カウチサーフィン(CouchSurfing)と愉快な仲間たち

インドネシア人気質

3人のインドネシア人とカウチサーフィン(CouchSurfing)



京都駅前になんだか人だかりが。

なんだあれは?




京都のマスコットキャラクター、「まゆまろ」でした。

子供たちに触られまくってるせいか、お肌の色がくすんでないかい?




こちらはカニ。

北陸地方のマスコットキャラクターのようです。




今回のカウチサーフィンのゲストはインドネシアから。

ピュトリとそのお友達たちです。


彼女と会うのはこれで3度目。

1度目はインドネシアのジャカルタで。

2度目は京都で。

ピュトリ@京都

ピュトリ@ジャカルタ・インドネシア


ついこの間、日本に来たばかりだというのに、またまたの来日。

彼女はよほど日本がお気に入りらしい。

うれしいかぎりです。



ピュトリたちとは、朝の10時くらいに会う予定だったのですが、

12時になってもまだ連絡がありません。


奈良から京都までそんなにかかるはずがないので、心配になってメールを送ってみました。

「今どこにいるんだい?」

「奈良公園から電車の駅に向かってる途中なんだけど、

お店の前を通る度に私の友達は中に入っていっちゃうもんだから、全然進まないのよ。

ごめんなさいね」



奈良公園から駅までは普通に歩けば30分もかからない。

すでに数時間が経過しているというのにまだたどりつかないとは、ある意味、スゴい。



結局、彼女たちと会えたのは夕方になってからでした。

この時間だと、お寺は閉まってしまうので、伏見稲荷に向かいます。






2匹のキツネの口の間に石を投げ入れることができれば、願い事がかなうらしい。




常にハイテンションの彼女たち。

これだからインドネシアの人って大好きです。













夕食はお好み焼き。


同じインドネシア人でも、出身地域によって微妙に顔つきが異なるんですね。

ちなみに左の二人はイスラム教徒です。



ジャカルタ、メダン、バリ。

みんなそれぞれ住んでる場所が違います。

今度インドネシアに旅行するのが楽しみだな。




ピュトリはおみやげをくれました。

インドネシアといえば、やはりこれ、バティック。

以前、他のカウチサーファーからももらったので、これで2つ目です。




ピュトリの友達もインドネシアのお菓子をくれました。

箱には「スラバヤ」って書いてありますね。




家に帰り、箱を開けてみてびっくり。

すでに封が切られていて、半分くらい食べらているじゃありませんか。


これって、おみやげっていうより、

飛行機の中で食べきれなかっただけじゃ・・・


そんなインドネシア人がやはり好きです。


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ルタとルタ(リトアニア)

ルタとルタ(リトアニア)とCouchSurfing(カウチサーフィン)


(嵐山の河川敷で花見)


今回のゲストはルタとルタ。

二人とも同じ名前です。ややこしい。


彼女たちはリトアニアからやってきました。

リトアニア人のカウチサーファーをホストするのは、今回が初めてです。

また一つ新しい国をリストに追加できたぞ。



しかし、リトアニアという国にはあまりなじみがないので、

ついついエストニアと混同してしまい、ルタたちを憤慨させてしまいました。

それも、何度も・・・



相手の国のことをよく調べておく。

カウチサーフィンの基本中のきほんができていませんでした。



二人とも現在はリトアニアを出て、それぞれシンガポールとポーランドで暮らしています。

名だたる外資系企業でバリバリ働く彼女たちは、正真正銘のキャリア・ウーマン。

どこにもスキがありません。

欧米人の女性には、こういうタイプが多いですよね。



ネイティブなみの英語でガンガンまくしたててくる、その迫力に気圧され、たじたじになってしまいました。


といっても、けっしてガツガツしているわけではなく、とても親しみやすい雰囲気があります。

そこらあたりが日本のエリートとは違うところです。





彼女たちは昼間の京都観光で疲れているはずなのに、夜には花見に誘ってくれました。

近所の嵐山公園はちょうど桜が見ごろ。

他にもたくさんの団体が花見をしています。



ルタたちはコンビニでビールとおつまみを買ってきてくれていました。

少し夜風が冷たかったけど、彼女たちと談笑しながら飲んでいると、

なんだかじんわりと暖かくなってくるような気がします。



翌日も居酒屋に誘われたのですが、あいにくの豪雨だったため断念しました。

私がルタたちに紹介した居酒屋には英語のメニューは置いていなかったのですが、

それでも楽しんできたようです。





ルタのくれたおみやげ、シンガポールのマーライオン!

ふと、メイサンのことを思い出してしまいました。

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ミカエラ、ジェニファー(アルゼンチン)

ミカエラ、ジェニファー(アルゼンチン)とカウチサーフィン



典型的なバックパッカー・スタイルのふたり。

左がジェニファー、右がミカエラ。

アルゼンチンからのカウチサーファーです。



彼女たちは、同じくアルゼンチン人のカミラとベレンの知り合いなのですが、

http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-676.html

4人を結ぶ共通点は意外なところにありました。


彼女たちはブエノスアイレスにある合気道教室で知り合ったというのです。

日本からはるか遠く離れたアルゼンチンでは、日本の武道が人気なのだとか。


日本では合気道よりも空手や柔道の方が知名度がある、という話をしたら、

「なんで? どうしてみんな合気道をやらないの?」

と詰め寄られてしまいました。


なんで?と言われてもねえ・・・





(ミカエラの名刺の裏)


実はミカエラの職業は売れないミュージシャンです。

ギターやピアノを弾いたり、BGMを作曲したり、と仕事内容は多岐にわたります。


「ほんとはあんまり歌は歌いたくないんだけど、生活のためには仕事を選んでらんないのよね」

とボヤくミカエラ。


そうか、だから彼女の声はしゃがれているのか。


ブエノスアイレスにある場末のバーの片隅で、テキーラの入ったグラスを傾けながら、

ギター片手に歌うミカエラのハスキーな声を聞く。


そんな日が来たらいいな。


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ジャンル : 旅行

桜づくし



八坂神社




丸山公園といえば、お花見のメッカですが、

今年からブルー・シートの使用が禁止になりました。

景観を損ねるから、というのがその理由のようです。




年々やせ細っていく丸山公園のしだれ桜。

よかった、まだ生きてる。




知恩院前には観光バスが乗り付け、旅行客でいっぱいでした。

ここも桜で有名だったのだな。




そしてついに、本日のメインイベント、哲学の道にやってきました。

桜は満開で、まさに今が見ごろ。

これで天気さえよければ・・・




ピークシーズンということもあり、哲学の道は大混雑。

小川沿いの道はとても細いので、人混みの中を歩くのはひと苦労です。


立ち止まって写真を撮るのはもっと難しい。

みんな桜ばかり見て前を向いていないので、下手すると突き飛ばされて小川に落ちてしまいかねません。




今回のカウチサーフィンのゲストはアルゼンチンから。

右がミカエラ。真ん中がジェニファー。

二人とも美人でしょ。



この写真を見たジェニファーは、

「私の顔、大変なことになってる」

と苦笑していました。


ミカエラに比べて、肌の色が黒く見えませんか?

もともとジェニファーもミカエラのように白かったのです。


しかし、タイのビーチで日焼けした結果、こんがりときつね色になってしまったのだとか。

では、なぜミカエラは白いままなのか。


体調をくずしたミカエラは、ずっと屋内に閉じこもっていたからです。

せっかくタイのビーチまで行ったというのにもったいない。






急に冷え込んだせいか、ミカエラはさっきからずっとトイレのことを気にしています。


「ト、ト、ト、トイレはどこ?!」

哲学の道の途中にトイレなんてあったかな。

それに、いずれにしてもこの人ごみじゃあ、どうしようもないよ。


本来、哲学の道というのは、じっくりと考えごとをしながら歩く場所です。

ところがミカエラはずっとそわそわして、とても哲学に思いをはせるどころではなかったようです。

きっと、せっかくの桜も眼中になかったことでしょう。







この後、銀閣寺に寄ってから、河原町で寿司を食べました。

たまたま私たちのとなりには、黒人の男性が座っています。

一人で来ている彼はとても人懐っこく、しきりと私に話しかけてきました。


「わさびはどこにあるんだ?」

寿司の中にすでに埋め込まれているよ。


「こんなんじゃ全然足りねえ。もっと辛くなきゃ寿司じゃねえよ」

うるさい男だなあ、とは思いましたが、お店の人に言って、わさびを持ってきてもらいました。


黒人男性は狂喜して、わさびをベタベタと塗りたくります。


うわあ、辛そ~。



河原町三条にあるこの寿司店の中を見渡してみると、その男性以外にもたくさんの外国人の姿が見えます。

わざわざ日本にまで観光に来るぐらいなのですから、やはり本場の寿司を食べてみたい、という外国人は多いのでしょうね。


寿司は私の大好物なのですか、なんだかちょっぴりうれしくなりました。


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清水寺の桜

今回のカウチサーフィンは、アルゼンチン人のふたり。

ミカエラとジェニファーです。


私は1年ほど前に、同じくアルゼンチン人の女の子、カミラとベレンをホストしたのですが、

ミカエラとジェニファーは彼女たちから私のことを紹介されたのだそうです。


カミラたちのことは、今でもよくおぼえています。

かわいい子たちだったなー。

http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-676.html


なので、今回も期待していたのですが・・・



ミカエラたちから電話がかかってきたのは、約束した日の1日前。

「夜以降じゃないと会えないよ」と言っていたのにもかかわらず、昼間からバンバン電話をしてきます。


しかも受話器の向こうの声は低く、しゃがれている。

英語があまり得意でないのか、文章ではなく、ぶつ切りにされた単語が飛んでくる。


・・・

あまりフレンドリーな雰囲気じゃないな。

今回のカウチサーフィンは、あまり楽しくないかも。



(伏見稲荷大社)

実際に会ってみると、彼女たちはなかなかおもしろい人たちでした。

さすがは陽気なラテン・アメリカン。

やはり南米から来たカウチサーファーにハズレはありません。

すっかり意気投合して、京都を案内することになりました。


もしかして俺、ノせられてる?





清水寺ではおもしろい行列に遭遇。


おおっ、僧兵だ!







この人が一番偉い人っぽい。

曇り空なので本来なら傘はいらないはずなのだが、

まあこれも演出のひとつなのでしょう。




最後尾にも僧兵。

カウチサーフィンを始めてから、清水寺には何十回も来ましたが、

こんな行列を見たのは初めてです。


ラッキーだったな、ミカエラ。




今日はなんだか肌寒い一日。




桜は満開だというのに、曇り空がうらめしい。

ツいてなかったな、ミカエラ。








清水寺というのは不思議な場所だ。

紅葉と桜、どちらも絵になる。






いつも混んでる清水参道だが、桜のシーズンはさらにすごい。

沿道の土産物屋さんは笑いが止まらないだろうな。




京都観光には、実質、今日一日しか費やせないミカエラとジェニファー。

このまま「ねねの道」を北上して、銀閣寺まで強行軍だ。

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ジャンル : 旅行

余計なことを言うな



韓国からのカウチサーファー、ジィヘ。お好み焼き屋にて。

カメラを向けると、ハトが豆鉄砲食らったような顔をしてました。




おみやげの「のり」


_________________________


今回のカウチサーフィンは、韓国人のジィヘ。

韓国からのゲストなんて久しぶりだなあ。

というより、おそらく彼女で二人目じゃないだろうか。


日本からもっとも近い外国で、毎年大勢の観光客が訪れているはずなのに、

なぜか私のところには中国や韓国からは、ほとんどカウチリクエストがやってこない。


やはり日本と韓国の間には、ふかーい溝が横たわっているのだろうか。



一人で見知らぬ男の家に泊りに来るだけあって、ジィヘは少し変わったところのある女の子だ。

しっかりしているのか、ぼーっとしているのかよくわからない。



彼女の海外旅行初体験の地はインド。

「インドを一人で旅することができたのなら、あとは世界中どこへでも行ける」

と言われているくらい、あそこはハードな国じゃなかったっけ?



聞けば、彼女はインドには通算で1年以上も滞在していたのだとか。

1年か、すごいな。

そんなにインドが好きなんだ。

「インドなんて、だいっきらい!」


・・・


よくわからない子だ。



日本に旅行に来るだけあって、ジィヘは日本の文化に興味があります。

特に、日本のドラマが大好きなんだとか。


残念ながら、私はドラマや芸能関係には疎い。

彼女の話す内容にまったくついていけなかった。


韓国人の女の子に、

「ほんとに日本人ですか?」

と言われてしまった。

しかも日本語で。



ちなみにジィヘのお気に入りは堺雅人。

まただ。

彼はアジア全域で人気があるようですな。




夕食は、近所のお好み焼き屋で食べることにした。

ここにはちょくちょくカウチサーファーたちと来る。



これまで店の主人と話したことはほとんどなかったのだが、

なぜだか今日はやけにまとわりついてくる。


どうやら私のことを、通訳か観光ガイドだと思っていたらしいのだが、

どうもそうではないらしいと気付いたようだ。


「なぜ毎回異なる外国人を連れているのか。

 どうやって知り合うのか」

ということを聞きたいらしい。



カウチサーフィンのことを一般の日本人に理解してもらうのはなかなかめんどうなので、

適当にお茶を濁していたのだが、簡単には解放してくれない。



そこへ、かたことの日本語を話すジィヘが会話に割り込んできた。

「今日からマサトさんの家に泊るんです!」

「え?二人は古い知り合いなの?」

「いいえ!さっき会ったばかりなんです!」


お好み焼き屋の主人は怪訝な顔をしている。

「これ以上質問するのはマズい」とでも思ったのだろう。

何も言わずにむこうへ行ってしまった。



ぜったいに誤解されたな、これは。


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ムスリム女とカウチサーフィン



初めてのチュニジア人カウチサーファー、アミラ。

見た目どおり、タフな女です。






アラビア語のキーボードはこんなかんじ。


________________________________________________


カウチサーフィンをはじめてから、女性の下着を見てもなんにも感じなくなった。


というのはウソです。

めちゃめちゃ気になります。



私の家は、トイレの近くに物干し場があるのですが、現在、そこにはアミラの洗濯物が干してあります。

自分のパンツの横に女性物の下着が並んでいるのを見るのは、なんとも恥ずかしいものです。


トイレに行くたびにそわそわしたり、なんとなく彼女に朝食をごちそうしてしまったりと、

落ち着かない日々を過ごしました。




アミラはチュニジアの出身。

アルジェリアとリビアにはさまれたこの国からは、なんだか危険な匂いが漂ってきそうなイメージがあります。


でも、彼女に言わせると、のどかで、とても過ごしやすい国なのだとか。

一応イスラム教国なのですが、戒律はぜんぜん厳しくありません。


現にアミラはお祈りをしませんし、スカーフだって被りません。

パンツだって干しちゃうしね。



そんな彼女はついこの間までニューヨークで働いていました。

話をよく聞くと、彼女はアメリカの大学を出てるそうです。

MBAだって持ってます。

うわー、すごいなー。



「MBAっていったって大したことないのよ。

 あんなの簡単よ。誰だってとれるわ。」


誰でも取得できるわけないだろ。嫌みか?



バリバリのキャリアウーマンだったアミラは、観光も精力的にこなします。

分刻みのスケジュール。


しかし、さすがに長旅のため、少々お疲れ気味。

今日はちょうど雨だったので、休息日にあてることになりました。



ところが、窓の下を托鉢の僧侶の列が通り過ぎるのを見て、どうにもがまんができなくなったようです。

雨の中、彼女は飛び出して行きました。

傘もささずに。



タフな女だぜ、まったく。


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秘密


こんばんわ、マサト。



あなたはまだ気づいていないと思う。

でもね、私たちはすでに出会っているのよ、パラレル・ワールドでね。



私は今この手紙を未来から書いています。


実はね、私と私の姉、そしてマサト、そう、あなたのことよ。

この3人が3月21日にこの惑星を救うことになるの。


といっても、きっと何のことだかわからないわね。

いいわ。

これから順を追って説明していくわね。




私たちは駅で出会うの。



その5分前に、あなたは偶然一人の少女を見かける。

その子は髪に赤いリボンをつけていて、あなたのひざの上にたこのおもちゃを落とすの。

あなたはすぐにその子を追いかけるけど、女の子はすぐに人混みに紛れてしまうわ。



それからきっかり48秒後、あなたは一片の紙切れを目にすることになる。

そこにはこう書かれているわ。


「けっして振り返ってはいけない。

 目の不自由な男が躍るダンスだけを見よ。」



2分と14秒が経過したあと、どこからともなく音楽が聞こえてくるわ。

http://www.youtube.com/watch?v=XnBbjc5hmho




29秒後、あなたは一人の盲人に気付くの。

紫のスーツを着て、金色の靴をはいてるからすぐにわかるはずよ。



彼はタップダンスを踊っていたのだけれど、曲の途中で電車の中に駆け込んでいく。

もちろんあなたは彼を追いかけるわ。



でも、車内に残されたのは彼のジャケットのみ。

そのジャケットの背中にはこう書いてあるの。



「左に5歩。右に1歩。

 トンネルに入れ。

 ひたすら南へ進め。小川のせせらぎが虹に変わるその場所まで」




トンネルの終点であなたは虹色で描かれた落書きと、一本のレバーを目にすることになるわ。

きっとあなたのことだから、ためらわずにレバーを引くのでしょうね。


それでいいのよ。

洞窟の奥の方に暗い人影が立っているのが見えるわ。



怖がらないで。

それが私よ。

未来から来たわたし。


燃えるような赤毛と、およそ正気の沙汰とは思えないまゆ毛。手には太った猫を抱えてるわ。

ほんとうに太った猫なのよ。




そこで私はあなたに、とても重大なことを伝えなければならないの。

今夜いったい何が起こるのか。



私だってこんな恐ろしい事は言いたくないわ。

巨大なたこのモンスターが京都の街を襲うなんて、考えただけでもぞっとするもの。



でも、私はどうしてもあなたに伝えなくてはならない。

私と、私の姉と、そしてマサト、そうあなたよ。

この3人で地球を救わなくてはならないの。



これはあなたの運命なの、マサト。

逃げちゃだめ。



____________________________________



カウチサーフィンをしていると、こんなメッセージをもらうこともあります。


ええ。もちろんすぐに返事を書きましたよ。


____________________________________



どうやら俺は、運命からは逃れられないらしいな。

わかったよ、ハナ。君たちにつきあうことにするよ。



実は俺も、君に伝えておかなきゃならないことがあるんだ。



どんなに控え目に言っても、俺は料理がまったくできない。

だが、一つだけ例外がある。

なぜか、たこ焼きだけは作れるんだ。


ばあちゃんの遺言だからな。


「いいかい、マサト。

 このたこ焼き器だけはいつでも使えるように、毎日きちんと手入れをしておかなくちゃいけないよ。

 たこ焼きソースをきらさないように、いつも気をつけておくんだよ。

 じゃないと、とても恐ろしいことになるんだからね。」



ばあちゃん、ボケてたわけじゃなかったんだな。


クククッ。


まさかほんとに、このたこ焼き器を使う日が来るとはな。



カウチサーフィン(ハナ、クロアチア)

真ん中がハナ。左が姉のサラ。

クロアチアからの初のカウチサーファーです。



それにしてもハナは、なんちゅうきれいな足をしとるんじゃ。

たこのモンスターなんて、もうどうでもいいわ。

おばんざい(嵐山)



今日は嵐山にある「おばんざい」のお店にやってきました。

時間も中途半端だし、天気も悪かったので、遠出する気にはなれなかったのです。


この「ぎゃあてい」というお店は雑誌にもよくとりあげられ、いつ見ても行列ができていたのですが、

さすがに雨の降る日はすいていました。





お店はバイキング形式になっており、この食器に自分で好きなように盛り付けていきます。




ちょっと品数が少ないかな?という気もしますが、次々と新しいメニューがやってくるので、

見た目よりも豪華です。




定番メニューから、おやっ?と思うような珍しいものまでそろっており、けっこう楽しませてくれます。




伏見行きが流れてしまい、ぐずっていたキティですが、このお店は気に入った様子。

笑顔が戻ってきました。

とりあえずはひと安心。






おいしそうな食材に囲まれて、ゴキゲンなキティ。




デザートも充実しています。




私のお気に入りは、この「大皿プリン」。

ホイップ・クリームつきです。

何度もおかわりしてしまいました。






店内の様子。

さすがに3時ころになると、他の客は誰もいません。




値段はちょっと高めかな?とも思いましたが、これでキティの機嫌がなおるのなら安いものです。




小雨がパラついていたため、キティも梅の花も寒そう。




夕食はキティ特製のスープ。

なんだかくすりのような味がしました。



長かったキティとのカウチサーフィンも、今日でひとまず終了です。

彼女は次の目的地、台湾へと旅立って行きました。

次はいつ、どこで会えるんだろうね。

香港行きのLCCも就航したようだし、今度は香港かな。



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泣かないで



今回のカウチサーフィンはカナダ人の親子。

左が息子のイーデン。

真ん中がお母さんのジャセンテゥ。

あともう一人ティエルノという男の子がいるのですが、現在、彼は別の家で爆睡中。





彼らはおみやげをくれました。

カナダといえば、やはりメイプルシロップ。


________________________________


ジャセンテゥからはずいぶん前にカウチリクエストをもらっていたのですが、

ちょうどその期間中にキティも私の家にやってくることになりました。

私はキティにかかりっきりになっていたので、ジャセンテゥたちと行動を共にすることはついにありませんでした。


しかし幸いなことに、ジャセンテゥは以前、日本で暮らしたことがあります。

日本語もある程度できるので、彼女たちだけで行動することになんの問題もありません。

カナダ人親子は、私の家に荷物を置いたまま、出かけていきました。



京都観光を終え、私とキティが家に帰り着くと、ジャセンテゥからメールが届いていました。

彼女たちは今日、別のカウチサーファーと会っていたのです。



メールにはこう書いてありました。

「私たちは今夜、別のカウチサーファーの家に泊ることにしたわ。

 荷物は明日の昼ごろに取りに行きます。

 今夜は誰も邪魔ものはいないから、キティと楽しんでね」


いやいやいや、そんな急に予定を変えられても困るんですけど!

というのも、明日はキティと朝から伏見に行く予定だったからです。

月桂冠の酒蔵見学の予約も入れちゃってるし。



急いでジャセンテゥにメールを送ります。

「明日は出かける用事があるんだ。

 だから早朝か夜に荷物を取りに来てほしい」



「それは無理だわ。

 子供たちにはじゅうぶんな睡眠が必要なの。

 そんなに朝早くには行けないわ。

 それに、明日は午後2時の電車に乗らなきゃならないし」


なんということだ。

ということは、明日は昼過ぎまで外出できないということか。



それを聞いたキティは激怒しました。

しかし、どうすることもできません。

結局、明日の伏見行きは取り止めとなりました。



翌日、ジャセンテゥ親子が荷物を取りに来ました。

最初は機嫌もよく、笑顔で話しかけていた彼女たちですが、キティの異変に気付いたようです。

黙々と荷造りをするようになりました。



キティは怒っています。

彼女たちのおかげで、今日の伏見行きがパーになったのですから。


ジャセンテゥがおそるおそるキティに話しかけます。

「京都にはあと何日いるの?」

「今日が最後の日だったのよっ!」


それきりジャセンテゥは黙ってしまいました。


その後も険悪な雰囲気は続き、私もジャセンテゥも顔が引きつっています。


そして、事態はさらに悪化することに。


なんと、キティが大粒の涙をポロポロと流し始めたのです。


いったいどうすればいいんだ・・・



荷造りを終えたジャセンテゥは、そそくさと逃げるように出て行きました。


後に残されたのは私と、情緒不安定なキティのみ。

さあ、今日は大変な一日になりそうだ。

いったいどうやってキティの機嫌をなだめようか。



ふた組のカウチサーファーを同時に泊めるのはにぎやかで楽しいのですが、

スケジュール調整をうまくやらないと、こんな失敗も起こりえます。


テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

カウチサーフィン(CouchSurfing)とは?

CouchSurfingKyoto

Author:CouchSurfingKyoto
.カウチサーフィン(CouchSurfing)とは。

日本に観光に来た外国人の宿として無償で自宅を提供し、国際交流を深めるというカウチサーフィン。

また、自分が海外に旅行に行く時には、現地の一般家庭に泊めてもらい、その土地に住む人々の生の暮らしを体験することだってできてしまいます。

ここは、そんなカウチサーフィンの日常をありのままにつづったブログです。

「カウチサーフィンは危険じゃないの?」
そんな危惧も理解できます。
たしかに事件やトラブルも起こっています。

なにかと日本人にはなじみにくいカウチサーフィン。

・登録の仕方がわからない
・詳しい使い方を知りたい
・評判が気になる

そんな人は、ぜひこのブログをチェックしてみてください。
きっと役に立つと思います。

最後に。

「カウチサーフィンを利用すれば、ホテル代が浮く」

私はこの考え方を否定しているわけではありません。
私もそのつもりでカウチサーフィンを始めましたから。

しかし、カウチサーフィンは単なる無料のホテルではありません。
現在、約8割のメンバーはカウチの提供をしていません。サーフのみです。

だって、泊める側にはメリットなんてなさそうですものね。

「自分の部屋で他人と一緒に寝るなんて考えられない」
「お世話したりするのってめんどくさそう」

時々私はこんな質問を受けることがあります。

「なぜホストは見知らぬ人を家に招き入れるのか?」

それはね、もちろん楽しいからですよ。

自己紹介
プロフィール


こんにちは。
京都でカウチサーフィン(CouchSurfing)のホストをしている、マサトという者です。
ときどきふらりと旅にも出ます。
もちろん、カウチサーフィンで!


(海外)
2011年、ユーレイル・グローバルパスが利用可能なヨーロッパ22カ国を全て旅しました。
それに加えて、イギリスと台湾も訪問。
もちろん、これら24カ国全ての国でカウチサーフィン(CouchSurfing)を利用。

2012年、東南アジア8カ国とオーストラリアを周遊。
ミャンマーを除く、8カ国でカウチサーフィンを利用しました。

2013年、香港、中国、マカオをカウチサーフィンを利用して旅行。 風水や太極拳、カンフーを堪能してきました。

2014年、侍の衣装を着て東ヨーロッパ20か国を旅行してきました。


(日本国内)
これまでに京都で329人(53カ国)のカウチサーファーをホストしてきました(2013年6月25日現在)。

もちろん、これからもどんどんカウチサーフィンを通じていろいろな国の人と会うつもりです。



カウチサーファーとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、ルーマニア、スロヴェニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、台湾

シンガポール、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム

香港、中国、マカオ

スロヴァキア、ポーランド、リトアニア、ラトヴィア、エストニア、ベラルーシ、ウクライナ、モルドヴァ、沿ドニエストル共和国、ルーマニア、セルビア、マケドニア、アルバニア、コソヴォ、モンテネグロ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、リヒテンシュタイン


ホストとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


アイルランド、アメリカ、アルゼンチン、イギリス、イスラエル、イタリア、イラン、インド、インドネシア、ウクライナ、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、クロアチア、コロンビア、シンガポール、スイス、スウェーデン、スコットランド、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、チュニジア、チリ、デンマーク、ドイツ、トルコ、日本、ニューカレドニア、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、ブラジル、フランス、ベトナム、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マダガスカル、マレーシア、メキシコ、モルドバ、リトアニア、ルーマニア、ロシア



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