酔っ払いとお好み焼き

(アーサーと。鞍馬温泉の脱衣場にて)
今日はアーサー達と鞍馬温泉に行ってきました。
最初、彼らは船岡山温泉に行く計画だったようですが、
私が鞍馬温泉の話をしたら、こっちの方に惹かれたようです。
今日も京都はとても寒く、温泉にはもってこいのコンディション。
平日の夜ということもあり、鞍馬温泉はガラガラで、貸し切り状態でした。

(アーサー、クセニアと。鞍馬温泉の旅館のフロントにて。)
クセニアもアーサーも温泉が大好きだとか。
韓国や東京でもすでに銭湯は体験済み。
なので今回は露天風呂に挑戦してみたかったそうです。

(私。お好み焼き屋にて。)
温泉に入ると、なぜかいつもお腹がすきます。
それは彼らも同じなようで、夕食にすることにしました。
偶然にも私の家の近所で、今まで行ったことのないお好み焼き屋を発見。
さっそく試してみることにしました。
このお好み焼き屋には、いつも行っているお店とは違ったメニューがありました。
そこで私は「ねぎ焼き」、クセニアは「オムレツ焼きそば」を頼むことに。

(アーサーとクセニア。お好み焼き屋にて。)
アーサーは梅酒が好きだとかで、何杯もおかわりをしています。
そのうちだんだんと彼の様子がおかしくなってきました。
あまり顔には出ませんが、どうやら酔っ払っている様子。
大丈夫でしょうか。
普段は礼儀正しいアーサーなのですが、梅酒がすすむにつれ、徐々に下品になってきました。
酔うと「Fuck it!」を連発するのが彼のクセのようです。
「足がしびれてきたぞ、Fuck it!」
「トイレはどこだ? Fuck it!」
「マサト、お前今日にんにく食べただろ?
息が臭うぞ、Fuck it!」
アーサーのご乱行はそれだけにとどまりません。
お好み焼き屋には他の客もいて盛り上がっていたのですが、アーサーはその輪の中に加わってしまいました。
変なアクセントの日本語を話す彼は、他の酔っ払い客の格好の餌食です。
たちまち人気者になってしまいました。
結局、他の客がみんな帰ってしまうまで梅酒を飲み続けたアーサーは終始上機嫌でした。
最後の客を
「オバチャン、マタネー」
と言って見送っています。
「マタネー」って・・・
明日の朝には京都を発つくせに。
他の客がいなくなったので、アーサーはまた私に絡み始めました。
「梅酒は嫌いか、マサト?
俺のおごりだ、もっと飲め!」
彼はまだ20歳だというのに、まるで中年の上司のようです。
もうすでにフラフラだった私は断りました。
でも、アーサーは聞く耳を持ちません。
「何言ってるかわからない。
スミマセーン、梅酒モウ一杯クダサーイ。」
そう言って、私の分の梅酒も注文してしまいました。
それに対して、クセニアはとてもおとなしい。
全然しゃべりません。
私が話しかけると笑顔であいづちをうつのですが、それだけ。
彼女と話してもちっともおもしろくありません。
クセニアは英語ができないわけではないのです。
少なくとも私よりは上手なはずです。
そんなに私と話すのがつまらないのかな?
もっとも、彼女はとても美人なので、そこにいてくれるだけでよしとしましょう。
なんだかんだいって、アーサーは私の分も支払ってくれました。
こういう酔っ払いなら大歓迎です。
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