せっかくの美脚が・・・

(京都・嵐山の竹林にて。この美脚が血に染まることに・・・)
私はジャスティンとジェニファーに対して、あまり良い印象を持っていなかった。
良くも悪くも、彼らは典型的なアメリカ人なのだ。
数週間前に彼らからカウチリクエストが来た。
その時は他にカウチサーファーが来る予定だったので、
彼らのリクエストはお断りした。
彼らから返事は無かった。
それから数週間後、また彼らからカウチリクエストが来た。
「マサトは俺たちに返信をしてくれてたんだな。
今気づいた。
実はあれからスケジュールを変更したんだ。
ちょっとタイまで行ってきてたんだけど、
明日、京都に行くから泊めてくれない?」
なんだ、この軽いノリは。
リクエストを拒否しようかとも思った。
だが、あいにくその日はスケジュールが空いている。
アメリカ英語も修行したい。
というわけで、彼らを受け入れることにした。
あまり気乗りはしなかったが。

(京都・嵐山の竹林を自転車で駆け抜けるジャスティン)
そして約束の日。
夜の9時を過ぎても彼らはやってこない。
すっぽかされたか。
そう思った瞬間、電話のベルが鳴った。
予想に反して?、実際に会ってみると、彼らはいい感じのカップルだった。
私の家に到着して、しばらく話をした後、すぐに祇園へと向かった。
芸者をどうしても見たいらしい。

(北野天満宮の夏越しの祓え)
その翌日。
我々は朝の6時30分に起きた。
嵐山の竹林と北野天満宮の夏越しの祓えを見に行くためだ。
しかも自転車で。
その途中、ハプニングが起こった。
ジェニファーが自転車で転んだのだ。
アメリカ人らしく、転び方も豪快だった。
だが、笑いごとではない。
ジェニファーの白くて長い美脚が血に染まっている。
痛々しい擦り傷もたくさんある。
ああ、もったいない。

(北野天満宮の夏越しの祓え)
北野天満宮には露店がたくさん出ていた。
これはたくさんのシャッターチャンスが期待できそうだ。
と、そう思った瞬間、カメラがダウンした。
バッテリーの残量が無くなってしまったのだ。
せっかく新しいカメラで撮影できると思ったのに・・・。
これじゃあ、せっかくここまでやって来た意味がない。
このやり場のない怒りのせいで、正常な判断能力を失った私は、
帰りに家電量販店でエアコンを衝動買いしてしまいましたとさ。
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