たまには危険なこともある

今夜は二人の女性カウチサーファーをホストすることになりました。
ヴァネッサもジセラも、女性の一人旅です。
男性のホスト宅に宿泊したこともあります。
一般的に女性カウチサーファーはカウチリクエストが承諾される確率が高いです。
つまり、ホストを見つけることが比較的容易なのです。
しかし、やはり女性ならではの危険性もあります。
今夜はジセラから、生の情報を聞くことができました。
ジセラはアルゼンチン人。
現在は沖縄の大学で勉強しています。
京都へは、会議に出席するためにやってきました。
嵐山駅で待ち合わせをしていたのですが、
すでに夜も更けていて、あたりは真っ暗です。
それらしき人に
「エクスキューズミー」
と声をかけたら、日本人でした。
ハズカしい~

(ヤバいジセラ)
ジセラはアルゼンチン人だけあって、底抜けに明るいです。
ジェスチャーも大きく、
私のしょーもない話にいちいち大げさにうなずいたり、
目を見開いたりしてくれます。
やっぱり私はラテンの人が大好きです。
話していて楽しいですから。
しかも、ジセラは私のためにビールまで買ってきてくれました。
お酒の力も加わって、普段は無口な私も饒舌になります。
と、そこへ芸者見物に出かけていたヴァネッサが帰ってきました。
むさくるしいアパートに、とびっきりの美女が二人も!
カウチサーフィンって、贅沢な遊びだなあ。
ジセラもヴァネッサも、わかりやすい英語を話してくれます。
しかも、二人ともかなりの会話巧者。
いろんな話題が飛び交います。
その中でも、やはり話の中心はカウチサーフィンや旅行について。
基本的には楽しい話題なのですが、
ジセラがいやな思い出についても語ってくれました。
彼女が東京を旅行していた時のこと。
彼女のホストはアルゼンチン人の男性でした。
同じ国の出身ということで、かなり仲良くなり、
つい深夜まで話し込んでしまいました。
さあ、そろそろ寝ようか、
という時になって、ホストの男性はジセラに
一緒のベッドで寝ることを強要したのです。
他の部屋は荷物が散らかっていてスペースが無い、とのこと。
もう深夜だったので、彼女には他の選択肢はありませんでした。
幸い、キングサイズのベッドだったので、
ジセラはしぶしぶ男性ホストと一緒に寝ることにしました。
もちろん、両端に離れて。
ところが、夜中に目が覚めると、
男性はジセラに覆いかぶさるようにして寝ています。
もちろん、気丈な彼女はホスト氏に肘鉄を喰らわせましたが・・・。
「同じアルゼンチン人として情けない」
と、ジセラは言います。
京都の後は東京に行く予定のヴァネッサは、
ニコニコしながらジセラの話を聞いていました。
まさか、そのホストの家に泊まろうかなあ、
なんて考えているんじゃないだろうな・・・
二人の女の子がいると、
必然的に会話のテンションが上がります。
話すスピードが速すぎて、
だんだん彼女たちの英語についていくことができなくなってきました。
・・・・・。
・・・・・。
彼女たちの会話の輪に加われなくなった私は、
ただニコニコして、適当にあいづちを打っていたのでありました。
次の日も国際会館で会議があったジセラは、
早朝に旅立っていきました。
ヴァネッサは・・・
また寝坊ですか。
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テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行