6月16日(土) 意気地無し (ルアンパバーン、ラオス)

ルアンパバーン名物の朝の托鉢




ワット・シェントーン

黄金の霊柩車


お葬式会場

ルアンパバーンの朝市

チキン

カエル

蜂の巣

舟に乗ってルアンパバーン郊外へ

織物の村




パークウー洞窟







ルアンパバーン名物の川海苔


ラオスの伝統舞踊








6月16日(土) 意気地無し (ルアンパバーン、ラオス)
今日こそは朝の托鉢を見るぞ、
と意気込んで起きてみてはものの、
外は雨。
雨季の東南アジアだからしょうがないが、
それでもテンションは下がる。
ゲストハウスの扉は閉まっていて、外に出られない。
門番は気持ち良さそうに寝ていて、起こすのも気が引ける。
こういう日は、なにをやってもうまくいかないものだ。
急にトイレに行きたくなり、托鉢見学もそこそこに、宿へ駆け戻った。
結局、靴を濡らしただけに終わってしまった。
昼間は織物の村やパークウー洞窟を観光し、
夜はラオスの伝統舞踊を見に行くことにした。
だが今夜は またしても、あいにくの雨。
しかも土砂降り。
今日がルアンパバーン最後の夜だから、行かないわけにはいかない。
フロントを見ると、トゥーンさんは電話の応対をしている。
結局彼女と食事に行くことはできなかったな。
玄関で靴を履いたものの、外は豪雨。
なかなか一歩を踏み出せずに躊躇していると、
「あの、マサトさん、これからお出かけですか?」
振り返ると、電話を終えたトゥーンさんが立っていた。
これは天が与えてくれたラストチャンスだ。
今、彼女を食事に誘わなかったら、もう後は無い。
誘え、誘うんだ!
たとえ断られても今夜が最後。
明日には俺はこの地を去るんだ。
失うものは何も無いじゃないか。
沈黙。
「また雨ですね~」
「そうですね」
何を言ってるんだ俺は。
雨の話なんてしてる場合じゃないだろ。
「じゃあ、行ってきます」
「行ってらっしゃい」
あーあ、結局誘えなかった。
最後のチャンスをフイにしてしまった。
俺のばか。
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