6月28日(木) From Dawn Till Dusk (シェムリアップ、カンボジア)

ちょうど今、日本の皇太子殿下がこのシェムリアップを訪れているらしい。
なんたる偶然!
ま、別に関係ないんだけどね。

今日はアンコールワットで朝日を拝み、
プノン・バケンで夕陽を眺めるという、
マニュアルどおりの王道コース。
例によって、トゥクトゥクを貸し切りです。
長い一日になりそうだなあ。
夜明け前なので、当然あたりは真っ暗。
しまった。
懐中電灯持ってくるのを忘れた。

残念ながら、曇り空。
雨季のカンボジアだ。
しょうがない。


まだ早朝だというのに、この混みよう。
観光客のエネルギーはすごい!

これからあのアンコール・バルーンに乗ります。









アンコール・バルーンの乗客は私一人だけでした。
おかげでバルーンの中を自由に移動することができ、
いろんなアングルから写真を撮れます。
これが乾季の観光シーズンなら、こうはいかなかったことでしょう。
ただ、このバルーンからアンコールワットはかなりの距離があります。
きれいな写真を撮りたい人は、望遠レンズが必携でしょう。


シナのトゥクトゥクは、ただいま給油中。
合理的というかなんというか・・・

バンテアイ・スレイ



「東洋のモナリザ」
これは現在修復作業中で、中に入って見ることはできません。
でも、係員に賄賂を払えば中に入れてもらえるんですね。
さすがはカンボジア。




お腹がすいてきたので、食事をする場所を物色中。
「これは何?」
と、トゥクトゥクの運転手のシナに聞いてみたのですが、
彼の説明はよくわかりませんでした。

バンテアイ・サムレ


暑さのため、二人ともバテ気味。
がんばれ、シナ!


プレ・ループ




東メボン

タ・ソム



ニャック・ポアン


プリア・カン


プノン・バケンではVIPの車列に遭遇。
もしかして、皇太子殿下?



この山路を登って、プノン・バケンの頂上へ

ここプノン・バケンからもアンコールワットを拝む事ができます

このプノン・バケンは夕陽がきれいなスポットとして有名です。
そのため、日没の前はものすごーく混みます





トゥクトゥクの運転手、シナと記念撮影。
まる二日間、お疲れさまでした。
シェムリアップのトゥクトゥク・ドライバーには、かなり悪質な輩も多いと聞きます。
私はCouchSurfing(カウチサーフィン)を利用していたので、
ホストのメンにいい運転手を紹介してもらえました。
ここシェムリアップには、トゥクトゥクドライバーをしているカウチサーファーもいるので、
良いガイドに巡り合う、という意味でも、カウチサーフィンの利用は効果的だと思います。
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6月28日(木) From Dawn Till Dusk (シェムリアップ、カンボジア)
今日は長い一日になりそうだ。
アンコールワットのサンライズを見るために夜明け前に起き、
プノン・バケンのサンセットを見た後は、カウチサーフィンのホスト、ブーンと会う。
かなりのハードスケジュールだが、はるばるカンボジアまでやってきたのだ。
やりたいことは、すべてやってしまおう。
まあ、道中はトゥクトゥクの中で寝てればいいので、
本当に大変なのはドライバーのシナなのだが。
プノン・バケンには日没の3時間前くらいに到着してしまった。
この炎天下、どうやって過そうか?
ウロウロと歩きまわった結果、もっとも夕陽がきれいに見えるであろう場所を確保。
さすがにまだ日が高いので、誰も場所取りをしていない。
しかもこのポジションには日影はない。
カンカン照りの太陽の下、あと3時間もここに陣取る馬鹿はいない。
だが、ガイドブックによると、日没の1時間前からは場所取り合戦が始まるらしい。
今ならベストポジションを手に入れることができる。
ここは覚悟を決めて、この場所に居座ることにしよう。
私が日傘を取り出して腰を下ろすと、遠くから「あっ!」という声が上がった。
声の主は中国人と思しき若者のグループ。
彼らは私よりも早くプノン・バケンに到着していたのだが、
日影に逃げ込んでいたのだ。
まさか3時間も前から、この炎天下で場所取りをする馬鹿はいないと思っていたのだろう。
ふっ。
甘いな。
日本人をナメるな。
中国人の若者グループはあわてて日影から飛び出してきて、
私の横に陣取った。
とても悔しそうな顔をしている。
彼らは実力行使こそしてこなかったが、いい場所を一人占めしている私が気に食わないらしい。
しきりとなにか非難めいたことを言っていた。
私がかばんの中から日傘や虫よけクリーム、ipad などを次から次へと取りだすのを見て、
「お前はドラえもんか?、コンビニか?」
とか言っている。
もちろん中国語なので、本当に彼らがそう言ったのかはわからない。
だが、「ドラえもん」、「コンビニ」という単語ははっきりと聞き取れたので、
おそらくそういう類の内容だったのだろう。
それにしても、暑い。
こんな場所であと何時間も日没を待たなければならないのか。
こういう時、時間が経つのは遅い。
ヒマを持て余しているのは、となりの中国人の若者グループも同じらしい。
麻雀のようなゲームを取り出して遊び始めた。
こういう場合、大勢いる彼らがうらやましい。
だが、すぐに係員が飛んできた。
「ここは神聖なプノン・バケンだ。
ギャンブルをすることは認められない。」
「いや、お金はかけてないし。
ただゲームをして遊んでるだけだし。」
「ダメだ、ダメだ。」
これだけ観光客でびっしり埋め尽くされてるのに、神聖な場所も何もあったもんじゃないと思うのだが。
夕陽を見るのに最適と思われる場所は、もうすでに場所取りの連中で埋まっている。
気のせいか、そのほとんどがアジア系の人間のような気がする。
夕陽を見ることを目的としない、普通の観光客はさぞかし迷惑していることだろう。
現に、アメリカ人らしき団体グループがガイドに質問していた。
「彼らはこの炎天下で、いったい何をしているの?」
夕陽を眺めるために、場所取りをしているんです。
「夕陽って!日没までまだかなり時間があるじゃない。
どうしてジャパニーズはこうもクレイジーなの?」
おいおい。
日本人はみんな頭がおかしい、みたいな言い方はやめてくれよ。
それに、あそこにいる中国人の彼らは、日本人と一緒にされるのなんてまっぴらごめんだと思ってるんじゃないかな。
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