6月1日(金) パジャマ 邪魔だ (バンコク、タイ)

今朝も朝食をいただいちゃいました

今日は一人で行動です

このミニバスに乗って

アユタヤへやってきました

トゥクトゥクをチャーターしてアユタヤをまわることにしました

トゥクトゥクから見た光景







トゥクトゥクとドライバーの兄ちゃん。



この塔、傾いているのがわかるでしょうか

塔の上から見た風景




せっかくだから、象にも乗りました

乗り心地は最悪


トゥクトゥクのお兄さんとはここでお別れ。
ありがとね





これが見たくてアユタヤに来たんです。
ずーっと憧れていたんです。
でも、意外とショボい。カモンチップ
こうして、一つ、また一つ、とロマンが消え去っていくのですね。
人生とは残酷なものだ


お腹がすいたので、ムエイクランがくれた弁当を食べることにしました
このサンドイッチ、甘いんです。
おいしかった



象が道路を歩いていても、何の違和感もない。
これがタイ



あちこちで犬が死んだように寝ているので、うっかり踏んづけてしまいそうになります

暑い時にはこれが一番



カモンチップの作ってくれた夜食

ムエイクランのくれたデザート。
美味しいっ!
6月1日(金) パジャマ 邪魔だ (バンコク、タイ)
昨日 カモンチップにアユタヤ行きのミニバス乗り場を教えてもらった。
彼女はわざわざその場所まで私を連れて行ってくれたのだ。
それなのになんだこの状況は。
昨日と同じ所に行っても、そこにはアユタヤ行きのバスはない。
係りの人に聞いても
「 Over There」
という返事が返ってくるばかり。
だから「あっち」ってどっちなんだよ?
と聞いても「 Over There」を繰り返すばかり。
結局アユタヤ行きのミニバスを見つけるまでにかなりの時間を要してしまった。
バス乗り場は昨日とはまったく別の場所にあった。
タイの交通システムはいったいどういう仕組みなんだ?
アユタヤに到着すると、トゥクトゥクの運転手達が寄ってくる。
アユタヤは小さな街のようなのでトゥクトゥクは使わないつもりだったのだが、
この運転手、かなり日本語が話せる。
しかもキャイーンの天野くんに似ていて、なかなか親しみがもてる。
料金もガイドブックに載っているのと同じ料金だったので、
2時間トゥクトゥクをチャーターすることにした。
東南アジアは物価が安いせいか、どうも財布の紐が緩みがちだ。
バックパッカーの本分は歩くこと、
と気負って、いつもはひたすら自力で歩いていたのだが、
車をチャーターしてガイドに案内してもらうのがこんなに楽だとは!
これからは予算に応じて効率的な旅をすることにしよう。
アユタヤでの私の最大の目的はワット・マハータート。
樹木の間に仏像の頭が取り込まれているあれだ。
以前この写真を見て以来、ずーっと来て見たかった。
写真で見ると大迫力なのだが、
実物はというと、それほどでもない。
現実とはそんなものか。
この仏像の近くには係員が2,3人常駐している。
いったい何をしているのかというと、観光客を監視しているのだ。
ここは絶好の撮影ポイントなのだが、仏像より高い位置に立つことは禁止されている。
しゃがんで写真を撮らなければならないのだ。
看板にもそのことは書いてあるのだが、時々それに気づかずに
立ったまま記念撮影をしようとする観光客がいる。
係員の仕事は彼らを注意することなのだ。
カモンチップ家の人々に土産を買おうとしてウロウロしていたら、
道に迷ってしまった。
バンコク行の ミニバス乗り場がどこかわからない。
その辺にいる人に聞いてみたが、どうも要領をえない。
別の場所に連れていかれてしまった。
確かにバンコク行のバスなのだが、行きに乗ったのとは違う。
まあいいか。バンコクまで連れてってくれるならそれでいいや。
どのバスも同じだろ。
料金もこっちの方が安いし。
同じではなかった。
このバス、おそろしくノロい。
乗客を見つけるたびにいちいちストップする。
道端を歩いている人がいると、クラクションを鳴らして
「乗ってかない?」と誘っている。
そんな調子だから、時速20キロくらいでトロトロ走っている。
バンコクに到着するのはいったいいつになるんだ?
行きの3倍くらいの時間をかけて、バスはバンコクに到着した。
町外れにあるバスステーションに。
ここからBTSの駅までは地図の上ではすぐ近くだ。
地図の上では。
ところがこのバスステーション、意外と広く、ゴチャゴチャしている。
バスステーションの外に出るまでにかなり時間がかかった。
インフォメーションセンターでBTSの駅への行き方を聞いたのだが、
「タクシーを使え」
と言う。
歩いて行ける距離なのに。
きっと道順を教えるのが面倒だったのだろう。
ところが夕立のおかげで、タクシー乗り場には長蛇の列。
歩いた方が早そうだ。
そう思って歩き出してすぐに、夕立がさらに激しくなり、傘が役に立たなくなってしまった。
これはもう歩くのは無理だな。
モーターサイを止めて値段を聞くと、通常の数倍の値段を提示された。
「大雨だし、渋滞中だからな」
人の足元を見るその態度に腹が立った。
絶対にモーターサイなんか使うもんか。
自力で歩いてやる。
と意気込んではみたものの、道に迷ってしまった。
情けない。
もう日が暮れて、辺りは暗い。
人影もまばらだ。
やっと見つけた人に道を聞いたら、
「No! Hahahahaha!」
という答えが返ってきた。
どうも今日はツイていないらしい。
あまりいい人とめぐりあえない。
タイの人はみんなもっと親切かと思っていたが、そうでもないらしい。
ようやくBTSの駅に辿りついてカモンチップに電話を入れた。
「マサト、今どこ?
こんな時間までいったいどこをほっつき歩いているの!」
なにをそんなに怒っているんだ、カモンチップ。
最初の予定では彼女に駅まで迎えにきてもらうはずだったのだが
拒否された。
無理もない、こんな大雨では。
家に帰ると、カモンチップが非難がましい目で私を見ている。
今夜は最後の夜だから、豪華な料理を用意して私の帰りを待っていたらしい。
そういうことだったのか。
それは申し訳ないことをした。
シャワーを浴びて部屋に戻ってくると、
カモンチップがベッドの上に座っている。
一瞬ギョッとした。
部屋の中には椅子はないので、私もベッドに腰掛ける。
「なんで私の教えた通りに帰ってこなかったのよ?」
まだ怒ってるのか。
バス停が見つからなかったんだよ。
「誰かに聞けばいいじゃない」
聞いたらこうなったんだよ。
「ふーん。まあいいわ。
アユタヤは楽しかった?」
楽しかったよ。でも、ワット・マハータートは思ったほどじゃなかったな。
「それは残念だったわね。
バンコクで一番印象に残ったのは何?」
君だよ、カモンチップ。
って答えたらこの娘はどんな顔をするんだろう。
実際、バンコクではまる二日間、彼女は私に付き合ってくれた。
やり過ぎと思えるくらい私の世話を焼いてくれた。
私にとってバンコクでの一番の思い出はカモンチップをおいて他にはない。
長女のムエイヤイとムエイクランはこの秋に日本にやって来る。
君はなぜ来ないんだい、カモンチップ?
「誰かが残って工場を見てないといけないのよ。
今回私はお留守番。」
それは残念だ。
彼女に京都を案内したかったな。
ベッドの上で話していると、いきなりドアが開いて、カモンチップのお母さんが部屋に入ってきた。
ノックくらいしてくださいよ、お義母さん。
びっくりするじゃないですか。
彼女はカモンチップに向かって何か言っている。
少し怒っているようだ。
「こんな夜遅くに男の人の部屋に上がり込んでなにやってるの、あんたは。
そんなふしだらな娘に育てた覚えはありません。」
と言ったかどうかはわからないが、カモンチップは部屋を出て行ってしまった。
もう少し話したかったな。
せっかくいい雰囲気だったのに。
お義母さんも少しは気を効かせてくれてもいいのに。
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