6月18日(月) 52KM村(ビエンチャン、ラオス)

ゲストハウスの近くの食堂



自家製ヨーグルト。
お腹の健康のために注文したのに、
逆効果になりそう

ゲストハウスの中

トゥーンさんとの最後の写真。
いい女性だったなあ

ルアンパバーンのバスターミナル。
蚊にいっぱい刺されました

ビエンチャン行の寝台バス

見よ、この狭さ。
これでもVIPバスです

一緒の部屋になったドイツ人と。
肩が触れ合う狭さのため、
あまり良く眠れませんでした。
となりが可愛い女の子だったら・・・
やはり眠れなかったでしょうね

ビエンチャンのバスターミナルから市内まではトゥクトゥクを利用

パトゥーサイ

けっこう気の弱いトゥクトゥクの運ちゃん

ラオスのシンボル、タート・ルアン


ワット・ホーパケオ

ワット・シーサケート


首相府


パトゥーサイを遠くに望む。
なるほど、こうして見ると
パリの凱旋門やシャンゼリゼ通りを模して作ったという話も納得できる

タラート・サオ(市場)

狭くて暑いけど、
やっぱり地元の人と一緒にローカルバスに乗るのは楽しい

ラオスでのホスト、カクの住む52KM村



子供たちに英語を教えるカク。
この後、私も教壇に立つことに

今夜のカウチはモン族の村



ホストのカク

食事は外で
6月18日(月) 52KM村(ビエンチャン、ラオス)
ビエンチャンに限らず、東南アジアのバスターミナルは市街地から離れていることが多い。
多少の距離なら歩くのだが、ビエンチャンのバスターミナルから市街地まではトゥクトゥクでも20分ほどかかるらしい。
ノロノロ走るトゥクトゥクに揺られて、やっとビエンチャン中心部まで来たと思ったら、バスターミナルにガイドブックを置いてきたことに気づいた。
やれやれ。
夜行バス明けで、頭がボーッとしているらしい。
ビエンチャンのシンボル、タート・ルアンは昼時には閉まる。
13:00から開くはずなのだが、門は閉まったまま。
なかなか開く気配がない。
近くの木陰で腰掛けて待っていると、一人の男が近づいてきた。
「日本人か?」
そうだよ。
「結婚はしているのか」
いや、まだだよ。
「それはいかんな」
男は やれやれ、といった感じで頭を振る。
「ラオス人の女は良く働くぞ。
嫁にするのならラオス人の女が一番だ。」
なんだろう、この男は。
売春婦の斡旋でもしにきたのだろうか?
男はおもむろに一枚の写真を取り出す。
「どうだ、美人だろう。」
確かに美人だが、ちょっと若すぎるな。
いったいいくつなんだ、この子は。
「12歳だ。
どうだ、俺の娘が気に入ったか?」
話がよく見えないんだが、どうもこの男は、自分の娘を日本人と結婚させたがっているようだ。
「日本は平和で豊かな国」
ラオスの人はそう思っているらしい。
見ず知らずの日本人に、自分の娘を嫁がせようとする親。
ラオスって、そこまで貧しいんだろうか。
ここでのホスト、カクの家はビエンチャンから少し離れた村にある。
バスで一時間ほど。
その村の名は52KM village。
ビエンチャンからの距離が52Kmだからこの名がついた。
実にシンプルだ。
普通の観光客はそんな所へは行かないから、バスに乗っていた他の乗客たちは珍しそうに私の事をジロジロ見る。
私が到着した時、カクはちょうど授業中だった。
彼は昼間はバイク屋で働き、
夜は子供達に英語を教えているのだ。
彼の教室に連れて行かれた私は、そこでいきなり生徒たちに英語を教える事になった。
英語を教える?
この俺が?
それは無理ってもんだよ。
外国人とまともに会話もできないのに、人に教えるなんて無茶だ。
まあいいか。
適当にしゃべってみよう。
教壇の上に立つと、生徒たちが一斉に私の方を見る。
「こんにちはー、みなさん。
私は日本から来たマサトでーす。
みんな、日本は知ってるよねー。」
反応がない。
私の英語がまずいのか、
彼らの英語力のせいなのかはわからないが、
とにかくノーリアクション。
私に敵意を持っているわけではない。
みんな好奇心いっぱいの目で私を見つめている。
でも、私の言っている事が理解できないらしい。
見かねたカクに助けられながら、なんとか彼らとコミュニケーションを取る事ができた。
冷や汗をかいたが、たまにはこういう経験もいいものだ。
カクの住んでいるのは、モン族の村。
もちろん彼もモン族だ。
ガイドブックなどを見ると、モン族の人々は華やかな民族衣装を着ているが、あれは観光客むけのパフォーマンスらしい。
民族衣装を着るのは何かの行事があるときだけだとか。
ちょっとがっかりだな。
カクの両親は英語を話せない。
私の扱いに困っているようだ。
彼には小さな弟が2人いるが、彼らとも意思疎通がはかれない。
参ったな。
そうしているうちに、カクの妹が帰って来た。
なんと、彼女は日本語を話せる。
しかもかなり流暢に。
ラオスの首都から遠く離れたモン族の小さな村に、日本語を話す少女がいる。
なんだか不思議な気分だ。
カクの妹と母親が夕食を用意してくれた。
彼の家には扇風機がないので、食卓は外にある。
水道も無いので、汲み置きの水で手を洗う。
なんて不便な生活なんだ。
現代生活に慣れきった私にとって、彼らのライフスタイルは戸惑う事ばかり。
こんな所で二晩も過ごす事ができるのだろうか。
てっきり夕食は家族みんなで食べるものとばかり思っていた。
しかし、食卓についたのは私とカクの二人だけ。
どうやら、女子供は後で食べるのがモン族のしきたりらしい。
なんだか昔の日本みたいだな。
でも、なんだか居心地が悪い。
私が食べ終わるのをみんなが待っているような気がして、
ゆっくりと料理を味わえない。
モン族の村、というのは、もっと昔ながらの生活をしているのかと思っていたのだが、そうでもないらしい。
冷たいコーラを売っている店もあるし、DVDだって置いてある。
テレビもないのに、インターネットカフェはある。
ここは子供達で大にぎわいだ。
さあ、いよいよ就寝の時間だ、というところで、ホテルに連れていかれた。
カクの家族は大所帯。
でも、家は狭い。
物理的に、私の寝るスペースは存在しない。
せっかくモン族の家で眠れると思っていたのに、ちょっと残念だ。
今回は変則的なカウチサーフィンだな。
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