白馬の王子様
キティは韓国へと旅立って行きました。
でも、すぐにまた日本に戻ってくるそうです。
ずいぶんとあわただしいことで。
本日のゲストはシャーリーとアントワン。
彼らはいとこ同士で、フランス人なのですが、シャーリーは現在、オーストラリアに住んでいます。
当初はこの3人で昼食でも食べようか、という話だったのですが、
そこに急きょメキシコ人の女性が加わることになりました。
彼女の名はマリアナ。
待ち合わせの時刻に余裕で遅れてきたのにもかかわらず、
笑顔で手を振りながらゆっくりと私たちに近づいてきます。
彼女はただ歩いているだけで、なぜかエロい。
全身からほとばしるフェロモンで、一瞬にして我々3人を骨抜きにしてしまいました。
この女、ただ者ではない。

まずは京都御所。
ここでさらにイギリス人野郎が一匹、マリアナの色香に吸い寄せられて来ました。
彼は最初、マリアナが一人でいると勘違いしていたようです。
いわゆる「ナンパ」です。
「Hi、彼女! 俺たち前にどこかで会わなかった?」
マリアナは男に声をかけられ慣れているのか、実にうまくこのイギリス野郎をあしらっています。
格の違いが明らかです。
そのうちそのイギリス野郎は、我々がマリアナの連れだということに気付いたようです。
なんだかちょっと気まずそう。
「しまった!」と顔に書いてありました。

左からイギリス人野郎、マリアナ、私。
彼は大学を卒業したばかりで、現在は自分探しの旅の途中。
体中から自信がみなぎっていて、甘いマスクには常に微笑を絶やしません。
日本人の女の子はきっと、こういう男が好きなんでしょうね。

一番左がアントワン。
人相が悪そうですが、実はいい奴です。
彼は日本の文化に興味があるらしく、けっこう話しこみました。
アントワンはパリに住んでいるので、今度はフランスで会いたいな。
左から二人目はシャーリー。
彼はその外見から判断できる通り、とてもおだやかな性格をしています。
私はこういう人とよく気が合います。
彼は世界中を旅しているため、いろいろと経験談を聞かせてもらいました。
特に、情報の少ないトルクメニスタンやウズベキスタンなどの話は大いに参考になりました。
シャーリーの話を聞いてると、シルクロードを旅したくなっちゃったよ。
後日、シャーリーは私をVouchしてくれました。
これで25個目のVouchです。
京都御所のあとは、金閣寺。
ええ。もちろん例のイギリス人野郎も一緒ですよ。