カウチサーフィン(CouchSurfing)と愉快な仲間たち

6月12日(火) ラオス(ファイサーイ、ラオス)



チェンセーン



この車に乗ってチェンコーンへ



タイ人のカップル



ここで車を降ろされました。
ここはどこ?



この車に乗り換え



チェンコーン。
タイ、最後の町



川の向こうはラオス領



これがタイでの最後の食事



この舟に乗って、ラオスへと渡ります





これがラオスか



ファイサーイ





ここのATMにカードを吸い込まれました



夕食はこのレストランで



ラオスのビール



ラオスの焼き肉、シン・ダート















6月12日(火) ラオス(ファイサーイ、ラオス)

チェンセーンからチェンコーンまでは、50分ほどのはずだった。
ガイドブックによると。

でも、ソンテオの運転手はガイドブック通りには動いてくれない。
少しでも多くの利益を得ること。
それが彼らの至上命題なのだ。

ということで、ドライバーは遠回りをしたらしい。
その上、途中で車から降ろされた。
「あっちの車に乗ってくれ」
そう言っているようだ。

彼は英語が話せないので、詳しい話を聞くことはできそうにない。
指示された車に乗るしかないのだ。


海外を旅行すれば英語が話せるようになると思っていたが、
どうやらそれは間違いのようだ。

非英語圏では正確な文法は必要とされていない。
最も大切な事は、
必要最小限の単語を
できるだけ大きな声で
何度も連呼すること。


タイでの最後の食事はトムヤム。
みすぼらしい食堂だったが、味はこれまで食べたどのタイ料理よりも美味しかった。
これで心おきなくラオスへ渡れる。


ゲストハウスの支払いに、手持ちのタイ バーツを使ったら
お釣りはラオスのキープで返される。
たった1枚だったはずの紙幣が、何十枚にもなって返ってきたのには驚いた。
急に金持ちになった気分だ。

いちごシェイクの支払いに、数十枚の紙幣を使った時、その気分は吹き飛んだが。

これはもっと大量にラオスのお金が必要だ。
そう思って銀行に行ったら、カードがATMに吸い込まれたまま出てこなくなった。

そういうこともあるとガイドブックには書いてあったが、
実際に自分で体験してみると これはかなり焦る。
安全のため、現金は出来るだけ持ち歩かないようにしているから、
このカードが頼りなのだ。

幸い、銀行の営業時間内だったから良かったものの、
これが深夜の街外れだったら きっとパニックに陥っていたことだろう。


夕食はラオスの焼き肉、シン・ダート。
夕陽を眺めながら飲むラオスのビールも旨い。

このラオス焼き肉、日本のとは焼き方が異なる。
私がどうすればいいのかわからず 戸惑っていると、
お店の少年が実際に焼いて見せてくれた。

「わかってないなあ」
という顔をしながら。

仕方ないだろ。
今日初めてラオスに来たんだから。
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6月11日(月) 金三角(チェンセーン、タイ)



このソンテオに乗って、ゴールデントライアングルへ



ソンテオの中で知り合った、タイの女の子たち。



やって来ました、ゴールデントライアングル













金三角=ゴールデントライアングル



沿道には、土産物屋がいっぱい



メコン川沿いのレストラン



舟の往来を眺めながら、食事



メコンで採れた魚





チェンセーン



メコン川



メコン川沿いには屋台が並んでいます










6月11日(月) 金三角(チェンセーン、タイ)

メーサーイからチェンセーンへと向うソンテオで、二人の女の子と一緒になった。
そのうちの一人が、なんだかチラチラとこちらを見ているなあ、
と思っていたところ、他の乗客が降りてしまって3人だけになった後、話しかけてきた。

二人ともタイ人で、バンコクから旅行にきているらしい。
最初、彼女たちは私に
「タイ語は話せますか?」
と聞いてきた。

私は日本人です。タイ語なんて話せません、と答えると、
二人とも「やっぱり」という顔をしてうなづいていた。

彼女たちは学校で日本語を習っていたので、私が日本語のガイドブックを読んでいることには気づいていたらしい。

「でも、あなたは日本人には見えなかったから、
どうやって話しかけようかずーっと迷っていたの」

日本人に見えないって?
じゃあいったい何人に見えたんだろう。

ちなみに、彼女たちの持つ日本人像とは、
「オシャレで、洗練されている」というものだそうだ。

日本人らしくない俺って・・・


「タイを旅行した感想は?
やっぱり日本とは違う?」
彼女たちが聞いてきた。


タイに限らず、東南アジアに対する第一印象は、
とにかく暑い!
その一言につきる。

「でしょうねえ。
私たちタイ人でも暑いもの。
私なんて日傘と帽子の両方無いと死んじゃうわ」

そうなのか。
彼らは平気なのかと思っていた。

それと、タイの料理は辛い。
薄味好きの日本人には、あの辛さはかなりつらい。

「私も辛いのはダメなの。
タイ料理は苦手。」

君、そんなんでよくバンコクに住んでいられるなあ。


今日の観光ポイントはゴールデントライアングル。
あの、麻薬の一大産地として名を馳せた場所だ。
その名前を聞いただけで、なんだかハードボイルドな展開を予測させる響きだ。

しかし、モニュメントにはこう書いてある。
「金三角」

いや、確かにそうなんだけど、
ちょっとストレート過ぎないか?

英語と日本語とでは、こんなにも語感が違ってくるものなのか。


このゴールデントライアングル、その名の通り三つの国の国境が接する。
ミャンマー、ラオス、タイ。

だから何?
と言われればそれまでなのだが、大勢の観光客を引き寄せる何かがある。
せっかくだから、メコンの流れを眺めながら魚を食べることにした。

が、この魚、やたらと骨が多い。
というより、身なんてほとんど無いぞ、これ。
私は日本人だから、魚を食べることには慣れているはずなのだが、
それでも骨を取り除くのには苦労した。

メコンの恩恵を受けているはずの魚なのに、
意外と痩せぎすなんだな。
がっかりだよ。


このままチェンコーンまで行って、ラオスに入ることも可能だが、
チェンセーンのゲストハウスが安かったので、ここに泊まることにした。。
WiFiもホットシャワーも備わっていて1泊400円は安い。
ゲストハウスのオーナー(たぶんアメリカ人)はおそろしく愛想が悪いが。

それに、川沿いの眺めも気に入った。
屋台が並んでいて、メコンを見ながら夕食を食べることができる。
とても静かだ。
ここにはやかましい欧米人バックパッカーもいない。

また魚を頼んでしまった。
メコンで採れた魚を、メコンを眺めながら食べるのは格別なのだ。

6月10日(日) 12歳ならどうだ?(タチレイ、ミャンマー)



中華系のマーケット





托鉢のお坊さん



ミャンマー系のマーケット





ミャンマーの女性は、顔に何かを塗っています



彼女たちが顔に塗っているのは、これ



この木をすり潰した物を使うんですね











学校の制服











遠くに見えている黄金の塔。
これからあそこへ向かいます



丘の上からはタイの国境ゲートビルが見えます







メイミンにミャンマー式のお参りの作法を教えてもらいました。
自分の年齢の数だけ、仏像に水をかけるのだそうです







私が身にまとっているのは、ミャンマーの伝統的な衣装、サロン



ミャンマーの古いお札。
左が日本統治時代の物。
右がアウンサン・スーチーさんのお父さん。

ちなみに私の顔には、ミャンマーのお化粧が施されています



みやげ物売りのおばちゃん。
色々と売りつけられてしまいました





托鉢のお坊さんの列に遭遇













このバイクでメイミンは私を怪しげな場所へと連れて行ってくれました



ミャンマー(タチレイ)では、これがパスポートの代わりです





国境付近で再び彼らと遭遇。
ミャンマーで彼らを見かけたら、バイアグラ買ってやってください



ミャンマーもこれで見納め



お金をねだる子供達



タイ側の国境が見えます。
なんだかホッとする瞬間です



タイ最北端の碑



タイ側のマーケットはミャンマーと比べて、どことなく明るい雰囲気があります





突然の大雨。
傘を差して、原チャリに二ケツ。
東南アジアですね~



今夜の夕食




6月10日(日) 12歳ならどうだ?(タチレイ、ミャンマー)

蒸し暑くて目が覚めた。
扇風機が止まっている。

いや、扇風機だけでなく、電気そのものがストップしている。
これがミャンマーなのか。

ipadとデジカメの充電は大丈夫かな?


ホテルの外に、例の兄ちゃんたちの姿は見当たらない。
しめた、チャンスだ!
この隙に逃げてしまおう。


そう思った瞬間、後ろから声がかかった。
「よう、よく眠れたか?」
物陰から彼らがニヤニヤしながら出てくる。
これはもう観念するしかなさそうだ。


昨日はバスを降りてすぐに国境を越えたので、
お金を引き出す時間がなかった。

そこで兄ちゃんにATMの場所を聞いたら、
「そんな物はこの町には無い」
とキッパリと言われた。

そんなばかな。
仮にも国境の町だぞ。
毎日大勢の人間が行き交いする。
その町にATMが一台も無い?

いいぞ、ミャンマー。
これは全ての常識を捨て去る必要がありそうだ。

非常用に持ち歩いていたドルを両替して、なんとか急場をしのぐことにしよう。

他のミャンマーの街はどうだか知らないが、
ここタチレイではミャンマーの通貨は流通していない。

タイ バーツが全てだ。
ドルも使えなくはないが、小さなお店では受け取ってもらえないことが多い。


最初 4,5人いた兄ちゃんたちは、気づくと一人になっていた。
彼らの中で唯一英語が話せる青年だ。

とはいっても、彼の英語はわかりにくい。
なかなかこちらの意図していることが伝わらない。

そのうえ、会話の最後に必ず
「Sir,Yes Sir!」
をつける。

お前は海兵隊か。
恥ずかしいからやめてくれないかな。


彼の名はメイミン。
若く見えるが27歳だ。
いったい何をしている人なのだろう。


彼は市場を案内してくれた。
この町には中華系の市場とミャンマー系の市場がある。

中華系の市場では、CDやDVD、タバコやバッグ、それに携帯電話などがたくさん売られている。
おそらくそのほとんどがコピー品なのだろう。


市場内で托鉢の僧侶と出くわした。
僧侶と言っても まだ子供。
10歳くらいだろうか。

このチビっ子僧侶、けっこう厚かましい。
私の前に仁王立ちになり、お布施をするまで道を通さない勢いだ。
お布施というより恐喝だな こりゃ。


もう一つのミャンマー系の市場。
こちらの方が断然おもしろい。

日本では見たこともない食べ物がたくさん売っているし、
人々の顔立ちもタイのそれとは微妙に異なる。

それに、顔に白粉のような物を塗っている。
まるでアフリカの土人のようだ。

「あれは何?」
とメイミンに聞いてみたのだが彼の答えは要領を得ない。
お化粧だとか、日焼け止めだとか、肌をツルツルにするとか、
いろんなことを言っていた。

どうも本人もよくわかっていないようだ。
小さい頃から当たり前のように存在する物だから、
普段そんなことは考えたこともないのだろう。


丘の上にある寺院を案内してもらった後、メイミンはバイクを用意してくれた。
少し遠くに行くから これが必要だという。

「いったいどこへ連れていってくれるのだろう」
と思っていたら、バイクは一軒の家の前に止まった。

なんだ、ここは?
メイミンの実家か?

家の中に入ると、女の子が20人くらいいた。
10代後半から20代前半といったところか。
化粧はそれほどケバくなく、みんな日本の女の子並みにおしゃれだ。

私の姿を見ると、彼女たちは私の前に整列した。

「好きな娘を選べ」
メイミンは言う。

ここは売春宿だったのだ。

いや、だから女はいらないって言ったじゃないか。

「なんだ、もっと若いのがいいのか?」
メイミンが何か言うと、奥の部屋から別の女の子たちが出てきた。

「これならどうだ。みんな若いぞ。15歳以下だ。
あの娘なんてどうだ?12歳だぞ。」

12歳って!
犯罪じゃないか。
いや、売春自体 犯罪なわけだが。

私がしぶっていると、
「なんだ、もっと若いのがいいのか。
それなら別の場所に行かなきゃならない。
ここからはちょっと遠いけど、それでもいいか?」

12歳よりもまだ若い子がいるのか。
なんでもありだな、ミャンマーは。
それだけ需要もあるということだろう。

聞けば、彼は大勢の日本人を案内してきたらしい。


私が女を買わなかったことが、メイミンには理解できないらしい。
「なぜだ? こんなに安いのに」

確かに日本やタイに比べれば安いかもしれないが、
私はもっと安い所を知っている。

ルーマニアでは5ユーロだった。
しかも女の子は3人。

そういう問題ではないが。
(いや、買ってないですよ。念のため)


あの女の子たちは、この狭い家に共同で暮らしているらしい。
日本でいう「タコ部屋」のようなものか。


メイミンは結局私に金品を要求しなかった。
でも、彼は私を2日間案内してくれたのだ。
おかげで刺激的な体験をすることができた。
だから彼にいくばくかのお金を渡した。
それが正しいことなのかどうかはわからない。


宿に戻り、荷物をまとめて国境へ向う。
国境周辺では、物売りたちがしつこく声をかけてくる。
相手にしてはいけない。
無視していると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。

「バイアグラはいらないか?」

メイミンとその仲間たちだ。
そうなのか。
彼らも物売りだったのか。

たちまち彼らに取り囲まれる。
だが、不安や不快感は感じない。

「もうタイに戻っちゃうのか。
またミャンマーに来るんだろ?
俺たちはいつもこの辺りをウロついているから、
見かけたら声をかけてくれよ。
今度は別の置屋を案内するからさ。」

いや、だから女はいらないんだってば。

「バイアグラ買ってくれよ。
タイでも絶対に必要になるからさ。」

わかった、わかった。
買うよ、買うよ。

彼らへのせめてもの恩返しだ。

結局、使う当てのないバイアグラを4粒買ってしまった。

このブログを読んでいる人で、バイアグラが必要な人は連絡ください。
送料そちら持ちでお譲りします。
ただし、飲んだ後どうなっても責任は持てませんが。


ミャンマーとタイの国境を歩いていると、小さな子供達が寄って来た。
「イミグレーション オフィスはあっちだよ。
教えてあげたから お金ちょうだい。」

私が女の子に小銭を渡すと、男の子がそれを奪い取った。
かわいそうに思って、またその女の子に小銭を渡したら、
今度は別の男の子がそれを奪う。

嫌なものを見てしまった。

こんなことを毎日繰り返して育つこの子達は、
将来どんな人間になるのだろう。

6月9日(土) 3対1 勝ち目なし (タチレイ、ミャンマー)



チェンマイのバスターミナル





チェンラーイのバスターミナル





メーサーイの市場



遠くに見えているのは国境ゲートビル



寿司を売ってました。
でも、なんか違うような気がする



これは食えないわな



国境ゲートビル。
この先はミャンマー



タイとミャンマーの中間







いよいよミャンマーへ



ゴールデントライアングルの町



ミャンマー側の国境ゲート



これがミャンマーか。
そういえば、タイとは空気が違う気がする。







この兄ちゃんたちがホテルまで連れていってくれることに。
ついていっても大丈夫だろうか









この兄ちゃんたちが売りつけてきたバイアグラ。
初めて見た



彼らは屋台で何かを購入



それがこれ。
おやつのような物らしい



携帯電話ショップ。
その名も「ドラえもん」



夕食はこの食堂で。
こんな汚ない店、外国人は使いません。





食堂のお姉さん。
この女性は日本語を勉強中



ミャンマービール







彼らは敵か?味方か?







テーブルの下には犬が。
日本では考えられませんが、東南アジアではごく普通の光景です



この女性だけが心の支えでした




6月9日(土) 3対1 勝ち目なし (タチレイ、ミャンマー)

あろうことか、ソンテオ(乗合バス)の運転手は道に迷った。
バスターミナルの場所を知らないなんて、お前、モグリだろ。

その挙句、
「思ったより時間がかかったから、もう20バーツよこせ」
とか平気で言ってくる。


バスにはなんとか間に合ったが、急いで絵葉書を書かなければならなくなった。
せっかく余裕を持って宿を出発したというのに。

私は旅行中、各地から絵葉書を出しているのだが、
これが意外と手間がかかる。

日本ならコンビニで簡単に切手は買えるし、
ポストもいたるところにある。

でも、慣れない外国でそれらを見つけるのは けっこうしんどい。
ポストなんて、駅前に行けば簡単に見つかるだろ、
と思っていたのだが、日本の常識が通用しない場合もあるのだ。

でも、苦労しただけの価値はある。
世界各地からの絵葉書をもらった人はけっこう喜んでくれる。

ポストや郵便局を探し求めて街を歩くのも、
旅行者目線とは違う視点でその土地を見ることができるので、
私は欠かさず、各町から絵葉書をせっせと送り続ける。

送る相手は女の子だけ、という不純な動機なのだが。



メーサーイ行のバスはとても快適。
シートの幅は広く、エアコンも良く効いている。

タイのバスは当たりハズレが激しい。
全てのバスがこんな風だったら、タイの旅はさぞかし快適だろうに。


メーサーイに到着したのは午後の五時過ぎ。
ガイドブックには、国境は5時に閉まる、と書いてあったので、
ミャンマーには明日 入るつもりだった。

でも、国境のゲートにはたくさんの車が並んでいる。
あれ?
もしかしてまだ開いてるのかな?

係官に聞くと、
「まだ開いているが、もうすぐ閉まる。
ミャンマーに入国することはできるが、
タイにはもう帰ってこれないぞ。
それでもいいのか?」
ということだった。

悩んでいる暇はない。
タイの出国手続きを済ませて、
ミャンマーに入国。

ミャンマーのイミグレーションオフィスにパスポートを預ける。
これで日本国政府の後ろ盾が無くなってしまった。
途端に不安になる。

ミャンマーに入ったのはいいが、なんの情報も持っていない。
インフォメーションセンターで地図をもらおうとしたら、
5バーツ請求された。
それも手描きで書かれた物をコピーしただけというお粗末なやつだ。

その地図に何件かホテルは載っていたが、
料金も電話番号も書かれていない。

重い荷物を持って宿を探し歩くのもしんどいので
バイクタクシーを拾おうかと思ったのだが、誰も止まってくれない。

奴らはいつもやかましいくらいに声をかけてくるのに、
本当に必要な時にかぎってつかまらない。
使えんな。


陽が暮れる前になんとか寝る場所を確保したいものだ、
だが、どうやって宿を見つける?
国境のそばにはいくらでも宿泊施設があると思っていたのだが、
それらしいものは見えない。

途方にくれていると、若い男性が声をかけてきた。
「ホテルを探しているのか?」

その男の歳の頃は20代前半。
少しやんちゃそうな顔つきをしている。

「この男を信用してもいいのか?」
わからない。

そうしている間に、その男の仲間らしい男たちが数人集まってきた。
ホテルまで案内してくれるという。

英語が話せるのは一人だけ。
他の兄ちゃんたちはニヤニヤ笑っているだけだ。

少し不穏な雰囲気がしないわけでもないが、
彼らに付いて行く以外の妙案が浮かばない。

私が逡巡している間にも、彼らは私の荷物を持って歩き始めた。
「ああ、これはきっと、後で高額なチップを要求されるんだろうなあ。」

1軒目の旅館にはWiFiが無かったので、別のホテルに案内してもらった。
が、ここはあいにく満室。

結局 最初の宿に戻ってきた。
1時間くらい歩いただろうか。
その間数人の兄ちゃんたちがゾロゾロと後をついてくる。

「いったいコイツらの目的はなんなんだ?
人気の無い所へ連れて行って、金を奪うつもりなのだろうか」

一人の兄ちゃんが、私にDVDを売りつけてきた。
どうも日本のAVらしい。
あほらしい。
なんでミャンマーにまで来て日本のAVを買わなきゃならないんだ。

「日本の女は嫌いか?
なら、タイのもあるぞ」

いや、そういう問題じゃないし。

「じゃあバイアグラはどうだ。
一粒120バーツでいいぞ。」

120バーツ!
えらい安いな。
日本でバイアグラがいくらで売られているのかは知らないが、
数百円ではとても買えないだろう。

まあ、どうせニセモノだろうけど。

「いや、バイアグラはいらない。
まだ そんな歳じゃないし。」
と言って断ったのだが、そうではないらしい。

女を買う場合、ショートとロングというのがあるそうだ。
ショートというのは数時間。
ロングなら一晩中 その女性と過ごせるらしい。

そしてロングの場合、バイアグラを飲んで一晩中 楽しむのだとか。
相手をさせられる女性はたまったもんじゃないな。


「いずれにせよ、俺は女は買わないから バイアグラはやっぱりいらないよ」
と言うと、ここでも変な顔をされた。

「お前 日本人だろ。
女を買う以外、ミャンマーのこんな辺鄙な場所にいったい何しに来たんだ?」

やはりここでも日本人は有名らしい。
悪い意味で。


彼らはしきりに「オキヤ、オキヤ」
と叫んでいる。

最初は何のことかわからなかったが、
どうやら「置き屋」のことらしい。

英語も通じないのに、なんでそんな特殊な日本語を知ってるんだよ、こいつらは。

いや、悪いのはこいつらじゃない。
こんな所まで女を漁りにきて 変な日本語を撒き散らしている日本人が悪いのだ。


彼らはとてもしつこく、どうしても私を売春宿に連れて行こうとする。
おそらく 客を紹介することで、店側からマージンをもらえるのだろう。

「いや、今日は長旅で疲れた。
それに腹も減った。
どこかいい店知らないか?
ミャンマーの料理が食べたい。」
と言って、なんとかその場をゴマかすことにした。


彼らは私のリクエストに忠実に応えてくれた。
本当のミャンマー人が行くお店だ。

英語のメニューなどという上等なものは無い。
いや、メニューすら無い。

ハエが飛び回り、テーブルの上には蟻が闊歩している。
店の中には数匹の犬がたむろしている。

あまりにもミャンマー過ぎて、涙が出てきた。


そんなゴミためのような食堂だったが、一人の美しい女性が働いていた。
まさに「掃き溜めに鶴」だ。

しかも この女性、日本語を話せると言うではないか。
ミャンマー人にしては色が白く、とても親切な人だ。

ただ、残念ながら彼女の日本語のレベルはそれほど高くはなく、
郵便局の場所を聞くのにも一苦労するほど。

それほど深い内容の会話は望めなかったが、
それでも、緊張を強いられるミャンマーにあって、唯一 心が安らぐ女性だ。


この女性は兄ちゃんたちとは知り合いらしい。
こんな正直そうな女性と知り合いなのならば、彼らを信じてもいいのかもしれない。
まだ油断はできないが。


さて、肝心のミャンマー料理だが、お世辞にも美味しいとは思えなかった。
お姉さんには悪いけど、私の口には合いそうにない。

「明日も食べに来てくれますか?」
「はい、もちろんっ!」

しまった。
男の悲しい性だ。


意外なことに、兄ちゃんたちは私に食事をおごれとは言わなかった。
彼らにはホテル探しを手伝ってもらったし、
食事にもつきあってもらったので、ビールだけも奢らせてもらった。


「じゃあ、明日の朝 8時な」
そう言って彼らは去って行った。

え?
明日も来るのか。

彼らは私の泊まる部屋まで知っている。
逃げようがない。
朝の6時くらいにこっそりとミャンマーを脱出してしまおうか。

いや ダメだ。
国境のゲートが開くのは8時。

思い荷物を背負っていては、彼らを振り切ることなど不可能だ。

さあ どうする?

6月8日(金) タイを旅する理由 (チェンマイ、タイ)



バスターミナルからチェンマイ市内まではかなり離れているので、トゥクトゥクを利用



チェンマイのランドマーク、ターペー門





北部タイ名物 カオソーイ



ワット・プラ・シン







ワット・チェーディー・ルアン





太っ腹な大仏さん



3人の王像



チェンマイ刑務所の近くに、受刑者の更生施設があります。
ここではマッサージを受けることもできます







ワット・チェン・マン



チャルンラート通り





ワット・ケート・カラーム



ガイドブックが推奨するカート・ルアン前の歩行者専用道路。
でも、入り口はこんな感じ。
本当に入ってもいいの?









カート・ルアン(ワーロット市場)









モン族のマーケット







これは何?



チェンマイ・ナイト バザール





オールド・チェンマイ文化センター



カントーク。
丸いお膳に載せたタイ北部の伝統的な料理





ステージの上では、タイの伝統的な音楽が奏でられています



タイの伝統舞踊



この長い爪で引っかかれたい

















優雅な舞の後は、タイのマーシャルアーツ





口にたくさんの剣をくわえるタイ戦士。
果たして、この技術が実戦で役に立つのだろうか





ステージの上に上がって、実際にタイのダンスを体験する時間も設けられています。

もちろん私も舞台に上がりましたよ







チェンマイの夜





6月8日(金) タイを旅する理由 (チェンマイ、タイ)

特にチェンマイでやりたいことは無かったが、
ガイドブックには「バンコクに次ぐ、タイ第二の観光都市」と書いてあったので、一応寄ってみた。

一通りお寺を見学した後は、疲れを癒すためにマッサージへ。
ここは「チェンマイ女性矯正施設」という名前で、
犯罪を犯して服役している女性が社会復帰するためにマッサージの技術を学ぶ所だ。
そのため料金は割安。

私の担当は若い女の子。
ちょっとヤンキーっぽいが、かわいい顔をしている。
刑務所に入るほどの犯罪を犯したようにはみえなかった。

ガイドブックには「腕は確か」と書いてあったのだが、
私を担当した女の子の技術はイマイチ。
まあ、ほとんど素人なんだろうから仕方がないか。


チェンマイを歩いていると、トゥクトゥクのドライバーによく声をかけられる。
「女はいらないか?」
という誘いだ。

私が断ると、みな不思議そうな顔をする。
「お前 日本人だろ?
女を買いにチェンマイに来たんじゃないのか?」

どうやら日本人はこの町では有名らしい。
悪い意味で。

そうか、日本人の男が一人でチェンマイを歩いていると、
そんな風に見られているのか。
いやだなあ。


確かにチェンマイはバーやレストランも多く、
ナイトライフは充実してそうだ。

でも、そんなことチェンマイじゃなくてもできるじゃないか。
ショッピングに興味がない私にとって、
ナイトバザールもつまらない。

タイのお寺巡りにも そろそろ飽きてきたし、
ここらが潮時かな。

チェンマイは早々に切り上げて、明日はミャンマーに行くことにしよう。

Last day of Mae Hong Son



ガイドのナムリン。

「どうだった、首長の村は?
俺とマシャとはもう随分 長い付き合いなんだ。
俺は彼女がミャンマーから脱出するのを手伝ったんだぜ」

まさか彼女の子供のうち、何人かはお前の子だとか言うんじゃないだろうな。
こいつならやりかねん。
そんな話は聞きたくないぞ。


彼は自分がいかに優秀なガイドであるかをしきりにアピールします。

「マサト、お前はラオスに行くのか。
そいつはいい。
俺はラオスに住んでいたこともあるんだ。
お前は俺をガイドとして雇うべきだ。」

悪いけど、その提案は却下させてもらうよ。
そんな贅沢な旅をする余裕はないんだ。



バスの出発までにはまだ時間があるので、最後にメーホーソン観光



小さな町だけど、私にとっては特別な思い入れのある町です







突然の夕立ちのため、しばらく雨宿り。
雨季の東南アジアの風物詩です



チキン with バナナリーフ。
また頼んでしまいました



たくさんの屋台。
これも東南アジアの風物詩です







メーホーソンのバスターミナル。
この町を出て行くのは名残惜しいなあ



つい衝動買いしてしまったバッグ。

6月7日(木) 不都合な真実 (メーホーソン、タイ)

首長族の村でカウチサーフィン(CouchSurfing)



パドゥン・カレン族の人は早起き



朝食前に向かった先は・・・



彼女たちの畑









もちろん私も手伝わなければなりません



けっこうハード







日が登り、暑くなってきたので、家に帰ります



彼らの学校





マシャの娘、ムコ。
彼女は英語が話せるので助かりました













彼女はアメリカ人男性と結婚することが決まり、もうすぐこの村を去るそうです。
村の中に若い女性が少ない理由がわかったような気がしました。









首長族の人たちと一緒に食事をする私



朝食











村には電気が通っていないので、
ソーラパネルで発電します



バッテリー







学校の先生も首長































最後に取れたてのマンゴーをいただきました





マシャたちのお母さん。
彼女も以前は首輪をしていたのですが、
歳をとり、重たくなったので外したそうです



見送りに来てくれたマシャとムコ



遠ざかる首長族の村。
また来たいな



6月7日(木) 不都合な真実 (メーホーソン、タイ)

首長族の朝は早い。
まだ夜が明けきらぬうちから、あちこちで鶏が鳴き始め、
とても寝ていられない。

もう少し寝ていたかったので狸寝入りをしていたら、
マシャに蚊帳を取り払われてしまった。


朝食の前にまず一仕事しなければならない。
マシャとその妹、ムパイ、そして私の三人でクワを担いで山奥にある彼らの畑へと向かう。

なぜ俺も?
まあいいか。
どうせ他にやることもないんだし。

私の仕事はというと、ひたすら畑を耕すこと。
普段畑仕事などやったことのない私にとって、これはけっこうな重労働だ。

畑にはすでに植えられている作物があり、
これらを刈り取らないように注意しながら耕さなければならない。

だが、私には雑草とそれらの作物との区別がつかない。
何度も作物を刈り取ってしまい、
その度にマーシャにしかられた。


それに、畑にはたちの悪い虫がいる。
何カ所も刺されてしまった。
蚊とは違い、刺された場所から出血している。
かゆいだけでなく、痛い。
少し腫れてもいる。

だが、蚊よりはマシだ。
マラリアやデング熱にかかれば死ぬこともあるのだから。

私が痒がっている様子をマシャたちは笑っていた。
そんなに笑うなよ。
ホントにかゆいんだってば。


山の間から日が昇り、暑くなってきたところで作業は終了。
手にはマメができてしまった。

でも、腹の底からふつふつと笑いがこみ上げてくる。

小さい頃にテレビで首長族のことを見た。
自分とはまるで関係のない、遠い世界の話だと思っていた。

だが俺は今、彼らと一緒にいる。
彼らの畑で一緒に作業をし、
ミスをしては叱られ、虫に刺されてかゆがっている俺を見て彼らは笑っている。

信じられるか?
首長族と一緒に畑を耕しているんだぜ?
首長族が俺の名前を呼んで笑っているんだぜ?

なぜだかわからないが、笑いながら泣きたくなってきた。



家に戻り、虫に刺された所に薬を塗っていると、
マシャが「私にも塗って」と言う。
見ると、彼女も何カ所も刺されていた。

なんだ、お前も刺されてるんじゃん。
だったら もっとかゆそうな顔をしろよ。

一般に、地元の人は蚊に刺されにくい、と言われている。
だが、それはウソだ。
彼らだって虫に刺されるのだ。
ただ、かゆがらないだけ。
いちいちかゆがっていたらキリがないからだろう。


私がベビーパウダーを塗っていると、
「それは何?」
とマシャが聞いてくる。

ベビーパウダーだよ。
これを塗っとかないと汗疹になるんだ。

「ふうん」
と言いながら彼女も塗り始める、

おいおい。別に使うのは構わないが、一言 俺にことわってからにしろよ。
「お前の物は俺の物」という文化がこの村にはあるのだろうか。



マシャの娘、ムコにデジカメとipadを渡して、村の人々の写真を撮ってきてもらった。
私がカメラを向けると、村の人は警戒してしまう。
彼女が撮った方が自然な写真が撮れると思ったからだ。

彼女はことのほかipadが気に入ったようで、握りしめて離さない。

「デジカメ、携帯、ipad。
あなたはなんでも持っているのね。
でも、私には何もない。」
彼女はポツリとそう言った。

私はたまたま日本に生まれ、
彼女はたまたま首長族の村に生まれた。
それだけの違いだ。
彼女が悪いわけでも、
私が偉いわけでもない。

だがこの違いは大きい。


彼女の友達の何人かは、村での貧乏な生活を嫌ってアメリカやフィンランドに移住していった。
首のリングを外して。

「この村を出たい?
その首のリングを外したい?」
と私が聞くと、

ムコは
「そんなの考えられない!」
という顔をした。

彼女にとって、一番の遠出はチェンマイ。
その時の写真を見せてもらった。

首にはスカーフを巻いている。
リングを隠すためだ。

この村を出たいとは思わない、
このリングを外したいとは思わない。

はたしてそれが彼女の本心なのだろうか。




昼からは何もすることがなかったので、
マシャたちの家で昼寝をして過ごす。

時折、村を訪れた観光客が家の中の写真を撮って行く。
スペイン人らしき観光客が私の写真を撮りながら、

「彼も首長族なの?
なんだか日本人みたい」とつぶやく。

日本人だってば!


マシャと一緒に村の中を歩いていると、
マシャにカメラを向ける観光客に何度も出くわした。
彼女はその度に笑顔で応える。

だが、マシャは本当に心の底から笑っているのだろうか。


彼女に村の学校を案内してもらっていると、
若者が叫びながら走って行く。

その方向を見ると、大トカゲがいた。
1メートルはないが、それでもかなり大きい。
トカゲというよりワニのようだ。

数人の男性がトカゲめがけて石を投げる。
惜しい。
すんでのところで、取り逃がしてしまった。

川に住むトカゲは黄色い色をしていて、泥臭い。
山に住むトカゲは黒く、身がしまっていて美味しいそうだ。

今回現れたのは山トカゲの方。
だからみんな必死になって石を投げていたわけだ。

トカゲもかわいそうだな。
おちおち散歩もしてられない。


最後に、マシャの妹、ムパイがマンゴーの皮を剥いてくれた。
この村の中にはいたるところにマンゴーの木がある。
新鮮なマンゴーが食べ放題なのだ。

あまりにもおいしかったので、ペロリとたいらげると、
ムパイがもう一つ木からむしり取ってきてくれた。

私は南国のフルーツはあまり好きではないのだが、
このマンゴーは別格だ。
この味を生涯忘れることはないだろう。


夕方になり、迎えのボートがやってきた。
いよいよこの村ともお別れだ。
ムコとムパイが港まで見送りに来てくれた。


この村は好きだ。
もう一度ここにやって来たい。

でも、次にここにやって来た時、この村はこの村のままでいてくれるのだろうか。

現在でも彼らのうち何人かは携帯電話を持ち、
ソーラパネルで電気も蓄えている。

村の住人みんながスマートフォンを持ち歩き、Facebookで連絡を取り合う。
そんな風に変わってしまう日も近いのかもしれない。

もちろん彼らにも近代的で快適な生活を送る権利がある。
いつまでも彼らに原始的な生活を送って欲しいと願うのは、
エゴ以外のなにものでもない。

やはり首長族の文化は消えゆく運命なのか。


チェンマイ行きの夜行バスのシートは貧弱で、よくきしむ。
車体が揺れるたびに振動が伝わって来て、むちうちになりそうだ。

首に痛みを感じる度に、村の人たちのことを考えずにはいられなかった。

テーマ : タイ旅行
ジャンル : 旅行

6月6日(水) 首長族の村でカウチサーフィン! (メーホーソン、タイ)



このゲストハウス、やたらと犬が多いなあ





昭和の匂いがする駄菓子屋さん





メーホーソンには首長族(パドゥン・カレン族)の村があります。
今日は昨日とは違う村へ、このおばちゃんのバイクで向かいます。





前に見えている白い物は、おばちゃんの頭です







この道をバイクで登るのはキツイなあ






村の入り口















携帯電話発見!
なんだか切なくなりました











村の中には学校もあります















学校が終わって、子ども達が帰ってきました



村全体には活気が無く、
この写真のような光景は見られませんでした



いったいこの子達はどこにいるんでしょうねえ



気を取り直して、お昼ご飯にしましょう







この店の名物、バナナの葉で包んだチキン



北部タイ・ミャンマーの伝統料理、カオソーイ





僧侶も日傘をさすほどの暑さ



ゲストハウスのスタッフ。
日本の文化が好きで、
X JAPAN のファンだそうです





ここからボートに乗って、
3つ目の首長族(パドゥン・カレン族)の村へ





怪しいガイド。
本当に彼を信じてもいいのだろうか







魚を獲る罠



漁師たち



体長1メートルの大トカゲが見えるでしょうか



村に到着。
子供達が釣りをしています





















これが今夜のカウチ



ホストのマシャ。
こう見えても私より若いんです



台所





彼らは歌も上手



夕方には、村の娘たちが川で水浴びをする姿が見れるということで、
カメラを構えてずーっと待っていたのですが、残念ながらこのような光景を目にすることはできませんでした



夜はロウソクを灯します











寝る時は蚊帳を使用します




6月6日(水) 首長族の村でカウチサーフィン! (メーホーソン、タイ)

2つ目の村はもっとひどかった。
なんというか、ほとんど死にかかった村だ。

村には学校があり、子供達も大勢いるのに、活気がない。
私が首長族の女性の写真を撮っていると、彼女の子供と思しき女の子が学校から帰ってきた。
非難がましく、どこか悲しげな目で私を見ている。

観光客の見世物になっている母親の姿を見て、この子はいったいどんな気持ちなのだろう。
その女の子は首輪をしていなかった。
「私は晒し者になんかなりたくない」
そう言って村の風習を拒んだのだろうか。


昼食を食べた後、3つ目の村には行くつもりでツアー会社にいったら、ガイドのおばちゃんは昼寝をしていた。
あまりにも気持ち良さそうに寝ているところを起こすのは悪い気がしたので、別の場所をあたることにしよう。


新しいツアーガイドの名はナムリン。
彼もまた日本語を話す。
ただし、かなり低俗な日本語を。

彼のお気に入りの日本語は
「腐れ○○○」
「このメス豚がっ!」
そんな日本語、誰に教わったんだ?

私が一人で旅行していることを知ると、
「お前はラッキーだ。
いい女をたっぷり紹介してやるぞ。」
と張り切っていた。

彼にとって、一人で東南アジアに来る日本人の男の目的は買春以外にはないということらしい。


彼の名刺にはこう書いてある。
「Bad Sleep
Bad Jokes
Good Food
Good Trek
Good Tour Guide」

確かに彼のジョークには品がない。
だが、良いガイドというのは本当のようだ。

次々と興味深い提案をしてくれる。
そのうちの一つが、首長族の村でのホームステイだ。

私は今夜、チェンマイへ向けて発つつもりだったのだが、
夜行バスはキャンセルした。

ゲストハウスに戻り、急いで荷物をまとめる。
「ほんとに首長族の村に泊まるのか、この俺が。」
事態があまりに急激に変化したので、まだ頭が混乱している。


渡し舟に乗り、3つ目の村に向かう。

途中、ガイドのナムリンと船頭が、岸の方を指差して何かわめいている。
「マサト、見ろ!
トカゲだ。
こいつはデカイぞ。
ゆうに1メートルはある」

彼らの指差す方を見たが、私には何も見えない。
自然の中で暮らす彼らとは、同じ景色を見ても見えるものが異なるらしい。

体長1メートル以上の大トカゲ?
そんなのがいるのかこの村には。
なんだか物騒だなあ。

「心配するな、マサト。
クビナガの連中はトカゲを捕まえて食べるから。
それに、ここだけの話、連中は人間も捕まえて食べるんだ。
今夜お前がこの村に泊まることを知ってるのは俺だけだしな。」
そう言って彼はニヤリと笑う。

おいナムリン。
それ、シャレになってないぞ。


私を首長族の村に残して、ガイドのナムリンは帰っていきました。

あっ、しまった!
ボート代のお釣り、まだ返してもらってなかった。

そう気づいた時には、彼の乗ったボートは川のはるか彼方へと去った後。
やはり油断ならないやつだったな、ナムリン。


一人で村を歩いていると、村の住人が私のことをジロジロ見てきます。
普通の観光客はこんな時間に村を訪れることはありません。

いつもは観光客にジロジロ見られている彼らですが、
今は立場が逆転しています。

おいおい、ホントに俺をとって食うつもりじゃないだろうな。
なんだか心配になってきた。


ガイドのナムリンがくれた情報によると、
夕方になると村の娘たちが川で水浴びをするらしい。

もちろん裸ではありませんが、これは一見の価値がありそうです。
日が暮れるまで川岸で見張っていたのですが、誰も水浴びなんてしにきませんでした。

謀ったな、ナムリン!

カメラ片手に草むらに潜んでいた俺は、
どう見てもただの変態じゃないかよっ!


私を家に泊めてくれるのは、マシャという女性。
彼女には4人の娘と2人の息子がいます。

彼女は英語が少し話せるのですが、かなりわかりにくい。
How much? のことは 「ハマ」
Japan を 「ジュプ」
と発音します。

意思の疎通は難しそうです。


マシャが台所で夕食の支度をするところを見学させてもらいました。
家の中を鶏が走り回っています。

これ、鳥インフルエンザが流行したら、
一発でアウトだろ。

台所に鶏が侵入してくる度に、マシャが「シッ、シッ」
と追い払います。
「あっちへ行きな。喰われたいかい?」
恐ろしいことを平気で言う女性だ。


夕食の時間になり、マシャの子供達が帰ってきました。
長女のムコはかなり英語が達者。
よかった。
これでコミュニケーションがはかれる。

ムコは若い女の子。やはり私の持つipadやデジカメに興味津々です。
ipadを渡すと、ずーっといじってました。

「ちょっと、これ」
そういって、ムコは一枚の写真を見せます。

私が彼女の家のトイレを撮ったのが気に入らないらしい。
そりゃそうですね。


夕食後、子供達に村の中を案内してもらいました。
電灯などない真っ暗な道を、彼らはスタスタと歩きます。
私が懐中電灯で彼らの足元を照らすと、まぶしそうにして迷惑がります。
彼らとは体の造りが違うらしい。


村には電気が通っていないので、夜はロウソクを灯します。
なので、日が暮れるとすぐに寝る時間なんですね。

彼らの家にはドアや窓がありません。
蚊が心配だったので、寝る時は蚊帳を借りました。


電気も来ていない、人里離れた村。
夜はさぞかし静かなんだろうなあ、と思っていたのですが、私の予想は見事に外れました。

ジャングルの中にある村は、夜は動物たちの天下。
あちこちの茂みから、「ガサッ」 、「ゴソッ」と動物の歩く気配が漂ってきます。
時折鳥が叫ぶ声も聞こえます。
おそらく猫に捕まったのでしょう。

大丈夫かな、この村、豹とかいないだろうなあ。
大トカゲがいるのですから、他の猛獣がいても不思議ではありません。

大自然の中で眠るのって、けっこう疲れるものだな。

6月5日(火) 首長族 (メーホーソン、タイ)



ついにやってきました、メーホーソン!



まずは寝る場所を確保







この犬に噛まれました。
もし私が狂犬病に倒れたら、
誰か保健所に通報してください



ワット・チョーン・カムとワット・チョーン・クラーン



このお寺では何か催しがあるようです



チョーン・カム湖
湖といっても、実際は池



この車で首長族(パドゥン・カレン族)の村へ



途中、何度も道路上を流れる川を渡ります



フアイ・スア・タオ村























ここで昼食









空港の近くのお寺









市場













ゲストハウスでお昼寝



夕食はこのレストランで











6月5日(火) 首長族 (メーホーソン、タイ)

バスがメーホーソンに着いたのは朝の5時。
辺りは暗く、寒い。
思わず長袖のシャツを着てしまった。
念のため持ってきた長袖だが、まさか本当に使うことになるとは。
見知らぬ土地を暗いうちに動くのは危険だと感じたので、夜が明けるのをここで待つことにしよう。
虫の声が耳に痛いくらい響いている。


目当てのゲストハウスに到着した途端、手厚い歓迎を受けた。
3匹の犬に取り囲まれたのだ。
タイに限らず、東南アジアの国では飼い犬でも鎖にはつながれていない。
放し飼いにするのが当然なのだ。

この3匹の犬たち、けたたましく吠えながら私に迫ってくる。

がぶっ!

まさか、まさか、犬に噛まれてしまった。
頭の中を「狂犬病」の3文字がよぎる。

本人たちは甘噛みのつもりだろうが、けっこう痛かったぞ。
そんな歓迎はいらないよ。

噛まれたところは傷もついてないし、血も出ていない。
だが念のため、石鹸でよく洗い流しておこう。


夜行バスでは眠れなかったのだが、今日は昼寝している場合ではない。
首長族に会いにいかねば。

車をチャーターして、一番近い村に向かう。
運転手の男は日本語が少し話せるの。
彼に限らず、この村の観光に携わる人の中には、日本語を話せる人が少なくない。

というのも、20年くらい前は、この村は日本人の観光客であふれるかえっていたのだ。
だが、今はさっぱり。
バブルが弾けちゃったからねえ。

途中、警察の検問にあったり、車で川を渡ったりしたが、
なんとか村に到着。

さて、念願の首長族とのご対面だが、思ったより感動は少なかった。
なんというか、首長族の人々は、みんな疲れきった顔をしているのだ。
気のせいだろうか。

カメラを向けると、快く撮影に応じてくれるのだが、どこか寂しげな表情をしている。
村全体に覇気がない。

「何かが違う」
村にいる間、ずっとその気持ちが拭えなかった。


いったん宿に戻り、スタッフの兄ちゃんと話をする。
彼は日本の文化が大好き。
スラムダンクや明日のジョー、XーJAPANのファンだそうだ。
こんな辺鄙な村にまで日本の文化は浸透しているんですね。


日本語を勉強中の彼は、
「僕の名はパーンだっ!」
と自己紹介した。
どことなく不自然な日本語。
きっと何かのアニメの影響を受けているのだろう。




首長族の村にまでどうしても納得できなかったので、
明日、別の村を訪問することにした。

ツアー会社のおばちゃんは
「どこも同じよ。一カ所で十分」
と言っていたが、こうなったら3つの村 全てをこの目で見てやる。

6月4日(月) オンボロバス (スコタイ チェンマイ 、タイ)



スコタイのゲストハウス



ゲストハウスのレストラン



ゲストハウスのスタッフ



これに乗ってバスターミナルまで





スコタイのバスターミナル



チェンマイ



この食堂で食事



英語のメニューは無し。
この写真を指差して注文





これはどうやって食べたらいいんだろう。
店の人に聞いたら、かじる仕草をされた





このオンボロバスに乗ってメーホーソンまで



車内は狭く、座席の間隔もギュウギュウ詰め。
しかも満席。
そして暑い。
エアコンなんてものはこのバスには存在しません



扇風機すら故障しています。
なんてこったい。


6月4日(月) オンボロバス (スコタイ チェンマイ 、タイ)

荷物はできるだけ軽い方がいい。
そこで次の国に移る時、不要になったガイドブックは捨てるようにしている。
少し惜しい気もするが、肩に食い込むリュックの紐のことを考えれば仕方がない。
ガイドブックは日本に帰ってからでもまた買える。


たまたま私の泊まった宿は日本人の利用者が多そうだ。
だから部屋にインドネシアのマレーシアのガイドブックを残してきた。

すると、バスターミナルまで宿の人が届けにきてくれたのだ。
「忘れ物だよ」

しまった。
一言言っておくべきだった。


私の目的地はメーホーソン。
だが、直通バスはないため、いったんチェンマイに立ち寄らねばならない。

チェンマイのバスターミナルでご飯を食べたのだが、驚いたことに英語のメニューを置いていない。
チェンマイは一大観光都市だというのに意外だ。

おかげで壁に掛かっているパネルの写真を指差して注文せねばならなかった。


夕方の6時になると、音楽が鳴り響き、全員が一斉に起立する。
噂には聞いていたが、本当にタイの人は毎日これをやってるんだな。

外国人である私も直立不動しなければならないのだろうか。
私以外の全員が起立している中、少し居心地が悪かった。


メーホーソン行の夜行バスは狭いうえに満員。
エアコン無し。
扇風機は何台かあるのだが、運の悪いことに、私の近くの扇風機だけ故障していた。

暑苦しい。
隣に座った男が私に尋ねる。
「メーホーソンまで行くのか?」

そうだ、と答えると、彼はうんざりしたような顔をした。
「やれやれ、終点までこんなギュウギュウ詰めなのかよ」
きっとそう言いたいのだろう。

それはこっちだって同じだ。

きっと今夜は眠れないだろうな。
カウチサーフィン(CouchSurfing)とは?

CouchSurfingKyoto

Author:CouchSurfingKyoto
.カウチサーフィン(CouchSurfing)とは。

日本に観光に来た外国人の宿として無償で自宅を提供し、国際交流を深めるというカウチサーフィン。

また、自分が海外に旅行に行く時には、現地の一般家庭に泊めてもらい、その土地に住む人々の生の暮らしを体験することだってできてしまいます。

ここは、そんなカウチサーフィンの日常をありのままにつづったブログです。

「カウチサーフィンは危険じゃないの?」
そんな危惧も理解できます。
たしかに事件やトラブルも起こっています。

なにかと日本人にはなじみにくいカウチサーフィン。

・登録の仕方がわからない
・詳しい使い方を知りたい
・評判が気になる

そんな人は、ぜひこのブログをチェックしてみてください。
きっと役に立つと思います。

最後に。

「カウチサーフィンを利用すれば、ホテル代が浮く」

私はこの考え方を否定しているわけではありません。
私もそのつもりでカウチサーフィンを始めましたから。

しかし、カウチサーフィンは単なる無料のホテルではありません。
現在、約8割のメンバーはカウチの提供をしていません。サーフのみです。

だって、泊める側にはメリットなんてなさそうですものね。

「自分の部屋で他人と一緒に寝るなんて考えられない」
「お世話したりするのってめんどくさそう」

時々私はこんな質問を受けることがあります。

「なぜホストは見知らぬ人を家に招き入れるのか?」

それはね、もちろん楽しいからですよ。

自己紹介
プロフィール


こんにちは。
京都でカウチサーフィン(CouchSurfing)のホストをしている、マサトという者です。
ときどきふらりと旅にも出ます。
もちろん、カウチサーフィンで!


(海外)
2011年、ユーレイル・グローバルパスが利用可能なヨーロッパ22カ国を全て旅しました。
それに加えて、イギリスと台湾も訪問。
もちろん、これら24カ国全ての国でカウチサーフィン(CouchSurfing)を利用。

2012年、東南アジア8カ国とオーストラリアを周遊。
ミャンマーを除く、8カ国でカウチサーフィンを利用しました。

2013年、香港、中国、マカオをカウチサーフィンを利用して旅行。 風水や太極拳、カンフーを堪能してきました。

2014年、侍の衣装を着て東ヨーロッパ20か国を旅行してきました。


(日本国内)
これまでに京都で329人(53カ国)のカウチサーファーをホストしてきました(2013年6月25日現在)。

もちろん、これからもどんどんカウチサーフィンを通じていろいろな国の人と会うつもりです。



カウチサーファーとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、ルーマニア、スロヴェニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、台湾

シンガポール、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム

香港、中国、マカオ

スロヴァキア、ポーランド、リトアニア、ラトヴィア、エストニア、ベラルーシ、ウクライナ、モルドヴァ、沿ドニエストル共和国、ルーマニア、セルビア、マケドニア、アルバニア、コソヴォ、モンテネグロ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、リヒテンシュタイン


ホストとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


アイルランド、アメリカ、アルゼンチン、イギリス、イスラエル、イタリア、イラン、インド、インドネシア、ウクライナ、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、クロアチア、コロンビア、シンガポール、スイス、スウェーデン、スコットランド、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、チュニジア、チリ、デンマーク、ドイツ、トルコ、日本、ニューカレドニア、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、ブラジル、フランス、ベトナム、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マダガスカル、マレーシア、メキシコ、モルドバ、リトアニア、ルーマニア、ロシア



メールフォーム:個人的に相談などありましたら、こちらからどうぞ(非公開です)

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