夜の・・・(シンガポール)

無事、メイサンと合流することができた。
すぐにセントーサに向かうのかと思いきや、軽食のお店に立ち寄る。
なぜだ?
早く行かないと、日が暮れてしまうじゃないか。
ビーチでメイサンの水着を拝めなくなっちゃうじゃないかよ!
そんな私の気持ちも知らず、メイサンはひょうひょうと、
「あっ、来たわ」と言う。
来たって、誰が?
そこには、メイサンのお兄さんが立っていた。
ええええええええええ~~~~
お兄さんも一緒に行くの?
そんなの聞いてないよ。
マリーナベイサンズのホテルはどうなったんだよ?
お兄さんの水着姿なんて見たくないよ。
だいたい、なんでお前ら兄妹はそんなに仲がいいんだよ。
俺なんて、中学生以降、妹と一緒に遊びに行った記憶なんてないぞ。
ひょっとしてお前らできてんじゃねえのか?
兄さん、あんたもちょっとは気を効かせろよっ!

海水浴の準備を始める、とても仲のいい兄妹。
ビーチは人影まばら。
年中夏のシンガポールだから、人々はあえて泳ごうという気にはならないのか。
それともただ単に、今日が金曜日だからなのか。

あれ?
なんでメイサンは水着じゃないんだ?
なんのために俺がシンガポールまでやって来たと思ってるんだ?
がっかりだよ!
まあ、そのワンピースも色っぽいから許す。

アジア大陸最南端の碑。
なにげにすごいよな。
思えば遠くに来たもんだ。

沖合には無数のタンカー。
ここは交通の要衝なのだな。

メイサンのお兄さんはとてもいい人ですよ。
でも、できれば彼女と二人きりで来たかったな。
そんな事言っても始まらないか。
こうなりゃやけだ。
えーいっ!



夕食はスカイレストランで。
なかなかオシャレで高級そう。
私ひとりなら絶対にこんな店には入らない。
しかしこの兄妹は、何の躊躇もなく入っていった。
さすがは家族で会社を経営しているだけある。
私とは、住む世界が違うらしい。
いったい予算はどれくらいかかるのだろう。
気になって仕方がない。
まあいいか。
旅も終りだし、有り金全部使ってしまおう。

ここセントーサは、シンガポール随一のエンターテイメント・エリア。
レストランからは、ショーが見えます。
なんだか得した気分になりました。
もちろん、間近で見る方が迫力があっていいのだろうけど。
このレストラン、けっこうなお値段です。
でも、その割にはあまりおいしくない。
シンガポール料理ってこんなものなのかなあ、
と思っていたら、どうやらメイサンも不満そう。
この味は普通じゃないそうです。
そこで、お店の人にクレームをつけることになりました。
最終的にはシェフが謝りに来るほどの、ちょっとした騒動となりました。
交渉にあたったのは、メイサン。
彼女の態度はけっして横柄ではなく、それでいて毅然としています。
彼女は私よりもはるかに年下なのに、とてもしっかりしています。
いいなあ。
こういう嫁さん欲しいなあ。

クラゲのイルミネーション。
さすがは、南国。

振り返るメイサン。
やばい。
後ろから彼女のお尻を眺めていたのがバレたか?

おそらくここは、グエル公園を模したのでしょう。
またスペインに行きたくなってきた。
今度はヨーロッパかな。

「夜の」マーライオン。
マリーナ・ベイにあるのとは、少し趣が異なります。
なんとなく邪悪な印象があります。


将来、この人のことを「お義兄さん」と呼ばなければならないのかと思うと、
なんだか憂鬱になってきました。

次にメイサンが連れてきてくれたのは・・・
なんと、ここは「ラッフルズ・ホテル」ではありませんか。
私のような無粋な男が来る場所じゃありません。
ドレスコードとかは無いのだろうか。

ラッフルズ・ホテルと言えば、「ロング・バー」!
だそうです。
私は知らなかったけど。
ここはシンガポールでも1,2を争う由緒ある名門バーだとか。
うわあ。
場違いな場所に来ちゃったよ、俺。

ロング・バーと言えば、カクテル「シンガポール・スリング」発祥の地!
なんだそうです。
私は知らなかったけど。

さっそくシンガポール・スリングを試してみました。
ところが!
このカクテル、1杯2000円ほどもするんですね。
高い。
普段、お酒を飲まない私にとって、カクテルなんてどれも同じ。
200円ので十分です。
でもまあ、いい記念になりました。
お店の雰囲気もいいですしね。
ピアノの生演奏なんかも聞けたりします。

メイサン、シンガポール最後の夜を君と過ごすことができて、本当に幸せだったよ。ありがとう。
この瞬間が、東南アジア旅行のハイライト。
今夜のことは、一生忘れられない思い出となるだろう。
しかも、お兄さんまで一緒!
うれし過ぎて涙が出てくるよ。

彼女たちはさらに別のお店に連れて行ってくれました。
この料理もシンガポール名物なのだそうです。
名前は忘れましたが。
正直言って、もうお腹いっぱいです。
でも、明日の夜には日本へ帰らなくてはなりません。
今 食べとかないと、後で後悔するぞー。
メイサンの家に帰り、いざ寝ようとしたら、
「着替えるから 出てって」
そりゃそうだけどさあ、
一緒の部屋に寝てるのに、なんか変な感じ。
なんだかんだで、メイサンの部屋で過ごすのも今夜で最後か。
名残惜しいな。
メイサンに関する他の記事:
http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-540.html
http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-541.html
http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-542.html
http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-543.html
http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-544.html
http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-545.html
http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-549.html
http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-564.html
http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-565.html
http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-566.html
http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-577.html
http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-578.html
http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-579.html
http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-585.html
http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-670.html
http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-672.html
http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-673.html
テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行