アムステルダム ロッテルダム




オランダ アムステルダム ロッテルダム
最後にもう一度ケルンの大聖堂を拝んだ。
何度見ても息を呑む光景だ。
しっかり目に焼き付けておこう。
例のごとくスターバックスでWi-Fiにつないでメールをチェックする。
アムステルダム行きの直通列車fがあり、乗り換えの必要がない。
これで迷うこともないだろう。
と思っていたら、列車の遅延のアナウンスが。
最初は5分の遅れと言っていたのに、結局30分遅れで出発した。
こういうことはヨーロッパではよくあるのだろうか。
またまた1等車に乗った。
せっかくユーレイルパスがあるのだから使い倒さないとね。
シートにはコンセントもある。
これでWi-Fiが使えれば言うことないのだが。
車内検札が回ってきた。
最初のころは緊張したが、今はもうなんともない。
こちとらユーレイルパスを持っているのだ。
しかし、車掌が私のユーレイルパスを険しい顔をして眺めている。
使用した旅程を全て記入しろというのだ。
めんどくさいなあ。
だがこれもパスホルダーの義務なのだ。
そしてついに列車はアムステルダムに着いた。
新しい街に着くといつも胸が高鳴る。
オランダでのホスト宅はロッテルダムなのだが、待ち合わせ時刻にはまだ間があるからアムステルダムを見物することにしよう。
と、その前に荷物をロッカーに預けよう。
使い方がわからずマゴマゴしていると、二人の青年が声をかけてきてくれた。
このロッカーは現金は使えず、クレジットカードオンリーなのだそうだ。
そんなのコインロッカーじゃないや。
実は私はJCBカードしか持っていない。
このカードは日本国外ではほとんど使えない。
仕方なく思い荷物を背負ったままアムステルダムの街をさまよった。
なんてきれいな街なんだろう。
ヨーロッパなんてどこも同じだと思っていたが、それぞれの街はそれぞれの良さがある。
うわさに聞いていたとおり、運河だらけだ。
どうやら、効率よくこの街を見て回るにはボートクルーズを利用するのがいいみたいだ。
だが、今日はほんの短時間しかない。
自分の足で歩いて回ることにした。
目指すはアンネフランクの家。
ツーリストインフォメーションセンターでは、地図は無料ではなかったので、ボートクルーズのパンフレットの地図を参照しながらアムステルダムの街を歩いた。
途中、若いカップルに道を聞いたら、とっても気持ちよく教えてくれた。
ほんと、世の中には親切な人が多い。
彼らに教えてもらったとおり、アンネフランクの家の周りには観光客の人だかりができていてすぐに分かった。
この街が気に入ったので、その後も運河沿いを歩き回った。
なんてきれいなんだろう。
ただ、よく見ると、運河の水はそれほどきれいではなかったが・・・
それにしてもこの街は自転車が以上に多い。
自転車専用の道路があり、ビュンビュン飛ばしている。
写真を撮りながらウロウロしていると、容赦なくベルを鳴らされる。
車の交通量も多く、うかうかしているとひき殺されかねない。
二時間ほど歩き回ったが、飽きることがない。
明日また来よう。
ヨーロッパは基本的にトイレは有料のようなので、あまり気軽にトイレに行くことができない。
が、偶然 無料のトイレスポットを見つけてしまった。
一見するとそれがトイレだとは気づかないのだが、地元の人が利用しているのを見て、私も真似をした。
利用できるのは男性だけだが、これはいい。
この形を覚えておこう。
再びアムステルダムの駅に戻り、今度はロッテルダムを目指す。
ロッテルダムに着いたのは5:30過ぎ。
ちょうど帰宅のラッシュアワーのようで、駅はものすごい人。
例のごとく方向感覚を失ってしまった。
よかった。
マーティンに迎えにきてもらって。
彼の家はロッテルダム中央駅から徒歩15分ほど。
マーティンは少し冷たい性格なのかな。
ちょっと突き放したような態度を取ることがある。
そう感じるのは、早口の英語のせいかもしれない。
だが、第一印象とは異なり、彼はロッテルダムで見るべきものを丁寧に教えてくれた。
意外といいやつなのかもしれない。
そうしているうちにエラが帰ってきた。
とても雰囲気のいい女性だ。
さっそく夕食を作ってくれた。
メニューはトマトスパゲティ。
それにポーランドのお酒も2種類。
彼らはポーランド出身なのだ。
それに加えてなぜかネパールのお茶も出してくれた。
そのあとはポーランドのデザートもいただいた。
至れり尽くせりだ。
毎回私はホストに恵まれている。
みんないい人ばかりだ。
彼らは2匹の猫も飼っている。
可愛げのないところがまた可愛らしい。
彼らの家で最もありがたかったのは、高性能のコンピュータを使わせてもらえることだ。
それに加えてWi-Fiも使えるので、私のiPadも自由に使える。
今までのカウチサーファーの家は、なにかとインターネット環境が乏しかった。
改めて、日本は便利な国なんだなと思い知った。
さああ、明日はお待ちかねのキンデルダイクだ。
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