今週もシンガポール人とカウチサーフィン
彼女の名はエイミー。
エイミーとは実際に会う前からLINEでやりとりしていました。
こんなふうに、事前に積極的にコンタクトをとってくるカウチサーファーとのカウチサーフィンは、とても有意義なものになる可能性が高いです。
なので、今回のエイミーにもかなり期待していました。
そして予想通り、エイミーはかなり積極的な女の子でした。
初対面だというのに構えたところがなく、ずーっと笑顔です。
南国に暮らす女の子らしく、太陽のようなまぶしい笑顔です。
私の家に到着するなり、彼女の発した第一声は、
「マサト、今日は私と一緒に来てくれるんでしょ?」
今日は平日の昼間。
学生でもない私の都合などおかまいなしです。
見事なまでのずうずうしさ。
だから東南アジアの女の子って好きです。

「京都らしい所へ連れて行って」
というエイミーのリクエストに応えて、まずは東寺へ。
五重の塔に驚嘆の声をあげる彼女。

こんなにノリノリの子と一緒だと、こちらもつられてテンションが上がってきます。

伏見稲荷の参道にあるおかき屋さんにて。

伏見稲荷大社の千本鳥居にて。

ごきげんまくりのエイミー。

この子は写真を撮る時だけでなく、ずっとこんな感じで笑顔を振りまいていました。
シンガポール人って、どうしてこんなにも明るいんだろう。
同じアジア人でも、まったく異なる人種のように思えてきます。


夕食は京都駅ビルにある京都拉麺小路で。
エイミーとは今日初めて会ったばかりだというのに、とても仲良くなれたような気がします。
「わたし、さくらんぼの茎を舌で結べるのよ」とエイミー。
「私はキスがうまいのよ」と言いたいのだろうが、そんな話を俺にしてどうする。
ラーメンをすすりながら、
「どうして日本にはこんなにもたくさんのラブホテルがあるのか」という話題になったのですが、
彼女の口ぶりから、シンガポール人は性に関しては、現代日本人よりも少し保守的な印象を受けました。
「日本は住宅事情が悪いから、ラブホテルのような場所が必要なんだよ」
あれ? 住宅事情ならシンガポールの方がひどいんじゃないかな。
国民のほとんどは高層住宅に住んでいるし、成人してからも親と同居している若者も日本より多そうなイメージがある。
「じゃあシンガポールの若者はどこでエッチをしているんだ?」
「結婚するまではしてはいけないということになってるわ」
「じゃあシンガポールのカップルはみんな、結婚するまでがまんしているのかい?」
「そんなことはないけど・・・」
さすがにこういう質問には答えにくそうにするエイミー。
「じゃあシンガポールこそもっとラブホが必要なんじゃないか。若者の多くは親と同居してるんだし。」
「家の人が出払ってる時を見計らってこっそりするのよ。そんなこと私に言わせないでよ」
と言ってしまった後でエイミーは、
「って、友達が言ってた」と付け加えた。
そんな落ち着きのない情事、俺はいやだなあ。