Heart Break @広島

相変わらず朝が苦手なテリヤとリンガ。
眠たそうです。
でも、起きてからすでに1時間以上も経っているんだから、
そろそろ目を覚ましましょう。
朝食に何を食べるか さんざん迷った挙句、
昨日と同じ場所、同じメニューに決定。
もっといろんな店を開拓しなければ。

広島へ向かう電車の中。

途中、岡山駅で乗り換えた時に「きびだんご」を買いました。
でも、二人には不評だったようです。

通過する電車の強風にあおられるテリヤ。
美人は何をやっても絵になります。

居眠りする私。

リンガも長旅にお疲れの様子。

テリヤはいつ見てもキリリとしています。
スキが無い。

ようやく広島のホステルに到着。

ホステルで仲良くなった二人。
(右)イギリス人のクレイグ。
(左)オーストラリア人のリアム。
リアムは東京で2年間ほど英会話学校の講師をしていたとか。
そのため、日本語をかなり話し、読み書きもある程度できます。
また、彼は日本のアニメが大好き。
太ももには「アスカ」、右腕には「次元大介」のタトゥーが入ってます。
この二人、WOOFを通じて知り合ったとか。
旅人はいろんな経験をしてるんだな。

広島と言えば、やはり「広島焼き」。
このお店は宮島行きのフェリー乗り場のすぐ近くにあり、
かなり有名な所らしいです。

クレイグ、テリヤ、それにリンガはいろいろと食材にうるさいです。
「これはいらない。あれを追加して。」
通訳する私の身にもなってほしいものです。
ちなみに私は「かき」入りの広島焼きを注文。
そんな私をテリヤとリンガは冷ややかな目で見ていました。
彼女たちはイカやタコ、それに「かき」といった類が嫌いなようです。
この先 中国や東南アジアを旅行する二人。
そんなことで大丈夫かな?

このホステルには共有スペースがあり、くつろげます。
畳の部屋にこたつ。
ゆったりした時間が流れます。
でも、私の知らないところで事態は進行していたのです。
__________________________
テリヤとリンガは今日、京都を去ります。
次の目的地、広島へ向かうためです。
さみしいですが仕方ありません。
出会いと別れを繰り返す。
それがカウチサーフィンの宿命なのですから。
それは、彼女たちを駅まで見送りに行く途中の出来事でした。
「厳島神社か。
一度行ってみたいなあ」
と私がつぶやくと、
テリヤが
「じゃあマサトも一緒に来ればいいじゃない。
そうだわ。
私たち「青春18切符」を買ったんだけど、一枚余るのよ。
あなたはこれを使えばいいわ。」
ほんとに一緒に行っていいの?
「何が問題なの?」
というわけで、急きょ 私の広島行きが決定しました。
急いでアパートに帰り、荷造りをします。
ヨーロッパ旅行から帰って来たばかりで、まだリュックは片づけていません。
寝袋に一日分の着替え、ipadとお金。
これだけあれば何とかなるかな。
ホテルの予約はしてないけど、大丈夫だろう。
いざとなったら、寝袋で野宿すればいいさ。
ヨーロッパでできたんだ。
日本でやれないはずはない。
・・・
彼女たちはJRパスではなく、「青春18切符」を使います。
そのため新幹線は使えません。
在来線を乗り継いでの長旅となります。
途中、話すネタが無くなってきて、下ネタになりました。
私が、日本のアダルト・ビデオにはモザイクがかかっているという話をすると、
テリヤが、
「何それ?
肝心な所が全部見えなきゃ、AVの意味ないじゃない」
どうやら彼女は勘違いしていたようなので、
私が正すと、
「おっぱいにはモザイクがかかっていなくて、
アソコにはかかっているってどういうこと?」
いや、下の方は刺激が強すぎるから・・・
「おっぱいはきれいだけど、
女のアソコは醜いっていうわけ?
ちょっとそれ聞き捨てならないわねっ!」
なんでテリヤはキレてるんだ?
なんで私が怒鳴られなきゃならないんだ?
それに、テリヤはフェミニストなんだろ?
女性の大事な部分にモザイクがかかって隠されてるんだから、
むしろ歓迎するべきじゃないのか?
それにさあ、電車の中でこういう話をするのはもうやめようよ。
いくら英語で話してるとはいえ、ちょっとまずいよ。
実際、この車両でしゃべっているのは私たちだけだ。
他の乗客は誰も会話していない。
静まり返っている。
どうやら、我々の話に聞き耳を立てているようだ。
恥ずかしかったけれど、彼女たちと一緒に旅行するのは楽しい。
こんな時間がずっと続けばいいのにな。
・・・
ホステルで知り合った二人と一緒に5人で広島焼きのお店へ。
宿に帰ってからも、みんなで深夜までおしゃべり。
それはもう楽しい時間でした。
でも、私の知らないところで、テリヤとクレイグは仲良くなっていたのです。
・・・
深夜、ふと目が覚めました。
廊下で誰かがヒソヒソ話をしているようです。
このホステルにはドアが無く、
各部屋はカーテンで仕切られているのみ。
そのため、会話は筒抜けです。
どうやら話しているのはテリヤとクレイグ。
私は内心、穏やかではありません。
全身の神経を集中して聞き耳を立てていました。
二人は電話番号を交換している模様。
あろうことか、テリヤは自宅の電話番号も教えていました。
私には携帯の番号しかくれなかったのに・・・
地主神社の恋占いの石って当たるんだな。
彼氏・彼女が欲しい人、すぐに地主神社に行きましょう。
速攻で効果が現れますよ。
ふーっ。
髪の色を金色に染めたら、
人生変わるかな?
その夜はなかなか寝付けずに、何度も寝返りを打った。
その度に、隣で寝ている台湾人と目が合った(ような気がする)。
いくらドミトリーとはいえ、こういう時はカーテンの仕切りが欲しいものだ。
い や 、 ダ メ だ 。
もしも各ベッドがカーテンで仕切られていたら、
あの二人は今夜ラブラブになってたかもしれない。
そんなの耐えられない。
そういうことは、もっと遠く離れた地の果てでやってくれ。
夢を見た。
女の人の耳に、息を吹きかけている夢だ。
女性の顔は思い出せない。
誰だったのだろう?
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