6月6日(水) 首長族の村でカウチサーフィン! (メーホーソン、タイ)

このゲストハウス、やたらと犬が多いなあ


昭和の匂いがする駄菓子屋さん


メーホーソンには首長族(パドゥン・カレン族)の村があります。
今日は昨日とは違う村へ、このおばちゃんのバイクで向かいます。


前に見えている白い物は、おばちゃんの頭です



この道をバイクで登るのはキツイなあ


村の入り口







携帯電話発見!
なんだか切なくなりました





村の中には学校もあります







学校が終わって、子ども達が帰ってきました

村全体には活気が無く、
この写真のような光景は見られませんでした

いったいこの子達はどこにいるんでしょうねえ

気を取り直して、お昼ご飯にしましょう



この店の名物、バナナの葉で包んだチキン

北部タイ・ミャンマーの伝統料理、カオソーイ


僧侶も日傘をさすほどの暑さ

ゲストハウスのスタッフ。
日本の文化が好きで、
X JAPAN のファンだそうです


ここからボートに乗って、
3つ目の首長族(パドゥン・カレン族)の村へ


怪しいガイド。
本当に彼を信じてもいいのだろうか



魚を獲る罠

漁師たち

体長1メートルの大トカゲが見えるでしょうか

村に到着。
子供達が釣りをしています










これが今夜のカウチ

ホストのマシャ。
こう見えても私より若いんです

台所


彼らは歌も上手

夕方には、村の娘たちが川で水浴びをする姿が見れるということで、
カメラを構えてずーっと待っていたのですが、残念ながらこのような光景を目にすることはできませんでした

夜はロウソクを灯します





寝る時は蚊帳を使用します

6月6日(水) 首長族の村でカウチサーフィン! (メーホーソン、タイ)
2つ目の村はもっとひどかった。
なんというか、ほとんど死にかかった村だ。
村には学校があり、子供達も大勢いるのに、活気がない。
私が首長族の女性の写真を撮っていると、彼女の子供と思しき女の子が学校から帰ってきた。
非難がましく、どこか悲しげな目で私を見ている。
観光客の見世物になっている母親の姿を見て、この子はいったいどんな気持ちなのだろう。
その女の子は首輪をしていなかった。
「私は晒し者になんかなりたくない」
そう言って村の風習を拒んだのだろうか。
昼食を食べた後、3つ目の村には行くつもりでツアー会社にいったら、ガイドのおばちゃんは昼寝をしていた。
あまりにも気持ち良さそうに寝ているところを起こすのは悪い気がしたので、別の場所をあたることにしよう。
新しいツアーガイドの名はナムリン。
彼もまた日本語を話す。
ただし、かなり低俗な日本語を。
彼のお気に入りの日本語は
「腐れ○○○」
「このメス豚がっ!」
そんな日本語、誰に教わったんだ?
私が一人で旅行していることを知ると、
「お前はラッキーだ。
いい女をたっぷり紹介してやるぞ。」
と張り切っていた。
彼にとって、一人で東南アジアに来る日本人の男の目的は買春以外にはないということらしい。
彼の名刺にはこう書いてある。
「Bad Sleep
Bad Jokes
Good Food
Good Trek
Good Tour Guide」
確かに彼のジョークには品がない。
だが、良いガイドというのは本当のようだ。
次々と興味深い提案をしてくれる。
そのうちの一つが、首長族の村でのホームステイだ。
私は今夜、チェンマイへ向けて発つつもりだったのだが、
夜行バスはキャンセルした。
ゲストハウスに戻り、急いで荷物をまとめる。
「ほんとに首長族の村に泊まるのか、この俺が。」
事態があまりに急激に変化したので、まだ頭が混乱している。
渡し舟に乗り、3つ目の村に向かう。
途中、ガイドのナムリンと船頭が、岸の方を指差して何かわめいている。
「マサト、見ろ!
トカゲだ。
こいつはデカイぞ。
ゆうに1メートルはある」
彼らの指差す方を見たが、私には何も見えない。
自然の中で暮らす彼らとは、同じ景色を見ても見えるものが異なるらしい。
体長1メートル以上の大トカゲ?
そんなのがいるのかこの村には。
なんだか物騒だなあ。
「心配するな、マサト。
クビナガの連中はトカゲを捕まえて食べるから。
それに、ここだけの話、連中は人間も捕まえて食べるんだ。
今夜お前がこの村に泊まることを知ってるのは俺だけだしな。」
そう言って彼はニヤリと笑う。
おいナムリン。
それ、シャレになってないぞ。
私を首長族の村に残して、ガイドのナムリンは帰っていきました。
あっ、しまった!
ボート代のお釣り、まだ返してもらってなかった。
そう気づいた時には、彼の乗ったボートは川のはるか彼方へと去った後。
やはり油断ならないやつだったな、ナムリン。
一人で村を歩いていると、村の住人が私のことをジロジロ見てきます。
普通の観光客はこんな時間に村を訪れることはありません。
いつもは観光客にジロジロ見られている彼らですが、
今は立場が逆転しています。
おいおい、ホントに俺をとって食うつもりじゃないだろうな。
なんだか心配になってきた。
ガイドのナムリンがくれた情報によると、
夕方になると村の娘たちが川で水浴びをするらしい。
もちろん裸ではありませんが、これは一見の価値がありそうです。
日が暮れるまで川岸で見張っていたのですが、誰も水浴びなんてしにきませんでした。
謀ったな、ナムリン!
カメラ片手に草むらに潜んでいた俺は、
どう見てもただの変態じゃないかよっ!
私を家に泊めてくれるのは、マシャという女性。
彼女には4人の娘と2人の息子がいます。
彼女は英語が少し話せるのですが、かなりわかりにくい。
How much? のことは 「ハマ」
Japan を 「ジュプ」
と発音します。
意思の疎通は難しそうです。
マシャが台所で夕食の支度をするところを見学させてもらいました。
家の中を鶏が走り回っています。
これ、鳥インフルエンザが流行したら、
一発でアウトだろ。
台所に鶏が侵入してくる度に、マシャが「シッ、シッ」
と追い払います。
「あっちへ行きな。喰われたいかい?」
恐ろしいことを平気で言う女性だ。
夕食の時間になり、マシャの子供達が帰ってきました。
長女のムコはかなり英語が達者。
よかった。
これでコミュニケーションがはかれる。
ムコは若い女の子。やはり私の持つipadやデジカメに興味津々です。
ipadを渡すと、ずーっといじってました。
「ちょっと、これ」
そういって、ムコは一枚の写真を見せます。
私が彼女の家のトイレを撮ったのが気に入らないらしい。
そりゃそうですね。
夕食後、子供達に村の中を案内してもらいました。
電灯などない真っ暗な道を、彼らはスタスタと歩きます。
私が懐中電灯で彼らの足元を照らすと、まぶしそうにして迷惑がります。
彼らとは体の造りが違うらしい。
村には電気が通っていないので、夜はロウソクを灯します。
なので、日が暮れるとすぐに寝る時間なんですね。
彼らの家にはドアや窓がありません。
蚊が心配だったので、寝る時は蚊帳を借りました。
電気も来ていない、人里離れた村。
夜はさぞかし静かなんだろうなあ、と思っていたのですが、私の予想は見事に外れました。
ジャングルの中にある村は、夜は動物たちの天下。
あちこちの茂みから、「ガサッ」 、「ゴソッ」と動物の歩く気配が漂ってきます。
時折鳥が叫ぶ声も聞こえます。
おそらく猫に捕まったのでしょう。
大丈夫かな、この村、豹とかいないだろうなあ。
大トカゲがいるのですから、他の猛獣がいても不思議ではありません。
大自然の中で眠るのって、けっこう疲れるものだな。
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