ああ、マリア様!
今日も私のキモい妄想が入ってます。
そういのが嫌いな人は読まないでください。
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ついに、マリアとソレともお別れの時が来ました。
彼女たちとは本当に
長い時間を一緒に過ごしたので、
別れるのもつらいです。
彼女たちはさらにお土産をくれました。
サンダルのマグネットです。
「こんなもの、いったい何に使えというんだ」
と一瞬思いました。
しかし、良く見ると、サンダルには「MENORCA」の文字が書いてあります。
そうです。
彼女たちの住んでいる、メノルカ島のことです。
「これを貼りつけておけば、私たちのこと忘れないでしょ。」
なんだか泣きそうになってきました。
まあ、仮にこれが無かったとしても、
強烈なキャラクターを持つ
マリアとソレのことを忘れるなんて不可能な話ですが。

マリアはさらに、合格のお守りをくれました。
金閣寺で買ったやつです。
「これでマサトは試験に合格するわ。
あ、でも、これがあるからって
勉強をサボッちゃダメよ。
勉強はしっかりするのよ。」
さすがは現役の学校の先生。
言うことがいちいち厳しい。
マリアとソレは、
JRパスを最大限に有効活用して、
この後、日本全国を駆け回ります。
文字通り、北海道から九州まで。
「北海道か、いいなあ。
俺も一緒に行こうかな。」
ボソッと私がつぶやくのを
マリアは見逃しませんでした。
「ダメよ。
マサトはお金を余計な事に使っちゃ。
しっかり節約して、
そのお金でスペインに来るのよ。
いい?
マサトは絶対にメノルカ島に来るのよっ!」
ああ、なんてうれしいお言葉。
マリア様、抱きしめてもいいですか?
彼女たちは奈良へ行かなくてはならないので、
もうお別れです。
最後にマリアとソレはハグをしてくれました。
「チーク・キスは無いのかなあ?」
とちょっぴり期待していたのですが、
残念ながらハグだけでした。
一人でバスに乗り込み、
楽しかった数日間を振り返ります。
急に寂しさがこみ上げてきました。
「もう一度マリアとソレに会いたいなあ。」
お金を貯めて、
スペインに行こう。
そうすればまた会えるさ。
バスの出発時刻がきて、
扉が閉じようとしたその時、
「マサト、マサト!」
と叫ぶ声が聞こえます。
なんとそこにはマリアとソレが。
実は彼女たちは、JRの窓口で、
お盆のチケットを手配してきたというのです。
そうです。
五山の送り火、通称「大文字焼き」を見るために、
再び京都に帰って来るというのです。
「じゃあ、16日に。
またね!」
プシューッ。
その瞬間、バスの扉が閉じられました。
どうやら、私たちの会話が終わるまで、
運転手さんは待っていてくれたようです。
「マリアとソレにまた会える!」
帰りのバスの中で、
一人でニヤニヤしている私が
そこにいました。
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