桂離宮

(桂離宮)

(桂離宮)

(宮内庁の係の人の説明を聞く見学者たち)


(私。桂離宮の池にかかる橋の上にて。)

(橋を渡るグドラン)
ドイツ人カウチサーファー、グドランとも今日でお別れです。
ですが、その前に、我々にはやるべきことが残っています。
桂離宮の見学です。
せっかく事前に申し込んだので、
気合いを入れて早起きをしました。
見学に来た人は20人ほど。
そのほとんどは日本人で、
グドランの他の外国人は、
ヨーロッパ人のカップル2人だけでした。
真夏の日差しが照りつける中、
宮内庁の係の人の説明を聞きます。
所要時間は1時間強。
蚊にもたくさん刺されましたが、
それだけの価値はありました。
説明は日本語で行われますが、
グドラン達外国人にはヘッドセットが手渡されます。
それで英語の説明が聞けるのです。
が、それにもかかわらず、
グドランは私にちょくちょく質問をしてきます。
桂離宮は、こまかい技巧を凝らした庭園です。
係の人の説明はかなり複雑。
同時通訳のスキルを持ち合わせていない私には、
彼女の質問に的確に応えることは不可能です。
猛暑の中、冷や汗をかきながら見学するハメになりました。
桂離宮の見学を終えて、
私の家へ帰ります。
律儀な彼女は、
自分の使った布団のシーツを取り替えます。
カウチサーファーがみんなこんな風に礼儀正しかったらいいのにな。
と、つい考えてしまいます。
次のホストとの約束があるグドランは、
さっさと旅立って行きました。
なんの未練も残さず、あっさりと。
彼女らしいといえば彼女らしいです。
グドランは私と同い年。
しかも誕生月までも一緒、
ということで、親近感を覚えていました。
もちろん彼女にはそんな感覚はまったくないようでしたが・・・。
いろんな意味で、
今回のカウチサーフィンは一味違ったものになりました。
いつかまた会いたいな。
ドイツに尋ねて行ったら、
彼女はいったいどんな顔をするのだろう。
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