ペギー、それは誤解だ!

龍山寺の近くの散髪屋にて。
これで私も台湾人?

龍山寺。
これを見ると、「ああ、本当に台湾に来たんだなあ」、という気がします。

龍山寺って無料で入れるんですね。
いちいち入場料をとる日本のお寺とは懐の大きさが違います。


龍山寺ではおみくじを引きました。
なんと、おみくじもタダ。
そして結果は大吉!
これは何かいいことがあるかも。




龍山寺の中はいくつかのパートに別れています。
商売、学問、健康・・・
そして恋愛。
「ペギーと仲良くなれますように」

一緒に写真を撮ろう、と言うと、なぜか一瞬ためらうペギー。
なぜだ?
そんなに俺のことが嫌いなのか。

薬草などをその場でお茶にして飲ませてくれるお店。

その中から「苦茶」というのを選んでみました。
ペギーは、それはものすごく苦いから止めておけ、と言います。
そう言われると余計に飲みたくなるのが心情。

うわ!
本当に苦いや。

ペギーの母校であり、勤務先でもある大学。
法律と経済の分野では台湾でもトップクラスの名門校だとか。
まあ、ペギーがそう言ってるだけなんですけどね。

どうです?
私もエリート学生に見えませんか?

台湾名物の牛麺。
このお店はおいしいことでかなり有名なんだとか。

そういえば、箸を使うのも久しぶりだなあ。

台湾総統府の前で写真を撮ろうとしたら制止されました。

台湾観光と言えば、やはりここ。




衛兵の横で写真を撮ろう、と言ったらペギーはビビってました。



台湾のモスバーガー。
台湾には日本のチェーン店がたくさんあります。
吉野家、そごう など。
セブンイレブンもあちこちで見かけます。
家から7歩 歩けばセブンイレブンのお店にぶちあたり、11歩 歩けば、2軒目のセブンイレブンがある。
台湾ではセブンイレブンとはこういう意味に解釈されているとか。
ペギーがそう言ってるだけですよ。

台湾のランドマーク、台北101.


こうしてアップで見ると、やっぱりペギーは台湾人っぽい顔をしてるな。

疲れ果てて、エスカレーターで座り込むペギー。
私の相手をするのがそんなにしんどいのだろうか。

台北101の展望台で休憩をしよう。

パリのモンマルトルの丘で描いてもらったペギーの絵をプレゼントするも、反応はイマイチ。
しまった。
滑った。
ちょっと引いているペギー。

台北101の展望デッキから眺めた夜景。
きれいなんだけど、なんだか盛り上がらない。

台北101も雲に覆われている。
これは何かの暗示か?

気を取り直して、台北名物の夜市へ。

これが臭豆腐だ!
その名のとおり、かなりクサイ。
匂いが服に移りそう。
明日の飛行機の中で、他の乗客から嫌がられるだろうな。

だがこの臭豆腐、抜群に旨い!
付け合わせの白菜もピリッと辛くてとてもおいしい。
やみつきになる味です。

















今度一緒に写真を撮る日はやってくるのだろうか。
これがペギーの最後の写真、
そんな気がして仕方がなかった。

今夜は空港で寝ます。
もはやカウチサーフィンではない。
ペギー、それは誤解だ!
飛行機は定刻通り台北に到着。
だが、外は雨。
またか。
2ヶ月前に台湾に来た時も雨だった。
今日はペギーが台北を案内してくれるというのにツイてない。
MRTの龍山寺駅で待ち合わせなのだが、MRTの乗り方がわからない。
思えば、前回台湾に来た時に訪問したのは桃園のみ。
しかもホストのステファンにおんぶに抱っこ状態だったから、自力で台湾を移動するのは実質これが初めてとなる。
おっと、その前に散髪をしなくては。
二ヶ月以上 床屋に行っていないのでかなりヤバイことになってる。
幸いなことに龍山寺駅の近くに床屋があった。
しかも安い!
100元。
日本円にしたら300円くらいか。
問題はどうやって店の人と意思疎通を図るかだが、髪型にこだわりがない私には大した問題ではない。
変装完了。
台湾の散髪屋で髪を切った私は、どこから見てももう台湾人だ。
丁度 散髪が終わる頃にペギーが床屋に現れた。
グッドタイミング。
ヨーロッパ各国からせっせと絵葉書を送っていたので、ペギーは感激して、
「マサトが台北に来たらBig Hugで迎えるわ!」
と言っていた。
だから期待していたのだが、ハグは無し。
あれ?
なんか様子がおかしいぞ。
どことなくよそよそしいような・・・
気のせいか?
まずは龍山寺。
ここはどのガイドブックにも載っている、台湾旅行の定番中の定番。
私はこういう場所が好きだ。
おみくじを引いたりしているうちに、雨があがってきた。
いいぞ。
いい兆候だ。
ペギーの勧めで「苦茶」というものに挑戦した。
店の主人曰く、もしもこのお茶が苦く感じなかったらタダにしてくれるそうだ。
店の主人がそれほど自信を持っているだけあって、想像を絶する苦さ。
チビチビとしか飲めない。
最後まで飲み干すのに数十分を要した。
彼女の働いている大学は台北市の中心地にある。
総統府に行く途中、ついでに案内してくれた。
ちなみに総統府の正面で写真を撮ろうとしたら制止された。
離れたところからならOKらしい。
その後も名物の牛麺のお店に連れて行ってくれたりと、ペギーは精力的に台北をガイドしてくれる。
だが、中正記念堂でのことだ。
ペギーが聞きにくそうに尋ねる。
「あのー、それで結局 マサトはブダペストでゲイの人と、その・・・
・・・したの?」
この間、Facebookでふざけて
「ハンガリーのゲイのテクは最高だった!」
と書いたのを彼女は本気にしているようだ。
なんてこった。
なんでそんな事を信じるかな。
身体中から力が抜けていくのを感じた。
そうだったのか。
どうりで今日はペギーは私に触りたがらないわけだ。
きっと、私の事を不潔だとか思っているのだろう。
「俺はゲイじゃない!」
と弁解すればするほど泥沼にハマりそうな気がした。
中正記念堂や台北101での記念撮影は顔をひきつらせながらのものとなった。
台北101の展望台でお茶を飲みながらヨーロッパ旅行の写真を見たり、お土産を渡したりしたのだが、なんとなくぎこちない雰囲気。
夜市でおいしいものを食べても、何かが引っかかっている。
こんなはずじゃなかった。
数カ月ぶりのペギーとの再会がこんな形で終わるとは・・・
なんとも残念だ。
今回は仇份に行けなかったので、台湾にはまた来ようと思う。
だが、ペギーと会うことはもう無いような気がした。
それでも彼女は私が空港行きのバスに乗るまで付き合ってくれた。
彼女には感謝している。
ペギーのおかげで台北市の主な見所を効率よく回る事ができたのだから。
だが、その日の夜のペギーのFacebookの書き込みは
「is totally pooped・・・」
だった。
今夜は桃園空港で夜を明かす。
台湾は好きだ。
でも、ほろ苦い味がする。
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