グドラン
ドイツからのカウチサーファー、グドランは、
私にお土産を持ってきてくれた。
ゼリー状のお菓子。
これは見覚えがあるぞ。
以前、同じくドイツからのカウチサーファーをホストしたときにもらったのと同じ物だ。
どうやらほんとにこのお菓子はドイツでは人気があるらしい。
グドランは私と同い年。
だが、彼女の声はとても若い。
すごく可愛らしい声なのだ。
初めて電話で話した時、
思わず胸がときめいてしまった。
いかん。
また発作が始まった。
ところがこのグドラン、
一筋縄ではいかない女性だ。
とにかくパワフル。
猛烈にしゃべりまくる。
歩くのも早い。
性格も、竹を割ったように潔い。
嫌な物はいや、
面白くなければ、ハッキリとそう言う。
納豆を味見しては、
「これは奇妙な食べ物ね」
梅干しに関しては、
「食べれなくはないけど、
好きにはなれそうにないわ」
嵐山の鵜飼いを見てても、
「もういいわ。
帰りましょ。
いっぱい蚊にも刺されたし。」
とにかくキッパリと物を言う女性だ。
だが、不思議と不快な気持にはならない。
そして彼女はとても礼儀正しい。
常に私の都合を気にしてくれる。
初日の今日は、
仁和寺、竜安寺、金閣寺を訪れた。
その全てにおいて、
拝観料を払ってくれた。
カウチサーファーとしては珍しいタイプだ。
勢いに乗って、
つい、
明日も京都を案内する約束をしてしまった。
忙しい一日になりそうだ。
- 関連記事
テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行