カウチサーフィン(CouchSurfing)と愉快な仲間たち

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サパの棚田を作った男(バックハー、ベトナム)

バックハー(ベトナム)でカウチサーフィン(CouchSurfing)



無事に一夜明けて、なんとか食事にありつくことができました。
昨夜はほんとに怖かった。




これが朝ごはん。
よく見るとこれ、昨日の残りじゃないかよ。




日本のご飯とあまり変わらないなー。
ちょっとがっかり。

せっかく花モン族の村に来てるんだから、もっと珍しいものが出てくると思ったのに・・・




でも、このおばあさんがいい味だしてるから、まあいいか。




この女性が、突然、シャツのボタンをはずして、おっぱいをポロリンとあらわにしました。
一体なにごと!
食後のデザートか?

この母親は赤ちゃんにおっぱいをあげるために乳房を露出したのですが、
すぐ目の前でいきなりそんなことをされたらたまりません。

私は箸を持つ手も止めて、思わず見入ってしまいました。
もちろん、そんなことをするのはマナー違反なのは承知です。

でも、何の予告もなく、若い女性が乳房をさらけだしたら、普通の男性なら思わず凝視してしまいます。
この女性は恥ずかしくないのでしょうか。


それにしても、赤ちゃんはおいしそうにお母さんのおっぱいを飲んでいます。
いかん!
なんか変な気分になってきた。

気のせいか、ご飯がミルク味になったような気がします。




食事の後は一服。
ということで、男たちは水タバコを吸い始めました。




私も水タバコに挑戦!

うっ。
普通の煙草すら吸えない私には、いきなり水タバコは敷居が高かったようです。




朝食後はみんなで田んぼに繰り出します。

「働かざる者、食うべからず。」

というわけで、私も田植えに参加しました。




でも、田植えなんて生まれてから一度もやったことありません。
どうやってすればいいんだろう?

コメは日本の食文化には欠かせない存在。
それなのに、自分は田植えの経験すら無かったことに気づかされました。




見よう見まねでなんとかやってみます。




「あんた、それ、違うよー」

おばちゃんにダメ出しされます。




「きゃはは。なにやってんのー」

小さな女の子にまで笑われてしまいました。




機械文明の発達したこの現代に、手作業で稲を植えるとは。
もしかしてこれって、かなり貴重な体験じゃない?

そういえば、サパでは1台もトラクターを見なかったな。
ラオスではたくさん走ってたのに。



くんくんくん。

そういえば、なんだかくさいな。


ハッ!
忘れてた。

この村では、便所で用を足した後、汚物を田んぼに投げ込んでいるんだった。

うわあ。
俺、ドロドロになっちゃってるよ。
これ、臭いが落ちなくなるんじゃないだろうか。


それに、サンダルも履かずに裸足で田んぼに飛び込んじゃったよ。
もしも足に怪我でもしたら大変なことになりそう。

いろいろとたちの悪いバイ菌がウヨウヨといそうだからな。

そう思うと、急に怖くなってきました。





ふえー。
ひどい目にあった。

水で泥を洗い流しても、足にまとわりついた臭いはとれませんでしたとさ。




もしもサパ近郊で、棚田を目にする機会があれば思い出してください。


この美しい景色は私が作りました!


200本くらいだけだけど・・・


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テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

花モン族の村でカラオケ(バックハー、ベトナム)

花モン族の村でカウチサーフィン(バックハー、ベトナム)



夕食の前に、まず一気飲み。
一杯くらいなら付き合いますよ。
食前酒だと思えばいいさ。




もっとゲテモノの料理を期待していたのですが、いたって普通。




彼らは英語は話せませんが、みんな気さくでいい人たちでしたよ。
私の肩をたたきながら、「ガハハッ!」と大声で笑います。

そして酒を杯に注いでは、「飲め、飲め」と強要してきます。




せっかく花モン族の村に泊っているというのに、この家であの華やかな衣装を来ているのはこのおばあさんだけ。
もっと年頃の娘さんがいる家に泊りたかったな。
それはぜいたくというものか。




ピンクのカーテンの中が若夫婦のベッド。
この家には部屋は一つしかなく、みんな同じ部屋で寝ます。
各ベッドをカーテンで囲むことによりかろうじてプライバシーを保っている状態。




これは家の外じゃないですよ。
部屋の中です。

一つの部屋が居間と寝室と物置を兼ねているので、なんだかごちゃごちゃとしています。




このカーテンの中が私に与えられたスペース。
蚊帳も標準装備。
今夜のカウチ!
念願の花モン族のリアリティライフ!




グエンが私をいい所に連れて行ってくれるらしい。
そこへ行けば、花モン族の女の子たちと仲良くなれるらしい。

行きます、行きます。行きますとも!


街灯の無い真っ暗やみの中、懐中電灯を頼りに歩いて行くと、
視界の先に急にネオンが見えます。





美しい棚田の広がるこの村には似つかわしくないそれは、カラオケボックスでした。

カラオケ?
モン族の村にカラオケボックスですよ!




暗くて見えませんが、中にいるのがグエンです。

確かにこのカラオケボックスには大勢の女の子たちがいましたが、他の部屋です。
私たちの部屋には私とグエンの二人のみ。

虚しい。
はるばる暗い夜道を歩いてきたというのに・・・

ここに来れば花モン族の女の子と仲良くなれるって言ったじゃないかよ。
グエン、ナンパして女の子をここに連れてこい!




カラオケボックスはここにしかないので、近隣の村から続々と花モン族の若者たちが集まってきます。
携帯片手に、バイクを飛ばして。

そりゃあ、彼らにだってカラオケを楽しむ権利くらいはあるさ。

でも、なんだか興がそがれるな。


花モン族の村に泊ったのは、はたして正しかったのか。

他の観光客と同じように、昼間の市場だけ見てさっさとホテルに戻っていたら、
こんな現実を見ないですんだのに・・・

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
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ほんとにここでするの? (バックハー、ベトナム)

花モン族のトイレ(バックハー、ベトナム)


注意!

ここから先は不適切な画像(便所)が含まれます。





トイレは家畜小屋の奥にあります。




トイレに行くには、豚小屋、馬小屋の間をすり抜けなくてはならないのですが、
これがとても臭い。




たくさんの動物たちに囲まれて用を足すのって、なんか落ち着かない・・・




これがトイレのドア。

鍵なんてありません。
それどころか、そもそもきちんと閉まりません。

見ようと思えば外から中がのぞけてしまいます。
都会暮らしの女性にはちとキビしいのではないでしょうか。




そして扉を開けると・・・




え?
これがトイレ?

ほんとに?

だって、穴なんてどこにも無いじゃん。
レンガが2つ、ちょこんと置いてあるだけ。


私が子供のころ、田舎に行けばまだ汲み取り式のトイレが残っていました。
だから多少のことでは驚かないつもりでしたが、
こ れ は ひ ど い

ここまでシンプルなトイレは初めて見た。


ここでふと、ある疑問が頭をよぎります。

「大きい方」をした後、いったいどうなるんだろう?


家の人に聞くと、道路の向かい側にある田んぼに撒くとのこと。

誰が?

「そんなの用をたした本人がするに決まってるだろ。」
そんなこともわからないのか、と呆れられてしまいました。


「大きい方」をしたら、自分で田んぼまで持って行かなくてはならない。
想像してください。
ついさっき自分がしたばかりで湯気がたっているモノを持って、数十メートルも歩く自分の姿を。
冗談のような本当の話。

いやだ、いやだ、いやだー。

そんな事したくないよ。
絶対にここでは「大」はしないぞ。
頼むから俺のお腹、言うこと聞いてくれよ。
我慢してくれよ。


幸いなことに、ここで「大」をすることはなかったのですが、
翌日、もっとつらい現実が待ち受けていました。
詳しくは次の記事で。



あっ。
ちなみに、もちろんシャワーなんてものも存在しません。

だって、家の中に水道は無いのですから。
水が使えるのは表にある水場のみ。

体を洗いたければ、外で洗うしかありません。

男の私は平気だけど、女性はどうするんでしょうね。
花モン族の若い女の子たちは、家の外ですっ裸になって体を洗うのでしょうか。

村の人に聞いてみたかったけど、捕まりそうなのでやめておきました。
でも気になる。

ちょっと散歩に出かけてくるっ!




などと不埒な事を考えていたからでしょうか。
天罰がくだされました。

夜、寝る前にトイレに行こうとしたときのことです。

懐中電灯を照らしながら家畜小屋の間を通り抜けようとすると、
暗闇の中から低いうなり声が聞こえてきます。

ウウーッ

なんだ?
家畜を狙う狼か?

うなり声の主は一匹だけではなく、3,4匹はいます。

ワンワンワンワンッ!

私に向かって吠えたてているのは、この家に飼われている犬たちでした。

「ちょ、ちょっと待てよ。俺だよ。もう忘れたのか?」
この犬たちは昼間に見たときはとてもおとなしく、私を見ても無反応でした。

それが今は狼のごとく牙をむき出しにしてうなっているのです。


どう見てもこの犬たちは本気の攻撃モード。
彼らに背を向けたら飛びかかってくるので、ゆっくりと後ずさりしながら家の方に戻りました。
懐中電灯を突き付けて威嚇はしてみましたが、そんなもの何の役にも立たないことはわかりきっています。

家の人はもう寝ていましたが、大声で叫んで助けに来てもらいました。

情けない話ですが、その後は家の人に便所まで付いてきてもらって用をたしました。


人間が恐怖を感じた時、「小便をちびりそう」という表現を使います。
が、あれは正確ではありません。

本当の恐怖に直面したら、出るものも出なくなってしまいます。
私のモノはギューッと縮こまってしまい、なかなか用をたすことができませんでした。


花モン族のトイレ、おそるべし!(いろんな意味で)



潔癖症なのに「少数民族の家でカウチサーフィンしてみたいっ!」という人がいたら、
つらいだろうなあ。





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花モン族の村でカウチサーフィン(バックハー、ベトナム)

花モン族の村でカウチサーフィン(バックハー、ベトナム)



なんとか今夜の宿を確保することができました。
それも普通のホテルではなく、花モン族の村でです。




最初に連れて行かれたのはこの家。

しかし、なぜかすぐに他の家に移ることに。
いったい何が起こってるのかわからず、少し不安。




干されている洗濯物も、どことなく花モン族ちっく。




大きなリュックを担いだ私を、村の子供たちは怪訝そうな目で見ています。
悪かったな、不審者で。



2軒目の家。
なかなか親切そうなお兄さんが、家畜小屋を案内してくれました。

ほんとにこんな所に泊るの?
なんかおもしろそう。






台所。
まるで博物館のようで、現実感に乏しいですが、
すべて今現在実際に使われている本物。




しかし、今夜私が泊るのはここではないのだとか。
せっかくだから私に花モン族の家をたくさん見せてやろうというはからいのようです。




一見するとなんの変哲もない普通の村ですが、
こうしてはなやかな衣装に身を包んだ花モン族の女性が歩いているのを見ると、
やっぱりここは花モン族の村なんだなあ、
という実感がわいてきます。




ついに到着。
ここが今夜私がお世話になるおうちです。




到着早々、お酒の一気飲みで歓迎されました。
これがなければベトナムの夜は始まりません。

といっても、まだ真昼間なんだけどな。

まあいいか。
もうヤケだ。

モッ、ハイ、バッ、ヨッ!





水場では、花モン族の衣装を着たおばあさんが洗濯をしています。
ついに来た来た。
本当に自分が花モン族の家に泊ることになろうとは。
なんでもやってみるもんだね。




夕食まではまだ時間があるので、村をブラブラすることにしました。




棚田を歩く水牛。
こんなのんびりした風景を見てると、まるで時間が止まってしまったかのような錯覚を憶えます。










野良仕事帰りのおばあさん。
背中には驚くほどたくさんの荷物をしょってます。
ベトナム女性はタフなのだな。




と思っていたら、子供も負けてはいません。
アイスクリームは今日一日がんばったごほうびなのかな。




一日の仕事を終え、くつろぐ村人たち。
みんな働き者だなあ。




それに引き換え、昼間っからipad で遊んでいるナマケモノ3人。




赤ちゃんのおもりは女の子の仕事です。
ほんとにベトナムの女の子はよく働きます。




お前も少しはみならえ!
男がぐーたらなのは万国共通のようですね。




夕食まですることがなく、ボーっとする私。




炊事場で洗い物をしている女性のわきには、ひよこたちが。
のどかな風景だなあ。




台所。
ガスではなく、薪を燃やして調理された夕食はさぞかしうまいことでしょう。




この鍋、砂を被ってるように見えるのは気のせい?




家の中には水道はないので、いちいち外に水を汲みに行かなければなりません。
そのため、やたらとバケツやたらいが目につきます。








夕方になり、村人たちがぞくぞくと帰ってきます。
一見すると伝統的な生活を守っているように見えるこの村にも、時代の変化は押し寄せてきているようですね。

花モン族の衣装とバイク、ヘルメットの組み合わせ。
ものすごーく不自然に思えるんですけど。






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花モン族(バックハー、ベトナム)

花モン族の村でカウチサーフィン(バックハー、ベトナム)



私が泊ったサパのホテル。
隣が雑貨屋で、なにかと便利だった。
ただ、WiFi がおそろしく遅いのには閉口したが。

ここの女将さんはケチだが、悪い人ではなさそうだった。
が、最後の最後で裏切られた。

サパから足を伸ばしてバックハーに行くことにした。
日曜日にはマーケットが開かれ、そこではたくさんの少数民族の人たちが集うらしい。
色とりどりの民族衣装が咲き誇り、とても美しいのだとか。

ホテルの女将さんに、「少数民族の村に泊ることは可能か?」と尋ねると、
問題ないという。
値段も安かったので、バスと宿の手配を頼んだ。


そして当日の朝、ホテルのアルバイトの青年が、私にお金を突き付けてくる。
彼は英語ができないので、最初はなんのことかわからなかったが、
どうやら、少数民族の村に泊ることはできないので、返金しようとしているらしい。

宿泊できないって?!
そんないきなり当日の朝に言われても困るよ。

私が女将さんに頼んだのは数日前。
宿が無いなら無いで、もっと早く言ってくれればいいのに。
そうすれば次の策を考えることだってできた。

いきなり今夜泊る場所が無くなってしまった。
女将さんに文句を言おうにも、どこにも見当たらない。
きっとわざと雲隠れしているのだろう。

それに、バックハー行きのバスがもう出発する。
とりあえず行くしかなさそうだ。
宿は現地でなんとかしよう。




バックハーのマーケット。
至る所に花モン族の女性がいる。
ふわあ、きれいだなあ。




観光客にうんざりしてるのか、カメラを向けても完ぺきに無視される。
話しかけようとしても、決して目を合わせてくれない。














マーケットの中心部は食堂になっている。
見てのとおり、かなり汚いのだが、花モン族の女性が食事をしている。

さりげなく隣に座って一緒に食べてみようか。










屋台のおばちゃんと目が合った。
にっこり微笑みかけてきたので、こちらも笑顔で応えると、
アイスクリームをすくって私に手渡してきた。
「買う」ともなんとも言ってないのに・・・




黒モン族の衣装も良かったが、花モン族のもまた別の良さがある。
バックハーまでやってきて良かった。

でも、それだけじゃ満足できない。
なんとしても彼らの村に泊りたい。
ここまで来て普通のホテルに泊るなんて絶対に嫌だ。

だが、どうする?
花モン族の女の子に片っ端から声をかけて、
「今夜 君の家に泊めてくれない?」
と聞くか。

ダメだ。
そんなの無理にきまってる。
彼女たちはカウチサーフィンなんて知らないだろうし。

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ラブ・マーケット(サパ、ベトナム)

ラブマーケットでカウチサーフィン(サパ、ベトナム)



サパの中心部にある公園。




ガイドブックなどの写真でおなじみの教会。




赤い頭巾がまぶしいザオ族。







ザオ族と商談中の外国人観光客。




彼らは欧米人を見ると、一斉に群がり、物を売りつけようとします。
いいなあ。
私もモン族の女の子たちに取り囲まれたい。




私は黒モン族の衣装が大好きなのですが、
肝心の中身の方はと言うと・・・

馬子にも衣装、とはいかないようです。








「ラブ・マーケット」と聞いて、あなたは何を想像しますか?
恥ずかしながら、私はエッチなことを思い浮かべてしまいました。

ラブマーケットというのは、ガイドブックでは「歌垣」と訳されています。
若い男女が広場に集まり、異性の気を引くために歌を歌って結婚相手を探す風習のことだそうです。

ただ、近年、心ない外国人観光客が興味本位で訪れて、彼らの邪魔をしたため、
現在ではほとんど見られなくなってしまった、
とガイドブックには書いてあります。

しかし、バイクドライバーのテンスの話によると、今夜、この広場でラブマーケットが開かれるというのです。
おおっ!
いったんは廃れたラブマーケットが復活したのか。

体にはまだ悪寒が残り、夜は外出したくはなかったのですが、せっかくの機会をみすみす逃すわけにはいきません。
食欲はないのですが、ヨーグルトや野菜ジュースで栄養補給して体力回復につとめました。

そのラブマーケット、外国人の俺でも参加できるのかな?
がんばって歌って、黒モン族の女の子をゲットするぞ!

とりあえず、念入りにシャワー浴びとこう。




黒モン族の美少女グループを発見。
この娘たちも今夜ラブマーケットに来るのかな?

ワクワクしてきた。
早く夜にならないかな。





そして、いよいよ、夜。
ラブマーケットに突入!




俺を待ってる女の子たちはどこだ?

どこからも、それらしい歌声は聞こえてこない。
まだ時間が早かったのかな。








かなり長い間ねばっていたのですが、私の思い描いていたラブマーケットはどこにも見つかりませんでした。
人出はかなりありましたが、ただ露店があるだけ。
これじゃあ、普通のナイトマーケットじゃないか。

せっかく病み明けの体を鞭打って出てきたというのに、がっかりだよ。



後でテンスに聞いたところ、このマーケットは、やはり観光客向けのものだそうです。
本当のラブマーケットはもう存在しないとか。

そんなことないだろ。
もっと山奥の村に行ったらまだ残ってるんじゃないの?
隠さずに教えておくれよ。

と私が食い下がると、彼はしぶしぶその存在を認めました。


ベトナムでも急速に生活のデジタル化が進んでいます。
みんなが携帯やfacebookを持つようになった現代。
もう歌垣なんて非効率的なものは必要なくなりつつあります。

きっと数年後には消滅していることでしょう。

そうなる前に、一度この目で見ておきたい。
できることなら参加してみたい。


また来よう、サパ。
それまで残っていて欲しいな、ラブマーケット。



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サパ最貧、黒モン族の村(ベトナム)



サパ近郊には、とても美しい田園風景が広がっています。
心洗われる風景に癒されます。




道端ではときおり黒モン族の子供たちを見かけます。
なんとかして彼らと仲良くなれないかなあ。




健康状態に不安があったので、今夜は黒モン族の村ではなく、サパのホテルに泊まることにしました。

しかし、昨夜から降る雨のせいで土砂崩れが発生。
それも、ホテルの目の前で。
大丈夫かな。




「サパは観光地化されすぎていてつまらん。」
と私が愚痴をこぼしていたので、今日はテンスがいい所に連れて行ってくれるとか。

サパ近郊の黒モン族の村と言えばタヴァンやバンホー、カットカットなどですが、これから向かう村はガイドブックには載っていないとか。
名前を聞いたら、「そんなものは無い」と言われました。
まさに「名もなき村」です。


途中、水牛の背中に乗って遊ぶ子供たちの姿が見えました。
サパの子供たちは遊び方もワイルドなのだな。




いよいよお目当ての村に到着。
この村には、ここにしかテレビがありません。
だから子供たちが集まってきてるんですね。

さっそく黒モン族の衣装を着た人たちと遭遇。
仲良くなれるかな?




ここには後から戻ってくるとして、さらに村の奥へと進みます。




これ、なんだと思います?




藍染の原料なんだそうです。
これらからあの黒モン族の服が染められるんですね。




黒モン族の男性と。
なんだかおっかない顔をしている彼ですが、機嫌が悪いわけではありません。
いつもこんな感じなんだとか。




家の中を案内してもらいました。




いいなあ。
こういう家に泊りたかったなあ。




タイミング良く、子供たちが大勢やってきました。




古タイヤが彼らの遊び道具です。




パ、パンツくらいはかせてやれよ。

テンスの説明によると、この村はサパ近郊の村の中でも最貧なのだとか。
外国人観光客を受け入れている他の村は、どんどん豊かになっていくというのに、
昔ながらの生活を守るこの村は、発展から取り残されてしまった格好です。






私は黒モン族の衣装がとても好きです。
本気で買おうかと思ったくらいに。

でもこの衣装、おばあさんが着ると違和感を感じるのは気のせいでしょうか。
なにゆえにミニスカート?!






なんだか大勢集まってきました。




先ほどの、村に唯一、テレビのある場所に戻ってきました。




大人たちが働いている間、年長の女の子が小さな子の面倒をみる、というシステムのようです。




この女性はなぜ、傘を2本持っているのだろう。












それにしてものどかすぎる。
この黒モン族の村でカウチサーフィン、したかったな。

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遺書(サパ、ベトナム)

黒モン族の村でカウチサーフィン



なんとか黒モン族の村にある家に泊めてもらうことに成功。

しかし、思い描いていたのとはずいぶん違いました。
この一家はかなり裕福らしく、大型テレビなどの電化製品を多数所有しています。

できることなら、もっと伝統的な黒モン族の家に泊まりたかったな。


あらら。
iPad まで持ってるよ、この人。
この村にはWiFiの電波も無いというのに・・・・







豚の血のスープ。

精をつけるために、なんとか飲もうと努力したのですが、全部飲み干すことはできませんでした。

おえぅっ。
吐きそう



モッ、ハイ、バ、ヨッ!

ベトナムに来てから何度このフレーズを聞いたことか。
この掛け声の後で、お酒を一気飲みしなければなりません。
しかもこのお酒、メチャメチャきつい。


せっかく彼らがもてなしてくれているのだから、と、最初のうちは付き合っていたのですが、もう限界です。

「もう飲めないよ」
と言って断ったら、その場の空気が途端に険悪なものに変わりました。

ベトナムでは、盃に注がれた酒を残すということは、ものすごく失礼なことのようです。
酒に弱い男はこの国では生きていけないのだな。


ところで、上の写真、私だけ長袖を着ているのがわかるでしょうか。
陽が暮れてから急激に冷え込んできました。
寒くてしかたありません。

「いやあ、真夏でもサパは寒いんだねえ」
と私が言うと、みんなポカンとしています。

「何言ってるんだ? 今夜はかなり暑いぞ」

あれ?
そう言えば、扇風機がガンガンにかかってるし、私以外の人は暑そうに汗なんかかいてる。
寒がっているのは私だけ。

どうも様子がおかしい。


食事を早々に切り上げ、一人ベッドに横になったのですが、寒くて歯がガチガチいってます。

だんだん息があがってきました。
横になってじっとしているだけなのに、ハァハァと肩で息をしている始末。

ゾクゾクと悪寒がする。
それなのに、ビッショリと汗をかいている。

かなりマズい兆候のように思われる。
非常用に持参したマラリアの薬を飲むべきだろうか。

こんな小さな村には病院なんてない。
ラオカイまで行けば大きな病院があるだろうが、キチンとした設備が整っているのかは疑問だ。

ハノイまで行けば比較的まともな治療を受けられるだろうが、ここからだと10時間以上かかる。
それに、今夜はもう電車が無い。


こんな状況だというのに、頭に浮かんでくるのは親や弟妹のことではなく、女の子たちの顔だ。

しかし、この村にはインターネットがないから、Skype もfacebookも使えない。

そうだ。
たとえ送信できなくとも、メッセージの下書きだけでも書いておこう。
明日の朝には意識が無くなっているかもしれないし。


後日、この時に書いた文を元にメールを送ったら
「So formal ! 」
と言われた。

そりゃそうだろう。
遺書のつもりで書いたのだから。
カウチサーフィン(CouchSurfing)とは?

CouchSurfingKyoto

Author:CouchSurfingKyoto
.カウチサーフィン(CouchSurfing)とは。

日本に観光に来た外国人の宿として無償で自宅を提供し、国際交流を深めるというカウチサーフィン。

また、自分が海外に旅行に行く時には、現地の一般家庭に泊めてもらい、その土地に住む人々の生の暮らしを体験することだってできてしまいます。

ここは、そんなカウチサーフィンの日常をありのままにつづったブログです。

「カウチサーフィンは危険じゃないの?」
そんな危惧も理解できます。
たしかに事件やトラブルも起こっています。

なにかと日本人にはなじみにくいカウチサーフィン。

・登録の仕方がわからない
・詳しい使い方を知りたい
・評判が気になる

そんな人は、ぜひこのブログをチェックしてみてください。
きっと役に立つと思います。

最後に。

「カウチサーフィンを利用すれば、ホテル代が浮く」

私はこの考え方を否定しているわけではありません。
私もそのつもりでカウチサーフィンを始めましたから。

しかし、カウチサーフィンは単なる無料のホテルではありません。
現在、約8割のメンバーはカウチの提供をしていません。サーフのみです。

だって、泊める側にはメリットなんてなさそうですものね。

「自分の部屋で他人と一緒に寝るなんて考えられない」
「お世話したりするのってめんどくさそう」

時々私はこんな質問を受けることがあります。

「なぜホストは見知らぬ人を家に招き入れるのか?」

それはね、もちろん楽しいからですよ。

自己紹介
プロフィール


こんにちは。
京都でカウチサーフィン(CouchSurfing)のホストをしている、マサトという者です。
ときどきふらりと旅にも出ます。
もちろん、カウチサーフィンで!


(海外)
2011年、ユーレイル・グローバルパスが利用可能なヨーロッパ22カ国を全て旅しました。
それに加えて、イギリスと台湾も訪問。
もちろん、これら24カ国全ての国でカウチサーフィン(CouchSurfing)を利用。

2012年、東南アジア8カ国とオーストラリアを周遊。
ミャンマーを除く、8カ国でカウチサーフィンを利用しました。

2013年、香港、中国、マカオをカウチサーフィンを利用して旅行。 風水や太極拳、カンフーを堪能してきました。

2014年、侍の衣装を着て東ヨーロッパ20か国を旅行してきました。


(日本国内)
これまでに京都で329人(53カ国)のカウチサーファーをホストしてきました(2013年6月25日現在)。

もちろん、これからもどんどんカウチサーフィンを通じていろいろな国の人と会うつもりです。



カウチサーファーとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、ルーマニア、スロヴェニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、台湾

シンガポール、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム

香港、中国、マカオ

スロヴァキア、ポーランド、リトアニア、ラトヴィア、エストニア、ベラルーシ、ウクライナ、モルドヴァ、沿ドニエストル共和国、ルーマニア、セルビア、マケドニア、アルバニア、コソヴォ、モンテネグロ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、リヒテンシュタイン


ホストとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


アイルランド、アメリカ、アルゼンチン、イギリス、イスラエル、イタリア、イラン、インド、インドネシア、ウクライナ、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、クロアチア、コロンビア、シンガポール、スイス、スウェーデン、スコットランド、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、チュニジア、チリ、デンマーク、ドイツ、トルコ、日本、ニューカレドニア、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、ブラジル、フランス、ベトナム、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マダガスカル、マレーシア、メキシコ、モルドバ、リトアニア、ルーマニア、ロシア



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