然違うのだ。
とにかく明るい!
バイクや車の交通量も多く、かなりうるさいのだが、
道行く人々からは熱気と自信を感じ取ることができる。
まさに、日本の高度成長期を彷彿とさせる街だ。
しかし、そんなホーチミンにも影の部分はある。
先ほども述べたように、われわれのいる食堂は路上に面している。
食事をしていると、ひっきりなしに物乞いが我々のテーブルを訪れるのだ。
宝くじを売りつけようとする者、
音楽を演奏して、演奏料を要求してくる者、
盲目の兄の手を引いて、ひたすら同情を買おうとする者。
東南アジアを旅行していれば、めずらしくもない光景だが、
他の国ではここまで多くはなかった。
物乞いたちの表情も重く、暗い。
ホーチミン市民の多くは沸き立つ経済の恩恵に浴しているようだが、
それと同時に、貧富の格差もすさまじいものになっているのではないだろうか。
テレビや本では、ベトナム経済のいい面しか報道していないように見える。
確かに、表通りを歩いている限り、ベトナムは好景気の真っただ中にあるように見える。
だが、一歩裏通りに入れば、様相はガラリと変わる。
カンボジアでは、ゆっくりと食事をすることができた。
だが、ここホーチミンでは、ひっきりなしに物乞いたちがわれわれのテーブルを訪れる。
きらめくネオンと乞食の群れ。
その両方がホーチミンの現実の姿なのだ。
テレビやガイドブックの紹介する、ベトナムの華やかな面だけでなく、
これから私は、本当のベトナムもしっかり見届けようと思う。
食事の後、ランはバイクでホーチミンの街を案内してくれた。
明日は一日かけて市内観光をする予定なのだが、
「夜のホーチミンはまた別だから」
というランの勧めで、夜に行くべきスポットを重点的に回ってもらった。
確かに夜のホーチミンは美しい。
でも、正直、私はそれどころではなかった。
べスパを運転するランの髪の毛からは、シャンプーの甘い香りが漂ってくる。
彼女がブレーキをかけるたびに、私の体は前のめりになって、彼女にぶつかる。
でも、ランは急発進はしないから、態勢はそのまま。
至福の時間♪
どさくさにまぎれて後ろから抱きしめたら怒るかな?
いかん、いかん。
せっかく街を案内してもらってるのに、こんな邪なことを考える俺は最低だな。
ランの家には部屋が2部屋あり、それぞれがとても広く快適なのだが、
問題点が一つ。
トイレとシャワールームは一つしかなく、それは彼女の使う部屋の中にあるのだ。
そしてそういう時に限って、私の体は言うことを聞かなくなる。
カンボジアでの劣悪な環境から一転、とても快適な部屋に来たことによって体が安心したのだろう。
自分でも驚くほど長く、大きなおならを連発してしまった。
すぐ隣の部屋ではランが静かに本を読んでいるというのに。
プーーーー。プスーーー。ププッ。
ハズカシすぎる。
泣きたい。
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