インディア
私が台湾にいる時、インディアはメールを送って来た。
「マサトは今、台北にいるの?
今日 時間ある?
お茶しない?
私、来週日本に行くのよ。
よかったらホストしてくれない?」
彼女は台湾で英語の教師をしているらしい。
アメリカ人の英語に慣れたい私としては、ありがたいオファーだった。
もちろん彼女のカウチリクエストを承諾した。
そのインディアは、今日私の家に来るはずだった。
だが、昨日 彼女からメールがあって、
「明日は大阪に行くから、マサトの家に行くのは土曜日になるわ」
とのことだった。
そしてまたメールが届いた。
「大阪で新しい友達ができたから、彼らと一緒に京都のホステルに泊まることにしたわ」
ドタキャンだ。
以前の私だったら、腹を立てていたところだ。
彼女のために予定を開け、
他のカウチサーファーからのカウチリクエストも断ったのだ。
でも、今は違う。
なぜなら、私もヨーロッパ旅行中、同じようなことをやった経験があるからだ。
旅行中には不測の事態も起こりうる。
初めての土地で、前もって完全に計画を立てることなど不可能だ。
それに、中には何の連絡も入れないで、約束をすっぽかすカウチサーファーだっている。
インディアは前もってきちんとキャンセルの旨を伝えてきたのだ。
自由人の多いカウチサーファーの中では礼儀正しい部類に入ると言えるだろう。
まあ、おかげで予定にポッカリ穴が空いた。
久しぶりにノンビリすることにしよう。
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