ヨーロピアンな夜

イタリア人カウチサーファーのファビオラと。
彼はフィレンツェに住んでいて、これまでに数多くのカウチサーファーをホストしてきました。
やった、フィレンツェに知り合いができた。
これで次回イタリアを旅する時の宿の心配はしなくてすみそうです。
ファビオラはおよそイタリア人らしからぬ男。
彼はボソボソとしゃべり、時々はにかんだ表情をしてみせます。
今回の旅行の計画は事前にみっちりと準備し、
京都に来てからも朝から晩まで熱心に観光に励む。
これじゃあまるで日本人じゃないか。
イタリア人ならもっとイタリア人らしくしてもらいたいものです。

オランダ人カウチサーファーのスタインとフラーはなんともアンバランスなカップル。
イケメンで能天気なスタイン。
気真面目そうでぶっきらぼうにも見えるフラー。
世の中にはいろんなカップルがいるものです。
カウチサーフィンをしていると飽きません。
余談ですが、フラーは私と話をする時、ジーッと私の目を覗き込みます。
瞬きをせずに。
確かに人と話をする時は人の目を見るのが基本ですが、
彼女の場合、ちょっと眼力が強すぎて怖い。
小学生の時に先生に叱られたことを思い出してしまいました。

「いかにもヨーロッパでしょっ!」といった顔つきの3人に囲まれて、
楽しい夜を過ごすことができました。

カラオケを熱唱中のファビオラ。
さすがはイタリア人。表情が情熱的です。
でも、肝心の歌唱力の方は・・・

カラオケで熱唱中のフラー。
一見地味な彼女ですが、歌唱力はバツグン。
我々4人の中で、唯一まともに歌えるのはフラーだけです。
オランダでもよくカラオケに行っているとか。

カラオケ中の私。
やはり英語の歌は難しいな。

カラオケで熱唱中のスタイン。
彼はノリはいいのですが、ぜんぜん曲を聞いていません。
自分のペースで好き勝手に歌うので、伴奏とズレてしまっています。
見かねたフラーが注意します。
「ちょっと早く歌いすぎなんじゃないかしら。」
わかった、とは言うものの、その後も自分流に歌うスタイン。
彼が歌い終わった後も、30秒くらい音楽は流れ続けていました。
リアクションに困る我々3人・・・

デュエット中のスタインとフラー。
今度はフラーがリードしているので、スタインも脱線せずにすみました。
ホッ。

電車の時間もあるので、カラオケは1時間のみ。
4人だとあっという間です。
最後は私の番です。
「何か日本らしい歌を歌ってよ。」
とのリクエストに、私が選んだのはアニメソング。
日本らしいでしょ。
しかしモニターにでかでかとガンダムのアニメが流れた時は恥ずかしかった。
その上彼らは面白がって写真をパシャパシャ撮っています。
ガンダムと私を一緒に。
「日本人はやはりクレイジーだ。
いい歳した大人がアニメソングを必死になって歌っている。
恥ずかしげもなく大声で。」
故郷に帰って、彼らはきっとこのような会話を友人たちとしていることでしょう。
私とガンダムの写真を見せながら。

スタインとフラーがくれたオランダのお菓子。
ワッフルの一種?

ファビオラのくれたイタリアの調味料。
酢でできたドレッシングのようなもの、らしいです。
フラーたちの反応を見るかぎり、どうもこれはなかなかの高級品らしい。
でも、料理をしない私には宝の持ち腐れかな。

このイタリアの調味料、なんだかへんてこな瓶に入っています。
スライムみたい。
テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行