※グロ注意!
11枚目にトイレの画像があります
Air Asia の飛行機にはバスで行きます

なんか、コカ・コーラみたい

ジャカルタでのホスト、ピュトリ。
MONAS広場にて

晩ご飯をどこで食べるか検討中



ピュトリ。屋台にて



今夜は安宿に泊まります

インドネシア式トイレ。
一見すると水洗式のように見えますが、違います。
水はバケツから汲んで自分で流さなければなりません。
なんかヤだなー。



安宿の共有スペース
蚊が多くて参りました
5月14日(月) やっと会えたね(ジャカルタ:インドネシア)
エアーアジアの機体もやはり狭かった。
座席の間隔がとてもタイトで窮屈だ。
今回は1時間くらいだからなんとか我慢できるが、
長時間のフライトにLCC(ローコストキャリア)を使うのは考えものだな。
インドネシアの入国には予想外に手間取った。
アライバルビザを取るのを忘れていたため、2回も入国審査の列に並ぶ羽目になってしまった。
その時うっかり「地球の歩き方」をカウンターに置き忘れてしまったらしい。
ガイドブック無しでインドネシアを歩くのはいやだなあ。
アライバルビザを取得して、再び入国審査のカウンターに戻ってみると、
よかった。
私の「地球の歩き方」まだそこに存在している。
だが、列の最後尾に並んでいる私からは、そのガイドブックははるか彼方の存在だ。
日本語のガイドブックなど盗る人なんてまずいないだろうが、やはり気が気でなかった。
近くにいた警備員に取ってきてもらえないかと頼む。
彼は、「これは本当にお前の物か?」と言いたげな顔をしている。
他に日本人はいないでしょ。
俺のに決まってるじゃないか。
イミグレーションを最後に通過したのは私だった。
最後だから暇だったのだろう、係官からいろいろと突っ込んだ質問をされた。
「ホテルの名前を正確に言えるか?」
「このホテルにはWebサイトはないはずだ。
どうやって予約したんだ?」
冷や汗をかいた。
本当はホテルなんて予約していない。
アイドブックに載っていたホテルを適当に書いておいたのがバレたのだろうか。
今までこんな質問はされたことがなかったのに、どうして今回に限って…
空港を出ると、タクシーの勧誘攻勢にあった。
値段を聞くと、「300US$」
話にならない。
空港に戻って、サービスカウンターでタクシーの手配をしてもらう。
ガイドブックに載っていたのよりは割高だったが、受付のお姉さんが美人だったからよしとしよう。
しかもそのお姉さんがタクシー乗り場まで案内してくれるという。
インドネシア人とは思えないほど色の白い女性だった。
小柄で魅力的なその女性職員との会話は実に楽しかった。
「この国には悪いタクシーがいっぱいいるから気をつけてね。
でも安心して。
この空港の中では私が責任を持って無事にタクシーに乗せてあげるから。」
異国の地で、きれいな女性に親切にされたら、思わずホロりとなりそうになる。
このお姉さんも一緒にタクシーに乗ってくれないかなあ。
しまった!
おしゃべりに夢中になり過ぎて、彼女の写真を撮るのを忘れていた。
もったいないことをした…
ジャカルタは渋滞がひどいことで有名だ。
しかも今は夕方。
車はなかなか前に進まない。
しかも後ろから警察の白バイが先ほどからしきりとサイレンを鳴らしていて、うるさいことこの上ない。
どうやらVIPの乗った車を先導しているらしい。
一般車は彼らに道を譲らければならない。
VIP車が私の乗ったタクシーを追い越した瞬間、運転手はすかさずVIP車の後ろに潜り込んだ。
どうやら彼らのご利益にあずかろうという魂胆らしい。
その瞬間から私の乗ったタクシーはスイスイと進み出した。
白バイが切り開いた道を右へ左へと車線変更しながら道路を縫って行く。
でかしたぞ、運ちゃん!
彼のドライビングテクニックはなかなかのもので、ぴったりと白バイの後についていく。
他の車も割り込もうとして来るのだが、その度にクラクションを鳴らして牽制する。
結局、ジャカルタ市内までは1時間弱かかった。
夕方のラッシュ時だということを考慮すると、なかなか順調だったのではないだろうか。
モナス広場に着いて、タクシーの中で待っていると、向こうから見覚えのあるインドネシア人女性が歩いて来る。
ピュトリだ。
ピュトリは1年ほど前に、京都に住む私にカウチリクエストを送ってきた。
一度は彼女のリクエストを承諾したものの、私は急遽、ヨーロッパに行くことにしたので、ピュトリを泊めてあげることはできなかった。
悪いことをした。
それ以来、ピュトリとはFacebookを通じてずっとやり取りを続けていた。
だから、初めて会ったという気がしない。
不思議なものだ。
ジャカルタの交通量は多い。
しかも、横断歩道というものが見当たらない。
では、どうやって道路を横切るのか?
ピュトリが見本を示してくれた。
ひっきりなしに車とバイクが走る大通りを、信号機も横断歩道もない道を堂々と渡って行くのだ。
「ジャカルタの交通量なんてしれてるわよ。
ベトナムはもっとすごいから覚悟しておいてね。」
ジャカルタ、面白い!
それにピュトリも頼もしい。
どこまでもあなたに着いて行きます。
インドネシアの典型的な料理が食べたい、とピュトリに頼んだら、
怪しげな路地に連れて行かれた。
細い道に露店が並んでいる。
外国人らしき人影は見えない。
これがほんとにほんとの地元の人たちが通う場所なのだ。
「日本人のあなたには、ちょっと衛生的に問題があるかもしれない。
だからあまりオススメできないんだけど、本当にここでいい?」
東南アジアを旅行しているのだ。
食あたりを怖れていてはなにもできない。
屋台に腰掛けて、料理が来るのを待っていると、急に激しい雨が降りだした。
いいねえ。
これぞ東南アジアだ。
冷房なんてないし、あたりにはもうもうと煙がたちこめている。
空気はジメッとして湿度をおび、体中を汗がまとわりつく。
とても不快なのに、なんだかゾクゾクとした快感が押し寄せて来る。
俺は今、間違いなく東南アジアにいる。
初めてジャカルタに来たのに、インドネシア人に混って地元の料理を味わっている。
流しのギター弾きは金を恵んでもらうまでうるさい音楽をがなりたてるし、通りにはひっきりなしに車とバイクがあふれている。
とても不愉快な状況なのに、なんだか笑いがこみ上げて来た。
「どうしたの、マサト。 ニヤニヤして。」
ジャカルタ美人と一緒に屋台でおいしい料理を食べていれば、そりゃあ笑いだしたくもなるさ。
食事の後、ピュトリは私の宿探しを手伝ってくれた。
彼女の車で、安宿街を走る。
マツダのファミリアだ。
インドネシア人としては裕福な部類に入るであろう彼女は、この辺りにはあまり詳しくない。
それでもあちこちを尋ね歩いてくれて、一件の宿を見つけてくれた。
地球の歩き方にも載っている、「ボルネオ・ホテル」というところだ。
130000rp
地球の歩き方に書いてある値段の倍ほどもするが、ピュトリが交渉してくれたのだ。
ボラれているわけではないだろう。
彼女とはここでお別れ。
秋にまた京都で会おう。
安い部屋を選んだので、エアコン無し。シャワーは水のみ。
部屋の中には蚊がウヨウヨしている。
こういうこともあろうかと、日本から蚊対策のグッズは大量に持ち込んでいる。
火を使わなくても済むタイプのやつだ。
シュッとスプレーすれば、8時間も効果が持続するものや、吊るしておくだけで蚊が来なくなるという、魔法のような蚊取りグッズたち。
君たちの活躍を期待しているぞ。
共有スペースでWiFiが使えるというのでさっそく行ってみた。
なるほど、接続速度は遅いが確かに使える。
こんなボロ宿でもインターネットが使えるのか。
便利だけど、なんだか風情がないな。
それでもカウチサーフィンにインターネットは欠かせない。
次のホストを探さなくてはならないし、待ち合わせの段取りも決めなくてはならない。
しかし、30分もしないうちに私は自分の部屋に撤退しなければならなくなった。
蚊が多いのだ。
日本から持ってきた蚊取りグッズはまったく役に立たない。
あっという間に数カ所刺されてしまった。
インドネシアの蚊に刺されると、かゆい!
そのかゆさは、日本の藪蚊の比ではない。
マラリアやデング熱も怖いが、あまりのかゆさにそれどころではなかった。
部屋に戻っても蚊の攻撃はおさまらない。
参ったな。
やはり現地の蚊には現地の蚊取り線香が一番なのか。
これは戦略を練り直さなければならないな。
部屋の中にトイレとシャワーがあるのはありがたいが、とにかく汚ない。
屋根さえあればどんな所でだって眠れるとおもっていたが、やはり値段相当なのだな。
風呂場の床がとても不潔なので、裸足でシャワーを浴びたくない。
どこかでサンダルを調達することにしよう。
トイレのレバーをひねっても、水なんて流れやしない。
大きなバケツと柄杓(ひしゃく)が置いてある。
どうやらこれで水を汲んで流せということらしい。
インドネシア式というやつか。
値段の安さにつられてこんな安宿を選んでしまったが、次回からは多少値が張ってもワンランク上の宿にした方がいいかな。
男に生まれて良かった。
自分がもし女だったら、とてもこんな所に泊まることなんてできないだろうな。
と思っていたら、女の子2人組が受付にやってきた。
金髪で眼の青い白人。
思わず口笛を吹きたくなるほど、二人ともかなりの美人だ。
若くてきれいな女の子が、まさかこんな不潔な宿に泊まるつもりじゃないだろうな。
悪いことは言わん。やめとけ。
どうするのだろうと見ていると、どうやらこの宿に泊まることに決めたらしい。
欧米人のバックパッカーはタフなのだな。
弱音を吐いた自分が情けなくなった。
あんなかわいらしい女の子が文句も言わずにボロ宿に泊まるのだ。
男で、彼女たちよりも歳を食っている俺が泣き言を言ってどうする。
今夜は天井に据え付けられたファンの出力を最大にして寝よう。
そうすれば蚊も吹き飛ぶはずだ。
テーマ : バックパッカー
ジャンル : 旅行