カウチサーフィン(CouchSurfing)と愉快な仲間たち

もっと強く抱きしめたなら

イ(中国)、メイサ(インドネシア)とCouchSurfing(カウチサーフィン)


CouchSurfing(イとメイサ。嵐山の中之島橋にて。)
(イとメイサ。嵐山の中之島橋にて。)


イとメイサ。渡月橋にて。
(渡月橋)

女の子同士が仲良くしている姿っていいですね。
私は参加できないのが残念です。


嵐山の竹林の近くの和菓子屋さん。
(嵐山の竹林の近くの和菓子屋さん。)

カウチサーフィン(五平餅を食べるイとメイサ。嵐山の竹林の近くにて。)

もちろん二人とも五平餅を歩き食いしましたよ。


この後嵐山の竹林を散策したのですが、これが思いのほか不評。


イは中国の四川省の出身。
パンダで有名な場所ですね。

なので竹林なんて飽きるほど見てきています。


メイサはインドネシア人なのですが、かの国にも竹林はたくさんあるそうです。

「おじいちゃんの家の裏庭にいっぱい生えてるよ。」

いったいどんな豪邸なんでしょうか。
もしかしてメイサはお嬢様?


というわけで竹林には早々に見切りをつけて次の目的地、金閣寺へ。


イ。嵐電の電車内にて。
(イ。嵐電の電車内にて。)

とてもクールな彼女。
ちょっと近寄りがたいオーラを出してます。
なんか危ないお姉さんみたい。


CouchSurfing(イと私。嵐電の車内にて。)

でもサングラスを外すと別人のように優しい顔になるんですね。
こっちの方が好きだな。


私とメイサ。嵐電の電車内にて。

モスバーガーのライスバーガーをほおばるメイサとイ。

北野白梅町からは歩いて金閣寺を目指します。
お腹がすいたので、途中でモスバーガーで腹ごしらえ。
二人ともライスバーガーを珍しがって食べてました。


カウチサーフィン(イとメイサと私。金閣寺にて。)
(金閣寺)

こうして見ると、イは幸薄そうな顔をしてますね。
守ってあげたくなります。


私。北野天満宮の梅苑にて。
(北野天満宮の梅苑)

梅の花はピークを過ぎて、ちょっと華やかさに欠けていました。



CouchSurfing(メイサ。京都御所にて。)
(京都御所の入り口)

京都御所の中に入るには、普通は予約が必要なのですが、
外国人観光客には日本人とは別の枠があります。
そこで私もメイサたちに交じって参加しました。


京都御所の待合場所。
(京都御所内の待合場所。)

京都御所内のツアーは英語で行われます。
所要時間は約1時間。

ここでしか買えないお土産も売ってます。


京都御所の内部

京都御所の中をぞろぞろと歩く外国人たち。
これみんなガイジンなんですよ。


京都御所の内部

京都御所の内部

京都御所の内部

京都御所の内部

京都御所の内部

京都御所の中。


カウチサーフィン(メイサ。京都御所にて。)

メイサ。京都御所内にて。


メイサと私とイ。京都御所の中で

イ。京都御所の内部にて。

おっ。
こうして見ると、イはなかなかいい女ですね。


イとメイサ。京都御所の梅園にて。

京都御所の見学ツアーを終えて、食べ物を求めて歩きます。
御所内の梅園も見ごろを過ぎていて、ちょっとさびしい雰囲気が漂っていました。

イがリュックからぶら下げているのは枕です。
クールなのか間抜けなのか良く分からないお姉さんですね。
彼女のことをもっとよく知りたくなってきました。

________________________________


イは中国人。
彼女は私の抱いていた中国人のイメージとはかなり異なりましたが、
それでも中国人には違いません。

時折彼女の見せる「反日」感情が気になります。



イと一緒にニュースを見ていた時、在日米軍に新型戦闘機が配備される、という報道がありました。
それを見た彼女の表情が曇ります。

「なんであなたたちは私の国を刺激するようなことをするの?
 もっと平和的になれないものかしら。」

あれれれれれれ??????
どの口がそれを言うんだ?
挑発的なのはそっちの方じゃない?

中国を出てカナダで暮らしているイでさえこうなのです。
中国国内にいる一般の人たちはいったい日本のことをどう見ているんでしょうね。
なんだか不安になってきました。



イは靖国神社についてのドキュメンタリー映画を作ろうとしたことがあります。

「なんであなたたちはいまだにあんな物(靖国神社)を大事に残してるの?
 日本が本当に軍国主義を捨てたというのなら、さっさと燃やしてしまえばいいのに。」

おいおい、物騒な発言だな。
君とは一度、よく話し合う必要がありそうだ。

こんな過激なお姉さんを京都御所に連れて行っていいのだろうか。
頼むから御所に火をつけないでくれよ。


今年の冬は寒く、桜の開花は遅そうです。
桜が見れなかったことが心残りのイは、来年も必ず京都に来る、と言います。
まあ、そう言って再びやって来たカウチサーファーはいないんですけどね。

「私を他の人と一緒にしないで。
 4月1日から15日まで、マサトのカウチを空けておいてね。」

2週間も京都にいても飽きると思うんだけどなあ。
それに映画監督として忙しい毎日を送っているイのことです。
カナダに帰り、日常生活に戻れば私のことなどすぐに忘れてしまうことでしょう。


昼食を食べた後はイともお別れです。
彼女はメイサと私にハグをしてくれました。

地下鉄の駅には大勢の人がいますが、
もう人前でハグをすることには慣れました。

すこし長めに、そして強くハグをしました。

イが私のことを忘れないように。
少しでも長く彼女の記憶の中にとどまれるように。



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テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

沈黙の後で

イ(中国)とCouchSurfing(カウチサーフィン)


私の写真を撮るイ。

電車の中でお互いの写真を撮り合うイと私。
はたから見れば、さぞかし間抜けな光景なのでしょう。


CouchSurfing(舞妓姿のイと私。)

平日の午前中だというのに、舞妓変身のお店は大混雑。
ああそうか。
世間は春休みなのですね。


カウチサーフィン(イ。二年坂にて。)
(二年坂)

慣れない舞妓姿に、歩きにくそうなイ。
階段を上り下りするときには彼女は私の腕にすがります。
ラッキー!
役得ですな。

ついでに胸の感触も味わおうと思ったのですが、
固い帯に阻まれます。
無念。


CouchSurfing(着物の女の子たちと。清水寺にて。)
(清水寺)

着物姿の女の子たちと一緒に記念撮影。


カウチサーフィン(他の外国人旅行者と。)

すると、他の外国人観光客も
「俺も!」
と言って割り込んできました。


CouchSurfing(すっかり人気者のイ。)

いったん侵入を許すともう流れは止まりません。
「私も!」「俺も!」
と次から次へと記念撮影をしていきます。


カウチサーフィン(記念撮影はまだまだ続きます。)

芸能人気分を味わいたい方は是非、
舞妓姿で清水寺界隈を練り歩いてみてください。


CouchSurfing(後ろ姿のイ。地主神社にて。)
(地主神社)

イは舞妓の後ろ姿が気に入った様子。
しきりと「後ろからの写真をもっと撮って!」とせがみます。


地主神社の名物「恋占いの石」もやはり大混雑。
舞妓姿で歩きにくいイはさすがに断念しました。


人形祓い
(人形祓い)

ごついカメラは舞妓姿には似合わないと思うぞ。


丑の刻参り
(丑の刻参りの解説)


カウチサーフィン(イと私。清水の舞台を背景に。)

清水の舞台を背景に写真を撮っていると、
「きれいな人。
 何かの撮影なのかな?」
といった声が聞こえてきます。

本物の舞妓のわけないだろ。
ヨタヨタ歩いているイを見て気付かないのかな。


CouchSurfing(後ろ姿のイ。清水の舞台を背景に。)

大きく開いた背中が艶っぽいです。


カウチサーフィン(托鉢僧とイ。)
(托鉢僧と)


とうふまんじゅう

舞妓の衣装を脱いで身軽になったイはまるで別人のよう。
さっきまでしずしずと歩いていたのに、今は飛ぶように歩きます。
おしとやかだった話し方も、普段のイに戻ってしまいました。

舞妓姿の時にはがまんしていた食事も今では存分に楽しめます。
食べ物を求めて跳び回るイの姿は女豹を連想させます。


とうふまんじゅう

彼女が最初に目をつけたのは「とうふまんじゅう」
私の分も買ってくれました。


カレーパン

イはカレーパンも買いました。
私の分も。


カレーパン

豆腐料理屋

昼食の場所としてイが選んだのは豆腐料理屋。
たしかに京都らしいお店ですが、値段が高そう・・・


豆腐作りに挑戦中の私

このお店では自分で豆腐を作れるんですね。
砂時計を片手に、ひたすらかき混ぜる私。


豆腐を料理中のイ

好奇心旺盛なイもやってみます。


豆腐料理

イはごま豆腐がとても気に入ったようです。
もちもちした触感がたまらないとか。


完成した豆腐

完成した豆腐。

「豆腐なんてどれも同じだろ。」
と思っていた私ですが、とんでもない。

もうスーパーで売っている1丁100円の豆腐なんてとても食べられません。


夕暮れにたたずむイ。伏見稲荷にて。

伏見稲荷の山頂からはきれいな夜景が見れます。
とてもいい雰囲気なので、カップルの方はぜひ!

まだカップルになりきれていない二人にもおススメです。
自然に肩を抱くことができるかもしれません。
私は失敗しましたが。


___________________________


イはとても素敵な女性です。
ドキュメンタリー映画の監督として、普段は大勢の部下を指揮する彼女。
沈着冷静で、一見するとどこにも隙はなさそうに見えます。

でも、イは自分の感情をとてもストレートに表現するんですね。
やはり映画の仕事に携わっている人は感性が豊かなのでしょうか。


そして、イとの会話はとても楽しい。
教養豊かで知性にあふれる女性と一緒にいると、
自分がどんどん成長していくのが実感できます。


イはけっして美人ではないし、グラマーでもありません。
でも、なぜか彼女には惹かれるんですね。



日没は伏見稲荷の頂上で迎えました。

だんだんと暗くなっていく街並みを眺めているうちに
二人とも無口になっていきます。

なんでイはさっきから黙っているんだろう。
沈黙が重い。

眼下には家々の灯がゆらゆらと揺れながら輝いています。
時折強い風が吹く度に彼女の肩を抱き寄せたくなる衝動に駆られます。

そんなことをしたらきっとイは怒るんだろうなあ。
でも、明日には他のカウチサーファーがうちにやって来るんだよなあ。



と、そこでまたしても携帯の呼び出し音が静寂を切り裂きます。

このタイミングで電話をかけてくる奴と言えば、やはりマリエラか?
違いました。
明日来るはずだったカウチサーファーが、予定を早めて今夜から泊まりたいということです。

私はイに尋ねます。

「他のカウチサーファーが今夜私の家に泊まりたいって言ってるんだけどいいかな?」

「あなたの家なんだから、あなたが決めて。」

イはピシャリと答えます。

そりゃそうなんだけど、なにもそんな言い方しなくたっていいじゃないか。




帰りのバスの中でイが尋ねます。

「マサト、あなたはなぜ結婚しないの?したくないの?」

そりゃあ、結婚はしたいさ。
でも、今まで付き合った女性とはうまくいかなかったんだ。

「あなたはいい人なのになぜなのかしら?」

なんでだろうね。
俺と付き合ったらその答えがわかるかもしれないよ。

試してみる?

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

おあずけっ!

イ(中国)とCouchSurfing(カウチサーフィン)

恋みくじ。八坂神社にて。
(恋みくじ。八坂神社にて。)

カウチサーフィン(恋みくじを引くイ、八坂神社にて。)

恋みくじを引くイ。


CouchSurfing(恋みくじで「吉」を引いて喜ぶイ。八坂神社にて。)

恋みくじで「吉」を引いて喜ぶイ。


カウチサーフィン(なか卯にて。)

二人ともお腹が減ってどうしようもなかったので、なか卯でつまみ食い。

「私これが大好物なの!」
と喜ぶイ。
中国にも「吉野家」があるそうです。

中国でも食べられるんだったら、わざわざ日本で食べなくてもいいような気がするのですが・・・
まあ、何を食べようが彼女の自由です。


夕食は居酒屋「座和民」で。

夕食は居酒屋「座和民」で食べました。
けっこう気に入ってもらえたようです。

ここではイがおごってくれました。
気前のいいお姉さんは大好きです。


CouchSurfing(カラオケで熱唱中のイ。)
(カラオケで熱唱中のイ。)

中国語の歌詞
(中国語の歌詞)

カウチサーフィン(出番を待つマリエラ。)

出番を待つマリエラ。
なんだかとってもうれしそうです。
よほどカラオケが気に入ったのでしょう。

彼女が歌うのはもちろんイタリア語の歌。


イタリア語の歌詞
(イタリア語の歌詞)


CouchSurfing(テンションが下がってきたイ。)

テンションが下がってきたイ。
それもそのはず、誰も中国語の歌を解しないので、
いまいち盛り上がりに欠けるのです。

そこでこの曲の次からは彼女は英語の歌に切り替えました。
ホイットニーヒューストンとか、なかなかタイムリーな選曲です。

そうなると私も英語の歌を歌わないわけにはいかない雰囲気になってしまいました。
苦しかったです。


カウチサーフィン(今度はサブリナの番です。)

今度はサブリナの番です。
彼女はもちろんフランス語の歌。


フランス語の歌詞
(フランス語の歌詞)

CouchSurfing(仲良しのサブリナとマリエラ)

相変わらず仲の良いサブリナとマリエラ。
この二人を見ていると、とてもほのぼのとした気分になってきます。


カウチサーフィン(イとサブリナ、そしてマリエラ。)

カラオケも終盤にさしかかり、ビデオ撮影大会が始まりました。
4人中3人がカメラを構えているという異常な状態。


CouchSurfing(私とイとサブリナ、そしてマリエラ。)

日本人と中国人、そしてフランス人とイタリア人。
なかなか国際色あふれるカラオケでした。
こういうのもなかなかカウチサーフィンらしくていいものです。


_______________________________


今回のカウチサーフィンは、中国人のイと。


私はこれまでに200人以上のカウチサーファーをホストしてきましたが、
中国人のカウチサーファーはイが二人目です。(たぶん)

香港や台湾からはたくさんカウチリクエストを受け取るのですが、
中国からはほとんど無いです。

おかしな話ですよね。
日本を訪れる中国人観光客の数は韓国に次いで2番目に多いのです。
それなのに私は彼らからのカウチリクエストを受け取ったことはほとんどありません。
中国人からも、韓国人からも。

「やっぱり日本は嫌われてるのかなあ。」

と思っていたのですが、イの話を聞くとそうではないようです。


中国人が日本に旅行するためにはビザが必要です。
そして日本政府は、個人旅行者にはなかなかビザを発給してくれないとか。
きっと不法滞在を恐れているのでしょう。

そこでほとんどの中国人観光客はツアーを利用せざるを得ないのです。


今回イが来日するに当たっては、映画祭に出席するという大義名分がありました。
だから彼女は比較的簡単にビザを取得することができたのです。



私は中国人に対してはあまり良いイメージを持っていません。
うるさくて、厚かましい。
そういう人を予想していました。

ところが、実際にイに会ってみるととても物静かな女性です。
それに身のこなしも丁寧。

話し始めてすぐに私は彼女のことが好きになってしまいました。
気がつくと、私の部屋で話し始めてからすでに2時間が経過しています。

せっかく日本に観光に来ているというのに私の部屋に閉じこもっているのはあまりにももったいない。
イは舞妓体験をしたいと言うので、彼女の友達の分も予約してから街へ繰り出しました。

ところが、彼女の友達というのが曲者で、約束の時間を過ぎてもなかなか待ち合わせ場所に現れません。
舞妓体験の予約の時間を過ぎてしまいました。

「どこかで迷子になっているのでは?」

イの友達を探してあちこち探し回ったにもかかわらず、
彼女から届いたメールには、

「私は今、清水寺にいるわ。
 ここが気に入ったから舞妓体験はパスさせてもらうわね。
 バイバーイ!」

と書いてありました。


なんて身勝手な!

結局我々が舞妓体験のお店にたどり着いたのは予約の時間を2時間も過ぎてから。
しかも今日はもう遅いので舞妓の衣装を着て外出するのは不可とのこと。

改めて明日の予約を入れたのですが、あいにく私は明日は用事があります。
イにつき添ってあげることはできません。

「マサトが来れないのなら、やめようかな。
 一人で来るのは不安だし・・・」

悲しそうな表情のイを見ているとかわいそうになってきました。
それに舞妓姿の彼女も見てみたいし。
急きょ予定を変更して、明日は私もイに付き合うことにします。



日が暮れるまでにはまだ少し時間があったので、イを安井金毘羅宮に連れて行きました。

「もし悪い彼氏と縁を切りたかったらこの縁切りの碑をくぐるといいよ。」
と私が言うと、

「私にはボーイフレンドはいないから必要無いわ。」
とイ。

その言葉が聞きたくてここに連れてきたんですよ、イさん!



八坂神社でおみくじを見つけた彼女はさっそくチャレンジします。

普通のおみくじと恋みくじ、どちらにする?
と尋ねると、迷わず恋みくじを選びました。

彼氏募集中なんだそうです。
ふーん、そうなんだ。



彼女の希望で夕食は居酒屋で食べることになりました。

食事中の我々の話題はかなりディープ。
初対面だというのにイは私の女性遍歴など、かなりプライベートなことを聞いてきます。

そっちがその気なら、と、私もかなり突っ込んだ質問をさせてもらいましたよ。
日本人女性に対しては消極的な私ですが、外国人カウチサーファーに対してはなぜか大胆になれます。
どうせすぐに日本を去ってしまいますからね。



満腹になったところで、
この後はどうする?
と私が尋ねると、イは無責任にも

「あなたが決めて、マサト」
と言います。


いや、これは君の旅行なんだから君が自分で決めておくれよ。
道案内は俺がするからさ。

私がそう言っても、イは

「あなたはどうしたいの?」

の一点張りです。


俺がどうしたいのかって?
正直に言ってもいいのかな。
言えるわけないよな。
いや、でも、言っちゃおうかな。


私が返答に困っていると、救いのベルが鳴り響きました。
イタリア人カウチサーファー、マリエラからです。

「ハーイ、マサト!
 調子はどう?
 中国人の女の子とうまくやってる?
 私たち今、河原町にいるんだけど、一緒にカラオケにでも行かない?」


おいおい、マリエラ。
明日は中国人の女の子が一人で泊りに来るから邪魔しないでくれっ、て昨日言ったよな、俺?

「変な気起こしちゃだめよ!」
って俺のことを冷やかしてたよな、サブリナ?

それなのになぜこのタイミングで電話をかけてくるかな。


どうやら今夜は思いっきりカラオケを歌って、
このモヤモヤした気分を発散させる必要がありそうだ。





※(注)

このブログは私の脳内が作り出した妄想です。

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
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熱・烈・歓・迎

イ(中国)とCouchSurfing(カウチサーフィン)


長いことカウチサーフィンをしていると、
たまに妙な胸騒ぎを覚えることがある。

「今回のカウチサーフィンはなんだか変だぞ。
 何かが起こりそうな予感がする。」

こういう感覚に陥るのはたいてい一人旅の女性が泊りに来る時なので、
予感というよりは願望と言った方が正確なのかもしれない。



イは中国人の女性。
だが、カナダの大学院を卒業した後はカナダで働いている。

ドキュメンタリー映画の監督をしているそうで、
今回は彼女の作品をなんとかという映画祭に出品するために日本にやってきた。


イがカウチサーフィンを利用するのはこれが初めて。
それに加えて、やはり男性の家に一人で泊りに来るのは不安があったのだろう。
何度も私にメールをよこしてはいろいろと質問してきた。

メールを何度かやり取りしているうちに、なんとなく彼女とはウマが合いそうな感触を持った。
とても知的な女性だ。

私のことを警戒しつつも、カウチサーフィンには興味津々のようだ。
もしかしたら今度のドキュメンタリー映画でカウチサーフィンのことを取り上げるつもりなのかもしれない。
そのための取材も兼ねて私の家にやってくるのだろうか。


そして当日。
19:00に到着する予定だったのだが、21:00になってもまだ来ない。

「これはドタキャンだな。」

そう思っていたら案の定イからメールが届いた。
23:00頃のことだ。

「京都で偶然知り合いに会っちゃったから、今夜は彼女のホテルに泊まることにするわ。
 明日の午後にまた連絡するから。
 じゃあね。」


これまでの経験上、こういったケースの場合、まず二度と連絡してこない。
おそらく今回もそうだろう。

一人旅の女性が直前になってキャンセルすることはよくある。
多分、男の部屋にあがりこむことに心理的抵抗があるのだろう。
その気持ちはよくわかる。

でも、それなら最初から女性のホストの家にカウチリクエストを送ればいいのに。


てっきり彼女はもう来ないものだと思っていたら、翌朝電話のベルで起こされた。
今からやって来るという。

そして彼女とはこの日から怒涛の3日間を過すことになる。
私の第六感もたまには当たることがあるのだ。

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清水寺・夜の特別拝観

サブリナ(フランス)、マリエラ(イタリア)とCouchSurfing(カウチサーフィン):清水寺・夜の特別拝観

CouchSurfing(マリエラとサブリナ。嵐山駅にて。)
(マリエラとサブリナ。嵐山駅にて。)

マリエラの左に巻かれたバンダナに注目。
これはおしゃれのためではありません。

連日のハードな(?)観光のため、彼女は膝を痛めてしまったのです。
無理せずに家で休んでたほうがいいんじゃない?


石塀小路
(石塀小路)

サブリナによると、この石塀小路はロンリープラネットに
「アジアで最も美しい小路」
という風に紹介されているそうです。

ほんとかなあ。
ちょっと大げさなような気が・・・


清水寺の参道
(清水寺の参道)

見てください、この人ごみ。
もうすっかり日が暮れたというのにこのありさま。
さすが夜の特別拝観は人気ですね。


清水寺の山門
(清水寺の山門)

梅の花はちょうど今が見ごろでした。


CouchSurfing(マリエラとサブリナと私。清水寺の山門前にて。)
(マリエラとサブリナと私。清水寺の山門前にて。)

観光客はみんなこの梅の花の下で記念写真を撮ります。


清水寺の山門から参道を見下ろす
(清水寺の山門から参道を見下ろす)

人の多さがわかるでしょうか。


ライトアップされた清水寺
(ライトアップされた清水寺)

この写真をfacebookにアップしたところ、なかなか評判がよかったです。

インドネシア人のピュトリには
「清水寺はたしか6時に閉まるはず。合成写真か?」
と聞かれました。


また、ベトナム人のベオには
「この青い光は何?」
と聞かれたので、

「北朝鮮が発射したミサイル」
と書いておいたらペギーが本気にしました。
相変わらず冗談の通じない子です。



カウチサーフィン(私とサブリナとマリエラ。清水の舞台をバックに。)
(私とサブリナとマリエラ。清水の舞台をバックに。)

この幻想的な清水寺をバックに記念写真を撮ろうとしたのですが、うまくいきません。
やはり夜に写真を撮るのはなかなか難しいものです。


ライトアップされた清水寺の塔
(ライトアップされた清水寺の塔)

カウチサーフィン(広島焼きとマリエラ)
(広島焼きとマリエラ)

サブリナとマリエラの希望で、今夜はお好み焼。
なんだか毎週お好み焼をを食べてるような気がするなあ。
まあ、好きだからいいけど。


CouchSurfing(サブリナと私。お好み焼き屋にて)
(サブリナと私。お好み焼き屋にて)

カウチサーフィン(サブリナと私とマリエラ。お好み焼屋にて。)
(サブリナと私とマリエラ。お好み焼屋にて。)

マリエラたちがここの勘定をもってくれました。
気前のいいカウチサーファーは大好きです。


清水寺・夜の特別拝観券。
(清水寺・夜の特別拝観券。)

フランスのお菓子、ヌガー。
(フランスのお菓子、ヌガー。)

サブリナはフランスのお菓子をくれました。

彼女たちが私の家に来てからすでに5日目。
なぜこのタイミングで?

あっ、明日でお別れだからか。
なんだか急にさみしくなってきました。


サブリナのくれたヌガー
(サブリナのくれたヌガー)

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

カラオケナイト

マリエラ(イタリア)、サブリナ(フランス)とCouchSurfing(カウチサーフィン):カラオケナイト


CouchSurfing(カラオケを歌うサブリナ)
(カラオケを歌うサブリナ)"

サブリナはフランス人なので、まずはフランス語の歌を歌っていました。
エディット・ピアフのシャンソンです。

サブリナが熱唱している様子をマリエラがビデオに収めています。
彼女たちにとって日本式のカラオケボックスはこれが初体験。
とても珍しがっていました。

私はフランスの歌を生で聞いたのはこれが初めてです。
当然ですが、サブリナはフランス語がうまい。
なんだか感動しました。


フランス語の歌詞
(フランス語の歌詞)

カウチサーフィン(熱唱するマリエラ)
(熱唱するマリエラ)

マリエラはイタリア人なので、まずはイタリア語の歌から。

今度はサブリナがビデオを回す番です。


イタリア語の歌詞
(イタリア語の歌詞)

この歌はイタリアの歌だったんですねー、知りませんでした。

日本では
「鬼ーのパンツはいいパンツー・・・
 履こう、履こう鬼のパンツー・・・」
という歌詞だと教えたら二人ともバカウケしていました。


スペイン語の歌詞
(スペイン語の歌詞)

なぜかスペイン語の歌を歌うマリエラ。


CouchSurfing(一人さびしく歌う私)
(一人さびしく歌う私)

今日は私は英語の歌ではなく、日本語の歌を歌いました。
当然彼女たちは日本の歌を知っているわけがなく、盛り下がります。

俺の歌も聞いておくれよ・・・


カウチサーフィン(二人仲良く歌うマリエラとサブリナ)
(二人仲良く歌うマリエラとサブリナ)

サブリナとマリエラは普段は英語のほかにドイツ語でもコミュニケーションをとっています。
というわけで、二人一緒にドイツ語の歌を熱唱していました。

今夜のカラオケは国際的なのだな。


ドイツ語の歌詞
(ドイツ語の歌詞)

この歌もよく聞いたことがあります。
ドイツ語の歌だったんですねー。
知りませんでした。


CouchSurfing(カウチサーフィン):マリエラと私とサブリナ。カラオケボックスにて。

このタンバリンは結局使いませんでした。

サブリナは
「ギターが欲しいわねー」
とか言っています。

マリエラによると、彼女のギターの腕前はなかなかのものだとか。
ぜひとも聞いてみたいものです。


_____________________________

夜、家でくつろいでいると、マリエラたちから電話がかかってきました。

「私たち今、京都駅にいるんだけど、ちょっと出てこれる?
 一緒にカラオケでもどう?」

美女二人に呼び出されたら行かないわけにはいきません。
どうせヒマだしね。


聞けば彼女たちは日本のカラオケはこれが初めてだそう。
日本のカラオケがどんなものか知らない彼女たちは不安そうで、1時間だけということになりました。


でも、いったん歌いだすと止まりません。
1時間なんてあっという間に過ぎてしまいます。

「あら、もう終わりなの?
 もっと歌いたかったのに。」


人前で歌うのがあまり好きではないサブリナは、日本の個室スタイルが気に入ったようです。
人前で美声を披露したいマリエラは物足りなさそうでしたが、
「これ、練習には使えるわね」
とまんざらでもない様子。

「明日も来る?」
とか言ってましたが、明日は東山花灯路の最終日。
まだ清水寺を見ていない二人はこの機会を見逃すわけにはいきません。

今夜は早く帰って明日に備えましょう。

と言っても、どうせ明日も寝坊するんでしょうけど。

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

ナマケモノガールズ

サブリナ(フランス)、マリエラ(イタリア)とCouchSurfing(カウチサーフィン)


今朝はラジオ番組の電話インタビューの日。
もちろんテーマはカウチサーフィンについてだ。

だから日曜日の朝だというのに5:00起き。
5:30頃ラジオ局のスタッフの人から電話がかかってきてスタンバイ。
ドキドキしてきた。

それにしても本当にいいのだろうか、私のようなド素人を生放送に出演させたりして。


ラジオ番組に出演することを昨夜マリエラとサブリナに話したら、
「私たちも出たーい! 明日の朝は絶対に早起きするわっ!」
と言っていたのに、彼女たちはいっこうに起きだしてくる気配がない。


ラジオ番組はなんとか無事に終わり(といっても、私の出番はほんの5分ほどだったのだが)
緊張が解けたら急にお腹が減ってきた。

マリエラもサブリナも起きてこないので仕方なく一人で朝食を食べたのだが、
昼近くになってもまだ寝ている。

結局彼女たちが目覚めたのは昼の1時30分をとうに過ぎた頃だった。
それから悠長にシャワーを浴びて、出かけて行ったのは3時30分ころ。
なんだ全然やる気なしだな。


こんなのんびりしたペースで大丈夫なんだろうか。
マリエラとサブリナが京都にやってきてから今日で3日目。
まだ清水寺も金閣寺も行ってない。



テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

寝過ぎ

マリエラ(イタリア)、サブリナ(フランス)とCouchSurfing(カウチサーフィン)

CouchSurfing(船岡温泉。マリエラとサブリナ)
(マリエラ(イタリア)とサブリナ(フランス)と私。。船岡温泉にて。)

今日は彼女たちの希望で船岡温泉に行ってきました。


カウチサーフィン(マリエラとサブリナ。船岡温泉にて。)
(マリエラとサブリナ。船岡温泉にて。)

この船岡温泉はロンリープラネットも推奨しているので、外国人観光客にはけっこう人気があります。
料金も410円とリーズナブルですしね。

この温泉の建物はもともとは由緒ある旅館だったらしく、内装も豪華!
まあ、それ以外は普通の銭湯と変わらないんですけどね。


CouchSurfing(サブリナとマリエラ。居酒屋にて。)
(サブリナとマリエラ。居酒屋にて。)

温泉の後は、これまた彼女たちの希望で居酒屋へ。
土曜日の夜にしてはすいていて、待ち時間はほとんどゼロでした。


カウチサーフィン(マリエラとサブリナと私。居酒屋にて。)
(マリエラとサブリナと私。居酒屋にて。)

この居酒屋、店員さんたちの威勢がいいことで有名です。
活気があっていいのですが、店内はとても騒々しいので会話をするのに一苦労。
お互いに大声で怒鳴り合わなければなりませんでした。


てんぷらのアイスクリーム

このお店の名物、「アイスクリームのてんぷら」。
彼女たちにもウケました。


アイスクリームのてんぷら

ここの支払いは彼女たちがもってくれました。
ごちそうさまー。


お土産のCD
(彼女たちの持ってきてくれたお土産のCD)

マリエラとサブリナはちょっと変わったお土産を私にくれました。
フランスとイタリアの音楽の入ったCDです。
もちろん彼女たちの編集によるもの。
うーん、ビミョー。

このCDで1曲目を歌っている歌手の名前はなんと
「シャア・アズナブル」!
アニメ「ガンダム」に出てくるあの人と同じ名前なんですね。
実在する名前だったんだ!
一人で舞い上がって興奮する私をマリエラとサブリナは冷ややかな目で見ておりました。

_______________________________


今回のカウチサーフィンは二人のヨーロッパ人女性。
年齢もいつもよりちょっと高めです。

イタリア人のマリエラとフランス人のサブリナ。
二人は3年前、旅行先のドイツで知り合ったとか。
それ以来ちょくちょく一緒に旅をしているそうです。

この二人、マイペースというか、肝がすわっているというか、
なかなか一筋縄ではいきません。

「明日の朝は何時に起きたらいいのかしら?」

土曜日だから何時まででも好きなだけ寝てていいよ、
と私が言ったのが間違いでした。

翌朝(翌昼?)彼女たちが起きてきたのは午後2時30分。

「あら、もう2時をまわっちゃってるわ。
 いやねえ、ジェットラグって。」

いやいや、もはやジェットラグの範疇を超えてると思うぞ。


起きた後も彼女たちはダラダラと過ごします。
のんびりシャワーなんか浴びちゃってます。

あのー、これから温泉に行くんですけど。


テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

狐の嫁入り(京都・東山花灯路2012)

エミリー(カナダ)、アーモウ(フランス)とCouchSurfing(カウチサーフィン):
狐の嫁入り(京都・東山花灯路2012)

CouchSurfing(エミリー、アーモウ、マーセラ、アンナ、私。京都・嵐山の竹林にて。)
(左から、エミリー、アーモウ、マーセラ、アンナ、私。京都・嵐山の竹林にて。)"


CouchSurfing(カウチサーフィン):エミリーとアーモウ。舞妓さんと。

現在、京都では「東山花灯路」という催しが開かれています。
その一環として、舞妓さんと記念撮影ができるというのがあります。

もちろん、エミリーとアーモウも舞妓さんと一緒に写真を撮りましたよ。


東山花灯路2012・舞妓
(舞妓さん)

舞妓さんとの記念撮影は、東山花灯路2012のメインアトラクションの一つです。


舞妓さんと私。

もちろん私も舞妓さんと一緒に記念撮影しました。


ねねの道

高台寺から丸山公園へ向かうねねの道では、
子供たちが「火の用心」を叫びながら練り歩いていました。


大学生のパフォーマンス。丸山公園

丸山公園では、大学生によるダンスパフォーマンスが繰り広げられていました。


大学生のダンスパフォーマンス。丸山公園。

狐の嫁入り

知恩院の前から「狐の嫁入り」の行列がスタートします。
こんなのやってたんですねー。
知りませんでした。


狐の嫁入りと人力車

狐のお嫁さんは人力車に乗って移動します。


狐の嫁入り(京都・東山花灯路2012)

この狐の嫁入りの行列の後を、カメラを構えた観光客がゾロゾロと追いかけていきます。
行列は動いているし、大勢の人ごみに遮られているし、なかなかうまく写真を撮ることができません。


狐の嫁入りの提灯
(狐の嫁入りの提灯)

この提灯を先頭に、狐の嫁入りの行列はしずしずと進んでいきます。
「ちりん、ちりん」
と鳴る鈴の音が、なんともいえない怪しさを醸し出しています。


狐の嫁入り・京都・東山花灯路2012

ライトアップされた高台寺

狐の嫁入りの行列を追い越してしまったので、
高台寺で時間をつぶして待っていました。

この東山花灯路の時期には、高台寺は夜間のライトアップが行われています。


狐の嫁入り

狐のお嫁さんはここで人力車を降り、歩いて高台寺へと向かいます。
お面をつけているため前が見えず、かなり歩きにくそうです。


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今回のカウチサーフィンはカップル。
エミリーはカナダ人。
アーモウはフランス人です。

二人がカウチサーフィンを利用するのは今回が初めて。
ちょっと緊張気味の様子。


アーモウの職業はコック。
専門はクレープとギャレ。
世界中のレストランを転々としているとか。

そんな彼は大きな包丁を購入していました。
日本製の包丁は外国でもかなり評価が高いそうです。

飛行機に大きな包丁を持ち込むのは気が引けるので、
アーモウは故郷に郵送していました。


ちょうど京都では東山花灯路という行事をやっていたので一緒に行きました。
二人とも喜んでくれたみたいですが、
一番はしゃいでいたのは私です。
狐の嫁入りなんて見たことがなかったので、なかなか楽しめました。


夕食は彼らがおごってくれました。


エミリーとアーモウは九州からフェリーに乗って韓国へと行く予定です。

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

マーセラ、アンナ(ポーランド)

マーセラ、アンナとCouchSurfing(カウチサーフィン)

CouchSurfing(エミリー、アーモウ、マーセラ、アンナ、私。京都・嵐山の竹林にて。)
(左から、エミリー、アーモウ、マーセラ、アンナ、私。京都・嵐山の竹林にて。)"


カウチサーフィン(私、マーセラ、アンナ。金閣寺にて。)
(左から、私、マーセラ、アンナ。金閣寺にて。)


CouchSurfing(貴婦人のイスに腰掛けてポーズをきめるアンナ。金閣寺にて。)
(貴婦人のイスに腰掛けてポーズをきめるアンナ。金閣寺にて。)


カウチサーフィン(マーセラ、ポーランド)
(同じく、マーセラ)


CouchSurfing(奈良へと向かうJRの電車の中にて。)
(奈良へと向かうJRの電車の中にて。)


カウチサーフィン(鹿にエサをやるアンナ。奈良公園にて。)
(鹿にエサをやるアンナ。奈良公園にて。)


CouchSurfing(鹿にお辞儀をするマーセラ。)
(鹿にお辞儀をするマーセラ。)


鹿に取り囲まれる私。

鹿たちはかなりお腹が減っていたらしく、私が鹿せんべいを持っているのをみつけると「わっ」と寄ってきました。
なんだか自分が人気者になったような気分です。
もちろん彼らのお目当ては私ではなく、鹿せんべいなのですが。


カウチサーフィン(鹿に取り囲まれるアンナ。春日大社前にて。)
(鹿に取り囲まれるアンナ。春日大社前にて。)


奈良・東大寺
(奈良・東大寺)


CouchSurfing(東大寺前にて記念撮影。)
(東大寺前にて記念撮影。)


カウチサーフィン(アンナ。修学旅行生たちと。東大寺内にて。)
(アンナ。修学旅行生たちと。東大寺内にて。)


マーセラとアンナがくれたチョコレート
(マーセラとアンナがくれたチョコレート)

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今回のカウチサーフィンはポーランド人カウチサーファー、マーセラとアンナの二人です。
彼女たちは企業研修生として短期間、日本の研究施設で働いていました。
エンジニアなんですね。

派遣期間が終わり、故郷のポーランドに帰ることになったのですが、
その前に日本を旅行しておこうということになったのです。


今日はとてもいい天気。
予報では、降水確率は終日0%!

「いい天気だなあ。こんな日に京都観光できるなんて、君たちはツイてるよ。」
と私が言うと、アンナがにっこりとほほ笑みながら一言、

「マサトも一緒に来る?」

行きます、行きますっ! 行きますともっ!!!


この日私の家には他にもカナダ人のエミリーとフランス人のアーモウがいたので、
みんなで一緒に嵐山の竹林へと出かけて行きました。

平日の朝早くということもあり、ほとんど観光客がいないので気持ちいいです。


その後彼らはそれぞれ別行動することになるのですが、
問題は私です。
どちらのグループについて行くべきか悩むところです。

とはいえ、実は悩むまでもなく、私の中ではもうすでに結論は出ていました。
マーセラとアンナの方です。

彼女たちがきれいな女性だからではないですよ。
マーセラたちは今夜東京に帰ってしまうので、一緒に過ごすのはこれがラストチャンスだからです。
エミリーたちとは明日も会えますしね。


金閣寺を見学した後、またもやアンナがにっこりとほほ笑みながら言います。

「私たちこれから奈良に行くんだけど、マサトも一緒に来る?」

とびっきりの美人に笑顔で誘われて、断れるわけがありません。


アンナの仕草はとても女性らしく、男の心をグッと捕まえます。
絶妙のタイミングで笑顔を効果的に使用し、
視線の動かし方も芸術的!
欧米の女性がみんな強くてパワフルだというわけではないんですね。


奈良へと向かう電車はすいていて、とても快適。
話も弾みます。

しかし、ここでアンナにはポーランドに彼氏がいることが発覚。
しかも毎晩スカイプで話し込むほどのラブラブぶり。

そっかー、そりゃそうだよなー、こんなに美人で優しい娘なんだから。

急激に下がった私のテンションを悟られないようにするために、
居眠りをしたフリをしてごまかさなくてはなりませんでした。


奈良に着いてもアンナの魅力は炸裂します。

鹿や修学旅行生たちがわらわらとアンナの周りに群がってきます。
なんで中学生という生き物はガイジンを見ると「ハロー!」って言うんですかね。


可愛そうなのはマーセラの方です。

金髪が目立つアンナは、「一緒に記念撮影してくれ」と何度も修学旅行生に頼まれています。

でも、マーセラにはなかなかリクエストが来ません。
彼女の髪はブロンドではなく、サングラスをかけているせいで目の色もわからないからでしょう。
全身を黒い服で覆い、スキのないマーセラには近寄りがたい雰囲気があります。

おそらく中学生にはまだ彼女のセクシーさが理解できないのでしょう。


マーセラとアンナ。(そして鹿)
異なるタイプの美人に囲まれて、幸せな一日でした。

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

カウチサーフィン(CouchSurfing)とは?

CouchSurfingKyoto

Author:CouchSurfingKyoto
.カウチサーフィン(CouchSurfing)とは。

日本に観光に来た外国人の宿として無償で自宅を提供し、国際交流を深めるというカウチサーフィン。

また、自分が海外に旅行に行く時には、現地の一般家庭に泊めてもらい、その土地に住む人々の生の暮らしを体験することだってできてしまいます。

ここは、そんなカウチサーフィンの日常をありのままにつづったブログです。

「カウチサーフィンは危険じゃないの?」
そんな危惧も理解できます。
たしかに事件やトラブルも起こっています。

なにかと日本人にはなじみにくいカウチサーフィン。

・登録の仕方がわからない
・詳しい使い方を知りたい
・評判が気になる

そんな人は、ぜひこのブログをチェックしてみてください。
きっと役に立つと思います。

最後に。

「カウチサーフィンを利用すれば、ホテル代が浮く」

私はこの考え方を否定しているわけではありません。
私もそのつもりでカウチサーフィンを始めましたから。

しかし、カウチサーフィンは単なる無料のホテルではありません。
現在、約8割のメンバーはカウチの提供をしていません。サーフのみです。

だって、泊める側にはメリットなんてなさそうですものね。

「自分の部屋で他人と一緒に寝るなんて考えられない」
「お世話したりするのってめんどくさそう」

時々私はこんな質問を受けることがあります。

「なぜホストは見知らぬ人を家に招き入れるのか?」

それはね、もちろん楽しいからですよ。

自己紹介
プロフィール


こんにちは。
京都でカウチサーフィン(CouchSurfing)のホストをしている、マサトという者です。
ときどきふらりと旅にも出ます。
もちろん、カウチサーフィンで!


(海外)
2011年、ユーレイル・グローバルパスが利用可能なヨーロッパ22カ国を全て旅しました。
それに加えて、イギリスと台湾も訪問。
もちろん、これら24カ国全ての国でカウチサーフィン(CouchSurfing)を利用。

2012年、東南アジア8カ国とオーストラリアを周遊。
ミャンマーを除く、8カ国でカウチサーフィンを利用しました。

2013年、香港、中国、マカオをカウチサーフィンを利用して旅行。 風水や太極拳、カンフーを堪能してきました。

2014年、侍の衣装を着て東ヨーロッパ20か国を旅行してきました。


(日本国内)
これまでに京都で329人(53カ国)のカウチサーファーをホストしてきました(2013年6月25日現在)。

もちろん、これからもどんどんカウチサーフィンを通じていろいろな国の人と会うつもりです。



カウチサーファーとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、ルーマニア、スロヴェニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、台湾

シンガポール、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム

香港、中国、マカオ

スロヴァキア、ポーランド、リトアニア、ラトヴィア、エストニア、ベラルーシ、ウクライナ、モルドヴァ、沿ドニエストル共和国、ルーマニア、セルビア、マケドニア、アルバニア、コソヴォ、モンテネグロ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、リヒテンシュタイン


ホストとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


アイルランド、アメリカ、アルゼンチン、イギリス、イスラエル、イタリア、イラン、インド、インドネシア、ウクライナ、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、クロアチア、コロンビア、シンガポール、スイス、スウェーデン、スコットランド、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、チュニジア、チリ、デンマーク、ドイツ、トルコ、日本、ニューカレドニア、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、ブラジル、フランス、ベトナム、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マダガスカル、マレーシア、メキシコ、モルドバ、リトアニア、ルーマニア、ロシア



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