ロドリゴ

私はラテンアメリカンが好きだ。
なんといっても、彼らは熱い!
あらゆる点で、日本人とは対極にある。
そして、今回のカウチサーファー、ロドリゴもラテンアメリカンだ。
彼はコロンビア出身。
だが、今はドイツに住んでいる。
ドイツ人の彼女と一緒に。
ロドリゴはかなり流暢な英語を話すのだが、
独特のスペイン語訛りがある。
というより、まるでスペイン語をしゃべっているようだ。
とにかく彼は熱い!
なにかにつけ、握手を求めてくる。
「俺たちを受け入れてくれて、ありがとう!」
握手。
「じゃあ、行ってくる!」
握手。
「おやすみ、また明日!」
握手。
どんだけスキンシップが好きなんだよ、お前は。
その握手に意味はあるのか?
そしてロドリゴは押しが強い。
「この近くにおすすめのレストランはあるか?
マサトも一緒に来るか? 」
「電車の乗り換えはどの駅ですればいい?
マサトも一緒に来るか?」
「終電は何時だ?
マサトも一緒に来るか?」
あのー、ロドリゴさん。
それって質問じゃないですよね。
命令ですよね。
このように、かなり攻撃的なロドリゴだが、
意外と神経が細かい。
「スカイプを使ってもいいか?」
「イスはどこに片付けたらいい?」
「マサトはもう寝たいか?」
いろいろと私を気遣ってくれる。
それもそのはず、彼はドイツではカウチサーフィンのホストをしている。
これまでにかなりの数のカウチサーファーを受け入れているのだ。
やはりカウチサーフィンのホスト経験者は、
サーフしかしたことの無い人間とは一味違う。
ホストの気持ちがよくわかるのだ。
こういういいカウチサーファーには、
私としても親切にしてあげたいのだが、
あいにく私はスケジュールが詰まっている。
彼らを十分にもてなす時間が無い。
本当に残念だ。
ロドリゴは私にお土産を持ってきてくれた。

スコットランドのクッキーだとか。
コロンビア生まれで、
現在ドイツに住んでいるロドリゴが、
スコットランドのクッキー?
なぜだ?
「これは俺の大好物なんだ。」
とてもわかりやすい答えをありがとう、ロドリゴ。
やっぱり私はラテンアメリカンが好きだ。
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