本格四川麻婆豆腐

台所で料理中のキティ。
何か手伝いたかったのでキティの周りをウロウロしていたのですが、追い出されてしまいました。
私は邪魔らしいです。
悲しい・・・

キティの作った麻婆豆腐。
うわぁ。
見るからに辛そう。
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カウチサーフィンをしていると、世界各国の料理を食べる機会が増えます。
キティは香港出身なのですが、彼女のお母さんは中国・四川省出身。。
だから彼女の料理も四川料理がベースです。
キティは料理を作るのが大好き。
というより、自分の作った料理を人に食べさせるのが好きなようです。
男から見て、そういう女の子はポイントが高いです。
四川料理と言えば、やはり麻婆豆腐が有名。
問題は本格的な材料が日本で手に入るか、です。
しかも私の家の近所にあるスーパーはかなりショボい。
豆腐は「京豆腐」。
豆板醤のラベルには「本格派!四川豆板醤!!!」と書いてありますが、メーカーは日本の食品会社。
日本産の豚肉のミンチ。
スーパーで仕入れた食材は日本製品のオンパレード。
中国の「ち」の字もありません。
まあいいか。
作ってくれるのがキティなんだから、それ以上望むことは何もありません。
さて、料理も出来上がり、いよいよ麻婆豆腐を食べる時が来ました。
キティが不安そうに私を見つめています。
一口目を口に放り込むと
「うまい!」
キティが作った料理です。
おいしいに決まっています。
調子に乗って、バクバクと続けて麻婆豆腐を口に詰め込みました。
でも、本当に辛い感覚って、後からやってくるんですね。
いや、辛いというより、「痛い」です。
体中が「カァーッ」と熱くなってきます。
涙も出てきました。
鼻水も止まりません。
キティはあわてて私の麻婆豆腐を取り上げて台所に持って行きました。
余分なソースを捨てるためです。
これでかなり辛さは和らぎました。
それでも辛いことには変わりありません。
結局半分くらい残してしまいました。
キティに申し訳ないので、全部食べてしまいたかったのですが、
愛の力では辛さの壁を乗り越えることはできませんでした。
日本人は辛いのが苦手なことをキティは知っていたので、
これでも手加減して作ったそうです。
ちなみに、彼女のお母さんが作った四川麻婆豆腐はもっともっと辛いとか。
中国人のガールフレンドを持つには、かなりの覚悟が必要なようです。
いや、それでも、キティの作った料理を毎日食べることができるのならば、
たとえ舌が燃え尽きても本望だ!
キティは明日も料理を作ってくれるとか。
今度は甘ーいのにしてね。
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