リスボンでカウチサーフィン






リスボンでカウチサーフィン
リスボンでもカウチサーフィンを利用した。
ここでのホスト、ソフィアとヌノは200組以上のカウチサーファーをホストした経験をもつツワモノだ。
だが、彼らの家はリスボンの市街からは離れている。
詳しい行き方をメールで知らせてはいてくれたものの、やはり初めての町で個人の家を探すのは苦労する。
なんとか近くまではたどり着いたが、そこでお手上げ。
ソフィアに電話して迎えに来てもらおうかと思ったが、
「私はまだ仕事中だから、7時すぎに家に来て!」
と、全く迎えに来てくれる気配がない。
自分でなんとかするしかないのか。
あれ?
Wi-Fiが使えないのにグーグルマップが使えるぞ。
おかげでソフィア達の家のすぐそばまで来ることができた。
あと一歩だ。
通りかかった人に道を尋ねる。
知らない、という。
参った。
だがあきらめるわけにはいかない。
別の人に再び尋ねる。
やはり知らないという。
ところがこの男性、とても親切で、自分の携帯を使ってソフィアに電話してくれた。
なんと、私はソフィアたちの家の裏にいた。
ソフィアはまだ帰って来ていないので、マンションの前で待っていると、
「こんばんわ」
と日本語で声をかけられた。
実はソフィアたちの家には、すでに他のカウチサーファーが逗留していたのだ。
しかも彼らは日本人。
彼らは元々は一人で旅をしていたのだが、偶然知り合って、その後は一緒に行動しているという。
いいなあ、そういう出会いが私にも来ないかなあ。
そのうちの一人は、自転車で中国からやって来たとか。
ユーラシア大陸を横断して、最西端のポルトガルがゴールだとか。
なかなかロマンのある旅をしている。
そしてすでに先日、ユーラシアの最西端に到着して、目的を果たしたのだ。
すごいなあ。
私もやってみたいな。
彼らと話しているうちにソフィアが帰って来た。
ん?
カウチサーフィンのプロフィールの写真とずいぶん違うぞ。
写真ではかなりのおデブさんなのに、実物はとても美人。
そしてとても明るい。
おしゃべりが大好きなようだ。
だからカウチサーファーを200組以上も受け入れてきたんだな。
4人でスーパーに買い出しに行った後、夕食の準備をした。
といっても、実際にはソフィアが一人でやって、我々日本人組はキッチンでしゃっべっていただけだが。
ソフィアには悪いが、久しぶりに日本語の会話を楽しませてもらった。
夕食後はもちろん4人でおしゃべりをしたのだが、ソフィアは話し出すと止まらない。
彼女の話しは面白いのだが、身体がついていかない。
昨日は夜行列車の中でよく眠れなかった。
今日は坂道だらけのリスボンの街を一日歩いた。
夕食でお腹が一杯になり、ワインやビールの酔いも回っている。
眠たくて倒れそうだ。
それでもソフィアのおしゃべりは深夜まで続いた。
後片付けをして、寝ようとしたらちょうどヌノが帰ってきた。
彼もソフィアに負けずおしゃべり好き。
いい夫婦だな。
でも、もう限界。
勘弁してください。
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