ケンブリッジ出てます!
日本人にとっては当たり前のことでも、外国人にしてみれば奇異に思えることもたくさんあるのだ。

今日はイギリスから来たバーニーと伏見へ酒蔵見学に行く予定だった。
月桂冠の大倉記念館だ。
予約もしていたのだが、なんと、バーニーが寝坊。
「なんで起こしてくれなかったんだよっ」
逆ギレするバーニー。
俺はちゃんと声をかけましたよ。
返事はなかったけど。
急きょ予定を変更して、祇園の巽橋に行く事にしました。
私は京都に住んで20年ほど経ちますが、
ここへ来たのはこれが初めてです。
その後は東山エリアから平安神宮に寄ってから、哲学の道を目指す事になりました。
徒歩で!
途中に南禅寺にも行きましたが、ここでも思わぬ拾いものがありました。
私はここの水路閣を見たのも初めてだったのです。

バーニーの提案で、南禅寺奥の院にも行きました。
かなりの山道を苦労して登っていったのですが、
その努力は報われませんでした。
「えっ!これだけ?」
これが私の正直な感想です。
ロンリープラネットはこの南禅寺奥の院をべた褒めしてるみたいですけど・・・。
この時点で私の疲労はピークに達していました。
でも、道のりは長いのです。
「腹減った、足も思い」
そんな私の心を読んだのか、バーニーが昼食をごちそうしてくれました。
それに気をよくした私はがんばって歩きましたよ、哲学の道を。
銀閣寺は人込みでごった返していたけど、入場料600円にひるんだ我々はあえなく退散。
今度は下賀茂神社へと向かいました。
徒歩で!
実はこの下賀茂神社を訪れるのも私は初めて。
京都人失格ですね。
意外と敷地が広くてびっくりしました。
我々の行軍はまだまだ続きます。
今度は京都御所だ!
しかも徒歩で!
肉体的な疲労はさることながら、
私の頭も崩壊寸前です。
なぜなら、バーニーは歩いている間もずっとしゃべり続けているからです。
もちろん英語で!
へろへろになりながら、今度は錦市場を目指します。
もちろん徒歩で!
途中でコンビニに寄りました。
バーニーいわく、
「日本のコンビニには、なんでこんなにポルノ雑誌が置いてあるんだ?」
そんなに多いかな。
そう言われてみればエロ雑誌のコーナーはかなりのスペースを取っているような気がします。
漫画のエロ雑誌が存在するということは、彼らヨーロッパ人には理解不能なんだそうです。
「写真で十分じゃないか。
なんでエロ雑誌をわざわざマンガにする必要があるんだ?
日本人の男は女が嫌いなのか?
生身の女より、アニメの方が好きなのか?
お前ら病気なんじゃないかい?」
ご意見ごもっともです。
返す言葉もありません。
なんとかエロアニメの存在意義を説明しようと試みましたが、
すべて徒労に終わりました。
ちなみに、バーニーはケンブリッジ大学を卒業している事が判明。
そんなエリートが、仕事もせずに世界中をほっつき歩いてていいのか。
なんてもったいない。
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