クリスティアーノ(イタリア)、再び

スパゲッティを料理中のクリスティアーノ(右)。
左にいるのはドイツ人のアン。

クリスティアーノと私。私の部屋にて。
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今回のカウチサーフィンはイタリア人カウチサーファー、クリスティアーノと。
むむ。
クリスティアーノ!?
この名前には聞き覚えがあるぞ。
詳しくはこちら ⇒ カウチサーフィンで事件発生
もちろん、「あの」クリスティアーノと同一人物のはずはないので、彼からのカウチリクエストを承諾しました。
で、実際に会ってみるとなかなかの好青年。
まあ、やっぱりイタリア人だけあってよくしゃべるのですが・・・
たまたまその日は別のカウチサーファーも我が家に泊まることになっていました。
ドイツ人女性のアンです。
クリスティアーノもアンも、私の家に来る前はホステルに泊まっていたのですが、
なんと二人はそのホステルで出会っていたのです。
といっても、会話を交わしたわけではなく、お互いの存在を知っている、という程度だったようですが。
それがばったりと私の家で再会したものですから、二人が驚くのも無理はありません。
なんたる偶然!
京都には他にもいくらでもカウチサーフィンのホストがいるだろうに。
運命を感じたのか、二人とも興奮しています。
私の存在なんか眼中にないようです。
おもしろくないぞ。
それでもお腹がすいたのか、我に返ったクリスティアーノは、イタリア人らしくスパゲッティを作ってくれることになりました。
材料を買いに3人で近所のスーパーに行ったのですが、そこでも私の存在はスルー。
まあ、全部クリスティアーノが払ってくれたからいいんですけどね。
アンはベジタリアンなので、肉はナシ。
材料も近所のスーパーで買った日本製の食材。
というわけで、せっかくのスパゲッティの味もまあそれなり。
まあいいか。
作ってくれたのは正真正銘のイタリア人なのだから。
食事の後、私の部屋でジャグリングのボールを見つけたクリスティアーノは
「おっ! マサトはジャグリングをやるのか?」
と目を輝かせています。
聞けば、彼はジャグリングの先生をやっていたこともあるとか。
ほう。
お手並み拝見といきましょうか。
さすがは自分でジャグリングマスターと名乗るだけあって、クリスティアーノの腕前はプロ級でした。
特にボールが彼の体に吸いつくように移動していく技はまさに神業。
「すごいな、それ。どうやってやるの?」
彼はやり方を教えてくれましたが、この技を習得するのには1年くらいかかるそうです。
そんなにかかるのか。
やめとこ。
クリスティアーノは現在、中国に住んでいます。
中国でイタリア産のワインを販売しているのだとか。
なので彼は中国語が話せますし、漢字もけっこう読めたりします。
しかも、日本の文化にも造詣が深い。
「ヒカルの碁」を読んで、囲碁もたしなむようになったとか。
また碁か。
最近こういうカウチサーファー多いな。
さらに彼は村上春樹の本もけっこう読んでいます。
「羊をめぐる冒険」や「アンダーグラウンド」の話しで盛り上がりました。
クリスティアーノは中国でもカウチサーフィンの経験があるのですが、
最初のホストはあまりよくなかったとか。
彼のホストは中国人の女の子だったのですが、クリスティアーノが来る前にホストしたヨーロッパ人男性とラブラブ状態だったそうです。
そのためとても居心地が悪かったようです。
クリスティアーノ曰く、
「カウチサーフィンはカップル製造マシンかっ!
なんて不潔な奴らだ。」
いやいや、イタリア人男性の口からそのような言葉が聞けるとは思いもよりませんでした。
クリスティアーノはとても饒舌な男で、終始彼のペースで会話が運び、とてもにぎやかな夜となりました。
が、そろそろ寝る時間です。
今夜は私の他にアンとクリスティアーノの、合計3人がいます。
しかし、私のアパートには部屋は2つしかありません。
クリスティアーノはさりげなく言います。
「じゃあ、俺とアンは奥の部屋で寝ればいいんだな。」
おいおい、ちょっと待てよ。
まさか一緒に寝るつもりか?
お前らさっき出会ったばかりじゃないかよ。
さすがはイタリア人男性。
油断も隙もあったもんじゃありません。
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テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
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