ハリナ、エリザベス(スウェーデン)とCouchSurfing(カウチサーフィン)

ハリナとエリザベス。
阪急の嵐山駅前にて。
スウェーデンからのカウチサーファーは、彼女たちが初めてです。

ハリナはポーランド出身。
孫も何人かいるおばあちゃんです。
彼女のお腹に注目!
ハリナはグルテン・アレルギーなので、小麦粉などを食べることができません。
ところが、お腹が減ってがまんできなかった彼女は、日本の和菓子に手を出してしまいました。
その結果、お腹が腫れあがってしまい、まるで妊婦のような姿になってしまったのです。
自分がグルテン・アレルギーだということを認識していながら、小麦粉を含んだ食品を食べたのですから自業自得です。
「だって、お腹がすいて、どうしても我慢できなかったんだもん。」
それが50歳を越えた大人の言うセリフか。
となりではエリザベスがお腹を抱えて大笑いしています。
「おーほっほっ。
マサト、見て、見て、ハリナのお腹。
ハリナ、あなたその歳でまだ子供を産むつもりなの?
あーはっはっ。」
え?
そんなに笑ってもいいの?
グルテン・アレルギーのことはよくわからないけれど、それほど深刻なものじゃないのかな。

エリザベスはハンガリーの出身。
彼女にも数人のお孫さんがいます。
ファンキーなおばあちゃんですこと。

嵐山の中之島公園にて。
今日はもう夕方なので、遠くまで行くことはできません。
嵐山周辺を散策することにしました。
実は、ハリナとエリザベスは午前中には京都に到着していたのです。
ところが、なかなかインターネットに接続する環境を見つけることができず、
私の住所や電話番号を確認するまでに数時間を要したとか。
カウチサーフィンを利用した旅行にはこういうトラブルがつきまといます。

ハリナの太い腕に捕まってしまった私。
「ほら、マサト。
しっかりカメラを見て、にっこりとほほ笑むのよ。」
うえーん、このおばちゃんこわいよー。おかあさーん。

(渡月橋。)
Come on Masato! Hurry Up Samurai boy!

中之島公園を歩くハリナと私。
私はすっかりハリナに気に入られてしまったようです。
できればもう少し若くてスリムな女の子の方がいいんですけど・・・

たこ焼きを買うハリナ。
あれ?
たこ焼きには大量に小麦粉が含まれているんだけどな。
グルテン・アレルギーは大丈夫なのかい?
「いいのよ。
今日はもうすでに小麦粉入りの食品を食べちゃったから一緒なの。
明日からはグルテン・フリーの食べ物しか食べれないから、
今のうちに食べとかなきゃいけないのよ。」
いったいどういう理屈なんだ?
ますますグルテン・アレルギーのことがわからなくなってきた。

ハリナからありがたくたこ焼きをいただく私。

ハリナと私。渡月橋にて。
私のほっぺたがふくらんでいるのは、たこ焼きのせいです。

エリザベス。渡月橋にて。
とても孫がいるおばあちゃんには見えません。

今日はとても天気が良く、初夏を思わせる陽気。
保津川にはたくさんのボートが浮かんでいました。

嵐山公園へと向かう上り坂。

坂の途中で抱きしめ会うハリナとエリザベス。
なにやってんだか・・・
50歳を過ぎた現在でこれなのですから、
彼女たちが若かりし頃はいったいどれだけ暴れ回っていたことやら。

(嵐山公園の頂上にて。)
今日はもう遅いので、保津川下りの船やトロッコ列車を見ることはできませんでした。
それでもエリザベスは嵐山のことを気に入ってくれた様子。
ハリナは・・・
まだ息をきらしています。
よほど上り坂がこたえたらしい。

嵐山の竹林。
遅い時間だったので、いつもは人の多いこの場所も、ひっそりとしていました。

ちょうど今は筍の季節。
若いタケノコを珍しがってしげしげと見つめるハリナとエリザベス。
なんだか物欲しそうな顔つきです。
まさか、持って帰ろうとしているのか?
言っておくが、俺は筍の料理の仕方なんて知らないからな。

(野々宮神社にて。)
なかなかカメラの方を見てくれない二人。
こっちはカメラ構えてるんだからさあー、早くしてくれよ。
どうやら、
「どうやったらもっと細く見えるように写真に写ることができるか」
を相談中のようです。
どうやっても無理じゃないかなあ。

エリザベスの出した結論はこれ。
何か間違ってる気がする。

もうすでに天龍寺は閉まっています。
それでも外から建物の一部が見えるから行ってみる?
「外からだけでもいいわ。行きましょ。」
天龍寺まで一直線に伸びる参道は人影もまばらで、とても気持ち良く歩けます。
エリザベスは感激してカメラのシャッターをしきりに押しています。
それに対してハリナはなにやら不満そう。
息をきらしながらぶつくさ文句を言っています。
「ハァハァ、閉まっているのがわかっているのに、ハァハァ、どうしてこんなにも、ハァハァ、
歩かなくちゃいけないのよ、ハァハァ。」
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今回のカウチサーフィンはスウェーデンからの二人組。
彼女たちは50歳を過ぎているというのに、とにかくパワフル。
とても陽気で、いつも大きな声でしゃべり、大笑いしています。
おーほっほっ。
あーはっはっ。
何がそんなにおかしいのかわかりませんが、
一緒にいるこっちまで楽しい気分になってきます。
それに加えて、彼女たちはとてもおしゃれさん。
短いスカートをはきこなします。
そんなに自慢の太ーい足を見せびらかしたいのか。
彼女たちが足を組みかえる度、視線がついついそちらに行ってしまいます。
男の悲しい習性ですね。
それに気付いたハリナとエリザベスが私をからかいます。
「ちょっと、マサト。
今 私たちの足 見てたでしょ。」
こっちだって見たくて見てるわけじゃないんだよ。
おばあちゃんのピンクのパンツなんて見えても、うれしくなんてありませんからっ!
テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行