ALIEN IN KYOTO IMPERIAL PALACE

(京都御所の内部)
二条城ではなぜか、日本のアニメの話で盛り上がりました。
彼女たちは「ドラゴンボール」や「キャンディキャンディ」を見て育ったというから驚きです。
あらためて、日本の文化の影響力の大きさを思い知らされました。
二条城の中の土産物屋で、マリアはキーホルダーを買いました。
ヨーロッパの人の間では、
日本はすっかり放射能に汚染されてしまっているというイメージがあるため、
食べ物のお土産はNGです。
冷房の良く効いたこのお店で、少し休憩をとることにしました。
マリアは私に抹茶アイスをおごってくれました。
マリアの時折見せるこういう優しさが好きです。

(京都御所の内部)
二条城を後にした我々は、京都御所へと向かいます。
このルートはバスの接続が悪く、
結局歩きました。
京都御所の中に入るには事前の許可が必要なのですが、
外国人の付き添いをする日本人は、
1名にかぎり入場が許可されます。
門を警備している警察官の横を通り、
いざ、御所の内部へ。
ちょっとドキドキしました。

このツアーは外国人観光客を対象としたものらしく、
説明は全て英語で行われます。
日本人はガイド係の人を除けば私一人だけです。
ここでは日本人である私が異邦人です。
京都の中心部の
しかも、御所の中にいるというのに、
妙な疎外感を覚えました。

写真の中央に写っている、
サングラスをかけた人が案内係の人です。
おそらく日本人なのでしょうが、
完璧な英語を話します。
背筋もシャンとしていて、
とてもカッコイイ女性でした。
なんというか、
全身から自信がみなぎっています。
私の舌噛み噛み英語とはえらい違いでした。

カリビアンっぽい男性と、
インド人らしき女性。
ほんとにここは京都なのか?
と疑いたくなります。

熱心に説明に聞き入る外国人の大群。
肌の色も、国籍も、使用言語も異なるガイジンたちが一堂に会しています。
なんだかおかしくなってきました。
しかし、笑ってばかりもいられません。
写真ではお伝えできないのですが、
この現場にはなんともいえない匂いが立ち込めています。
それぞれの人種が、
それぞれ異なる体臭を発しているのです。
しかもこの猛暑。
世界中の汗と香水と体臭がごちゃ混ぜになって、
それはもう大変なことになっています。
神聖な御所を、
こんな悪臭で汚してもよいのでしょうか。
匂いフェチの人は、
ぜひ、真夏の京都御所へ!
きっと、興奮のるつぼに巻き込まれること間違いなし!

しかし、こんなにたくさんの外国人が御所を訪れているとは
想像もしていませんでした。
震災の影響で、
日本を訪れる外国人観光客は激減しているといわれています。
ということは、
震災前はもっと大量のガイジンが来ていたということですよね。
いったい、紅葉の季節にはどういうことになっているのでしょうか。

京都御所を出る前に、
最後の記念写真。
ソレの肩に手を回すマリア。
この二人はほんとに仲良しです。
それにしてもマリア、
俺の肩は抱いてくれないのか?

京都御所の見学を終えた我々は、
「松屋」で少し遅い昼食をとります。
カウチサーファーにとって、
「吉野家」や「なか卯」、「松屋」は頼もしい存在です。
手軽に安い日本食を味わえるのですから、
こんなにありがたいことはありません。
ボリュームもありますしね。
ただ、あまりの暑さに彼女たちは食欲を無くしたようで、
かなり残してました。
ところで、
この写真でもマリアはソレの肩に手をまわしています。
仲良すぎ!
本当にこの二人は親友なんだなあ。
うらやましいぞ。
私とももっと仲良くしてくれないかなあ。
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