カウチサーフィン(ドイツ、グドラン)
グドランはおそろしくタフな女性だ。
とにかく歩くスピードが尋常ではない。
しかもこの猛暑。
二人ともすぐに汗だくになった。
それでも速度を落とす気配はまったく無い。
今日はいつもとは違うコースをたどった。
まずは東寺。
ここの五重塔は京都の代名詞とも呼べるものだが、
なぜかカウチサーファーと来たことは一度も無かった。
ちなみにグドランはスタンプを集めている。
当然、ここでもスタンプを押そうと試みた。
が、見つからない。
そこで私がお寺の人にスタンプの所在を尋ねたところ、
怒られてしまった。
「これはスタンプじゃない!
御朱印だっ!」
とうとう彼はスタンプを押してくれなかった。
なんて狭量な。
せっかく外国から観光に来たんだから、
ちょこっと押してくれてもよさそうなもんだ。
東寺の次は西本願寺。
実は、ここもカウチサーファーと来るのは初めて。
ここは世界遺産の一つだというのに・・・。
入口の案内図を見ていると、
住職と思しき人が声をかけてきた。
しかも流暢な英語で!
僧侶の服装と英語。
ものすごい違和感があった。
が、よくよく聞いてみると、
彼は日系アメリカ人。
実は日本語はあまり得意ではないらしい。
ここではグドランは3種類のスタンプをゲットして大満足だ。
西本願寺の次は、
もちろん東本願寺。
ここでも2個のスタンプをゲットして、
次の目的地へと向かう。
なんだかスタンプ集めが目的になりつつある。
2時から京都御所の見学を予約していた彼女は急がねばならない。
だが、予想よりも時間がかかってしまい、
御所に到着したのはギリギリの時間だった。
予約をしていなかった私は、
御所には入れない。
ベンチで昼寝をして彼女を待つことにした。
平日の昼間から公園のベンチでゴロゴロと寝そべっている怪しい男。
何をやってるんだ俺は。
1時間後に御所から出てきたグドランと、
桂離宮の見学の申し込みに行く。
話の流れで、なぜか私も申し込んでしまった。
御所から二条城までまたまた歩いた。
もちろん二人とも汗だくだ。
が、なんと二条城は閉まっていた。
7月や8月の毎週火曜日はお休みなんだと。
やる気あんのか二条城!
重たい足を引きずりながら、
なんとか嵐山までたどり着いた我々。
だが、まだ終わりではない。
竹林がまだ残っている。
あまりにも疲れていたグドランは、
なかば放心状態。
せっかくの竹林を見ても、
目がうつろだ。
写真を撮らないのか?
と私が尋ねても、
「え?
何の写真?」
竹林の写真に決まってるだろ。
やっとのことで私の家に帰ってきたのですが、
まだやるべきことがあります。
明日の計画を練らなければ。
うう。
カウチサーフィンがこんなにつらいものだとは知らなかった。
- 関連記事
-
スポンサーサイト
テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行