ヘブライ語なんてわかるかっ!
ユダヤ教の礼拝とか・・・

イスラエルと聞いて、どんなことを思い浮かべますか?
私はとっさに「戦争」が頭に浮かびました。
周りをアラブ諸国にとり囲まれて、常に緊張状態の国。
それが私にとってのイスラエルのイメージでした。
しかしダンとノアに会ってみて、
イスラエル人に対する見方が変わりました。
なんといっても、彼らはとてもフレンドリーなのです。
いろんな行事に私を誘ってくれました。
なかでも印象深かったのが、ユダヤ教の礼拝です。
最初に彼らに誘われた時、
「あれ、京都にユダヤ教の教会なんてあったっけ?」
と思ってしまいました。
実はその教会はキリスト教なのですが、
ユダヤ教徒と親交を深めるために彼らを招待したのです。
その教会の中には、数十人のユダヤ教徒の人たちがいました。
ホスト役の人を除けば、
日本人は私だけです。
「うっ。なんだか場違いなところに来てしまったぞ。」
案の定、となりのイスラエル人は私の顔を見てギョッとしていました。
「なんでこんなところに日本人がおるねん」
彼の顔にはそう書いてありました。
ヘブライ語の説教をダンが翻訳してくれます。
さっぱり意味がわかりませんでした。
ユダヤ教の讃美歌も一緒に歌いました。
もちろんデタラメです。
こんな体験はもう二度とできないかもしれないので、
写真を撮りたかったのですが、
とても厳かな雰囲気なので、できそうにもありません。
その他にも、ダンとノアは京都に在住のイスラエル人の友達を何人か紹介してくれました。
イスラエルの女性ってきれいですねえ。
男性はというと、とにかくガタイがでかい!
こりゃ戦争しても負けないわけだ。
あと、ダンとノアはとてもタフなカップルでした。
レンタサイクルで京都の街を隅から隅まで一日中走り回っていましたよ。
イスラエルには徴兵制があると聞いていたのですが、
彼らは免除されているとか。
きっと、お金持ちの御子息なのでしょう。
最後の夜には、ノアがイスラエルの料理を作ってくれました。
名前を聞いたのですが、覚えられません。
彼らは京都の後は、長野、沖縄などを回って、
インドにも行くそうです。
「私たちの国は狭いから、みんな旅行が大好きなのよ。
それに、常に戦争の危機と隣り合わせだから、
楽しめる時に楽しんでおかないとっ!」
ノアの言葉が印象的でした。
後日談。
2011年3月の地震と津波の後、
ダンとノアからメールが届きました。
日本のためにお祈りをしてくれているそうです。
ありがとう。
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