カウチサーフィンがメディアなどで取り上げられる場合、たいてい
「宿泊費タダで海外旅行ができる!」
「ホテル代が浮く!」
という紹介のされ方をされている。
もちろん、それは、ある意味、正しい。
だが、必ずしもそうとは限らない。
私のポリシーとして、ホストしてもらった場合、食事代は私が負担するようにしている。
ちょっとしたレストランで食べた場合、一人2000~3000円くらいになることは珍しくない。
スイスやノルウェイなどだと、もっと高くつく。
その場合、カウチサーフィンを利用するよりも、ユースホステルに泊まった方が安い、ということになる。
もちろん、ホストの中には、食事を作ってご馳走してくれる人もいる。
その場合、当然皿洗いなどはさせてもらうが、私の性分として、それだけでは物足りない。
なんとか恩返しをしたいと思って、ケーキなどを買って帰ったりしたこともあるのだが、
それすら受け取ってくれない人もいる。
そこで、そういう人たちには、日本から何か送ることにした。
一度に全部送るのは大変なので、今日は3組分だけ。
イタリアのアンドレア、ギリシャのアンドレア&ヴィーカ、それにスロベニアのドラガン&ソニアだ。
段ボール箱3箱を郵便局に持ち込み、送料を聞いてビックリした。
なんと、1箱につき2500円ほどかかるというのだ。
まさかそんなにするとは思っていなかったので、顔が引きつってしまった。
だが、今さら「やっぱりやめます」とも言えない。
郵送料が高くついた原因は、瓶に入ったお酒を送ったことにある。
送料は重量によって決まるのだ。
これに懲りて、次回からは重たい物を送るのはやめることにした。
せんべいとか、お茶の葉とかにしよう。
そして、郵便局ではさらにショックな出来事があった。
日本からの郵便物は、国によっては送り返されることがあるというのだ。
そう、福島の放射能を恐れて。
だから、くれぐれも漢字を使うな、と郵便局の職員に言われた。
「JAPAN」を連想させないように、ということらしい。
原発の事故は、私たちが思っている以上に、海外では深刻に受けとめられているようだ。
話がそれてしまったが、私が言いたいのは、
「カウチサーフィンは決して安上がりな旅行ではない」
ということだ。
でも、カウチサーフィンから得られる物は、支出した金額に比べてはるかに大きい。
もしカウチサーフィンを利用していなければ、私の旅行は味気ない物になっていただろう。
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テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
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