カウチサーフィンの危険性:リリィーの場合

カウチサーフィンは危険な側面もあります。
特に女性は気をつけた方がいいです。
以前私がホストしたイギリス人カウチサーファー、リリィーから聞いた話を紹介します。
リリィーは私の家に来る前には、別のホストの家に泊まっていました。
彼は30代の日本人男性。
あまり英語が堪能ではなく、会話はほとんど成立しません。
リリィーは最初から彼に対して違和感を感じていましたが、
それは言葉の壁のせいだろうと思っていたそうです。
そのホスト氏、会話が無いぎこちなさをカバーしようとしたのか、
リリィーにお酒を勧めてきました。
最初はリリィーも彼に付き合って飲んでいたのですが、
だんだんと彼の目つきが怪しくなってきました。
どうもかなり酔いが回ってきたようです。
その後もしきりとリリィーに酒を勧めるホスト氏。
しかも都合の悪いことに、彼の部屋は一部屋しかありません。
こんな泥酔男と一緒に寝るのはゴメンだ、と、
彼女は彼の家を飛び出して、その夜は深夜営業の喫茶店で過ごしたそうです。
実はこの男性、京都のカウチサーフィンの世界ではかなり有名な人です。
ネガティブ・レファレンスもたくさんついています。
こんな男の家に女一人で泊まりに行くリリィーにも落ち度があったと言わざるをえません。
実はリリィーは、あまりよく彼のプロフィールを読んでいなかったのです。
この男性、どうやら一度、カウチサーフィンから登録抹消処分を受けているようです。
その後、名前を変えて再びカウチサーフィンの世界に戻って来たのです。
彼についているネガティブ・レファレンスには次のように記されています。
「夜中にふと気配を感じて、目が覚めました。
すると、彼が私を見下ろしているではありませんか。
最初は彼が何をしているのかわかりませんでしたが、
なんと、彼は私の寝顔を見ながらマスターベーションをしていたのです!」
こんなレファレンスがついている男の家に泊まりにいく女性なんていませんよね、普通に考えれば。
ところが、驚いたことに、このレファレンスの後にも、多くの女性カウチサーファーが彼の家に泊まっているのです。
おそらく、彼のプロフィールを読まずにカウチリクエストを送ったのでしょう。
このように、カウチサーフィンには危険な側面もありますが、
このケースの場合、事前にレファレンスをよく読んでいればトラブルを防ぐことができたはずです。
相手のプロフィールをよく読む。
カウチサーフィンの基本中の基本ですね。
ちなみに彼は女性しかホストしません。
同じく私がホストした台湾人カウチサーファー、アンも彼にカウチリクエストを送ったことがあるそうです。

(一番左がアン)
アンが、
私の友達も一緒に泊まっていい?
と尋ねたところ、彼はこう尋ねたそうです。
「その友達というのは男か?女か?」
アンが「私の友達は男よ」と答えると、ホストを断られたそうです。
一つ屋根の下で一緒に寝泊まりするのです。
当然、カウチサーフィンには危険な側面もあります。
特に女性のカウチサーファーのみなさん、気をつけましょう。
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