カウチサーフィン(CouchSurfing)と愉快な仲間たち

6月27日(水) アプサラ・ダンス(シェムリアップ、カンボジア)



シェムリアップの街並み。

この日も夕食はブーンと一緒。
彼のバイクで夕方のシェムリアップを疾走するのは気持ちいい。




ブーンが連れてきてくれたのはこのお店。

(中華系?!
なんでカンボジアにまで来て中華料理を食べなきゃならないんだ。
カンボジアの料理が食べたかったな・・・。)

私はブーンに、アプサラ・ダンスが見れるレストランに連れて行ってくれ、
と頼んでいたのですが、
彼のクライアントがこのレストランを経営しているそうです。
料金も格安料金にしてくれる、ということで、ブーンはこの店に連れてきてくれました。

ちなみに彼の職業は銀行員です。




客はほぼ全員が中国人。










アプサラ・ダンスの始まりです。




このポーズ大好きっ!




アプサラ・ダンス以外にも、たくさんの民族舞踊を見ることができます。




猿ダンス。






きれいなお姉さんが魚の尻尾をつけてるのは滑稽ですが、
そのアンバランスさに萌えました。












民族舞踊の構成はというと、そのほとんどが、
男性が女性に求愛する、というものでした。

どこの国でもこのテーマは重要なんですね。




楽器の演奏者たち。




最後に再びアプサラ・ダンス。














このレストラン、中華系ということもあって、
客はほぼ100パーセント中国人のようなのですが、
そのマナーがおそろしく悪い。

ステージの前まで行って、ビデオ撮影をしたりします。
後ろに大勢の観客がいることなんておかまいなし。


また、せっかく目の前でカンボジアの伝統舞踊が催されているというのに、
ほとんどの人がまったく興味なし。
食事がすんだら、さっさと出て行ってしまいました。
ダンスショーが始まる前は満席だったレストランも、
1時間後には1割ほどしか観客は残っていません。



そして彼らは人の言うことなんて聞いちゃあいません。

アプサラ・ダンスが終わった後、踊り子さんたちと一緒に記念撮影する時間が設けられています。
そこで私がステージに上がって写真を撮っていると、

「あいつはなんで舞台に上がってるんだ?
一人だけ特別扱いか?」
といったヤジがとんできます。

おいおい、お前ら、アナウンス聞いてなかったのかよ。




CouchSurfing(カウチサーフィン)、ホストのブーンとアプサラダンス鑑賞。シェムリアップ、カンボジア。

彼がシェムリアップでのホスト、ブーン。
カンボジア人です。
彼のおかげで、アプサラ・ダンスを格安料金で見ることができました。

カンボジア人のカウチサーファーを見つけるのは簡単ではありませんでしたが、
せっかくCouchSurfing(カウチサーフィン)をするのです。
多少苦労してでも地元のカウチサーファーと会う価値はあると思います。

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テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

6月27日(水) アンコール遺跡群(シェムリアップ、カンボジア)



今日は一日トゥクトゥクを貸し切って、アンコール遺跡群を見学です



おおっ!
なんだかアンコールらしくなってきたぞ



象はアユタヤで乗って、もうこりごり



まずはバイヨン。
観光客だらけです









パプーオン





空中参道





遺跡群内はトゥクトゥクだらけ



象のテラス







ピミアナカス





サソリの死骸。
けっこうデッカい。
この辺にはこんなのがいるのか。
足元に気をつけなきゃ





プリア・パリライ









ライ王のテラス





チャウ・サイ・テボーダ



トマノン







タ・ケウ



タ・プローム













昼食。
トゥクトゥク運転手のシナと。



バンテアイ・クデイ
大雨が降った後なので、とても歩きにくい









再び大雨。
雨季の東南アジアだ。
仕方がない



雨宿りをしていると、女の子がレインコートを売りつけにやってきました。

でも、自分はレインコートを使わず、びしょ濡れなんですね。
商売道具には手を付けない主義なんでしょうか。

おまけに裸足。
この石だらけの遺跡を、よくも裸足で走り回れるもんだ。
カンボジア人、おそるべし



そして、いよいよやって来ました、アンコール・ワット。
真打ちは最後に登場です。

しかし、運転手のシナが私を降ろしたのは裏口。
「じゃあ、俺は表口で待ってるから。
ゆっくり楽しんでくれ」

そう言い残して去って行きました。

いきなり最初からアンコールワットと正面から対峙して感動したかったのに・・・
またお預けかよ。
どんだけ焦らすんだ、アンコールワット!





アンコールワットは工事中で、緑のビニールシートがかけられていました。
なんだか風情が無いなあ





欧米人の間で人気のこのTシャツ。
このアンコールワットで試してみました。

写真を撮られたり、失笑を買ったり、
なかなか面白かったです。





せっかくなので、アンコールワットの中にも入ってみました。
でも、外から見る方が断然いいですね









明日も来るから。
待っててね、アンコールワット。



雨季で大雨が断続的に降っているというのにこの混みよう。
ピークシーズンはいったいどれだけ混雑するのだろう



ナーガ大好きっ!



これに乗りたかったのですが、
シーズンオフの今は午前中しかやってないそうです。


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6月27日(水) アンコール遺跡群(シェムリアップ、カンボジア)


ここシェムリアップでは変則的なカウチサーフィン(CouchSurfing)。
ホストのメンはカウチサーファーですが、ゲストハウスのオーナーでもあります。

ゲストハウスの部屋を無償で提供してくれるのですが、その他の交流はほとんどなし。

じゃあ、カウチサーフィンをやってる意味がないじゃないか、
となりそうですが、そうでもありません。

メンはいわば観光のプロ。
このシェムリアップに生まれ育ったので、アンコールワットのことは何でも知ってます。
こういう人の知識を拝借できるのですから、ありがたく思わなければいけないでしょう。



そして、彼は複数のトゥクトゥク・ドライバーを抱えています。
信頼できる運転手を紹介してもらいました。

ガイドブックによると、シェムリアップには質の悪いトゥクトゥクドライバーが多く、
観光客と頻繁にトラブルを起こしているとか。

そういうことを考えれば、知っている人の紹介があると安心です。
なにか問題があっても文句を言えますからね。


カンボジアの物価は日本に比べて安いので、
一日トゥクトゥクを貸し切ってもそれほど高額にはなりません。

それになんといっても楽チンです。
目をつぶっていても目的地に連れて行ってくれるんですから。



ただ、アンコール遺跡群は膨大な数があります。
何十件も回っているうちに、だんだんと飽きてきます。
正直な話、どれも同じに見えてきます。

印象にも残らなくなります。
後から自分の撮った写真を見ても、
「あれ?これなんだっけ?」
ということになりかねません。


シェムリアップには急な上り坂はありません。
自分で地図を片手に、自転車で回る方がおもしろかったかな。

なんだか今回は平凡な観光旅行になってしまいました。


もっと刺激が欲しい。


テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

6月26日(火)アンコール・ナイト(シェムリアップ、カンボジア)





シェムリアップのゲストハウス街。
各ホテルはそれぞれ、専属のトゥクトゥクドライバーを抱えています。



カンボジア、シェムリアップで飲むビールと言えば、やはりこれ。
アンコールビアー!



カウチサーフィン(Couch Surfing)のホスト、ブーンが連れてきてくれたのは、クメール鍋の店

CouchSurfing(カウチサーフィン)、ブーン。

彼がブーンです





クメール鍋といっても、それほど変わった物が入っているわけではありません。
ただ、このタレは美味しかった!

CouchSurfing(カウチサーフィン)、ブーンと一緒に記念撮影。



ここシェムリアップにはナイトマーケットがいくつかあります



CouchSurfing(カウチサーフィン)、ナイトマーケット

連れてきてくれたのは、もちろんこの人、ミスター・ブーン





店員さんには美人が多い!?



カンボジア女性って、けっこう好みかも



これが有名なパブ・ストリート。
ブーンの右側にいるのは、風俗の客引き。
最近は警察の取り締まりが厳しく、トゥクトゥクで少し離れた所まで行かなければ、オネエチャンとは遊べないとか。
そのため、彼の提示する金額はやや高め。







最近、新しくできたというナイトマーケット。
ここでは、アプサラ・ダンス・ショーが無料で見れちゃいます。
地球の歩き方にもまだ載ってない、最新情報ですよ!







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6月26日(火)アンコール・ナイト(シェムリアップ、カンボジア)


カンボジア、シェムリアップでのカウチサーフィン(CouchSurfing)は変則的なものとなった。

ホストは見つかったものの、彼はゲストハウスのオーナー。
彼のゲストハウスの部屋を無料で提供してもらえるものの、
一緒に食事したり観光したりという、カウチサーフィンでもっとも重要な交流はほとんどナシ。

これではカウチサーフィンをしている意味がない。


幸い、シェムリアップに住む他のカウチサーファーから招待メールをもらった。
彼は平日は仕事で忙しく、家に泊めることはできないが、
仕事が終わった後なら夜のシェムリアップを案内してくれるという。

一大観光地、シェムリアップだが、ガイドブックには物騒なことも書いてある。
見知らぬ街を一人で深夜にウロウロするのはやはり怖い。

その点、このブーンはカウチサーフィンの経験もかなりあり、
彼のバイクであちこち回ってくれるというからありがたい。


ただ、このブーン、男しかホストしないんだよね。
しかも、彼が送ってきたメールには、
「あなたのホテルの部屋に遊びに行ってもいいかしら?」
とか書いてある。

こいつはちょっと匂うぞ。


実際彼に会って、一目で彼はゲイだとわかった。
しゃべり方が「いかにも」な感じなのだ。

彼のバイクの後ろに乗ると、香水の甘ーい香りが漂ってきた。
いったい何をつけてるんだろう。


彼はゲイらしく、細かいところまで配慮してくれる。
ガイド役としては最適だ。

彼の連れて行ってくれる食堂は、英語メニューを置いていない、地元の人が通う店。
値段もリーズナブル。

相場も知ってるから、ナイトマーケットで買い物してもボラれる心配はない。


ちなみに、カンボジア人の店員さんはかなりしつこい。
ナイトマーケットを歩いていると、あちこちから頻繁に声がかかる。

日本語で声をかけられると、思わず足を止めてしまう。
どうして私が日本人だとわかるのだろう?
中国人かもしれないし、韓国人かもしれないじゃあないか。

きっとそれだけ日本人観光客が多いのだろう。


いったん足を止めてしまうと、なかなか逃がしてもらえない。
店員さんは私の腕をしっかりつかんで、何か買うまでけっして離さない。


ちなみにこのマーケットには、若くてきれいなカンボジア人のお姉さんが多い。
そういうお店の前で思わせぶりな態度をとれば、
ほぼ100パーセントの確率でお姉さんが腕をつかんでくれる。

軽く逃げようとすると、今度は両腕で肩をしっかり抱いてくれる。

(おおっ、なんだこのシチュエーションは!
なんだかムラムラしてきたぞ。
抱きしめ返してもいいのかな?)

この態勢で値段交渉をするのだが、
だんだん、自分がいったい何の値段を交渉しているのかわからなくなってきた。

私が「いらないから」と言って断ろうとすると、
お姉さんは私の両肩を抱いたまま、私の目を見つめて、

「いくら?いくらなら買ってくれるの?」

なんだか誤解を招きそうなシチュエーションだなあ。



ブーンはシェイクがおいしいと評判の屋台にも連れて行ってくれた。
彼が私のために注文してくれたのは、特製ミックスフルーツシェイク。

「あっ、ドリアンは大丈夫?」

シェイクが運ばれてきた後に彼はそう私に尋ねた。

そういうことは最初に聞いてもらいたいものだな。
私はドリアンが苦手なんだから。



ブーンは私の泊まるゲストハウスまで送ってくれたあと、

「じゃあ、明日はアプサラ・ダンスが見れるレストランを予約しとくわね。
私のクライアントがそのレストランのオーナーなの。
で、あさってはクメール・マッサージでいいかしら?」

え? 3日間とも会うつもりだったのか。
私は今日一日だけのつもりだったんだけどな。

まあいいか。
一人で飯を食べるよりは。




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6月25日(月) 国境守備隊とカウチサーフィン(プリア・ヴィヘア、カンボジア)



これ、なんのジュースだろう。
まあいいか。カンボジアらしくて。
おっかなびっくり飲んでみた。




プリア・ヴィヘア行きの車が出発するにはまだ時間があったので、
ここで食事をして時間をつぶすことに。


nettou

お箸とスプーンは熱湯に浸かった状態ででてきます。
そんなに衛生環境に問題があるのか、この国は?






プサー・ルー(マーケット)。
ここは観光客向けではなく、
地元の人でにぎわっていておもしろかったです。

ただ、お店の人は外国人の扱いに慣れていないようで、
誰も私と目を合わせようとはしませんでした。




この狭い通りを、オートバイがビュンビュン通り抜けて行きます。
道の真ん中に立ってお店を眺めていると、後ろから容赦なくクラクションを浴びせられました。




この豚のお面、まさか本物じゃないよね?




これが噂のポンティア・コォンか?
(孵化寸前のアヒルのゆで卵)

一人で食べる勇気がないから、
誰かと一緒に食べよう。




これ、どう見てもコオロギにしか見えないんだけど、
まさかカンボジアの人はこれを食べたりはしないよね?




これ、あきらかに積み過ぎだろ。

この車でプリア・ヴィヘアまで行くのですが、
何人乗ったと思います?

8人ですよ、8人!




運転手のレス。
喰えない奴でしたが、なぜか憎めません。




車は道中の小さな町に、いちいち停まります。




そしてさらに荷物を積み込みます。




変なトラック




また別の町に停まりました。
今度は少し長めに止まるようなので、
市場で買い物をすることにします。





おお!
こんな汚い町に、こんな美人が!
好みだわー。

「もしアメリカ・ドルを持ってるのなら、
それで支払ってもらえないかしら?」

米ドルは非常用にとっておきたかったのですが、
お姉さんの頼みなら断れません。

そのうち痛い目に会うな、俺。




昼食はこの店で。
それぞれの鍋の中には、別々のおかずが入っているのですが、
いちいちふたを開けなければ中身を確認することはできません。

一通り確認して、最後の蓋を閉め終わった頃には、
最初の鍋に入っていたおかずがなんだったか忘れてしまいました。

また最初からやり直し。

だって暑さで頭がうまく働かないんだもん。






すべての荷物と乗客を運び終わり、ホッと一息つく運転手のレス。




ようやくプリア・ヴィヘアに到着。
カンボジアと国連、ユネスコの旗が掲げられています。
まるでタイ側を挑発するかのように。




一人のカンボジア軍兵士が私にまとわりつきます。
うっとおしいなあ。



数年前に起きた銃撃戦の模様を説明する兵士。
確かに遺跡のあちこちには弾痕が見受けられます。




ナーガ(蛇神)








プリア・ヴィヘアの遺跡内には、あちこちに人影が見えます。
彼らは観光客ではなく、ここに暮らす軍人とその家族たちです。

なんの娯楽もないこの集落。
彼らはただボーっと遺跡内に座っているだけ。

写真撮るのに邪魔なんだけどなあ。








向こうにはタイ軍の陣地が見えます。
それほど遠くはありません。
小銃の射程距離内です。




もう一人兵士が我々のパーティーに加わりました。
彼は少し英語が話せます。

ガイドをしてやろうと、勝手にしゃしゃりでてきました。
もちろん、あとでガイド料を請求するつもりです。









3人で一緒に記念撮影をしようとしたのですが、なかなかうまくいきません。
右側の男はカメラの自動シャッターのことを知らないらしく、すぐに動いてしまいます。






この断崖からの見晴らしは絶景で、カンボジア領が見渡せます。










カンボジア軍の駐屯地。
これが彼らの兵舎です。
なんてショボいんだ。










この駐屯地に泊ることになった私に、彼らは興味津々。
大勢の人が寄って来ましたが、彼らは英語がほとんど話せません。

それでもお茶を出してくれたりと、彼らの好意は伝わってきます。






この駐屯地には兵士たちの家族も一緒に暮らしています。
ひとたび紛争が勃発すれば、この子供たちも巻き込まれることになるんだろうな。
そう思うとやりきれません。


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6月25日(月) 国境守備隊とカウチサーフィン(プリア・ヴィヘア、カンボジア)


カンボジアと言えば、アンコールワット。
少なくとも私はそれ以外の観光地を知らなかった。
だから、カンボジアでの日程は、他の国よりも短く設定してある。

だが、シーパードンで会ったシンガポール人のダンからプリア・ヴィヘアの事を聞いてしまった。
これは行くしかない。


プリア・ヴィヘアでは数年前にタイ軍とカンボジア軍との間に銃撃戦が起こり、
双方に死傷者が出た。

外務省も「渡航の是非を検討してください」と危険情報を出している。


でも、「行ってはいけません」と言われると行きたくなるのが人間。
ダンからいろいろと情報ももらったことだし、せっかくカンボジアまで来たんだから行かない手はないでしょう。


ただ、問題はどうやってプリア・ヴィヘアまで行くかだ。
こういう事情だから、観光客向けのツアーバスはなさそうだ。

地元のローカルバスはあることはあるが、本数は少なく、
夕方まで待たなくてはならない。

そんな時に役立つのがカウチサーフィン(CouchSurfing)。
ここシェムリアップでのホスト、メンはゲストハウスを2軒経営している。
いわばその道のプロだ。

彼にアドバイスをもらって、地元の人が使う乗り合いタクシーを紹介してもらった。
交渉の結果、100ドルということになった。
昨夜、別のホテルのスタッフから提示された金額は200ドルだったから、
ずいぶんと安くなったことになる。

それでも100ドルは高い。
運転手のレスと相談した結果、チャーターではなく、他の乗客と一緒に行くのなら20ドルでいい、
ということになった。

ただ、他の乗客が集まるまで待たなければならない。
レスが他の乗客を確保する様を眺めていたこの数十分間は、私に大きな衝撃を与えた。


ここは乗り合いタクシー乗り場。
地元の人の公共交通機関だ。

乗客がやって来る度に、ドライバーたちが客を奪い合う。
他人を押しのけ、突き飛ばし、時には蹴りをいれる。
それはもうすさまじい。
客を獲得するのになりふり構わない。

それはそうだろう。
カンボジアの人たちはけっして裕福ではない。
今日を生きるために、飯を食わねばならない。
自分だけでなく、家族も養っていかなければならないのだ。


彼らを見ていて、いろいろと考えさせられた。
仕事とは何か。
働いてお金を得るとはどういうことか。
家族を養っていくことの大変さ。

自分が日本にいた時、彼らのように真剣に働いていただろうか。
「あーあ、早く終わらないかなあ。さっさと片付けて帰りたいよ。」
「この仕事、割にあわないな。」
そんな風に考えていた自分が恥ずかしい。


ドライバーのレスはかなり優秀なようだ。
あれよあれよという間に他の乗客や荷物を確保してしまった。

というより、優秀すぎるようだ。
彼が獲得した顧客は私をふくめて7人。
集めた荷物は膨大だ。

この小さな車に、いったいどうやって積み込むつもりだ?


運転手を含めると8人。
まさか全員は乗れないだろう、と思っていたのだが、乗せてしまった。
お互いに折り重なるようにしてシートに座る。

こんな無理な姿勢で数時間も我慢しなければならないのか。
背骨が痛い。
これなら100ドル払って車を丸ごとチャーターしとくべきだった。
今さらそんな事を言ってももう遅いが。


車は道中、いちいち小さな村に立ち寄る。
そこで新たに荷物を積み込んだり、配達したりするためだ。

そう、レスの車は宅配便も兼ねているのだ。
公共インフラが整備されていないこの国では、
彼のような私営の運送業者が不可欠だ。

ダイレクトにプリア・ヴィヘアに行くのに比べ、かなり時間がかかったが、
カンボジアの小さな村々を回って人々の生活を垣間見ることができた。
観光バスに乗っていては経験することのできない、貴重な体験だと思う。

ただし、背骨を痛めてしまい、しばらくまっすぐ歩けなかったが。


膨大な荷物と乗客を運び終わり、残ったのは私とレスの二人だけになった。
やれやれ、これでやっと背中を伸ばして座ることができる。

ところが、レスはとんでもないことを言い始めた。

「俺、もう疲れたよ。
ここまででいいかな?」

何を言ってやがるんだ、この野郎!
プリア・ヴィヘアまで行く約束だっただろ?

「そんなこと言ったって、ここからプリア・ヴィヘアまではまだ30キロもあるんだぜ。
客はもうあんただけだし、割に合わないよ。」


おいおい、そんなことは最初からわかってたことじゃないか。
今さらそんなこと言うなよ。
これだからカンボジア人は・・・


こんな田舎道で車を降ろされたらたまったもんじゃない。
なんとかレスをなだめすかして、プリア・ヴィヘアまで走らせた。


ようやくプリア・ヴィヘアのふもとまでたどり着いたものの、
ここからは一般車両は入れないらしい。
専用のバイクか車に乗り換えなければならない。
もちろん、有料だ。

「そんな話聞いてなかったぞ。
てっきりお前の車で頂上まで行けるものとばかり思っていた。」

私が不平を言うと、レスは投げ捨てるように言った。

「往復6ドルだ。
お前ら日本人にとっては、どうってことない額だろ?」


レスとは道中、いろいろな話をした。
彼の言葉の端々には、どこか世をすねているようなフシがある。

彼はこれまで、多くの外国人観光客を乗せてきたのだろう。
湯水のごとく金を使う彼らを見て、レスはいったい、どんな気持ちだったのだろうか。

彼はたまたまカンボジアに生まれたばっかりに、毎日馬車馬のように働かなくてはならない。
私はたまたま日本に生まれたために、海外で物見遊山を楽しむことができる。


これからは、むやみに値切るのはやめようと思う。
同じ1ドルでも、彼らと我々とでは、その重みがまったく違うのだ。

我々にとってはたかが1ドルでも、
彼らにとってその価値は計り知れない。


カンボジアに限らず、東南アジアの諸国を旅する時には値段交渉は不可欠だ。
もちろん、相場の10倍の値段を提示された時など、明らかに吹っかけられているなら話は別だが、
1ドルくらいなら上乗せされたってかまわないじゃないか、と思えるようになった。


「カンボジア人だろうが日本人だろうが、1ドルは1ドル。
1銭だって無駄にはしたくない。」
そういう考え方もあるだろう。

でも、ゲーム感覚で値切るのはいかがなものか。
時々、欧米人のツーリストが50セントを巡って延々と値段交渉しているのを見ることがある。
ああいうのは時間とエネルギーの無駄じゃなかろうか。

少なくとも我々は海外旅行を楽しむだけの余裕がある。
少しくらい彼らに還元したっていいじゃないか。

「日本はもはや、豊かな国ではない。」
そう言う人は、カンボジアの人の目を見てじっくり話したことがあるのだろうか。
アリの這いまわる食堂のテーブルで、食器にたかるハエを追い払いながら、
腐って変色した箸で彼らと一緒に食事をした後でも同じことが言えるのだろうか。


とにかく、プリア・ヴィヘアの頂上に辿りついた。
ゆっくりと遺跡の観光を楽しむことにしよう。

だが、なかなか物事はうまくは運ばない。
一人の男が近づいてきて、私にまとわりつくようになった。
うっとうしいことこの上ない。


ここプリア・ヴィヘアを巡っては、カンボジアとタイがその領有権を巡って争っている。
国境線をはさんで、両国の軍隊がにらみ合いを続けているのだ。

そのためプリア・ヴィヘアは世界遺産でありながら、カンボジア軍が駐留している。
遺跡内には兵士がウロウロしているのだ。

しかもこの兵士たちの質はあまりよろしくない。
時々金を無心してくる。
「観光税だ。5ドルよこせ。」

彼らは軍人だ。
しかもここは人里離れた国境地帯。
観光客は私以外には誰もいない。

彼らを刺激してはいけない。
彼らがその気になれば、私一人くらい簡単に消せるのだから。

幸い彼らの英語力はおそろしく拙い。
何を言ってるかわからないフリをしてなんとか切り抜けた。

が、一人、かなりしつこく私につきまとってくる兵士がいた。
どうやら少し頭がおかしいようだ。
英語はおろか、クメール語もまともに話せないのではないだろうか。


彼の身振り手振りから察するに、数年前の銃撃戦の時、
彼も戦闘に加わったらしい。

タイ軍の陣地の方を指さし、銃を撃つ仕草をする。
自分がいかに勇敢に戦ったか、ということを知ってもらいたいようだ。

だが、事実はそれとは異なるらしい。
もう一人、若い兵士が私の後についてきた。
彼は少し英語が話せる。

彼が言うには、戦闘の際、この男は草むらにうずくまって泣いていたということだ。
ひょっとして、その時の恐怖が原因で彼は頭がおかしくなったのだろうか。


この二人は私の後にくっついて離れない。
ガイドをして、後でお金を請求しようという魂胆なのだろう。

ここプリア・ヴィヘアは南北に一直線に配置されているので、迷いようがない。
ガイドなんていらないのだ。

私が彼らに期待するのはもっと別のことだ。

シーパードンで出会ったシンガポール人のダンも、このプリア・ヴィヘアを訪れていた。
その際、軍隊の武器を触らせてもらったり、兵舎に入れてもらったりしていたのだ。

ならば、ここに泊めてもらうことも可能なんじゃないだろうか。
英語が話せる兵士にその事をもちかけると、彼も乗り気になった。

「ここに泊まりたいのか?
待ってろ、今、嫁さんに聞いてくる。」

お前、ここに嫁さんと一緒に住んでるのか?
聞けば、彼には子供もいるらしい。

「嫁さんの許可はとった。
ただ、さっきの金額じゃあちょっと・・・」

わかった、わかった。
さっきの金額に上乗せするから。

「あと、見ての通り俺たちの家は粗末だ。
日本人のあんたに耐えられるかな?」

大丈夫だ。
俺は寝袋も蚊帳も持ってる。


プリア・ヴィヘアでカウチサーフィン(CouchSurfing)か。
なんだか興奮してきた。

すぐ先には銃口を構えたタイ軍が対峙している。
そんな紛争地帯の駐屯地に泊まるなんて、そうそうできる体験じゃあない。

自分がまるで戦場カメラマンになったような気がした。
気分はすでに渡部陽一。


話がまとまり、彼らの宿舎に向かおうとしたその時、
後ろから鋭い声が飛んできた。

「お前ら、何をしているっ?」

「やべっ!基地司令だ」

ここの駐屯地を預かっているだけあって、司令官は見るからに厳しそうな人だ。
他の兵士たちはTシャツにサンダル姿なのに、彼はきちっと軍服を着こなしている。
手には無線機を持ち、眼光もするどい。
こいつは手強そうだ。

司令官に見つかってしまった以上、これ以上隠し通すことは不可能だ。
若い兵士はすべてを基地司令に話した。

「ここは軍の管轄区だ。
民間人はおろか、外国人が宿泊することはできない。
すぐに山を降りろ。
じきに日が沈む。」

それはそうだろう。
だが、私はダンからいろいろ情報を仕入れていた。
相場も知っている。
ここはドルの威力に賭けてみることにしよう。


厳しそうな軍人も、米ドルには弱いらしい。
意外にあっさりと転んだ。

札束を懐にしまいながら、司令官は

「見ての通り、ここの兵士たちはみな貧乏だ。
お前の身の安全は保障できないが、それでもいいか?」

これもダンから聞いた情報通りだ。
脅し文句のようにも聞こえるが、要するに用心棒代を払えということらしい。

同じ基地内の兵士から私を守るために、護衛の兵士をつける。
なんともおかしな話だが、ここは国境紛争地帯。
何が起きても変じゃない。


司令官はさらに続ける。
「兵舎内は軍の機密事項にあたる。
写真撮影は厳禁だ。
カメラは預からせてもらう。」

なーにが「軍の機密事項」だ。
こんなボロ兵舎、京都の俺の安アパートの方がよっぽど立派だぞ。


荷物を兵舎に置いて、駐屯地内を散策する。
子供たちだけでなく、その他の大人たちも私を珍しがって寄ってきた。
だが、彼らは英語が話せない。
意思疎通は難しそうだ。


彼らは貧しく、私に食事を提供するだけの余裕はない。
持参した非常用のビスケットを一緒に食べた。

彼らの水も、私は飲まない方がいいだろう。
衛生状態に問題がありそうだ。
持参したペットボトルの水を節約しながら飲んだ。

彼らの家にはシャワールームなんてものは存在しない。
山から湧き出している水で体を洗う。

あれ?
女の子はどこで体を洗ってるんだろ?
などと不埒なことを考えるのはよそう。
撃ち殺されるぞ。



一般兵士の家には電気は無く、夕食後は寝るしかない。
もちろんここは軍の施設だから、電気の通っている場所もある。
だが、そこには兵士たちがたむろしていて、なんだか不穏な空気が漂っていた。
近づかない方が無難だろう。


私は今、パスポートや現金、クレジットカードなど、すべての荷物を抱えている。
貧困にあえぐ兵士たちに囲まれた状態で眠るのは危険だが、今日は疲れた。
あっと言う間に熟睡してしまい、気が付いたら夜が明けていた。



数年前、プリア・ヴィヘアの銃撃戦のニュースを見た時、
私にはまったく関係のない、遠い世界の出来事だった。

だが、私はここの人たちを知ってしまった。
たった一晩だけだが、寝食をともにした。

子供たちとも遊んだ。


ここは国境を巡る紛争地帯。
いつ銃撃戦が起こっても不思議ではない。

できることなら、いやなニュースは聞きたくない。
戦闘が始まっても、ここには十分な遮蔽物は無い。
兵士と家族たちの家は木の枝にビニールシートを張っただけの簡素な造りだ。
鉄砲の弾は簡単に貫通する。


みんな無事に逃げおおせてくれよ。
そう祈ることしかできない。
私は無力だ。

_____________________________


このブログはフィクションです。
すべて私の作りだした虚構のストーリーです。

実際には私はプリア・ヴィヘアには泊まっていません。
観光客は例外なく、夕方には山を降りなければなりません。

私はいかなる賄賂も支払っていませんし、
誰も受け取っていません。

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

6月24日(日) 欲深きカンボジア人 (シェムリアップ、カンボジア)


カウチサーフィン(日記をつけるダン)

日記をつけるダン。
このハンモックは彼のお気に入りでした。


CouchSurfing(guest house girls)

ゲストハウスの女の子たち。

ラオスの子供はよく働きます。
というか、このゲストハウスでは子供しか見ませんでした。

彼女たちはまだ小さいのによく働き、
実に感心なのですが、そこは若い女の子。
生意気で、かわいくないところもあります。

そこで、仕返しと言ってはなんですが、
早朝の寝起きの顔を写真に撮ってやりました。

いきなりカメラを向けられて、あわてふためく彼女たち。

「ふははは。思い知ったか!
大人をナメるな!」



カウチサーフィン(ダンと。シーパードンにて。)

ダンとはここでお別れです。
彼とは何か通じるものがありました。
私も、彼のような旅のスタイルを貫こうと思います。


ナーカサンの市場。

ナーカサンの市場。
ここはいつも活気があって好きです。

大きなリュックを担いだ外国人旅行者はここを通り過ぎるだけ。
店の中にいる客は地元の人ばかりです。


ミニバン

このミニバンは国境まで。
ここで大型のバスに乗り換えます。


ラオス側の国境

ラオス側の国境ゲートとイミグレーションオフィス。
ショボい。


ラオスーカンボジア間の国境

ラオスとカンボジアの国境。

私は国境が好きです。
なんだかロマンを感じます。

でも、ここの国境はさびしすぎる。
細いバーが一本あるだけ。
自動小銃を持った兵士もいなければ、鉄条網もありません。

まあ、今時そんな物騒な国境はなかなか無いか。


カンボジア側のイミグレーションオフィス

カンボジア側のイミグレーションオフィス。

国境を無事に通過するためには、役人に賄賂を払わなければなりません。
わずか1ドルです。
納得いきませんが、ここは素直に支払った方が得策のようです。
下手に逆らえば、どんな嫌がらせをされるかわかったもんじゃありません。


食堂

バスは途中で食堂に立ち寄ります。
一番左の白いシャツを着たのがガイド。
こいつがかなりの曲者なんです。


カンボジアの肉じゃが

これが記念すべき、カンボジアでの最初の食事。

もっとカンボジアらしいものを期待していたのですが、
これはどう見ても日本の肉じゃが。
おふくろの味。
そんなもの このカンボジアには求めていないぞ。


カンボジアの街並み

道沿いには、時折家が見えます。
川が近いためか、高床式の家ばかり。






シエムリアップ

バスは深夜にシエムリアップに到着。
ここから市街まではかなりの距離があるので、
ホテルの客引きやタクシードライバーのいいなりになる以外の選択肢はありません。






____________________________________________________________________________




6月24日(日) 欲深きカンボジア人 (シェムリアップ、カンボジア)

3日間 行動を共にしたダンとも今日でお別れ。
彼はラオスを北上し、私はカンボジアへと下る。

相変わらずダンはツーリストバスを使わず、
あくまでも地元の人の使う公共交通で目的地に向うつもりだ。
ここでいう「地元の人の公共交通」とは、小さなボートのことだ。
メコン川をヒッチハイクしながらさかのぼるつもりらしい。

ボートのヒッチハイク。
まったく。
無茶しやがる。

「Good Luck」
この言葉を、心の底から言ったのは おそらくこれが初めてだ。

シンガポールで会おう、ダン。


バスのチケットを手配してもらったツアー会社の事務所で
国境越えについての説明を受ける。

カンボジアの国境審査官との無用なトラブルを避けるため、
やはり1ドルの賄賂は必要らしい。

空港や国境で賄賂を要求されるのは周知の事実なのに、
カンボジア政府はいったい何をしているのだろう。

内戦が終結してから、もうかなりの時間が過ぎた。
しかし、この国はまだ国家の体をなしていない。


東南アジアの国々は、本当に時間にルーズだ。
8時30分に来るはずのバスは9時に来るし、
9時30分に来るはずのバスは10時30分に来た。
朝早く起きて準備したのがばからしくなる。

カンボジア国境を越えてからも、2時間くらい待たされた。
ガイドはバスの中で寝ている。
いったい我々は何を待っているのだろう。
ガイドが昼寝から目覚めること?


ようやくバスから降りてきたガイドは悪びれもせずに、
「みんな もう準備はできたかい?」

これにはさすがにみんなキレた。
「俺たちはとっくの昔に用意はできてるんだよ!
早く出発してくれっ!」


途中で何度か食事休憩をはさむ。
食堂のおばちゃんはまったく英語が理解できないようだ。
そこで、ガイドが我々とおばちゃんとの間に立って通訳する。

ガイドは乗客たちの間を飛び回って、注文と会計を助けている。
「おっ、なかなかこのガイドは良く働くじゃないか」

しかし事実はそうではなかった。

私が水を買うために売店に入った時のこと。
お店のお姉さんは4000レアルと言ったので、財布からお金を出そうとしていたら、例のガイドが飛んできて、
「その水は5000レアルだ」と言う。

「でも、このお姉さんは4000レアルって言ったよ。」
と私が言うと、彼は舌打ちして私を睨みつけていた。

そうなのだ。
このガイドは親切で通訳をかってでているわけではないのだ。
実際の価格より高い金額を我々に伝えて、その差額を懐に入れているのだ。


バスがシェムリアップに着いた時、深夜の0時30分をとうに過ぎていた。
ガイドは言う。
「もうホテルのフロントは閉まっている。
まだ宿を予約していない者は、私の兄の経営するホテルを紹介するから安心して欲しい。」

よくもヌケヌケとそんなことが言えるな。
お前らが遅れなければもっと早い時間に到着していたぞ。


このバスは毎日運行している。
その気になれば、もっと早い時間に到着するようスケジュールを組むことは可能なはずだ。
まあ、わざとやっているんだろうが。


こんな深夜に重い荷物を抱えて宿探しをするのは嫌だったので、
このガイドの紹介するホテルに泊まることにした。


このガイドは信用できないのはわかっていたが、やはり情報は欲しい。
カンボジアについて いくつか彼に質問してみた。

私がプリア・ヴィヘアについて聞くと、彼の目はギラギラと輝く。
彼の提示する金額は200ドル。
片道だ。
えらい高いな。

「あんたの名前はなんて言うんだ?
マサトか。
マサト、あんたのことをMy Friendって呼んでいいかな?
いや、brother って呼ばせてくれ。
プリア・ヴィヘアについては、宿に着いてからじっくりと話し合おう。」

なんて馴れ馴れしい奴だ。


ホテルに着くと、一人の男が私の荷物を運ぼうとする。
「いや、自分で運べるからいいよ」
と私が言うのも聞かず、その男は私の荷物を持って階段を上がっていってしまった。

部屋に到着しての彼の第一声は
「チップは? チップは無いの?」

誰がお前なんかに払うか。
ラオスから到着したばかりで、まだカンボジアの細かいお金が無いと言っておいた。


その後、例のガイドが私の部屋にやって来て、「さっきの話の続きをしよう」と言う。
この時点で、このホテルに対する信用はもはやゼロだったので、プリア・ヴィヘア行きは断った。

すると彼は「そうか。フンッ。Bye」
と言い捨てて立ち去ってしまった。

おいおい。
さっきまでMy Friend だの Brother だの言ってたのはなんだったんだよ。



これがカンボジアか。
これがこの国のルールなのか。

この国の人間はみんなこんな感じなのだろうか。
そうでないことを祈るばかりだ。

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

6月23日(土) Holly Night (シーパードーン、ラオス)



シーパードンには こんな感じのバンガローがたくさんあります



シンガポール人のダン。
今日は彼と一緒に島内をサイクリング







フランス統治時代に作られた橋











フランス統治時代の蒸気機関車



橋を眺めながら休憩



まさかラオスで一休さんを見ようとは



水浴び中の水牛



バナナのフライ。
安いけど美味い!



カエルのフライ





ソムパミットの滝。
コーンパペンに比べれば、どうしても見劣りしてしまいます







暑い時にはココナッツジュースが一番









川沿いに砂浜を発見



でも、水がこれじゃあね



今夜の夕食





6月23日(土) Holly Night (シーパードーン、ラオス)

ここシーパードーンの人たちの勤労意欲は、限りなくゼロに近い。

普通、バスやボートが観光地に到着すると、客引きが押し寄せて来るものだ。
だが、ここではそれは無い。
お店の前を歩いても、誰も声をかけてこない。

レストランに入っても、注文を取りに来ない。
ひどい店になると、レストランの中に誰もいないことがある。


ラオスにはもともと外食という概念がなかったらしい。
だからレストランの接客なんてなってない。

店員はいつもだるそうにしている。
マクドナルドやスターバックスがこの地に進出してきたら、
さぞかし従業員教育に苦労するだろうな。


夕方からは大雨となった。
雨季の東南アジアの雨は、日本のとは激しさが違う。
「バケツをひっくり返したような」という形容では物足りない。

雨だけならまだ我慢できるのだが、信じられないことに、ここラオスでは大雨が降ると電気もストップしてしまうのだ。
いったいどういう仕組みなんだろう。

思えば、ラオスに入って最初の夜も停電だった。
あの時は懐中電灯でなんとか乗り切ったが、今回はタイミングが悪い。
シャワーを浴びている最中に突然真っ暗になってしまった。

こういう場合、手探りでなんとかするべきなのだが、真っ暗闇のなか、バスルームの中をあちこち触りたくなんてない。
なぜなら、このシャワールーム、おそろしく汚ないのだ。

壁の隅には至る所に蜘蛛の巣が張り巡らされている。
虫の死骸があちこちに散らばっている。
暗闇の中でそんな物触りたくはない。

幸い部屋にはダンがいる。
「大丈夫か? 今 懐中電灯を持ってそっちに行くから待ってろ」
頼もしい存在だ。
相棒がいると、こんなにも心強いのか。

ラオスやカンボジアは電気事情がよろしくないと聞いていたので、私はロウソクを大量に所持していた。
部屋の中を、数本のロウソクが照らす。
なかなかロマンチックな光景だ。
天井から吊るされた蚊帳が、まるで王侯貴族の天蓋のようにも見える。

ラオス最後の夜に、サプライズプレゼントをもらったような気がした。
でも、できれば女の子と一緒にこんなロマンチックな雰囲気を味わいたかったな。
ダンには悪いけれど。

6月22日(金) ルームメイト(シパドーン、ラオス)





この舟に乗って対岸へ





この車に乗り換えてナーカサンへ



ナーカサンからは、直接 シーパードンへは渡らず、イルカウオッチングに



相変わらずメコンの水は汚ないなあ。
でも好き



ボートで渡った先はカンボジア領。
ここから川イルカを見物します



でも、なかなかイルカなんて見えません。
ガイドは「ほら、見えた。あそこだ」と言いますが、私には見えません。
どこにイルカがいるかわかります



これがそのイルカだそうです



こんなにハッキリとは見えなかったなあ。

ロンリープラネットにはこう書いてあります。
「イルカと言っても、海のそれと同じ物を期待してはいけない。
メコンの川イルカは水面をジャンプしたりはしない。
息継ぎのために時折浮かび上がって来るだけだ。」

いいことばかり書いて、必要以上に期待させたりはしない。
ここらあたりが日本のガイドブックとは違うところですね。



カンボジア国境付近では、こんな遊びをしている子供を見かけました。
流行っているんでしょうか。



コーンパペンの滝



「危険」だと聞くと、余計に行ってみたくなるのが人間





一緒に旅をすることになった、シンガポール人のダン





こんな急流にもかかわらず、漁師の姿が。
彼はどうやってそこへ行ったのだろう





道路を牛が横切っても驚かなくなりました



ナーカサンの街並み



地元の人用のボート乗り場



外国人用のボート乗り場



シーパードンの街並み



ダンと一緒に夕食。
やっぱり一人より二人の方が楽しい







私には蚊帳は必需品です



これが今夜の二人の愛の巣




6月22日(金) ルームメイト(シパドーン、ラオス)

川イルカ ウォッチングの後から一緒に行動するようになったシンガポール人のダン。
ナーカサンから同じボートでデット島に渡り、
ゲストハウスを二人で探した。

そこまではいい。

だが、まさか部屋をシェアすることになるとは想像もしていなかった。

「40000キープか。
この部屋を二人で使うから、
一人20000キープだな。」
ダンはさらりとそう言ってのけた。

日本円にして約200円か。
安いな。

という問題ではない。
彼とはついさっき会ったばかりだ。
悪い奴ではなさそうだが、一緒に寝るのは やはり少し抵抗がある。


私は京都にいる時、ほぼ毎日のようにカウチサーフィンのホストをしていた。
他人と一つ屋根の下で寝ることには慣れている。

だがカウチサーフィンの場合、リクエストをもらってから実際に泊めるまで少なくとも数日の猶予がある。
その間に心の準備を整えることができる。

ダンと出会ってからはまだ2、3時間。
しかも一方的に彼が主導権を握っている。
私は何も決めていない。

まあいいか。
男同士なんだし、そんなに気にすることもないだろう。


「Free WiFi」
の看板につられて決めたこの宿。
確かに部屋でWiFiにつなぐことができる。

だが、おそろしくスピードが遅い。
遅過ぎて使い物にならない。
メールの送受信すらまともにできないのだ。

しかたがない。
1泊200円の宿なんだから。


ダンの話を聞くのは楽しい。
彼はラオスに来る前はカンボジア、ベトナムに立ち寄っている。
私とは逆回りのコースだ。

しかも彼は並の旅行者ではない。
普通の公共交通機関を使おうとはしないのだ。

ローカルバス、乗合タクシー、ヒッチハイク・・・
徹底的に地元民の目線にこだわる。

ナーカサンからデット島に渡るボートには2種類ある。
外国人旅行者用と、地元の人用。

もちろんダンは地元の人の乗るボートに乗ろうとしたのだが、断られた。
「ダメだ。お前らはあっちだ」
そう言われても諦めずに他のボートをあたる。
なんて打たれ強い奴なんだ。


そんな彼だから、カンボジアでもいろんな経験をしてきている。
なかでも私の興味を引いたのがプリアヴィヘア。
ここは数年前、国境線を巡ってカンボジアとタイの軍隊の間で銃撃戦が繰り広げられた場所だ。
双方に死傷者もでている。

彼はそこへ行ってきたという。
なんだか血が騒いできた。
そんな事件があった場所だから、てっきり外国人は入れないものと思っていたのだが、問題ないらしい。

いや、厳密に言うと問題はあるのだが、そこはダンにアドバイスをもらってクリアすることにした。


部屋の外にはハンモックが吊るしてある。
ダンは嬉々として、
「今日は俺はここで寝る」
と宣言した。

よくそんな所で寝れるなあ。
一晩中外にいたら蚊に喰われまくるぞ。

「大丈夫だ。ここには蚊なんていないぞ。」

いないもんか。
今この瞬間にも私は蚊に数カ所刺されている。

部屋の中に蚊取り線香を焚いて、蚊帳を吊るして寝る私。
部屋の外のハンモックに、丸腰で眠るダン。

日本人とシンガポール人とではこうも違うものなのか。


ダンにメイサンの事を話した。
彼女の会社は、シンガポール人なら誰でも知っているほど有名らしい。
実際ダンも、メイサンの会社の商品をよく食べているとか。

彼曰く、メイサンの家はかなりの資産家に違いない。
それを聞いた私は、その夜 メイサンにメールを送った。
「May San、I Love You!」

ワット・プー遺跡公園(チャムパーサック、ラオス)



チャムパーサックの街。
かなり田舎です



川の近くだからか、高床式の家が多いです


ワット・プーのふもと。
この山の形は威厳を感じさせます



ズラリと並ぶリンガの列。
「子孫繁栄」の象徴なんだそうです



大雨が降ってきたので、一休み。
木の下で傘を差していてもびしょ濡れになってしまいました







大雨のため、売り子も避難してしまっています







頂上から見たワット・プー







ドラゴンボールはラオスでも人気です



メコン川を眺めながらビールを飲むのがすっかり日課になってしまいました



ココナッツミルクカレー



蚊取り線香



漁師

6月21日(木) How Far To Paradise? (チャムパーサック、ラオス)



パークセーのバスターミナル。
この寝台バスでビエンチャンからパークセーまでやって来ました。



相変わらず狭い車内。
このスペースで二人はキツい。











チャムパーサックと思しき所でバスを降ろされると、
3人の少女が駆け寄って来ました。
悪い気はしません。
ジャニーズのアイドルって、いつもこんな気分を味わってるんだろうな



「ここがチャムパーサックだ」
と言われてバスから放り出されたものの、何かおかしい。
チャムパーサックはもっと開けた街のはずだ



近くにいたオバさんに聞いたところ、やはりここはチャムパーサックではないらしい。
彼女が指差した方向を見ると、一本の道がはるか彼方まで伸びている



歩いても歩いても景色が変わらない



いったいどこまで続くんだ、この道は



車が通らないから、歩くしかない





ようやく村にたどり着いた。
ここがチャムパーサックに違いない。
でも、念のため聞いてみよう。
「チャムパーサック?」



「NO!」
村の人が指差したのはこっちの方向。
でも、川しか見えないんですけど。
なんか嫌な予感がしてきた



チャムパーサックへ行くためには、
舟で川を渡らなければならないらしい



おっ、水浴びか、いいなあ。
でも、この茶色い水じゃあねえ



この舟、やたらと狭いんだけど、
大丈夫かなあ



遠くに見えてるのはデーン島。
「砂浜があり、水浴びが楽しめる」
とガイドブックには書いてある



水浴び、ですか・・・



対岸の村に到着。
今度こそ、チャムパーサックに違いない。
頼む!
そうであってくれ


6月21日(木) How Far To Paradise? (チャムパーサック、ラオス)

夜行バスは朝の6時にパークセーに着いた。
みんなゾロゾロと降りて行く。

私の隣の男も出て行った。
「やれやれ、これでゆっくり体を伸ばせる。
もう一眠りしよう。」

そう思って背伸びをした途端、ドライバーにバスを降ろされてしまった。

なんだ、チャムパーサックに直行じゃないのか。
それならそうと最初に言ってくれればいいのに。

「お前の乗るバスは8時に来る」
と聞いていたのだが、バスがやって来たのは9時30分過ぎ。
よくあることだ。

ガイドブックにはパークセーからチャムパーサックまでは2時間、と書いてある。
だが、30分後にバスを降ろされてしまった。
えらい早いな。
しかも、ここで降りるのは私一人だけ。

「本当にここがチャムパーサックなのか?」
バスのドライバーに何度も念を押したが、やはりここがそうらしい。

ガイドブックによると、チャムパーサックにはホテルやゲストハウス、レストランが何軒もあるはずなのだが、それらしきものは見当たらない。
どうも違うような気がする。

しかし、バスの運転手が
「ここがチャムパーサックだ。降りろ。」
と言ってるのに降りないわけにもいかない。

荷物を降ろし、ドライバーに街の中心部はどっちか聞こうとしたら、
バタンッ!
とドアが閉じられ、バスはそのまま走り去ってしまった。

と同時に、3人の美少女が駆け寄ってきた。
おお、チャムパーサックでは天使が出迎えてくれるのか!

彼女たちはまったく英語が話せない。
でも、私に果物や野菜を売りつけに来たことだけはわかった。
そんな天使、聞いたことがないぞ。


彼女たちに街の中心部はどっちか聞いたら、
走って逃げて行ってしまった。
買わない人間に用は無いらしい。


標識には「ワットプーまで17km」と書いてある。
チャムパーサックからワットプーまでは10kmだから、
7km歩かなければならないのか。

あれ?
俺は確か、チャムパーサックまでのバスのチケットを買ったんだよな。
それがなんでこんなに歩かなくちゃならないんだ?

文句を言おうにも、チケットを売りつけたツアー会社は数百キロも彼方にある。
電話も見当たらない。
まずは街にたどり着くことが先決だな。


チャムパーサックへと通じる道は、憎らしいほど真っ直ぐに伸びている。
見渡す限り、街らしきものは見えない。

「これを歩くのか・・・」

あんなにうっとうしかったトゥクトゥクが懐かしい。
この道にはタクシーはおろか、車一台通らない。
自分の足で歩く他に方法はなさそうだ。

幸い、水はたっぷり持っている。
日没までにもまだまだ時間はある。
焦ることはない。

数百メートル歩くたびに、日陰を見つけては休憩した。
「いったい あと何度 こんなことを繰り返せば街にたどり着けるんだ?」


二人の村人とすれ違った。
かなり年配の女性だ。

「チャムパーサックまでは遠いですか?」
そう聞くと、返事はラオス語で返ってきた。

理解できない。
でも、この人たちが歩いて来れる距離に街はあるのだ。
なら、私にだってやれるはずだ。


甘かった。
現地の人をナメてはいけない。

歩いても歩いても街らしきものは見えてこない。
相変わらず一本道が真っ直ぐに伸びているだけだ。

ヌルい水を何度飲んでも、喉の渇きはおさまらない。

「今夜は好きなだけビールを飲んでいい。
ジュースでも、アイスクリームでも、なんでも注文すればいい。
そうだ、チョコレートバナナシェイクなんてどうだ?
だから、今は歩いてくれ。」

自分にそう言い聞かせないと、足がこれ以上
歩くことを拒否しそうだった。


ようやく街らしきものが見えてきた。
ここがチャムパーサックに違いない。
いや、そうであって欲しい。
だが、すっかり疑い深くなってしまった私は、聞かずにはいられなかった。

「チャムパーサック?」
「No! Over There!」

No だって?
今、No って言った?

村の人が指差す方向を見ても、そこには広大なメコン川が広がっているばかり。
チャムパーサックに行くためには川を渡らなければならないらしい。

船頭に現在地を聞いて愕然とした。
ここはバーンムアンという村で、私がバスを降ろされたのはバーンラックサームシップという所だった。
チャムパーサックではない。
でもバスの運転手は「ここがチャムパーサックだ」と言って私をバスから放り出したのだ。

私は確かにチャムパーサック行のバスチケットを買った。
それなのに、なんの説明も無しに、目的地からはるかに離れた場所でバスを降ろされ、
重い荷物を担いで数キロの道のりを歩き、
ボート代を払って川を渡らなければならないのか。

覚えてろよツアー会社。
日本に帰ったら「地球の歩き方」とロンリープラネットにチクってやる。
我ながら、なんてセコイ復讐だ。


ほうほうの体でボートから降りると、一台のトゥクトゥクが待っていた。
ここから街まではかなり歩かなくてはならないらしい。
「俺の経営するゲストハウスに泊まるならトゥクトゥク代はタダにしてやる。
どうだ。
悪くない取引だろう?」


やれやれ。
いったいいつになったら俺はチャムパーサックにたどり着けるのだろう。

6月20日(水) バナナが一番の思い出です(ビエンチャン、ラオス)



カクの妹、シャー。
かわいかったなあ。
日本に来たら、ぜひ京都にも立ち寄ってね



朝食。
今朝はやけにハエが多いなあ、
と思っていて、ふと気づいた。
昨日の晩もハエはいたに違いない。
ただ、暗くて見えなかっただけだ。



カクの家



カクの弟たち





水牛飼いのおじさん。
彼はまったく英語が話せないのに、
ずーっと私に何かを語り続けてました。
いい味だしてます



モン族の村にもインターネットカフェがあります。
これも時代の流れですね





モン族の村も、これで見納め







ビエンチャンのタラート・サオに帰って来ました。
やはり首都は違う。





竹筒の中にはお米が入ってます



ラオス女性はきれいだな



街のあちこちで日本の国旗や文字を見ます。
かなりこの国を援助しているんでしょう。
でも、あまり感謝されているようには感じませんが





ブッダパーク。
たくさんの石像が陳列されています











バナナを焼いたデザート



友好橋。
この橋の中間がタイとラオスの国境線です



ラオス軍事博物館



受け付けの女性。
チケット売り場の中には、
彼女の旦那と子供達がいました。
どうも ここで暮らしているっぽい。
軍の施設なのにいいのだろうか




6月20日(水) バナナが一番の思い出です(ビエンチャン、ラオス)

朝食もカクの家でいただいた。
これからビエンチャンに行く、とカクの妹、シャーに言うと、
「ええ! 一人で?」
という反応が返ってきた。

「ビエンチャンはラオス人でも危ないの。
私なんか怖くてとても一人ではビエンチャンには行けないわ。
気をつけてね」

おいおい。
いったいビエンチャンってどんな街なんだよ。
世紀末の無法地帯か?


ビエンチャンのタラート・サオでブッダパーク行のバスを探していると、声をかけられた。
「ブッダパークに行くのか?あのバスだ。
でも、ほら見ろ。満員だ。
次のバスは1時間後だ。
でも安心しろ。
俺の車で送って行ってやる。
エアコンも付いてて快適だぞ。」

彼の提示した値段は20$
公共バスなら50円。
ものすごい差だが、彼が吹っかけているわけでもない。

普通にツアー会社で申し込んでも、それくらいはする。
我々日本人の感覚だと
「1600円か。安いな」
と思いがちだが、とんでもない。
知らないうちに、相場の10倍以上の金額を支払わされているのである。

1600円払ってまでブッダパークに行く価値があるのかというと、
ビミョー。

友好橋やラオス人民軍歴史博物館もそれなりに楽しめたが、
今日一番の収穫はバナナを焼いたお菓子。
20円で買える幸せ。

安上がりな男だな、お俺は。
カウチサーフィン(CouchSurfing)とは?

CouchSurfingKyoto

Author:CouchSurfingKyoto
.カウチサーフィン(CouchSurfing)とは。

日本に観光に来た外国人の宿として無償で自宅を提供し、国際交流を深めるというカウチサーフィン。

また、自分が海外に旅行に行く時には、現地の一般家庭に泊めてもらい、その土地に住む人々の生の暮らしを体験することだってできてしまいます。

ここは、そんなカウチサーフィンの日常をありのままにつづったブログです。

「カウチサーフィンは危険じゃないの?」
そんな危惧も理解できます。
たしかに事件やトラブルも起こっています。

なにかと日本人にはなじみにくいカウチサーフィン。

・登録の仕方がわからない
・詳しい使い方を知りたい
・評判が気になる

そんな人は、ぜひこのブログをチェックしてみてください。
きっと役に立つと思います。

最後に。

「カウチサーフィンを利用すれば、ホテル代が浮く」

私はこの考え方を否定しているわけではありません。
私もそのつもりでカウチサーフィンを始めましたから。

しかし、カウチサーフィンは単なる無料のホテルではありません。
現在、約8割のメンバーはカウチの提供をしていません。サーフのみです。

だって、泊める側にはメリットなんてなさそうですものね。

「自分の部屋で他人と一緒に寝るなんて考えられない」
「お世話したりするのってめんどくさそう」

時々私はこんな質問を受けることがあります。

「なぜホストは見知らぬ人を家に招き入れるのか?」

それはね、もちろん楽しいからですよ。

自己紹介
プロフィール


こんにちは。
京都でカウチサーフィン(CouchSurfing)のホストをしている、マサトという者です。
ときどきふらりと旅にも出ます。
もちろん、カウチサーフィンで!


(海外)
2011年、ユーレイル・グローバルパスが利用可能なヨーロッパ22カ国を全て旅しました。
それに加えて、イギリスと台湾も訪問。
もちろん、これら24カ国全ての国でカウチサーフィン(CouchSurfing)を利用。

2012年、東南アジア8カ国とオーストラリアを周遊。
ミャンマーを除く、8カ国でカウチサーフィンを利用しました。

2013年、香港、中国、マカオをカウチサーフィンを利用して旅行。 風水や太極拳、カンフーを堪能してきました。

2014年、侍の衣装を着て東ヨーロッパ20か国を旅行してきました。


(日本国内)
これまでに京都で329人(53カ国)のカウチサーファーをホストしてきました(2013年6月25日現在)。

もちろん、これからもどんどんカウチサーフィンを通じていろいろな国の人と会うつもりです。



カウチサーファーとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、ルーマニア、スロヴェニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、台湾

シンガポール、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム

香港、中国、マカオ

スロヴァキア、ポーランド、リトアニア、ラトヴィア、エストニア、ベラルーシ、ウクライナ、モルドヴァ、沿ドニエストル共和国、ルーマニア、セルビア、マケドニア、アルバニア、コソヴォ、モンテネグロ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、リヒテンシュタイン


ホストとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


アイルランド、アメリカ、アルゼンチン、イギリス、イスラエル、イタリア、イラン、インド、インドネシア、ウクライナ、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、クロアチア、コロンビア、シンガポール、スイス、スウェーデン、スコットランド、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、チュニジア、チリ、デンマーク、ドイツ、トルコ、日本、ニューカレドニア、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、ブラジル、フランス、ベトナム、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マダガスカル、マレーシア、メキシコ、モルドバ、リトアニア、ルーマニア、ロシア



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