クリスチアーノ(ブラジル・イタリア)
アメリカ人カウチサーファー・トムが、予定を繰り上げて出て行ったので、急きょ日程が空いた。
そこでカウチサーフィンのカウチ・ステイタスを「ラストミニッツ・リクエスト」にしておいたら、
さっそくカウチリクエストが届いた。
彼は年齢も30代で、教養もありそうな人だ。
大学で教鞭をとったり、本も出版しているらしい。
職業はプロフェッサーとなっている。
なんかかっこいいぞ。
今は研究のため、アジア各国を歴訪しているとか。
彼から何か得る物があるかもしれない。
カウチリクエストを承諾した。
翌日、私の携帯に、知らない番号からの着信があった。
留守電を聞いてみると、知らない日本人がメッセージを残していた。
クリスティアーノの代理らしい。
確か彼のプロフィール欄には、英語はエキスパートと書いてあったはずだ。
どうして自分で電話してこないのだろう。
2回目の電話は番号非通知だった。
今度はクリスティアーノ本人からだ。
だが、彼の英語は本当に「エキスパート」か?
ネイティブではないのだから仕方ないが、どうも私と同レベルのような気がしてならない。
私の家の最寄り駅が「嵐山」だということがどうしても伝わらず、
途中で日本人と代わった。
さきほどの日本人とは別人のような気がする。
ひょっとして、道行く人を捕まえては、携帯を借りているのだろうか。
だとしたら、なかなかたくましい人のようだ。
いずれにせよ、クリスティアーノは今夜やってくる。
・・・
そして約束の19:00
確かに彼から電話がかかってきた。
また異なる携帯電話の番号からだ。
やはり、道端で見知らぬ人に携帯を借りているらしい。
クリスティアーノの話の内容は、
「3日間有効のチケットが・・・
京都大学でのスケジュールがとてもハードで・・・」
なんだか要領を得ない。
いったい彼は何が言いたいんだ?
「今夜は別のカウチサーファーの所に泊まることになった。
マサト、君には感謝している。
もしかしたら、明日は君の家に泊まることになるかもしれない。
明日また連絡する。
じゃあ。」
なんだそりゃ。
他のホストからも、泊めてもらう約束を取り付けてたんだ。
二股か。
この前のインディアといい、今回のクリスティアーノといい、
なんか最近、いいように使われてるような気がするなあ。
私はこれまで、カウチサーファーを選ばなかった。
先着順に、何も考えずにカウチリクエストを承諾してきた。
でも、やっぱりカウチサーファーを受け入れるか否かは慎重に考えるべきなのかもしれないな。
・・・
21:30
風呂からあがると、メールが届いていた。
また違う番号の携帯からだ。
「やっぱりマサトの所に泊めてくれ」
今、このブログを読んでる人、
「しつこいっ! いい加減にしろっ! くどい!」
って思ってるでしょ?
でもホントの話なんですよ。
いったいどういう神経してるんでしょうかね。
顔が見てみたいものです。
というわけで、うちに来てもらうことになりました。
待つこと数時間。
・・・
あれ?
来ない。
テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行